8 / 67
美少女との出会い編
獰猛な獣がいた
しおりを挟む
プルプルプルプルと体の震えが止まらないヒナタ。
呆然とした表情のお嬢様だったが、唐突にニヤリと何か悪巧みを思いついたように口の端を片方だけ吊り上げ笑った。
「・・・ふ・ふふっ!なんて面白いスライムなの!!おまえは他にどんな事ができるかしら?ふふふっ!色々と試さなきゃねぇ~!」
瞳をキラキラとさせ、スライムの入った檻を掴む。
そして、顔をぐいっとスライムに近づけ話しかけて来た。
「他にはどんな魔法が使えるの?わたくしに洗いざらい教えなさい!」
「お嬢様!そんな危険な生き物に不用意に近づいてはなりませんっ!先程はライトだったかもしれませんが、次も危険が無いとは限りません!」
「・・・それもそうね。スライムさんあなたは、わたくしに危害を加えないわよね?」
お嬢様は目がギラリと光る!
(目が怖ぁぁぁぁぁいぃぃぃ!!逆らっちゃダメなヤツぅぅぅぅぅ!!)
本能が危険を察知。目の前にいるのは獰猛な獣だ!ヒナタは素早く手を挙げた!
「お嬢様!!スライムの自己申告などアテにはなりません!」
「ならば、どうすればいいの?わたくしはこのスライムを実験・・・いえ、飼いたいの。」
(実験って言ったぁぁぁぁぁ!!)
ヒナタにとってまずい空気になっていくのを感じるが、どうにもできない。
そこへメイドが提案してきた。
「そういえば、騎獣を従える事のできる魔道具があったハズです。本来は騎獣に使うものですが、魔獣であるスライムにも使えるのではないですか?」
「あぁ!確かにそのような魔道具があったわね。やってみる価値はあるわね。・・・手に入れられるかしら?」
「お任せください。すぐに準備いたします。」
「わかったわ。じゃあ、お願いね。」
「かしこまりました。」
スッと一礼をして、部屋を出て行く。お嬢様を呼びに行った時とは違い、静かに出て行った。
出て行ったのを見届けると、お嬢様がスライムの方をじっくり観察し始めた。
「何度見ても、不思議な色合いをしているわねぇ。光ってる時なんか綺麗だったわ・・・。」
うっとりとした表情が、とても妖艶な雰囲気を醸し出していた。
(このお嬢様って、一体何歳なんだろう?それにしても、全く現状が理解できないんだけど・・・。何かヒントでも!)
キョロキョロと檻の周りに視線を飛ばす。すると、そう遠く無い位置に一冊の本を発見した。
(本・・・かぁ。もしかして、わたし文字も読めたりして?まさかね。)
スッと手を檻の外へ伸ばしてみる。その動きにお嬢様が警戒し、一歩後ろへと後退した。
「・・・なに?何かしたいの?」
お嬢様の言葉に返事をするように2度手を振り、そのまま本を掴む。
そして、自分の方へと引き寄せた。
「えっ!?まさか・・・?文字が読めるの?」
お嬢様の驚きを横目に本へ視線を落とす。結果・・・。
(はい!読めませんでしたー!まぁね、そうよね。そこまではさすがにね。)
なんとなく期待していただけにガッカリのヒナタだった。
呆然とした表情のお嬢様だったが、唐突にニヤリと何か悪巧みを思いついたように口の端を片方だけ吊り上げ笑った。
「・・・ふ・ふふっ!なんて面白いスライムなの!!おまえは他にどんな事ができるかしら?ふふふっ!色々と試さなきゃねぇ~!」
瞳をキラキラとさせ、スライムの入った檻を掴む。
そして、顔をぐいっとスライムに近づけ話しかけて来た。
「他にはどんな魔法が使えるの?わたくしに洗いざらい教えなさい!」
「お嬢様!そんな危険な生き物に不用意に近づいてはなりませんっ!先程はライトだったかもしれませんが、次も危険が無いとは限りません!」
「・・・それもそうね。スライムさんあなたは、わたくしに危害を加えないわよね?」
お嬢様は目がギラリと光る!
(目が怖ぁぁぁぁぁいぃぃぃ!!逆らっちゃダメなヤツぅぅぅぅぅ!!)
本能が危険を察知。目の前にいるのは獰猛な獣だ!ヒナタは素早く手を挙げた!
「お嬢様!!スライムの自己申告などアテにはなりません!」
「ならば、どうすればいいの?わたくしはこのスライムを実験・・・いえ、飼いたいの。」
(実験って言ったぁぁぁぁぁ!!)
