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真夜中…ウィンドミル…雑貨屋にて
俺はピッキングに明け暮れていた。しゃがみこんで気配を消して扉をピッキングする。雑貨屋は入ってしまえば様々な商品が不用心に並べられている。

何でも盗み放題だぜ!ヒャッハー!
と、叫びたい気持ちを押さえて俺はピッキングに没頭していた。衛兵に気付かれる心配もあるので、

ピッキング開始前にセーブして、今に至る。かれこれ40分はピッキングしている。

なかなか上手くいかないが…スキルレベルが足りないのかもしれない。正解の鍵にたどり着かないというよりはレベル不足で弾かれている感じだ。

本当にそう感じる位なんだが…色々な方向にピッキング道具を傾けて正解を探ろうとする。

……………カチャカチャ……………カチャカチャ…ガチャン!キィ…

ウホホ!遂に開いた!ピッキングスキルも上がったみたいだし…良いね良いね!一向に勇者になれる気配がしない。

盗賊まっしぐらだこれ!俺は一旦セーブする。勿論いざという場合に備えて古いセーブデータも残してある。

最悪即死級の何かに巻き込まれてしまっても、古いデータからロードすれば問題は無い。

ピッキングスキルも経験が必要であって筋力が必要な訳では無さそうなので最悪でも引き継がれるであろう。

さあ入店だ!俺は足を店の中に踏み入れる。ピン!

何かが抜ける音。そして足元で爆発が起きた。

俺は絶叫する。足に全力のローキックを喰らった様な痛みが走る。
「ギャアアアア!イテえよォォォォォ!」

中から赤髪の女の子が出てくる。この店の店主か?

「引っ掛かったわね!このウェンディ様の雑貨屋をカチャカチャずっとピッキングしているのを監視していたわ。三十分近くものんびりピッキングしてバレないと思ったかしら?衛兵に突き出してあげる。」

「分かった。降参だ。衛兵に突き出す前に一つ教えてくれないか?この足に激痛が走る罠は何時仕掛けたんだ?」

「フフン!そんなこと気にしてどうするの?貴方が豚箱に叩き込まれるのは変わり無いのにね。」

「どうしても納得が行かなくてな。どうやってこんな高度な罠を仕掛けたんだ?俺は捕まればただでは済まないだろう。最後の頼みだ。教えてくれないか?」

「まあそこまで言うなら良いでしょう。私は三十分前にピッキングでカチャカチャやる音で目覚めたのよ。そして二階から一階にこっそり移動して地雷の魔法を仕掛けたわけ。そうしたら貴方が踏み込んで来て、思い切り引っ掛かった訳よ。」

「なるほど三十分まえだな。分かった。回答有り難う。次の泥棒に活かすよ。ロード!」

俺は古い方のセーブデータをロードした。店の前に到着したばかりの物だ。まだピッキングを開始していない。

俺はピッキング道具を取り出すと速攻で雑貨屋の扉を開けた。ピッキングスキルを引き継いでいる上に正解の場所を覚えていたからだ。

静かにドアを開ける。中には地雷の魔法は当然仕掛けられていない。ウェンディは目覚めていないようだ。俺は雑貨屋の展示棚からロープと布を盗むと…一旦セーブした。そして物音を立てないようにゆっくりと二階に上がっていく。

ウェンディの寝室に辿り着いた。再度セーブ。俺は息を押し殺しウェンディの身体を縄で拘束した。そしてウェンディの目を布で隠す。

ウェンディは覚醒した。
「何よ!これ!何も見えない!誰か居るの?身動きも取れない!」

イッツショータイム!
俺は無言でウェンディの身体を愛撫する。胸や股関を重点的にマッサージする。

「いや!やめて!止めなさい!初めてなのに!こんなの嫌!」

その言葉に更に動きが加速する。ウェンディの身体が出来上がったのを確かめて俺はムフムフを開始した!

ムフムフムフムフムフムフ!スッキリ!

ウェンディは呆けている。
「あ…ああ…私の初めてが…ガックシ。」

気絶してしまったようだ。ちょっと初めての相手に派手にムフムフしすぎてしまったかもしれない。

俺はその後店内を物色すると貴金属や食料品、バックパック等旅で役立ちそうな物を盗むとウェンディの雑貨屋を立ち去った。

ムフムフの後にロードしなかったので今回はしっかりスッキリできました。

それではまた次の窃盗やムフムフで会おう!
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