スライムなのに悪役令嬢になっちゃった!?・・・荷が重い!!

みやさん

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王都での出会い

加護

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ライさんと出会った日の夜。

ヒナタはライさんの事をフローレンスに報告していた。
学園で出会うかもしれないこと、顔を見られているのでもしかしたら、間違われるかも知れない事。ライさんの姿に変化して、ライさんの姿まで報告していた。


「まあ、大丈夫じゃないかしら。そんなに深い話はしていないのでしょう?出会っても挨拶くらいでいいのではないかしら?それに、と言っていたわね。なら学園では、わたくしとは大っぴらには話せないわ。」

「特待生とは、もしかして平民ですか?貴族ではないと言っていたので・・・。」

「ええ、その通りよ。でも特待生だなんてその方はとっても頑張られたのね。一学年に2~3人しか居ないのよ。」

「そうなんですね・・・。すごいなぁ。」

「そうね。まあ、そういうわけだからあまり気にしなくても大丈夫よ。それより、そろそろお母様の体調も良くなってきたし、例の作戦の大詰めをしたいのだけど・・・ヒナ、屋敷の調査はどうなの?」


急にピリッととした空気が張り詰める。こんな時、フローレンスは本当に10歳なのか疑いたくなる程の緊張感だ。


「はい、屋敷に置いてきたミニからですが・・・やはりエライザ様は魔族で間違いありません。そして、ご当主様は・・・魅了にかけられています。屋敷に居るものは大なり小なり魅了の影響を受けていることは間違いないです。」

「やはりそう・・・なのね。でないと説明がつかない状況だったもの。でも、それならなぜお母様やわたくし、リタは魅了の影響を受けていないのかしら?」

「それは、勝手に鑑定していいか分からず憶測ではあるのですが・・・奥様を鑑定させていただいた際に『シルフィーの加護』というものがあり、加護に守られているのではないかと思われます。」

「え?!お母様って加護持ちなの??」

「はあ、鑑定にはそう出てましたね。」


そのままフローレンスは考えんでしまう。その横からおずおずとリタが話しかけてきた。


「ねえ、ヒナ。わたしも鑑定してみてくれない?」

「いいんですか?」

「ええ、加護のある無しで魅了の影響が出るのか確認は必要だと思うの。・・・でも、加護があるかどうかだけを見て欲しいわ。ちょっと恥ずかしいし・・・。」

「分かりました。じゃあ、加護の有無だけ確認しますね。」

「ええ、お願い。」


ヒナタはリタを集中して見て、鑑定を始めた。


***

名前:リタ

年齢:19

種族:人

状態:良好

魔法:水

スキル:絶対記憶

加護:ラケーロの加護

***

(やばっ!全部見ちゃった。・・・加護だけ言っておこう。)
「え~・・・っと、リタさんの加護はラケーロ?の加護があるみたいです。」

「ラケーロ・・・ラケーロ様の加護なの!?わたしって!?運命を司る神様の名前じゃない!」

「そうなんですか?神様の加護だから魅了が効かなかったんですかね?あ、ちなみに奥様の加護はシルフィーの加護ですよ。」

「こら!ヒナ!そんなに簡単に人のステータスを話してはいけないわ。個人的なものですからね。」

すかさずフローレンスに注意されてさそまった。


「は、はい!気をつけます!」

「気をつけてね。でも、そう・・・お母様の加護はシルフィー・・・妖精の加護なのね。」


違いが分からずリタにヒナタは説明を求める視線を送ると、リタは説明してくれた。


「鑑定でそこまでは分からないのかしら?加護にもランクがあってね。ざっくり言えば妖精の加護より神様の加護の方が強力になるの。神様の使いが妖精という教会の教えがあるからね。でも加護を持っている人はそう多くないから、そんなにわたしも詳しくはないのよね。」

「へぇーそうなんですね。じゃあ、加護じゃなくて寵愛は?」

「寵愛?・・・聞いたことないわね。誰のステータスを見たの?」

「あ、いえ、通りすがりの人を偶然見ちゃったんで・・・。」

「あんまりステータスの覗き見は感心しないわよ。プライベートだし、そもそも鑑定を弾く魔道具とかもあるくらいだからね。・・・高いけど。」

「そうなんですね・・・。気をつけます。」
(自分の加護がよく分からないんだけど、大丈夫よね?本当になんなんだろう・・・。)


密かに首を傾げるヒナタだった。



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