ヒナタにとってまずい空気になっていくのを感じるが、どうにもできない。
そこへメイドが提案してきた。
「そういえば、騎獣を従える事のできる魔道具があったハズです。本来は騎獣に使うものですが、魔獣であるスライムにも使えるのではないですか?」
「あぁ!確かにそのような魔道具があったわね。やってみる価値はあるわね。・・・手に入れられるかしら?」
「お任せください。すぐに準備いたします。」
「わかったわ。じゃあ、お願いね。」
「かしこまりました。」
スッと一礼をして、部屋を出て行く。お嬢様を呼びに行った時とは違い、静かに出て行った。
出て行ったのを見届けると、お嬢様がスライムの方をじっくり観察し始めた。
「何度見ても、不思議な色合いをしているわねぇ。光ってる時なんか綺麗だったわ・・・。」
うっとりとした表情が、とても妖艶な雰囲気を醸し出していた。
(このお嬢様って、一体何歳なんだろう?それにしても、全く現状が理解できないんだけど・・・。何かヒントでも!)
キョロキョロと檻の周りに視線を飛ばす。すると、そう遠く無い位置に一冊の本を発見した。
(本・・・かぁ。もしかして、わたし文字も読めたりして?まさかね。)
スッと手を檻の外へ伸ばしてみる。その動きにお嬢様が警戒し、一歩後ろへと後退した。
「・・・なに?何かしたいの?」
お嬢様の言葉に返事をするように2度手を振り、そのまま本を掴む。
そして、自分の方へと引き寄せた。
「えっ!?まさか・・・?文字が読めるの?」
お嬢様の驚きを横目に本へ視線を落とす。結果・・・。
(はい!読めませんでしたー!まぁね、そうよね。そこまではさすがにね。)
なんとなく期待していただけにガッカリのヒナタだった。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
痩せすぎ貧乳令嬢の侍女になりましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます
ちゃんゆ
恋愛
男爵家の三女に産まれた私。衝撃的な出来事などもなく、頭を打ったわけでもなく、池で溺れて死にかけたわけでもない。ごくごく自然に前世の記憶があった。
そして前世の私は…
ゴットハンドと呼ばれるほどのエステティシャンだった。
とあるお屋敷へ呼ばれて行くと、そこには細い細い風に飛ばされそうなお嬢様がいた。
お嬢様の悩みは…。。。
さぁ、お嬢様。
私のゴッドハンドで世界を変えますよ?
**********************
転生侍女シリーズ第三弾。
『おデブな悪役令嬢の侍女に転生しましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます』
『醜いと蔑まれている令嬢の侍女になりましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます』
の続編です。
続編ですが、これだけでも楽しんでいただけます。
前作も読んでいただけるともっと嬉しいです!
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
婚約破棄された悪役令嬢の心の声が面白かったので求婚してみた
夕景あき
恋愛
人の心の声が聞こえるカイルは、孤独の闇に閉じこもっていた。唯一の救いは、心の声まで真摯で温かい異母兄、第一王子の存在だけだった。
そんなカイルが、外交(婚約者探し)という名目で三国交流会へ向かうと、目の前で隣国の第二王子による公開婚約破棄が発生する。
婚約破棄された令嬢グレースは、表情一つ変えない高潔な令嬢。しかし、カイルがその心の声を聞き取ると、思いも寄らない内容が聞こえてきたのだった。
転生したら悪役令嬢になりかけてました!〜まだ5歳だからやり直せる!〜
具なっしー
恋愛
5歳のベアトリーチェは、苦いピーマンを食べて気絶した拍子に、
前世の記憶を取り戻す。
前世は日本の女子学生。
家でも学校でも「空気を読む」ことばかりで、誰にも本音を言えず、
息苦しい毎日を過ごしていた。
ただ、本を読んでいるときだけは心が自由になれた――。
転生したこの世界は、女性が希少で、男性しか魔法を使えない世界。
女性は「守られるだけの存在」とされ、社会の中で特別に甘やかされている。
だがそのせいで、女性たちはみな我儘で傲慢になり、
横暴さを誇るのが「普通」だった。
けれどベアトリーチェは違う。
前世で身につけた「空気を読む力」と、
本を愛する静かな心を持っていた。
そんな彼女には二人の婚約者がいる。
――父違いの、血を分けた兄たち。
彼らは溺愛どころではなく、
「彼女のためなら国を滅ぼしても構わない」とまで思っている危険な兄たちだった。
ベアトリーチェは戸惑いながらも、
この異世界で「ただ愛されるだけの人生」を歩んでいくことになる。
※表紙はAI画像です
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる