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人食いシャークの行方は・・・
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「よし、女神さまも救出できた事だし、これでこのサメを倒せるな!」
『そうですね。海賊リーダー!』
「でもこの大きさだ。どうやって倒すか・・・いっその事、このまま焼いちゃう??」
『なるほど。それもいいですね。皆の食料にいいかもです。』
そんな会話をユータ達は、人食いシャークの横で繰り広げていると、ユータの頭の上に水が降ってきた。
「うん?雨が降り始めた?」
「クゥン・・・」
空を見上げるユータの視界に人食いシャークの顔が見えた。その瞳から大粒の涙が溢れてきていたのだった。
「えっ!?サメが泣いてる??」
『・・・ほんとだ。サメって泣くんですね・・・。なんか、その・・・こんな会話をしてすいませんって感じですね。』
「・・・・・だね。」
なんとなく、トドメをしにくい空気になってしまったのだった。
そんなユータの下へアッシュが駆け寄ってきた。
「アン!アン!」
「どうしたの?アッシュ?」
「アウン、アウアウ・・・ガウッ」
「ん?サメさんが助けて!って言ってるって?」
「アウッ!アウアウ!」
「ふむふむ、人は食べないよって?じゃあ、何を食べるの?」
「アン!アゥンッ!」
「・・・・・・・・・・えっ?本当に?」
『なんで海賊リーダー、アッシュさんの言葉が理解できてるんだろう・・・?』
『・・・さあ?』
ユータは人食いシャークの前に立っていた。そして、徐に魔力を纏っていく。意識を集中させ、魔法を放った!
「サンダーボーーール!!」
ユータの手のひらからバリバリと音を立て、稲妻が迸る。丸い形を作りながらバチバチと音を鳴り響かせ、人食いシャークの口元へと光が走った!
人食いシャークと衝突し、轟音が鳴り響くと思いきや・・・人食いシャークにサンダーボールが吸い込まれていったのだった。
それを見ていた船員達は、驚きの表情が隠せない。口をあんぐり開けたまま、固まった。
『な・なにぃ~~~!?どういうことだ?何が起きた???』
プチパニックが起きているのを横目にユータは第二弾のサンダーボールを人食いシャークに投げつけた!
先程と同じように、人食いシャークの口元にサンダーボールが吸い込まれていく。
人食いシャークは心なしが恍惚とした表情で、口をモゴモゴ動かしていたのだった。
『あの・・・海賊リーダー?どういう事か説明をしてもらってもいいですか?』
「えっ?さっきアッシュが言ってたでしょ?」
『いやいやいやいや!アッシュさんの言葉が理解できるのは海賊リーダーだけですからね!』
「そうなの?」
小首を傾げて、キョトンとするユータだった。
「実はアッシュが言うには、このサメさんお腹が空いてこの辺りで食べ物を探していたみたい。その食べ物が『電気』らしいんだよね。だから、サンダーボールを食べさせてあげたの!」
『そんな事あるんですか?』
「あるみたいだよー。」
『それじゃあ、このサメは人食いシャークじゃない??もしかして、ただのサメ・・・?』
『いや、電気を食べてる時点で「ただ」のサメじゃないんじゃ?』
『船に体当たりしたのは、何だったんだ?』
『エサの電気があると思って、空腹のあまり勢い余ったみたいな感じなんじゃ?』
『それで船に傷を入れられたらたまんないよなぁ。今回は大丈夫だったけど、沈没でもさせられたらたまったもんじゃないよな。』
『まあでも、不思議な生き物ですねー。』
『えっ、でも、このサメどうするんですか?エサ?をあげちゃってますよ?』
『確かに!・・・海賊リーダー!このサメはどうするんですか?』
「そう・・・だよね。やっぱりこのサメさんの名前は『サメドン』がいいと思う!!!」
『・・・・・え?!はぁ?!!いま、名前とかどうでもよくないですか??』
「さあ、早く!サメドンを治療するんだ!!」
『『『えええええええええええっっ!!??』』』
こうして、ユータの新しい仲間?が増えたのだった。
「サメドン!さあ、サンダーボールだぞっ!しっかり食べて元気になるんだよ!」
ボールプール用の黄色いボールをどんどんサメのぬいぐるみの口に入れていくユータ。とても楽しそうだ。
