19 / 50
ダンジョン攻略再開!
しおりを挟む
前回、中断していたダンジョンに再びアタックしにきたユータとアッシュ。
もちろん、ロケットドアーを使用して中断ポイントまで戻ってきていた。
オークを倒した場所は、開けていたが先へ進む通路は人が2人横になれる程の幅しかない。
死角からの攻撃に今まで以上に警戒しなければならないだろう。
「よし!気合いを入れ直して行くぞ!」
「アン!アン!」
勇しく歩き出すユータとアッシュだった。
「ライト!」
薄暗い通路を明るく照らす。慎重に進んでいくと、T字路に出た。
「どうするかなぁ?さっきはアッシュに頼んだから、今度は僕が決めようかな!・・・・・とりあえず左にしよっか。」
来た通路に目印にチョークで壁に→を描き、来た方向を残す。
道の選択にはあまり慎重ではないユータだったが、アッシュも特に異論は無いようで反対はしなかった。
そのまま20分程、歩いていると行き止まりになっていた。
「ありゃ?行き止まりだ・・・。鑑定かけても特に何もないみたいだから、引き返すしかないね。」
特に収穫もないようなので、引き返していく。すると・・・三叉路に行き当たった。
「・・・あれ?さっきココはT字路じゃなかったっけ?」
「・・・クゥン?」
ユータもアッシュも???が頭の上に浮かぶ。
「見落としてたのかな?とりあえず、矢印があるからそっちから来たんだよね?じゃあ、あっちに行こうか。」
「・・・アン。」
右の通路に矢印を発見したので、とりあえずまっすぐ進む。
その際、行き止まりの通路の壁には×印を描き、進む通路の壁に→を描いた。
先程のようなの見落としが無いように慎重に進む。
しかし15分程歩くと、再び行き止まりに行き当たってしまった。
「ありゃ?また行き止まりだ。・・・鑑定。うん、やっぱり何もないみたい。引き返そっか、アッシュ。」
「・・・クゥン。」
2回も行き止まりになってしまい、ちょっと当てが外れたように肩を落とすユータとアッシュだったが、なんとか15分かけて戻ってきた・・・はずだった。
三叉路と思っていた場所が、なんと
・・・・・五叉路になっていた。
「いやいやいやいや!これ絶対おかしいでしょ!?こんなに道は無かったもん!なんで??どういうこと?!」
「ク・・・クゥン?」
軽くパニックになったユータとアッシュだったが、ふと、壁に描き込んだ矢印が目にとまる。
「ぼくが描いた矢印は残ってる・・・ということは、この道はぼくたちが通った道で間違いないんだよな?じゃあ、道が勝手に増えてるってこと?でもそんな事があれば大きな音が聞こえてもおかしくないはず。だよね、アッシュ。」
「アン!」
すると、アッシュが五叉路の中心部分に駆けて行った。そして、その上を見上げた。
「なにかあったの?・・・ん?これは・・・?!」
アッシュの見つめる先には天井の岩肌しか見えなかったが、ユータは違和感を覚えた。
「まさか、・・・鑑定。なんだと!?これは、幻影の魔法道具じゃないか!するとこの増えた道は幻ってこと?」
しかし、触ってみても本物か偽物か判断がつかなかった。かなり高度な魔法道具のようだった。
「これじゃあ、いつまで経っても先へ進めないじゃないか。・・・どうしようか。」
困り果てていたユータ達だったが、何も手段が思いつかない為、とりあえず出直す事にした。
幸い、まだロケットドアーのある場所からそう離れてはいないので、入ったばかりだが、また対策を立てて再アタックする方が効率がいいだろう。
仕方なく最初の矢印を描いた通路に向かうユータとアッシュだった。
だが、その通路に入った瞬間。前方からかなりの殺気が飛んできた。
咄嗟に臨戦態勢に入る!
剣を構え、腰を落とす。そして、息を整える。緊迫した空気が辺りを包み込む。
ヒュー、ヒューとユータの呼吸の音が響く。
すると、ヒタ……ヒタ……足音が近づいてきた。
ライトの明かりが届かない暗闇の部分から足が見えた。白い肌の細い素足が見える。人型のようだ。だが、そこから上は黒く長い毛に覆われているため、どのような形か分からない。
おそらく、人でいう太もものあたりまで確認できたと思った次の瞬間、フッと姿が掻き消えた。
「なにっ・・・!どこに行った?!」
キョロキョロ辺りを目で確認するが、姿が見えない。警戒を解かずに、どこに行ったか探すが見つからない。
キョロキョロするユータの右頬にサラッとした何かが触れた。
ハッ!
右方向を反射的に見ると、上から黒い毛が垂れ下がってきていた。
慌てて上を見るユータ!
