バージンのままで

秋元智也

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第七話

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さっきとは別の椅子に座ったまま、撮影は再開された。

 達也 「こんにちわー。真昼間だけど、撮影生配信始めるよ。」
 高橋 「エロい格好だよな~。」
 達也 「これは、彼の趣味でーす。」

今の状態は椅子に座って足を椅子の足と固定し、手は頭上で拘束されて
いる状態だった。
拘束体もふわふわの布でできていて、すぐに取れそうだが、実際はしっ
かりと固定されていて、びくともしない。
お尻がさっきので真っ赤になっているので、極力見せないようにし、尻
にはふわふわの尻尾を入れている。
中で振動する様に機械もセットしてある。

 達也 「今日はたっちゃんのちんこをいっぱい触って貰うからみんなも
     見ててね。すっごく楽しみ~。」
 高橋 「本当に変態なやつだから、俺が嫌って程ちんこを虐めてやる
     から覚悟しておけよ。」
 達也 「ふふっ。昨日は触ってくれなかった分。ちゃんとちんこを満足
     させてよね~。」

挑発するように言うと、わくわくする鼓動を止まられなかった。
高橋はたっぷりとローションを達也のペニスにかけるとゆっくりと皮を
上下に扱く。いつものオナニーと変わらないように。
しかしそこで次に取り出したのは細い棒だった。
ステンレス製の細いモノだった。

 達也 「ふぁっ…んっ…んん!?」
 高橋 「もっと良くなれよっ…ゆっくり入れてやるからな」
 達也 「ちがっ…そう言う事じゃ…ひゃぁ…いぃ…」

しっかり握っていたちんこの先端。透明な液が出てこようとしている
ところに穴より細いモノを差し入れた。ゆっくり入れていくと、どん
どん中へと入っていった。
本人の意思とは逆に簡単に飲み込んでしまった。
細い棒に沿うように今度は少し太めの物をそこにひっかけると順番に
中へと入れていく。最初の棒に沿ってそれも奥へと入っていく。
悶えるように達也は首を左右に振って刺激に感じていた。

 達也 「そんなところに…入れちゃ…だめぇ…」
 高橋 「感じてるだろ?ちんこ触って欲しいんだろ?中から触ら
     れる感覚はどうだ?もう一個太いのいくぞ」
 達也 「いぃ…やぁあぁぁ…やめぇ…だめぇ…いたぃ…いたぃ…」
 高橋 「気持ちいいだろ?」

そう言って尻の中のバイブのスイッチを入れた。
尻のなかとちんこの中を蹂躙されて、痛みと同時に目を覆うような
快楽が押し寄せてきて、目の前がチカチカとして目眩でも起こして
いるような感覚に襲われていた。
声が枯れるくらい叫んでいるのに、一向に枯れる事の無い性欲がい
つまでも達也を襲っていた。
イけない分、何度でもカライキして、果てる事の無い快楽を味わい
続けている。

 高橋 「ちんこはどうだ?中から擦られる気分は!ずっと喘い
     でるって事は気持ちいいんだろ?ほら、どんどん出し
     入れしてやるよっ」
 達也 「あぁ…あっ…あっ…抜かないで…ああぁっ…」
 高橋 「いいものに変えてやるよ。」

中のを抜き去ると、今度は少し凹凸のついたシリコン製のチューブ
を持ってゆっくりと入れ始めた。
外を扱くより、尿道の中をごりごりと刺激されるのが、ここまで
感じるとは思っても見なかった。快楽には弱い達也だが、異常
すぎるくらいに感じていた。はじめは細いのから入れたせいか、
滑りも良くしてあるので、すぐに奥まで入っていく。
あまり長引かせると、暗くなってしまうので、そろそろ切りあげ
ようとピストンを早めた。
何度目かのカライキを終えた辺りで、尻の中のバイブも取り出す
と尿道も取り外し射精を促した。出さないまま溜めるのは体に
良くない事は知っているのでちゃんとイかせたところで撮影を
終了する。

 高橋 「では、今日は尿道でどこまで気持ちよくなれるかを
     やったけど、たっちゃんの反応見てよーくわかった
     かな?ほら挨拶しなよ。」
 達也 「また、イくところみひぇね~エロいことだいしゅき
     なたっちゃんでしゅた~」
 高橋 「うーん、まだイキ足りないのかな?でも、今日はこ
     こまで。また次に期待しててね~。」

プチっと撮影を止めた。
いまだに心ここにあらずな達也に高橋はカツラと目の下のホクロ
を取ると達也の体を抱きあげた。
シャワーを強にしてお尻の穴に突っ込むと蛇口を捻った。

 達也 「ひゃぁぁぁーーー。あああぁっぁぁぁあぁぁあぁっーー」
 高橋 「起きたか?そんなんで家帰って大丈夫か?」
 達也 「なにすんだよ!あれ?」

惚けたように周りを見廻し顔を真っ赤にすると、高橋を睨みつけた。

 達也 「自分でできるから、出てけよ!」

高橋を追い出すと、尻のなかに指を入れてローションを掻き出す。
今日も高橋の好きにされて喜んでいる自分に腹立ちを感じていた。
もちろん連続で撮影した事によって、さっきまでの快楽が抜けきっ
ていない時に違う刺激を受ければ、感じやすい体はいち早く快楽へ
と落ちてしまった。冷たい水を全身に被り熱を覚ました。
尻の痛みとちんこの中にまだ何かあるような違和感に自然と勃起し
そうになるのを必死で堪えた。
大分落ち着くと自分の服に着替えて、カメラを回収した。
シャワーから出てくる頃には床を掃除し終わった高橋が椅子などの
小物を拭いていた。

 達也 「手伝おうか?」
 高橋 「いや…いい。それより、こんなの見てたら、欲しくなる
     んじゃねーの?」
 達也 「ばっ…馬鹿。そんな訳あるかよっ…」
 高橋 「もう、帰れよ。時間遅くなるぞ?心配するだろ?」
 達也 「あぁ、今って…もう8時かよ。じゃー、帰るわ。またな」
 高橋 「あぁ、またな!」

そう言って達也は高橋の家を出ると、家に急いだ。
帰り着くと多少小言を言われる程度で済んだ。
さっきの撮影の編集をする為ヘッドホンを付けて、音声と映像を
確認する。
そこに写っているのは紛れもない自分だった。
快楽に溺れ、少しの刺激でさえ、感じずにはいられなくなった淫乱
な姿を晒していた。
自分だとわかっていても、その映像でヌいてしまう程にクオリティ
が高いものに感じた。

 達也 「俺…なにやってんだろ…」

編集途中で魅入ってしまい、自分のを扱き出してしまっていた自分
に恥じると、編集の続きを仕上げた。
カメラがいろいろな角度にあったおかげで、各所のアングルが同時
に撮れていて切替して連続再生する事で責められている時の自分の
表情をモニターの下に同時に映すことができた。
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