「・・・・・そのぬいぐるみ好きなのねぇ。・・・サメドン・・・サメドンかぁ。もっと他にないのかしら?」
「クゥン・・・」
『そうですね。海賊リーダー!』
「でもこの大きさだ。どうやって倒すか・・・いっその事、このまま焼いちゃう??」
『なるほど。それもいいですね。皆の食料にいいかもです。』
そんな会話をユータ達は、人食いシャークの横で繰り広げていると、ユータの頭の上に水が降ってきた。
「うん?雨が降り始めた?」
「クゥン・・・」
空を見上げるユータの視界に人食いシャークの顔が見えた。その瞳から大粒の涙が溢れてきていたのだった。
「えっ!?サメが泣いてる??」
『・・・ほんとだ。サメって泣くんですね・・・。なんか、その・・・こんな会話をしてすいませんって感じですね。』
「・・・・・だね。」
なんとなく、トドメをしにくい空気になってしまったのだった。
そんなユータの下へアッシュが駆け寄ってきた。
「アン!アン!」
「どうしたの?アッシュ?」
「アウン、アウアウ・・・ガウッ」
「ん?サメさんが助けて!って言ってるって?」
「アウッ!アウアウ!」
「ふむふむ、人は食べないよって?じゃあ、何を食べるの?」
「アン!アゥンッ!」
「・・・・・・・・・・えっ?本当に?」
『なんで海賊リーダー、アッシュさんの言葉が理解できてるんだろう・・・?』
『・・・さあ?』
ユータは人食いシャークの前に立っていた。そして、徐に魔力を纏っていく。意識を集中させ、魔法を放った!
「サンダーボーーール!!」
ユータの手のひらからバリバリと音を立て、稲妻が迸る。丸い形を作りながらバチバチと音を鳴り響かせ、人食いシャークの口元へと光が走った!
人食いシャークと衝突し、轟音が鳴り響くと思いきや・・・人食いシャークにサンダーボールが吸い込まれていったのだった。
それを見ていた船員達は、驚きの表情が隠せない。口をあんぐり開けたまま、固まった。
『な・なにぃ~~~!?どういうことだ?何が起きた???』
プチパニックが起きているのを横目にユータは第二弾のサンダーボールを人食いシャークに投げつけた!
先程と同じように、人食いシャークの口元にサンダーボールが吸い込まれていく。
人食いシャークは心なしが恍惚とした表情で、口をモゴモゴ動かしていたのだった。
『あの・・・海賊リーダー?どういう事か説明をしてもらってもいいですか?』
「えっ?さっきアッシュが言ってたでしょ?」
『いやいやいやいや!アッシュさんの言葉が理解できるのは海賊リーダーだけですからね!』
「そうなの?」
小首を傾げて、キョトンとするユータだった。
「実はアッシュが言うには、このサメさんお腹が空いてこの辺りで食べ物を探していたみたい。その食べ物が『電気』らしいんだよね。だから、サンダーボールを食べさせてあげたの!」
『そんな事あるんですか?』
「あるみたいだよー。」
『それじゃあ、このサメは人食いシャークじゃない??もしかして、ただのサメ・・・?』
『いや、電気を食べてる時点で「ただ」のサメじゃないんじゃ?』
『船に体当たりしたのは、何だったんだ?』
『エサの電気があると思って、空腹のあまり勢い余ったみたいな感じなんじゃ?』
『それで船に傷を入れられたらたまんないよなぁ。今回は大丈夫だったけど、沈没でもさせられたらたまったもんじゃないよな。』
『まあでも、不思議な生き物ですねー。』
『えっ、でも、このサメどうするんですか?エサ?をあげちゃってますよ?』
『確かに!・・・海賊リーダー!このサメはどうするんですか?』
「そう・・・だよね。やっぱりこのサメさんの名前は『サメドン』がいいと思う!!!」
『・・・・・え?!はぁ?!!いま、名前とかどうでもよくないですか??』
「さあ、早く!サメドンを治療するんだ!!」
『『『えええええええええええっっ!!??』』』
こうして、ユータの新しい仲間?が増えたのだった。
「サメドン!さあ、サンダーボールだぞっ!しっかり食べて元気になるんだよ!」
ボールプール用の黄色いボールをどんどんサメのぬいぐるみの口に入れていくユータ。とても楽しそうだ。
「・・・・・そのぬいぐるみ好きなのねぇ。・・・サメドン・・・サメドンかぁ。もっと他にないのかしら?」
「クゥン・・・」
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