「ぎゃあああああぁぁぁぁぁぁ!!!」
「うぎゃぁぁぁぁぁぁん!!」
「ちょ・・・ちょっとユー君!?ママよ!」
「お・・・おばけぇぇぇぇぇ!!!」
ママがユータの頭の上から覗き込んだ途端に大泣きするユータ。
「もう寝る時間よって言いに来ただけなのに・・・。そんなに泣かれるとショックだわぁ・・・(涙)。」
「ひっ・・・ひっく。マ、ママなの?」
「そう!そうよ!ママよ!どうしたの?そんなにびっくりしたの?」
「だって、だって・・・ママのお顔じゃないみたいだもん・・・。」
「えっ・・・あ、そうだった。パックしたままだったわ!」
しかもリアル猫の顔が印刷されているパックだった・・・。
「ご・・・ごめんね~!びっくりしたわね~!」
「ふ・・・ふえええぇぇぇぇぇん!」
「あわわわわ・・・びっくりさせてごめんね~!!」
安心したユータはさらに大泣きするのだった。
もちろん、ロケットドアーを使用して中断ポイントまで戻ってきていた。
オークを倒した場所は、開けていたが先へ進む通路は人が2人横になれる程の幅しかない。
死角からの攻撃に今まで以上に警戒しなければならないだろう。
「よし!気合いを入れ直して行くぞ!」
「アン!アン!」
勇しく歩き出すユータとアッシュだった。
「ライト!」
薄暗い通路を明るく照らす。慎重に進んでいくと、T字路に出た。
「どうするかなぁ?さっきはアッシュに頼んだから、今度は僕が決めようかな!・・・・・とりあえず左にしよっか。」
来た通路に目印にチョークで壁に→を描き、来た方向を残す。
道の選択にはあまり慎重ではないユータだったが、アッシュも特に異論は無いようで反対はしなかった。
そのまま20分程、歩いていると行き止まりになっていた。
「ありゃ?行き止まりだ・・・。鑑定かけても特に何もないみたいだから、引き返すしかないね。」
特に収穫もないようなので、引き返していく。すると・・・三叉路に行き当たった。
「・・・あれ?さっきココはT字路じゃなかったっけ?」
「・・・クゥン?」
ユータもアッシュも???が頭の上に浮かぶ。
「見落としてたのかな?とりあえず、矢印があるからそっちから来たんだよね?じゃあ、あっちに行こうか。」
「・・・アン。」
右の通路に矢印を発見したので、とりあえずまっすぐ進む。
その際、行き止まりの通路の壁には×印を描き、進む通路の壁に→を描いた。
先程のようなの見落としが無いように慎重に進む。
しかし15分程歩くと、再び行き止まりに行き当たってしまった。
「ありゃ?また行き止まりだ。・・・鑑定。うん、やっぱり何もないみたい。引き返そっか、アッシュ。」
「・・・クゥン。」
2回も行き止まりになってしまい、ちょっと当てが外れたように肩を落とすユータとアッシュだったが、なんとか15分かけて戻ってきた・・・はずだった。
三叉路と思っていた場所が、なんと
・・・・・五叉路になっていた。
「いやいやいやいや!これ絶対おかしいでしょ!?こんなに道は無かったもん!なんで??どういうこと?!」
「ク・・・クゥン?」
軽くパニックになったユータとアッシュだったが、ふと、壁に描き込んだ矢印が目にとまる。
「ぼくが描いた矢印は残ってる・・・ということは、この道はぼくたちが通った道で間違いないんだよな?じゃあ、道が勝手に増えてるってこと?でもそんな事があれば大きな音が聞こえてもおかしくないはず。だよね、アッシュ。」
「アン!」
すると、アッシュが五叉路の中心部分に駆けて行った。そして、その上を見上げた。
「なにかあったの?・・・ん?これは・・・?!」
アッシュの見つめる先には天井の岩肌しか見えなかったが、ユータは違和感を覚えた。
「まさか、・・・鑑定。なんだと!?これは、幻影の魔法道具じゃないか!するとこの増えた道は幻ってこと?」
しかし、触ってみても本物か偽物か判断がつかなかった。かなり高度な魔法道具のようだった。
「これじゃあ、いつまで経っても先へ進めないじゃないか。・・・どうしようか。」
困り果てていたユータ達だったが、何も手段が思いつかない為、とりあえず出直す事にした。
幸い、まだロケットドアーのある場所からそう離れてはいないので、入ったばかりだが、また対策を立てて再アタックする方が効率がいいだろう。
仕方なく最初の矢印を描いた通路に向かうユータとアッシュだった。
だが、その通路に入った瞬間。前方からかなりの殺気が飛んできた。
咄嗟に臨戦態勢に入る!
剣を構え、腰を落とす。そして、息を整える。緊迫した空気が辺りを包み込む。
ヒュー、ヒューとユータの呼吸の音が響く。
すると、ヒタ……ヒタ……足音が近づいてきた。
ライトの明かりが届かない暗闇の部分から足が見えた。白い肌の細い素足が見える。人型のようだ。だが、そこから上は黒く長い毛に覆われているため、どのような形か分からない。
おそらく、人でいう太もものあたりまで確認できたと思った次の瞬間、フッと姿が掻き消えた。
「なにっ・・・!どこに行った?!」
キョロキョロ辺りを目で確認するが、姿が見えない。警戒を解かずに、どこに行ったか探すが見つからない。
キョロキョロするユータの右頬にサラッとした何かが触れた。
ハッ!
