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第五十一話 どちらに付くか?
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待ち合わせ場所に来たのは、アゾビエンテ本人
ではなかった。
どこか見覚えのある男だった。
身なりのいい人間で、着ている服も持っている
物も身分的に高い事を示していた。
「まさか人間をよこすなんてね……私達もみく
びられたものね」
ナオは堂々とした態度で接している。
人間の男は、まるで自分がアゾビエンテである
かのような振る舞いで、横柄な態度だった。
「わざわざ来てやったのだ、こんな小娘が返事
に来るとはな……族長が来るべきだろう?私
が直々に来てやったのだ。勿論、いい返事が
聞けるのだろう?」
「族長の娘ナオよ。まぁ、今は私が族長ね。バ
ンパイアの王だか知らないけど、たった一人
で何が出来るの?魔王軍に招集があったって
それって本当に魔王様からなの?」
一歩も引かないナオの態度は、族長の威厳を放
っていた。
魔眼を常に発動状態のせいか魔力で威嚇しても
いたのだった。
「わざわざ、私が教えに来てやったと言うのに
なんと言う態度なんだ?サキュバスとはここ
まで礼儀のなっていない種族だったとはな…」
「どうとでも言えばいいわ」
一族の悪口を言われても、冷静に受け流した。
さすが族長の娘と言ったところだ。
「まぁ、仕方がない。魔王軍の招集に来るのか
?それとも……この場で街ごと消え去るか?
好きな方を選ばせてやろう」
「………」
最初はこんな態度ではなかった。
魔王様からの招集で魔族は皆集まっているので
来るようにと言われたに過ぎなかった。
だが、どうだろう。
今のアゾビエンテの態度はあきらかに脅してい
る。
ナオの心も、これで確実に決まった。
勇者達について行くと……。
「そうね、サキュバスはもうこの街には誰も居
ないわ。集落ごと移動したの。それと、貴方
への返事だったわね?勿論……お断りよ!」
大きな声で断言したのだった。
ナオはその後に、言葉を繋げていた。
「ここにはないわ!どこか安全な場所にあるは
ずよ!」
「何を言って……まさか、魔族を裏切る気か!
なら生かしておくわけには……」
アゾビエンテが操る男の後ろから、ぞろぞろ
と武器を持った人間や獣人が出て来た。
誰も彼もが真っ赤な目をしていた。
眷属になっているのだろう。
せっせと眷属を作ったと言う事だろう。
だが、こっちもナオだけが一人で来ている訳
ではない。
「そろそろ、行くか!!」
「そうだね。陸はここから援護をしてくれ」
「俺も行こう。陸とレイネはここにいてくれ」
「当たり前じゃない。あんな得体の知れないの
を相手するなんて嫌よ」
陸の合図に誠治が反応すると、モンドも続いて
姿を現したのだった。
一気に走るとナオの前に出た。
「そこまでにしてもらおうか?」
「魔族同士での争いはいいが、人数差があるの
はいただけないなぁ~」
「これはっ………勇者だと……はめたのか!」
「それはお互い様でしょう?魔王様の言葉と偽
って私達を捨て駒にする気でしょう?………
やっぱりね、私には嘘は通じないの、覚えて
おくといいわ」
魔眼を一気に放つと、その場の眷属の動きをも
止めたのだった。
ではなかった。
どこか見覚えのある男だった。
身なりのいい人間で、着ている服も持っている
物も身分的に高い事を示していた。
「まさか人間をよこすなんてね……私達もみく
びられたものね」
ナオは堂々とした態度で接している。
人間の男は、まるで自分がアゾビエンテである
かのような振る舞いで、横柄な態度だった。
「わざわざ来てやったのだ、こんな小娘が返事
に来るとはな……族長が来るべきだろう?私
が直々に来てやったのだ。勿論、いい返事が
聞けるのだろう?」
「族長の娘ナオよ。まぁ、今は私が族長ね。バ
ンパイアの王だか知らないけど、たった一人
で何が出来るの?魔王軍に招集があったって
それって本当に魔王様からなの?」
一歩も引かないナオの態度は、族長の威厳を放
っていた。
魔眼を常に発動状態のせいか魔力で威嚇しても
いたのだった。
「わざわざ、私が教えに来てやったと言うのに
なんと言う態度なんだ?サキュバスとはここ
まで礼儀のなっていない種族だったとはな…」
「どうとでも言えばいいわ」
一族の悪口を言われても、冷静に受け流した。
さすが族長の娘と言ったところだ。
「まぁ、仕方がない。魔王軍の招集に来るのか
?それとも……この場で街ごと消え去るか?
好きな方を選ばせてやろう」
「………」
最初はこんな態度ではなかった。
魔王様からの招集で魔族は皆集まっているので
来るようにと言われたに過ぎなかった。
だが、どうだろう。
今のアゾビエンテの態度はあきらかに脅してい
る。
ナオの心も、これで確実に決まった。
勇者達について行くと……。
「そうね、サキュバスはもうこの街には誰も居
ないわ。集落ごと移動したの。それと、貴方
への返事だったわね?勿論……お断りよ!」
大きな声で断言したのだった。
ナオはその後に、言葉を繋げていた。
「ここにはないわ!どこか安全な場所にあるは
ずよ!」
「何を言って……まさか、魔族を裏切る気か!
なら生かしておくわけには……」
アゾビエンテが操る男の後ろから、ぞろぞろ
と武器を持った人間や獣人が出て来た。
誰も彼もが真っ赤な目をしていた。
眷属になっているのだろう。
せっせと眷属を作ったと言う事だろう。
だが、こっちもナオだけが一人で来ている訳
ではない。
「そろそろ、行くか!!」
「そうだね。陸はここから援護をしてくれ」
「俺も行こう。陸とレイネはここにいてくれ」
「当たり前じゃない。あんな得体の知れないの
を相手するなんて嫌よ」
陸の合図に誠治が反応すると、モンドも続いて
姿を現したのだった。
一気に走るとナオの前に出た。
「そこまでにしてもらおうか?」
「魔族同士での争いはいいが、人数差があるの
はいただけないなぁ~」
「これはっ………勇者だと……はめたのか!」
「それはお互い様でしょう?魔王様の言葉と偽
って私達を捨て駒にする気でしょう?………
やっぱりね、私には嘘は通じないの、覚えて
おくといいわ」
魔眼を一気に放つと、その場の眷属の動きをも
止めたのだった。
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