バージンのままで

秋元智也

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第二十八話

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ー土曜の朝ー

達也が目を覚ますと隣で寝息を立てて高橋が眠っていた。
朝からドキドキしているとそっとベットを抜け出そうとす
るといつのまにか起きたのか高橋がこっちをみて腕を掴ま
れるとそのままベットへと戻されてしまった。

 達也 「何のつもりだよ。これっ!」

いまだにベットと左腕は拘束されたままだった。
拓磨のに付けられた鉄製の鎖は動く度に皮膚が擦れて痛か
ったが、今つけられているのは腕に触れているところが柔
らかい素材の為、痛みは感じなかった。
革製で軽く、しかししっかりした作りのせいか解く事もで
きなかった。

 高橋 「どこいくんだよっ…まだ寝てろよ」
 達也 「トイレだよ。これ解けよ。」

するとシャワールームの方を指してきた。

 達也 「トイレだっ…」
 高橋 「シャワールームですればいいだろ?手伝って
     欲しいか?」
 達也 「ふざけんなっ…おかしいだろ!」
 高橋 「仕方ない…ほらっ…いくぞ」
 達也 「えっ!…ちょっとまっ…」

高橋は起き上がると、鎖がギリギリ届く距離にあるシャワー
ルームへと引っ張ってきた。
全裸のままの達也は中に入ると後ろから高橋にホールドされ
たまま立たされていた。

 高橋 「ほらっ、出していいぞ。出しにくいなら手伝っ
     てやるよ」
 達也 「やだっ…まって…違うってば…」

達也のペニスを高橋の手が包み込むと反対の手で玉を揉まれる。
尿意がしてたはずなのに、今は違う方が出そうで必死に堪えて
いたが、堪えきれず精液を解き放っていた。
そのまま尿が続けて出ていた。

 高橋 「しょんべんじゃなくてなんで精液出してんだよ。
     感じたのか?」
 達也 「最低だっ…」
 高橋 「ついでにシャワーも浴びるか!」

反論を許さないかのように全身に湯をかけられ、洗われた。
その間も高橋は服を着たままだった。
事ある事にイかされ、ベットへと戻される。土曜の朝起きて
から、射精、食事、射精、食事を交互に繰り返すだけだった。
鞭で付けられた傷を丁寧に薬を塗られ横になると、ただそれ
を眺めてくるだけ。丸一日そんな状態で達也は気が休まる時
がなかった。

 達也 「なぁ、いい加減にしてくれないか?何がしたいん
     だよ。これじゃまるで…まるで…」

言葉に詰まった。これではまるで娼婦みたいじゃないか!と。

  高橋 「俺さ、達也の事本気で好きなんだよ」

耳を疑った。一体何を言い出すのかと。

 高橋 「お前がヤバイSMバーに入った時から気が気じゃな
     くてさ。逃げないで欲しい。俺だけを愛して欲しい。」
 達也 「はぁ?それって脅し?拘束しといて愛してる?誰が
     信じるんだよ。」
 高橋 「違うっ…これは。逃げられるかと思ったから。」
 達也 「結局、力ずくで犯そうとしたあいつらとかわんねー
     じゃん」

イラッとしたのか達也を押し倒すとベットに押さえつけた。

 達也 「やっぱり、変わんねーよ。ヤって終了だろ?そんな
     に俺の体が気持ちよかった?助けてくれた事には感謝
     するけど…お前もたいして変わんねーよ。そういう
     人間だよ。ヤりたければやれよ。どうせ逃げれねーし、
     犯したいんだろ?勝手に抱けばいいだろ?愛してる?
     そんな嘘言ってねーで、好きにすればいいじゃん。
     くどいんだよ。」
 高橋 「何で分かんねーんだよ。俺は…」
 達也 「最低な奴だよ…お前は。」
 高橋 「そうだな…由美子にも言われたな…それ。」

達也の顎を抑えるとキスしようと唇を重ねるが口を固く閉ざされ、
仕方なく首筋へと舌を這わせた。
胸の飾りを吸い上げると声が漏れてくる。
感じているのか時折小刻みにビクッと揺れた。

 達也 「…っ…う…」
 高橋 「俺は最低だよ。でも、煽ったのはお前だからなっ…」

赤い鬱血を消すかのように新たなキスマークを付けていく。
足を左右に開き立ち上がりかけている達也のを握ると扱きあげた。
何度もイカせているせいかすぐにイってしまった。
荒い息をしながら感じずにはいられない体をもどかしく思い幾度
となく中を掻き乱す。
緩くなった拍子にズボンから高橋自身を取り出すと、すでに大き
く剃り立っていて、達也の中も受け入れたくてヒクヒクとさせて
いた。

 高橋 「入れるからな!」
 達也 「…」

無言の返事を待ち、そのまま奥へと一気に押し込んだ。

 達也 「はぁっ…うぅ…あぁあぁぁっ…あっ…」

すっぽりと奥まで入ると、動き始めた。連結部分からくちゅ
くちゅと水音が漏れて肌が触れ合う度にパンパンと音を立てた。

 達也 「あっ…あんっ…いやっ…あぁ…あっ…イっちゃう
     …あっ…」
 高橋 「イケよ、何度でもイカせてやるよ。無様にイキ続けろよ。
     このまま一生囲ってやるよ。俺しか知らず、俺のちんこで
     毎日イカせてやるよ。誰にも会わず、生涯セックス付けに
     なれよ。そうすれば何も考えなくて済むぞ。ただよがって
     ればいいんだ。いい生活だろ?」
 達也 「最低な生活だなっ…冗談じゃねーよ。そんな生活送るくら
     いなら死んでやるよっ」
 高橋 「…死か…なら俺が殺してやろうか?」

散々中に出すと、抜き取った。達也は中からドロっと流れ出るのを
感じながらただその場から起き上がろうとしなかった。
高橋はそのまま隣の部屋へ行くと、一本の注射器をー持ってきた。
達也の横に投げると横に座った。

 高橋 「即効性の毒だよ。苦しまずに済む。」
 達也 「はっ…どういうつもりだよ。これをお前に刺す事だって
     できるんだぜ」
 高橋 「あぁ、そうだな…。その時はその時だ。自分に刺すか俺に
     刺すか選べよ選べないんなら。このままずっと俺に囲われ
     続けるのを覚悟しろよ」
 達也 「…何で…なんでこんな事すんだよっ…狂ってる…」
 高橋 「あぁ、狂ってるよ。だから…止めてくれよ」

達也は手を伸ばすと、注射器を持って考えていたが、意を決したよう
に高橋に抱きついた。

 達也 「ありがとう…本当は嫌いじゃねーよ。でも、こんな事した
     くねーから…さよならだ…」

そう言って自分の首筋に刺すと中の液体を流し込んだ。
ビクッと痙攣し、そのまま眠るように動かなくなった。

 高橋 「そっちを選ぶのかよっ…賭けは俺の負け…か」

まだ温もりのある達也の体を抱きしめると、涙が頬を伝って落ちたの
だった。
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