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美少女との出会い編
魔道具
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本を手に取ってはみたが、文字は読めなかったので、元の位置へと戻す。
「何をしているのかしら?結局、文字は読めるの?」
(読めなかったんだってば・・・残念。)
丸い体なので肩など無いがなんとなく、肩を落としたように寂しそうにプルプルプルプルしておいた。
「読めない・・・って、ことね。残念ね。読めたらもっと話は早いのに。」
そんな事をしていると、コンコンコンッと3回ノックが聞こえた。
「はい。」
「お嬢様。リタでございます。」
「入っていいわよ。」
「失礼いたします。」
入ってきたのは先程、退室したメイドだった。
「早かったわね。手に入ったの?」
「もちろんでございます。実は今朝、厩のジョンがいくつか仕入れていたのを見ていましたので、1つ分けてもらったのです。」
「そうだったの。それにしては、すんなり分けてもらえたわね?」
「ふふっ。ジョンはうっかりさんですからね。数を数え間違える事も多々ありますわ。1つくらいは誤差の範囲でございます。」
「リタは悪い子ね~。まぁ、大丈夫でしょ。よくやったわ。」
(ん?どういう事?勝手に盗ってきちゃったって事かな?・・・この家のお嬢様、なんだよね?)
そんな事を考えていると、目の前にお嬢様が立っていた。
「今からこの魔道具を使うから、少しの間大人しくしていなさい。」
(ひゃあぁぁ!これ、使われたらダメなヤツなんじゃ!?に・逃げなきゃ!)
慌てて身を捩って、捕まえようとするお嬢様の手を避ける。が、しかし、そこは狭い檻の中。逃げるスペースも無く、呆気なく捕まってしまった。
「大丈夫。この小さな魔石を食べさせるだけ・・・だから?あら?スライムの口ってどこ?」
「あ、そうですね・・・。スライムは何でも取り込んで溶かしてしまうので、体に埋め込めばよろしいのではないでしょうか?」
「そうね。・・・そうしましょう!」
言うや否や、右手の指で摘んだ小さな魔石をズブズブと体に埋め込まれてしまう。
(あああああぁぁぁぁぁ!入れられてしまった~!しかも本能なのか、しっかり溶かしてる~!わたしのアホー!)
その時だった。
「痛っ!!」
お嬢様が手をサッと引き抜いた。
そして、指先を左手で覆う。
「お嬢様!?どうなさいましたっ!?」
「ちょっとしくじったわ。少し指先を火傷したみたい。」
「リタにお見せください。・・・少し赤くなっておりますね。このくらいなら!」
そう言うとメイドはお嬢様の火傷した手を両手で掴み、ぶつぶつと何か唱えだした。するとほのかに白く光ったのだった。
「・・・ありがとう、リタ。もう痛くないわ。いつも、ありがとう。」
「いえ、このくらい。大した怪我でなくてよかったです。でも、本当にもう少し用心なさってくださいませ。スライムといえど、魔獣ですからね。」
「わたくしが油断していたわ。次はもっと気をつけるわね。」
にっこりと笑い合う2人には入り込めない雰囲気があった。だが、ヒナタの関心はメイドの使った魔法に注がれていた。
(わぁ!あれって治療魔法ってこと?すごーい!わたしも使えるかな・・・って、落ち着け!その前にこの魔道具を何とかしないと従わないといけなくなる!でも、どうしたらいいか分かんな~い!)
ひとりアタフタとしていると、
「さあ、スライムさん?覚悟はよろしくて?」
美少女が漆黒の髪を靡かせ振り返る。そこには紅の瞳が煌めいていた。
「何をしているのかしら?結局、文字は読めるの?」
(読めなかったんだってば・・・残念。)
丸い体なので肩など無いがなんとなく、肩を落としたように寂しそうにプルプルプルプルしておいた。
「読めない・・・って、ことね。残念ね。読めたらもっと話は早いのに。」
そんな事をしていると、コンコンコンッと3回ノックが聞こえた。
「はい。」
「お嬢様。リタでございます。」
「入っていいわよ。」
「失礼いたします。」
入ってきたのは先程、退室したメイドだった。
「早かったわね。手に入ったの?」
「もちろんでございます。実は今朝、厩のジョンがいくつか仕入れていたのを見ていましたので、1つ分けてもらったのです。」
「そうだったの。それにしては、すんなり分けてもらえたわね?」
「ふふっ。ジョンはうっかりさんですからね。数を数え間違える事も多々ありますわ。1つくらいは誤差の範囲でございます。」
「リタは悪い子ね~。まぁ、大丈夫でしょ。よくやったわ。」
(ん?どういう事?勝手に盗ってきちゃったって事かな?・・・この家のお嬢様、なんだよね?)
そんな事を考えていると、目の前にお嬢様が立っていた。
「今からこの魔道具を使うから、少しの間大人しくしていなさい。」
(ひゃあぁぁ!これ、使われたらダメなヤツなんじゃ!?に・逃げなきゃ!)
慌てて身を捩って、捕まえようとするお嬢様の手を避ける。が、しかし、そこは狭い檻の中。逃げるスペースも無く、呆気なく捕まってしまった。
「大丈夫。この小さな魔石を食べさせるだけ・・・だから?あら?スライムの口ってどこ?」
「あ、そうですね・・・。スライムは何でも取り込んで溶かしてしまうので、体に埋め込めばよろしいのではないでしょうか?」
「そうね。・・・そうしましょう!」
言うや否や、右手の指で摘んだ小さな魔石をズブズブと体に埋め込まれてしまう。
(あああああぁぁぁぁぁ!入れられてしまった~!しかも本能なのか、しっかり溶かしてる~!わたしのアホー!)
その時だった。
「痛っ!!」
お嬢様が手をサッと引き抜いた。
そして、指先を左手で覆う。
「お嬢様!?どうなさいましたっ!?」
「ちょっとしくじったわ。少し指先を火傷したみたい。」
「リタにお見せください。・・・少し赤くなっておりますね。このくらいなら!」
そう言うとメイドはお嬢様の火傷した手を両手で掴み、ぶつぶつと何か唱えだした。するとほのかに白く光ったのだった。
「・・・ありがとう、リタ。もう痛くないわ。いつも、ありがとう。」
「いえ、このくらい。大した怪我でなくてよかったです。でも、本当にもう少し用心なさってくださいませ。スライムといえど、魔獣ですからね。」
「わたくしが油断していたわ。次はもっと気をつけるわね。」
にっこりと笑い合う2人には入り込めない雰囲気があった。だが、ヒナタの関心はメイドの使った魔法に注がれていた。
(わぁ!あれって治療魔法ってこと?すごーい!わたしも使えるかな・・・って、落ち着け!その前にこの魔道具を何とかしないと従わないといけなくなる!でも、どうしたらいいか分かんな~い!)
ひとりアタフタとしていると、
「さあ、スライムさん?覚悟はよろしくて?」
美少女が漆黒の髪を靡かせ振り返る。そこには紅の瞳が煌めいていた。
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