奴隷を飼いました。

まぐろ

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看病される

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「おはよう春紫苑くん。よく眠れた?」

朝になったらしく、ご主人様は僕の頭を撫でる。
殴られた所がズキズキと痛み、呻くとご主人様は氷の入った袋をくれた。

「ごめんね、昨日の服、まだ血が落ちなくて。それとこっちの方が手当てしやすいから、服は別にいらないよね。」

ご主人様はよいしょ、と僕の足を持ち上げると、僕のお尻に指を突っ込んだ。

「ん゛ぅ゛ゔゔゔ!!!」

お尻は腫れていて、中を撫でられると物凄い痛みが走る。おちんちんもそうだ。

「ちょっと我慢しててね。お薬塗らないと。」

「や、やぁ…!ぁぁ…、!!」

塗られたそばからなぜか身体が熱くなり、ふわふわしてくる。絶対傷に塗る薬じゃない。
その後、口の中も見られる。

「うんうん。口の中は切れちゃっただけみたい。強く殴り過ぎちゃったけど、歯、折れてないみたいでよかった。可愛い春紫苑くんの可愛い歯、折れちゃったら嫌だもんね。」

傷と痣まみれでも、ご主人様は僕のことを可愛いと思っている…?

「ぁ、ぁあ…」

「?可愛いって言われて嬉しくなっちゃった?おちんちん、痛そうだけど勃ってる。」

ご主人様は僕のおちんちんに触れる。薬のせいか、痛みは引いてきていた。
氷を乗せられ、無理矢理萎えさせられる。

「春紫苑くん今使ったらどうなるかな。」

「え……?」

「冗談だよ。看病してる間はやらないであげる。それに、今犯したら結局俺は春紫苑くんとヤる事だけ考えてたみたいになっちゃうからね。」

「………」

もういっそのこと使ってほしかった。中に出してもらえたら、一応淫魔なので傷の治りも早くなるからだ。
そういえば学校とかいうのでは、人間の子達は対淫魔の授業があるらしい。ご主人様もそれは学んだのだろうか。というか、なんで淫魔がここまで迫害されてるのか僕には分からない。
外で自由に暮らす淫魔なんて、町中では見た事がない。みんな性奴隷なのだ。それもほとんどが手足が切り落とされている状態の。
ご主人様が前、遊園地に行くとか言って、まだ行けなさそうなのは、僕が淫魔だからだろうか?

「ぼく…こと、…すき…?」

「春紫苑くん、ボロボロになってもまだそれ聞くの?なんのために君のこと殴ったんだよ俺は……大好きに決まってるでしょ?」

そうか、大好き、か。
よくよく考えてみたら、手も足も結局切り落とされたりはしなかった、気がする。

「…俺は春紫苑くんのこと、ほとんど知ってるつもりだよ。性格も、気持ちいいとこも、血の色も、嫌がることも、味も。」

「あ、じ…?」

よく分からないけど、僕はご主人様に食べられたことがあるらしい。
でも隅々まで僕のことを知ろうとしてくれてる…?
なら、ご主人様は本当に僕の事好きだって思ってくれている…?

「ご、しゅじ、さ…疑って…ごめ…なさ、い、」

やっぱり顔が腫れていて上手く喋れない。

「分かってくれたの?…俺もごめんね?所で春紫苑くんはさぁ、こんな俺といて楽しい?」

「ぁえ……?」
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