奴隷を飼いました。

まぐろ

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いえのなか

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春紫苑くんサイド、今回健全です


「そういえばさー、春紫苑くんこの家の部屋全部知らないよね?今日は適当に歩き回ってメインの部屋だけでも部屋覚えて。」

「はい!頑張って覚えますね!」

ということで、僕は今お家の中を探検(?)している。
ご主人様の家は結構広い。
社長をやってたお父様から貰ったんだそうだ。

まずは玄関側から歩く。

「ここはリビング…ダイニング…和室…キッチン…布団があるとこ…りんご倉庫(?)…寝るとこ…トイレ…」

そして2階に上がる。

「ここは…仕事部屋…椅子がある部屋…」

部屋の位置をメモっておく。
僕の絵が下手かどうかは別として、書いたほうが覚えるとご主人様は言っていた。
僕は地図読めないけど。
しかもなんか同じとことかぐるぐるまわってるけど。

「んと…ここは…んー…倉庫…?隣は…トイレ…ここは…!!」

その部屋を開けた途端嬉しくなった。
ご主人様の部屋だ!
僕が寝るとこは最初はここの床だったっけ。

ベッドの近くの床には丸いカーペットが敷いてあり、大きめのクッションがその上に置いてあってそこで寝るように言われてた。
久しぶりにクッションに寝っ転がる。

「んーっ…柔らかい…」

クッションから転がってもカーペットがふわふわで痛くない。

立ち上がり、ご主人様のベッドを眺める。
少しくらい寝っ転がっても…バレなきゃ大丈夫だろう。
そう思って、そっとベッドに寝っ転がる。
ご主人様の匂いがたくさんして幸せだ!
掛け布団をきゅっと抱きしめ、そのまま寝てしまった。


ご主人様サイド


「おーい。春紫苑くん。起きてー夕方だよー」

「ん…むにゃ…ご主人様ぁ…」

春紫苑が2階に上がったっきり戻ってこないので心配になり見てみると、春紫苑は俺の布団で熟睡していた。
まぁ最近は使ってないベッドだけど…今日は久々にこっち使うか。

「春紫苑くん、晩御飯食べようよー…俺一人で晩御飯なんか寂しいんだけど…」

「ん…?はっ!!ご主人様!?ご、ごめんなさい勝手に…!奴隷がご主人様のベッドに寝るなんて…うぅ…」

「え?春紫苑くん奴隷だっけ?あ、そういえばそうだね。忘れてた。(どちらかといえばペットの感覚だった。)春紫苑くんは家族だよ。(ペットは家族だし)」

「か…家族…!?え…いいんですか…?ご主人様大好きです!!僕嬉しいです!」

尻尾をブンブン振って喜ぶ春紫苑を撫でてやり、2人で晩御飯を食べた。
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