世界は冒険に満ちている!(笑)

みやさん

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ダンジョン攻略再開!

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前回、中断していたダンジョンに再びアタックしにきたユータとアッシュ。
もちろん、ロケットドアーを使用して中断ポイントまで戻ってきていた。


オークを倒した場所は、開けていたが先へ進む通路は人が2人横になれる程の幅しかない。
死角からの攻撃に今まで以上に警戒しなければならないだろう。


「よし!気合いを入れ直して行くぞ!」
「アン!アン!」


勇しく歩き出すユータとアッシュだった。


「ライト!」


薄暗い通路を明るく照らす。慎重に進んでいくと、T字路に出た。


「どうするかなぁ?さっきはアッシュに頼んだから、今度は僕が決めようかな!・・・・・とりあえず左にしよっか。」


来た通路に目印にチョークで壁に→を描き、来た方向を残す。
道の選択にはあまり慎重ではないユータだったが、アッシュも特に異論は無いようで反対はしなかった。

そのまま20分程、歩いていると行き止まりになっていた。


「ありゃ?行き止まりだ・・・。鑑定かけても特に何もないみたいだから、引き返すしかないね。」


特に収穫もないようなので、引き返していく。すると・・・三叉路に行き当たった。


「・・・あれ?さっきココはT字路じゃなかったっけ?」
「・・・クゥン?」


ユータもアッシュも???が頭の上に浮かぶ。


「見落としてたのかな?とりあえず、矢印があるからそっちから来たんだよね?じゃあ、あっちに行こうか。」
「・・・アン。」


右の通路に矢印を発見したので、とりあえずまっすぐ進む。
その際、行き止まりの通路の壁には×印を描き、進む通路の壁に→を描いた。

先程のようなの見落としが無いように慎重に進む。

しかし15分程歩くと、再び行き止まりに行き当たってしまった。


「ありゃ?また行き止まりだ。・・・鑑定。うん、やっぱり何もないみたい。引き返そっか、アッシュ。」
「・・・クゥン。」


2回も行き止まりになってしまい、ちょっと当てが外れたように肩を落とすユータとアッシュだったが、なんとか15分かけて戻ってきた・・・はずだった。

三叉路と思っていた場所が、なんと


・・・・・五叉路になっていた。


「いやいやいやいや!これ絶対おかしいでしょ!?こんなに道は無かったもん!なんで??どういうこと?!」
「ク・・・クゥン?」


軽くパニックになったユータとアッシュだったが、ふと、壁に描き込んだ矢印が目にとまる。


「ぼくが描いた矢印は残ってる・・・ということは、この道はぼくたちが通った道で間違いないんだよな?じゃあ、道が勝手に増えてるってこと?でもそんな事があれば大きな音が聞こえてもおかしくないはず。だよね、アッシュ。」
「アン!」


すると、アッシュが五叉路の中心部分に駆けて行った。そして、その上を見上げた。


「なにかあったの?・・・ん?これは・・・?!」


アッシュの見つめる先には天井の岩肌しか見えなかったが、ユータは違和感を覚えた。


「まさか、・・・鑑定。なんだと!?これは、幻影の魔法道具じゃないか!するとこの増えた道は幻ってこと?」


しかし、触ってみても本物か偽物か判断がつかなかった。かなり高度な魔法道具のようだった。


「これじゃあ、いつまで経っても先へ進めないじゃないか。・・・どうしようか。」


困り果てていたユータ達だったが、何も手段が思いつかない為、とりあえず出直す事にした。

幸い、まだロケットドアーのある場所からそう離れてはいないので、入ったばかりだが、また対策を立てて再アタックする方が効率がいいだろう。

仕方なく最初の矢印を描いた通路に向かうユータとアッシュだった。

だが、その通路に入った瞬間。前方からかなりの殺気が飛んできた。
咄嗟に臨戦態勢に入る!

剣を構え、腰を落とす。そして、息を整える。緊迫した空気が辺りを包み込む。

ヒュー、ヒューとユータの呼吸の音が響く。

すると、ヒタ……ヒタ……足音が近づいてきた。


ライトの明かりが届かない暗闇の部分から足が見えた。白い肌の細い素足が見える。人型のようだ。だが、そこから上は黒く長い毛に覆われているため、どのような形か分からない。

おそらく、人でいう太もものあたりまで確認できたと思った次の瞬間、フッと姿が掻き消えた。


「なにっ・・・!どこに行った?!」


キョロキョロ辺りを目で確認するが、姿が見えない。警戒を解かずに、どこに行ったか探すが見つからない。

キョロキョロするユータの右頬にサラッとした何かが触れた。

ハッ!

右方向を反射的に見ると、上から黒い毛が垂れ下がってきていた。

慌てて上を見るユータ!


「ぎゃあああああぁぁぁぁぁぁ!!!」













「うぎゃぁぁぁぁぁぁん!!」
「ちょ・・・ちょっとユー君!?ママよ!」
「お・・・おばけぇぇぇぇぇ!!!」

ママがユータの頭の上から覗き込んだ途端に大泣きするユータ。

「もう寝る時間よって言いに来ただけなのに・・・。そんなに泣かれるとショックだわぁ・・・(涙)。」
「ひっ・・・ひっく。マ、ママなの?」
「そう!そうよ!ママよ!どうしたの?そんなにびっくりしたの?」
「だって、だって・・・ママのお顔じゃないみたいだもん・・・。」
「えっ・・・あ、そうだった。パックしたままだったわ!」


しかもリアル猫の顔が印刷されているパックだった・・・。


「ご・・・ごめんね~!びっくりしたわね~!」
「ふ・・・ふえええぇぇぇぇぇん!」
「あわわわわ・・・びっくりさせてごめんね~!!」


安心したユータはさらに大泣きするのだった。
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