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甘く啼く愛人少年
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「ぁ…ぁ…あ…ああ」
「くっ…、また中がきつく締り始めたな」
何度目だろう?陛下が僕の奥へ、熱い種をまかれるのは…。体は疲れ果て、くったりしている。それでも無理やり花開かされた蕾は、もう陛下の猛る雄を覚えてしまった。
そして、もっと奥に種がほしいと襞はしっかり蠢く。
擦られて、たくさん擦られて痛むほど犯された。だが、確かに奥に種がまかれる瞬間はもっとも気持ち良くなった。
痛みと、今まで知らなかった腹の奥に宿る悦び。それが合さり、僕をどんどん溶かしてゆくー…。
「ぁ…、そこ…!ぁあ…、もっとスッて…、んっ」
「奥のココだな」
喉も痛むので、こくこくと大きく頷いて答える。僅かな体の隙間も埋めるように、しっかりと腰を引き寄せられる。腰を支えられ、激しく打ちつけられる衝撃。その衝撃は奥へと伝わり、僕を酔わせる。
「あん、あん、ふ…っあんっあ?!
ひあぁあああ……っん」
ばちゅっばちゅと、激しく蕾の入口から奥までをふと太と押し開かれてはまた細まる事が素早く繰り返される。溢れたオイルでぬれそぼった肌がぶつかり合う音が響く。
ベッドはぎしぎしと軋み、挿送の激しさを物語っている。
だがそれも長くは続かず、僕が果てるとすぐに陛下も僕の中に熱い精を解き放っておられた。
◇◇◆
翌日目覚めたのは、陛下の寝室のベッドの上だった。体もどこかさっぱりしている。だが、全身を襲う倦怠感や腰の痛みに小さな呻きが漏れてしまった。
こうして陛下の腕の中で目覚める事は過去に何度かあった。唯一違うのは、陛下も僕も裸だという事だけ。
寝衣越しに分かっていたが、陛下の体は鍛えられた引き締まった体をなさっている。腕の太さですらまったく違う。
肌から香る匂いでさえ、男性らしい物だ。
「あまりじろじろ見るな。朝からほしくなる」
驚いて顔を声のした方へ向けると、いつの間にか目覚めておられた陛下に顎を囚われる。そして、挨拶の軽い口吸いが唇に落とされた。
「おはよう、サーリャン」
昨夜の体を貪る貪欲さなど微塵も残さない、甘い笑顔の陛下のお顔が間近にある。顔が一気に赤く熱くなる。
そうだ、僕はこの方に夕べー…………。
「初心な…。そう、そなたは夕べ私の本当に愛人になったのだ。ココが覚えておろう?」
そう言って痛む蕾を指の腹で撫でられると、ぴくりと体が反応してしまった。
「や…っ、だめっ。触らないで…っ」
拒絶の声をあげると、驚くほどあっさり開放された。
「分かっている。だが今夜また閨を共にする。しっかり休んでおけ」
僕の裸の体にしっかり布団を被せると、陛下は体を起こされる。
「もう遅い時間だ。そなたと朝の食事を摂る暇もない。
そなたはこのまま、ここで夜まで待っておれ」
その言葉を述べる陛下はさき程の甘さが嘘のような、欲望に染まったお顔をなさっていらしたー…。
「くっ…、また中がきつく締り始めたな」
何度目だろう?陛下が僕の奥へ、熱い種をまかれるのは…。体は疲れ果て、くったりしている。それでも無理やり花開かされた蕾は、もう陛下の猛る雄を覚えてしまった。
そして、もっと奥に種がほしいと襞はしっかり蠢く。
擦られて、たくさん擦られて痛むほど犯された。だが、確かに奥に種がまかれる瞬間はもっとも気持ち良くなった。
痛みと、今まで知らなかった腹の奥に宿る悦び。それが合さり、僕をどんどん溶かしてゆくー…。
「ぁ…、そこ…!ぁあ…、もっとスッて…、んっ」
「奥のココだな」
喉も痛むので、こくこくと大きく頷いて答える。僅かな体の隙間も埋めるように、しっかりと腰を引き寄せられる。腰を支えられ、激しく打ちつけられる衝撃。その衝撃は奥へと伝わり、僕を酔わせる。
「あん、あん、ふ…っあんっあ?!
ひあぁあああ……っん」
ばちゅっばちゅと、激しく蕾の入口から奥までをふと太と押し開かれてはまた細まる事が素早く繰り返される。溢れたオイルでぬれそぼった肌がぶつかり合う音が響く。
ベッドはぎしぎしと軋み、挿送の激しさを物語っている。
だがそれも長くは続かず、僕が果てるとすぐに陛下も僕の中に熱い精を解き放っておられた。
◇◇◆
翌日目覚めたのは、陛下の寝室のベッドの上だった。体もどこかさっぱりしている。だが、全身を襲う倦怠感や腰の痛みに小さな呻きが漏れてしまった。
こうして陛下の腕の中で目覚める事は過去に何度かあった。唯一違うのは、陛下も僕も裸だという事だけ。
寝衣越しに分かっていたが、陛下の体は鍛えられた引き締まった体をなさっている。腕の太さですらまったく違う。
肌から香る匂いでさえ、男性らしい物だ。
「あまりじろじろ見るな。朝からほしくなる」
驚いて顔を声のした方へ向けると、いつの間にか目覚めておられた陛下に顎を囚われる。そして、挨拶の軽い口吸いが唇に落とされた。
「おはよう、サーリャン」
昨夜の体を貪る貪欲さなど微塵も残さない、甘い笑顔の陛下のお顔が間近にある。顔が一気に赤く熱くなる。
そうだ、僕はこの方に夕べー…………。
「初心な…。そう、そなたは夕べ私の本当に愛人になったのだ。ココが覚えておろう?」
そう言って痛む蕾を指の腹で撫でられると、ぴくりと体が反応してしまった。
「や…っ、だめっ。触らないで…っ」
拒絶の声をあげると、驚くほどあっさり開放された。
「分かっている。だが今夜また閨を共にする。しっかり休んでおけ」
僕の裸の体にしっかり布団を被せると、陛下は体を起こされる。
「もう遅い時間だ。そなたと朝の食事を摂る暇もない。
そなたはこのまま、ここで夜まで待っておれ」
その言葉を述べる陛下はさき程の甘さが嘘のような、欲望に染まったお顔をなさっていらしたー…。
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