右方向を反射的に見ると、上から黒い毛が垂れ下がってきていた。
慌てて上を見るユータ!
「ぎゃあああああぁぁぁぁぁぁ!!!」
「うぎゃぁぁぁぁぁぁん!!」
「ちょ・・・ちょっとユー君!?ママよ!」
「お・・・おばけぇぇぇぇぇ!!!」
ママがユータの頭の上から覗き込んだ途端に大泣きするユータ。
「もう寝る時間よって言いに来ただけなのに・・・。そんなに泣かれるとショックだわぁ・・・(涙)。」
「ひっ・・・ひっく。マ、ママなの?」
「そう!そうよ!ママよ!どうしたの?そんなにびっくりしたの?」
「だって、だって・・・ママのお顔じゃないみたいだもん・・・。」
「えっ・・・あ、そうだった。パックしたままだったわ!」
しかもリアル猫の顔が印刷されているパックだった・・・。
「ご・・・ごめんね~!びっくりしたわね~!」
「ふ・・・ふえええぇぇぇぇぇん!」
「あわわわわ・・・びっくりさせてごめんね~!!」
安心したユータはさらに大泣きするのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ダンジョンをある日見つけた結果→世界最強になってしまった
仮実谷 望
ファンタジー
いつも遊び場にしていた山である日ダンジョンを見つけた。とりあえず入ってみるがそこは未知の場所で……モンスターや宝箱などお宝やワクワクが溢れている場所だった。
そんなところで過ごしているといつの間にかステータスが伸びて伸びていつの間にか世界最強になっていた!?
イケメンエリートは愛妻の下僕になりたがる(イケメンエリートシリーズ第四弾)
便葉
恋愛
国内有数の豪華複合オフィスビルの27階にある
IT関連会社“EARTHonCIRCLE”略して“EOC”
謎多き噂の飛び交う外資系一流企業
日本内外のイケメンエリートが
集まる男のみの会社
そのイケメンエリート軍団のキャップ的存在
唯一の既婚者、中山トオルの意外なお話
中山加恋(20歳)
二十歳でトオルの妻になる
何不自由ない新婚生活だが若さゆえ好奇心旺盛
中山トオル(32歳)
17歳の加恋に一目ぼれ
加恋の二十歳の誕生日に強引に結婚する
加恋を愛し過ぎるあまりたまに壊れる
会社では群を抜くほどの超エリートが、
愛してやまない加恋ちゃんに
振り回されたり落ち込まされたり…
そんなイケメンエリートの
ちょっと切なくて笑えるお話
女の子がほとんど産まれない国に転生しました。
さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。
100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳
そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。
当面は2日に1話更新予定!
#密売じゃありません!ミツバイギフトで最高に美味しい果物作ったら、領主令息が夫になった件について
国府知里
ファンタジー
「がんばっても報われなかったあなたに」“スローライフ成り上がりファンタジー”
人生に疲れ果てた北村めぐみは、目覚めると異世界の農村で少女グレイスとして転生していた。この世界では6歳で神から“ギフト”を授かるという。グレイスが得た謎の力「ミツバイ」は、果物を蜜のように甘くするという奇跡の力だった!村を、領地を、やがて王国までも変えていく果樹栽培の物語がいま始まる――。美味しさが未来を育てる、異世界農業×スローライフ・ファンタジー!
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
一国一城の主を目指す!〜渇望の日々を超えて。
リョウ
ファンタジー
何者かになりたかった。
だが現世でその願いは叶わず、男は敗北感と悲嘆を胸に沈んでいた。
そんな彼の前に現れたのは、一柱の女神。
導かれるまま異世界へ転移した男は、新たにレイと名乗り、剣も魔法も身分もない底辺から成り上がることを決意する。
冒険者として生きる術を学び、魔法を覚え、剣を磨き、人と裏社会を見極めながら、レイは少しずつ力を蓄えていく。
目指すのは、ただ生き延びることではない。
一国一城の主となり、この世界で“何者か”になること。
渇望を燃料に、知恵と執念で上へ上へと這い上がる、ファンタジー成り上がり譚。
ストーカーから逃げ切ったのも束の間、転移後はヤンデレ騎士団に殺されかけている現実!
由汰のらん
ファンタジー
ストーカーから逃げていたある日、ハルは異世界に召喚されてしまう。
しかし神官によれば、どうやらハルは間違って召喚された模様。さらに王子に盾ついてしまったことがきっかけで、ハルは国外追放されてしまう。
さらに連行されている道中、魔族に襲われ、ハルの荷馬車は置き去りに。
そのさなか、黒い閃光を放つ騎士が、ハルに取引を持ちかけてきた。
「貴様の血を差し出せ。さすれば助けてやろう。」
やたら態度のでかい騎士は、なんとダンピールだった!
しかしハルの血が特殊だと知った騎士はハルを連れ帰って?
いっそ美味しい血と癒しを与えるダンピール騎士団のセラピストを目指します!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる