25 / 59
拘束監禁2
しおりを挟む
何も…音がしない。
お兄さんが部屋から出ていってしばらく経った。僕はぼーっと天蓋を眺めていたが、すっかり暇になってしまった。
寝ようにも拘束具が気になって眠れない。
「おにぃ…さん…」
地下室は防音になっているのか、お兄さんの生活音も漏れて来ない。こんなに静かな空間にいたなんて…お兄さんがいなくなって寂しい。
(やっぱりお兄さんのこと好きだったのかな…)
お兄さんは僕を誘拐したし普通じゃ絶対味わうことの無い快楽をぶつけてきた。でも、僕と話してくれたし、逃げたからとはいえ僕を必死で探してくれた。犯したいだけならそんなことはしないで新しい子を探すはずだ…
「くまちゃん…どう思う…?お兄さんは…あっ」
「ん?くまちゃんと話してたの?じゃあ俺はもうちょっとあっちに…」
「やっ、まってだめ…!行かないで…!!」
せっかくお兄さんが来てくれたんだ。何か喋らないとおかしくなる。
「ね、ねぇお兄さんっ…僕、小学校の時にね、公園で優しいお兄さんに会ったの、!」
「……ん?…ふーん…」
「僕、その…その時落ち込んでて、相談に乗ってくれて嬉しくて…だから…じゃないけど、お兄さんもいっぱい喋って欲しいなって…思っ…て…」
お兄さんはいつもみたいににこにこしていない。感心したような、少し驚いたみたいな顔をしていた。
「悠佳くん、それ俺…覚えててくれたんだ。」
「ふぇっ……?あ…確かに顔…同じ…」
「髪型変えたら誰か分かんなくなる…?猫みたいで可愛いね。」
僕の中で何かが繋がった。だからお兄さんは僕の見た目も性格も把握していたんだ…
昔の自分を恨んだが、あのとき僕がお兄さんに相談なんてしていなくてもこうなっていただろう。
「お兄さんに捕まってよかった…」
「…ん?うん…?」
あのまま逃げ続けていたらお兄さんの事なんて知らずに探し続けていただろう。そしてそのまま……なんて冗談じゃない。
「ねぇお兄さん…」
「なに?」
「ひょっとして僕のことストーカーとか…した?」
「うん。ちょっとだけだけど。さむーってしてる悠佳くん可愛かったよ。ほんとにさぁ、男子中学生とは思えない可愛さだよね…」
やっぱりストーカーされていた…けど、お兄さんの行動がなかったら僕はどうなっていたんだろう。もしかしたらもっと前の段階で死んでいたのかもしれない。
「悠佳くんご飯持ってくるね。すぐ戻ってくるから安心して。」
お兄さんはまた部屋を出ていった。
僕のことを可愛いと思っているのは分かった。でも僕は学校でもちゃんと男子扱いだったのに……結論、お兄さんの感性がおかしいんだと思うことにした。
お兄さんが部屋から出ていってしばらく経った。僕はぼーっと天蓋を眺めていたが、すっかり暇になってしまった。
寝ようにも拘束具が気になって眠れない。
「おにぃ…さん…」
地下室は防音になっているのか、お兄さんの生活音も漏れて来ない。こんなに静かな空間にいたなんて…お兄さんがいなくなって寂しい。
(やっぱりお兄さんのこと好きだったのかな…)
お兄さんは僕を誘拐したし普通じゃ絶対味わうことの無い快楽をぶつけてきた。でも、僕と話してくれたし、逃げたからとはいえ僕を必死で探してくれた。犯したいだけならそんなことはしないで新しい子を探すはずだ…
「くまちゃん…どう思う…?お兄さんは…あっ」
「ん?くまちゃんと話してたの?じゃあ俺はもうちょっとあっちに…」
「やっ、まってだめ…!行かないで…!!」
せっかくお兄さんが来てくれたんだ。何か喋らないとおかしくなる。
「ね、ねぇお兄さんっ…僕、小学校の時にね、公園で優しいお兄さんに会ったの、!」
「……ん?…ふーん…」
「僕、その…その時落ち込んでて、相談に乗ってくれて嬉しくて…だから…じゃないけど、お兄さんもいっぱい喋って欲しいなって…思っ…て…」
お兄さんはいつもみたいににこにこしていない。感心したような、少し驚いたみたいな顔をしていた。
「悠佳くん、それ俺…覚えててくれたんだ。」
「ふぇっ……?あ…確かに顔…同じ…」
「髪型変えたら誰か分かんなくなる…?猫みたいで可愛いね。」
僕の中で何かが繋がった。だからお兄さんは僕の見た目も性格も把握していたんだ…
昔の自分を恨んだが、あのとき僕がお兄さんに相談なんてしていなくてもこうなっていただろう。
「お兄さんに捕まってよかった…」
「…ん?うん…?」
あのまま逃げ続けていたらお兄さんの事なんて知らずに探し続けていただろう。そしてそのまま……なんて冗談じゃない。
「ねぇお兄さん…」
「なに?」
「ひょっとして僕のことストーカーとか…した?」
「うん。ちょっとだけだけど。さむーってしてる悠佳くん可愛かったよ。ほんとにさぁ、男子中学生とは思えない可愛さだよね…」
やっぱりストーカーされていた…けど、お兄さんの行動がなかったら僕はどうなっていたんだろう。もしかしたらもっと前の段階で死んでいたのかもしれない。
「悠佳くんご飯持ってくるね。すぐ戻ってくるから安心して。」
お兄さんはまた部屋を出ていった。
僕のことを可愛いと思っているのは分かった。でも僕は学校でもちゃんと男子扱いだったのに……結論、お兄さんの感性がおかしいんだと思うことにした。
13
あなたにおすすめの小説
月弥総合病院
御月様
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる