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バトル
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木々のざわめきが耳に心地よい。
そんな森の中をサクッサクッと足音も軽やかに進む。
今日はとても気持ちがいい日だった。
ユータはアッシュを連れて湖へと水浴びをしにきていた。
「アッシュ!それ!」
「アウン!アン!」
アッシュに水をかけたり、潜ったりとひとしきり水浴びをして遊んだユータ達だったが、ユータはひと休みをする為に岸へ上がってきた。アッシュは遊び足りないとばかりに、1匹で遠くまで泳ぎに行ってしまった。
爽やかな風がユータの頬をなでる。ゆったりとした時間が過ぎていった。
そこへガサガサと、茂みが揺れた。風ではない人為的なものだった。
ユータは、さっと身構える。
「ち、剣をあっちに置いてきてしまった。」
しかし、音はどんどん近づいてくる。
もう剣を取りに行く暇はなかった。
シュバッと草むらから何か飛び出してきた。
それは、なんと・・・
茶色い毛並みの子犬だった!
「なんだ、魔物じゃなかったのか。」
その子犬は、ユータのところまでポテポテと歩いてきた。
くりくりの黒い瞳が愛らしい。そんな子犬にユータの表情は崩れる。
「え~、なにこの子、すっごく可愛いねぇーー!」
可愛いらしい相貌の子犬にユータは警戒心も忘れ、引き寄せられるように近づいて行ってしまう。
あと、少しで子犬を撫でられそう!という距離まで近づいた時だった。
突然、子犬の口が耳の辺りまで開いた!
グワバァァァァ!!!!!
鋭い牙がいくつも並んでおり、涎がダラダラと地面に滴り落ちる。
くりくりした黒い瞳は、鋭い目に変貌し最初の面影など一瞬で消えてしまった。
あまりの変貌ぶりに固まってしまった。そこを見逃さない魔物が襲いかかってきた。
「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
なんと、ユータのお尻をガブっと噛みつかれてしまったのだ。そのまま地面に体を押し付けられたかと思うとお腹にも噛みつかれてしまったのだ。
「くぅっ・・・!!」
なんとか抜け出そうともがくが、前足で肩を押さえつけられてしまい抜け出せない。その間も次々と齧られていくユータ。絶体絶命だった。
◇◆◇◆◇◆◇◆
「ほーら、がぶがぶ!ここも!ここも!ユー君を食べちゃうぞー!」
「ぎゃあ!やーめーてー!お尻もお腹も無くなってしまうぅぅ・・・。」
「ふふ、ユー君は名演技ね。・・・はい、これでキレイになりました!流すわよー。」
ママは、シャワーを手に取りユータの体を泡を流していく。全部流し、ボディミトンの泡も落としていく。
「さ、湯船に入って。ちゃんと体を温めてね。」
「ねぇ、ママー!そのワンちゃん貸してー!」
「え?また?・・・いいわよ。はい、どうぞ!」
ボディミトンは茶色い犬の形をしていた。これを買ってから、毎日お風呂ではユータと犬のバトルが繰り広げられている。ちゃんと体を洗えるからいいが、なかなかにハードであった。
そして、体を洗い終わるとボディミトンと一緒に湯船に浸かりユータvsボディミトン(犬)の第2バトルが開始されるのも恒例となっていた。
「・・・温まることより、のぼせないように注意した方がよかったかしら?」
今日のお風呂の時間も賑やかであった。
そんな森の中をサクッサクッと足音も軽やかに進む。
今日はとても気持ちがいい日だった。
ユータはアッシュを連れて湖へと水浴びをしにきていた。
「アッシュ!それ!」
「アウン!アン!」
アッシュに水をかけたり、潜ったりとひとしきり水浴びをして遊んだユータ達だったが、ユータはひと休みをする為に岸へ上がってきた。アッシュは遊び足りないとばかりに、1匹で遠くまで泳ぎに行ってしまった。
爽やかな風がユータの頬をなでる。ゆったりとした時間が過ぎていった。
そこへガサガサと、茂みが揺れた。風ではない人為的なものだった。
ユータは、さっと身構える。
「ち、剣をあっちに置いてきてしまった。」
しかし、音はどんどん近づいてくる。
もう剣を取りに行く暇はなかった。
シュバッと草むらから何か飛び出してきた。
それは、なんと・・・
茶色い毛並みの子犬だった!
「なんだ、魔物じゃなかったのか。」
その子犬は、ユータのところまでポテポテと歩いてきた。
くりくりの黒い瞳が愛らしい。そんな子犬にユータの表情は崩れる。
「え~、なにこの子、すっごく可愛いねぇーー!」
可愛いらしい相貌の子犬にユータは警戒心も忘れ、引き寄せられるように近づいて行ってしまう。
あと、少しで子犬を撫でられそう!という距離まで近づいた時だった。
突然、子犬の口が耳の辺りまで開いた!
グワバァァァァ!!!!!
鋭い牙がいくつも並んでおり、涎がダラダラと地面に滴り落ちる。
くりくりした黒い瞳は、鋭い目に変貌し最初の面影など一瞬で消えてしまった。
あまりの変貌ぶりに固まってしまった。そこを見逃さない魔物が襲いかかってきた。
「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
なんと、ユータのお尻をガブっと噛みつかれてしまったのだ。そのまま地面に体を押し付けられたかと思うとお腹にも噛みつかれてしまったのだ。
「くぅっ・・・!!」
なんとか抜け出そうともがくが、前足で肩を押さえつけられてしまい抜け出せない。その間も次々と齧られていくユータ。絶体絶命だった。
◇◆◇◆◇◆◇◆
「ほーら、がぶがぶ!ここも!ここも!ユー君を食べちゃうぞー!」
「ぎゃあ!やーめーてー!お尻もお腹も無くなってしまうぅぅ・・・。」
「ふふ、ユー君は名演技ね。・・・はい、これでキレイになりました!流すわよー。」
ママは、シャワーを手に取りユータの体を泡を流していく。全部流し、ボディミトンの泡も落としていく。
「さ、湯船に入って。ちゃんと体を温めてね。」
「ねぇ、ママー!そのワンちゃん貸してー!」
「え?また?・・・いいわよ。はい、どうぞ!」
ボディミトンは茶色い犬の形をしていた。これを買ってから、毎日お風呂ではユータと犬のバトルが繰り広げられている。ちゃんと体を洗えるからいいが、なかなかにハードであった。
そして、体を洗い終わるとボディミトンと一緒に湯船に浸かりユータvsボディミトン(犬)の第2バトルが開始されるのも恒例となっていた。
「・・・温まることより、のぼせないように注意した方がよかったかしら?」
今日のお風呂の時間も賑やかであった。
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