スライムなのに悪役令嬢になっちゃった!?・・・荷が重い!!

みやさん

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ノースポール公爵家の事情編

これからの作戦

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未だにペラペラとフローレンスお嬢様がいかにかっこいいかを話しているリタをお嬢様が赤面しながら止める。


「ちょ・・・ちょっとリタ?落ち着いて、その、話し合いをしましょう?あの、その話は、また、今度にしましょう?」

「はっ!!すみません!ちょっと我を失いました。」


なんとか落ち着いたリタを確認したフローレンスは、ほっとした表情をしていた。


「それで、ヒナが前世の記憶?があるとして、何か変わるの?」

「いえ、何も変わりません。ヒナはヒナです。ただ、わたしがとても嬉しかっただけです。」


フローレンスの問いにキッパリと答えたリタにヒナタは内心驚いていた。


(ええー・・・?それでいいの?)


疑問が顔に出ていたのかリタがこっそりと耳打ちした。


「詳しい説明はいいのよ。そもそもお嬢様は物語の話だと思ってるし、今は、それを説明してる場合じゃないわ。やる事があるでしょ?」


リタの言葉にヒナタは顔を頷き、答える。


(まあ、信じろっていって素直に信じる人はそんなに居ないよね。それに確かにやる事がある!グレース奥様を助けないと!)


リタとヒナタはにっこりと笑い合い、フローレンスに向き直る。
その様子を見たフローレンスも微笑んだ。


「なんだか仲良くなったみたいで、羨ましいわ。・・・さて、エライザ様は一旦、置いておいてまずはお母様を救出するわよ!」

「それなんですが、グレース奥様が急に居なくなったら流石にまずいと思うんですよね。なので、いっその事、一度死んでしまうというのはどうでしょう?」

「・・・はぁ?何を言ってるの??」


ヒナタの言葉にフローレンスの目が据わる。


「実際に亡くなるわけではなくてですね・・・。」


ヒナタは自分の考えた作戦をリタとフローレンスに話した。


「・・・なるほど。それはいいかもしれないわね。」

「そうですね、お嬢様。これなら、執拗にグレース奥様を探される事もないでしょう。それに今の時期ならお嬢様にも利点があると思います。」


ヒナタの作戦は2人に受け入れられたようだった。


「では決行時期だけど、お母様の容体もあるし今日の夜にでもやりたいのだけど、どうかしらリタ?」

「かしこまりました。では、すぐにグレース奥様がお休みできるベッドをご用意いたしましす。怪しまれないように侍女用の簡易ベッドではございますが、今夜お休みになれる物ですのでご容赦くださいませ。その後、馬車の用意をしておきます。明日の朝一でお嬢様の荷物を運ぶという名目で、奥様の荷物をお運びします。」

「もちろんベッドは夜だけだから、それだ構わないわ。王都の家はすぐに住める状態なの?」

「それは大丈夫です。近々、あちらに行く予定でしたので整えておくように管理の者に伝えておいたので、いつでも行けます。」

「それは素晴らしいわ!さすがリタね!」


どんどんと段取りが決まっていくのをヒナタはただ見ていたのだが、フローレンスは突然、ヒナタを見つめる。


「ヒナ。貴女がこの作戦の要よ。しっかりお願いね!」

(テイムしてるんだから、命令すればいいのに・・・お願い・・かぁ。こういうところ可愛いなぁ。・・・うん、頑張ろう。)


真剣にをしてくるフローレンスにヒナタは微笑み、力強く頷いた。


「お任せください。頑張りますね!」
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