スライムなのに悪役令嬢になっちゃった!?・・・荷が重い!!

みやさん

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身代わり生活スタート

学園入学

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ライアン正体のバレてから、すでに6か月が経った。その間、フローレンス達は何もしないわけではなかった。

エライザは、グレースが亡くなったあたりから少しずつヘンリー公爵に再婚を仄めかし始めた。


「公爵様・・・グレース様が亡くなられてお辛いですわね・・・。わたくしも公爵様のお気持ちを想うと心が痛みますわ。わたくしが公爵様の憂いを取り除いて差し上げたい・・・。」

「エライザ・・・ありがとう。貴女の気持ちはとても嬉しい。だが、まだ時期早々だと思うのだ。もう少し、心の整理がつくまで待っていてもらえないだろうか?」

「・・・はい。いつまでもエライザはお待ちしておりますわ。」


などと言って、ヘンリーには返事を引き延ばしつつエライザを油断させる役割をお願いして
だが、今では・・・。


「グレース、今日の体調はどうだい?もしよかったら一緒にお茶でもしないかい?」

「まあ、旦那様よろしいのですか?今日はお天気もよろしいですし、お庭のガゼボでお茶をしましょう!」

「いいね。そうしよう!フローレンスも一緒にどうだい?」

「ええ、ご一緒させていただきますわ。今はお庭の薔薇が見頃ですのよ。」

「それはいいね。」


そう言って3人は、庭へと仲良く歩いていく。

ヘンリーは、王都の邸へと移り住んできていた。今、領地にいるはずのヘンリーは・・・ヒナタの分身であるミニが変化した姿だった。それというのも魅了が解けたすぐあたりは、特に問題は無かったのだが徐々に魅了にかかっていた副作用が出始めたのだ。
それは、自分の家族や恋人など近しい人に対する独占欲や恋慕の気持ちが強くなるというものだった。

あまりにその気持ちを我慢してしまうと頭痛や眩暈など体調不良にまで発展してしまう事になり、ヘンリーはその対象が妻であるグレースと娘のフローレンスだった為、離れて生活する事が困難になってしまったのだ。

使用人の中にも解除したものはいるが、皆一様に同じような症状になってしまったため、とても心苦しいが今は魅了の解除をするのを止めてしまっていた。
解除してしまうと最悪、使用人が誰も居ない状態になってしまいそうなほどだったのだ。流石に使用人全員分のミニを出すのはヒナタの負担が大きく出来なかった。
その為、今はヘンリーだけミニが頑張っている状態だった。

そういう事もあり、今、王都の邸ではヘンリーとグレースがイチャイチャしている光景があちらこちらで見られている。


「お嬢様、嬉しそうでよかったわ・・・。今まではこんな光景を見る事も出来なかったもの。これもヒナのおかげね。本当にありがとう。」

「リタさん、それ何回目ですか。もうありがとうはお腹いっぱいです。」

「何度でも言いたくなるのよ。本当にお嬢様は辛かったを側で見ていたのよ。何もできない自分が歯痒くて・・・。」

「・・・じゃあ、たくさん感謝してください!実際すっごくわたし頑張ってるんで!あははははっ!」

「本当にそうだわ!ありがとう!じゃあ今日のお菓子はヒナが好きなクッキーを出してあげるわね。」

「わ!やったー!ありがとうリタさん!」


サクサクのほんのり甘いクッキーは、ヒナタの大好物だった。そのクッキーを食べれるとヒナタは大喜びだった。


「・・・お嬢様はとっても良い顔をされていますから、頑張った甲斐がありますね!クッキーもたくさん食べれるし?ふふっ。まだまだ、やる事はたくさんありますけどね。リタさんも頼りにしてますよ?」

「ふっ、任せなさい!ヒナも学園に一緒について行くのでしょう?わたしもついて行くから、いろいろ教えてあげるわね!」


当初は、この邸からフローレンスは学園へと通う予定だったが・・・両親のイチャつきっぷりに、いや、なるべく接触が少ない方がグレースの生存が露呈しにくいだろうと学園の寮に入る事になったのだ。
学園には、生徒1人に侍女を1人連れて行く事が許可されている。そのためリタも一緒に行くことが決まっていた。

もう来週には入学式があるので、今は準備でバタバタしていた。


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