アリスちゃんねる 〜もっと淫れさせて〜

秋元智也

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20話

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服を着る度に乳首が擦れてしまうようになった。

最初はリングが当たって擦れる程度だったのだが、最近ではそれ
以上に肥大した乳首が目立つようになった気がする。

毎日のようにラビットからの指示は乳首に器具を使うことだった。
プレイ前には必ず付けてから始める。
お尻の穴を弄る時でさえも常に乳首には何かがはまったままなの
だ。

器具に何度も引っ張られ弄られている事もそうだが、終わると必
ずと言っていいほど飾りと称してクリップに挟まれ引っ張るよう
に言われた。

先端だけでも伸びてきた気がするし、周りもぷっくりと膨れたま
まで、いつでも勃ているような気がする。

『万年発情しているようで可愛いよ』

と言われた時は流石に泣きたくなった。
確かに言われた通りにしていると気持ちがいいし、すぐにイキそう
になる。
が、最近は我慢するように言われて、なかなかイかせてもらえない。
この前なんかは空イキをさせられた。

精液を出さないで、イった時と同じ快楽を味わう事らしい。
確かに気持ちいいいけど、ずっとイった感覚が続いていて、そこから
の刺激は本当に苦しかった。

「俺の身体…どうなっちゃったんだろ…」

最初エロ動画を配信し始めた時は、ただオナニーを流すだけだった。
数百円でも稼げればそれでいいと考えての事だったけど、今ではバイト
の代わりに家賃もギリギリ稼げている。

ありがたいけど、自分の身体じゃないみたいに感じるようになってしま
ったのがどうしても不安で仕方がない。

今更やめる選択はないけど、それでも………

考えながら歩いていくと、いつものコインロッカーに辿り着いた。
中から取り出すといつものようにスーパーに寄ってから家に帰ってきた。

最近はこのアパートも入居者が減ったらしい。
そのおかげか毎晩の音や声も注意されなくなった。

それと…最近コインロッカーを通じてスネークさんからの贈り物を貰った。
それは可愛いウサギのキーホルダーだった。

ぷにぷにしてて真っ白なウサギ。
不思議の国のアリスに出てくる真っ白な時計ウサギのようだった。

「あははっ…可愛い…俺には似合わないだろうな…」

ぎゅっと握りしめると鞄につけた。

初めての嬉しい贈り物だった。

その日の会話はウサギについてだった。

「ありがとうございます。」
『気に入ってくれたかい?』
「はいっ、こんな可愛いウサギなんて思ってなかったです。俺とは
 似合わないですね~」
『そんな事はないよ。君は可愛いよ、アリスくん…』
「スネークさんはいつも俺の配信見てくれてるんですよね?」
『あぁ、全部見ているよ』
「ならっ…えーっと、あの…」
『私はキミと話したい。それだけなんだ。それ以上を求めるつもり
 はない。それでは不服だったかな?』

そう言われるとと少しホッとした。
すぐに頭を振ると、違いと訂正する。

「違うっ!そんな風に思ってもらってるなんて…嬉しいんです」

『そうだね~いつもエッチな事をしようと頑張ってるんだから、
 ここではそんなに身構えなくてもいいよ。普段のアリスくんで
 いればいいんだ』

そんなただ、何も面白くなんてない自分を見てくれるのは嬉しか
った。
それだけに、何も返せないのが息苦しい。

「俺はいつも話をするだけでお金もらってるし…何も返せてない
 のに…それでも…」
『いいよ。私が勝手にしている事だ。アリスくんは気にしなくて 
 もいいよ』

最近ではここでのたった30分だけの会話が一番楽しみになってい
たのだった。
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