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第八話 出会い
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高校の入学式に俺らは会った。
「よ!隣の席の矢田春樹だ。よろしくな!」
「椎名桔平だ。こちらこそ。」
「部活決めた?」
「いや、運動は苦手だから…」
「ん~じゃぁ!帰宅部って訳だ!俺と一緒じゃん」
「なんだよそれ、部活じゃないだろ?」
「いいのいいの。桔平だから~きっつぁんかなーいや…ここはとっつぁ~ん!
かな?」
わざとルパン風に言って見せると爆笑された。
「やめてくれ。名前で言われるのは苦手なんだ。この名前嫌いでね」
「そうか?なら椎名って呼んでいい?苗字ってかたっ苦しいんだけどな~?」
「あぁ、すまん。矢田でいいか?」
「嫌だ!俺は名前で呼んでほしーの!な?」
少し困ると、頭をぽりぽりと掻いてからボソリと呟いた。
「なら…春樹だからハル…でいいか?」
「いいね!スッゲー親近感湧くし~そうしよ!」
そうして仲良くなるといつも一緒に登校したし、下校も一緒だった。
クラスは2年になって別れたがそれでも関係は変わらなかった。
矢田春樹はゲームが好きでよく買っては寝る間も惜しんでクリアして貸してくれた。
「これ!この前の新作だぜ!」
「もうクリアしたのか?」
「もちろん!早くやって一緒に話そうぜ~」
共通の話題には事欠かなかった。
そして3年になって受験の事もあり、ゲームは借りたままあの朝になった。
前日の夜にだいぶんとゲームに時間を使ったせいか寝不足だったのもある。
いつもと同じように春と会話してバスに乗って…そして今に至る。
背中に触れる熱が現実であることを物語っていた。
「春はさ…早く戻りたいんだよな?」
「当たり前だろ?椎名は戻りたくないのか?」
沈黙を挟むとまだ迷いがあった。
「どうだろう…向こうの世界にいても変わらないって思ってた。春に会え
ないのは寂しいけど…俺には家族といえる人間もいないし。親戚をたら
い回しにされて…やっと一人暮らしをさせてもらってるって感じだし」
「そっか~、それでも俺は帰りたいかな。椎名と一緒にさ。バカやったり
喧嘩したり、結構楽しかったからさ。」
「そっか…なら、早く帰らないとな…」
「えっ!帰れるのか?」
「えっ!知らないのか?」
驚いて振り向くと顔を見合わせた。
今まで帰れるなんて考えをするほど余裕がなかったせいか改めて考えると、
椎名に会えてから少しずつ実感が湧いてきた。
召喚されたのは勇者役の椎名であって春樹はただ巻き込まれただけ。
なら、逆に勇者が目的を果たせば一緒に帰れる?
「俺も一緒に…あ、足手まといか…荷物持ちでもなんでもやるからさ。ここに
置いていかれるのはちょっと…」
「もちろん、連れてくよ。こんなところに置いてなんておけないだろ?さっき
の事もあるし、春は俺の側にいてくれればいいから。それに俺はレベル上げ
はいらないくらいチートみたいだからさ?」
「確かにな~、でも…こう言う場合って武器が肝心だよなー?」
春はゲームだった場合で考えている。
「武器ならさっき買ったぞ?」
「あぁ、でも、それって初期装備だろ?最初の村で最高の武器って手に入る訳
ないじゃん?」
「それも…そうか」
「だからダンジョン回って探さないとな~」
見合ってから今お互い裸であった事に気づいて気まずそうに視線を逸らした。
「まぁ、アレだ…明日から近くのダンジョンから制覇してくか!」
「そうだな…さっきは…ありがとな…広場でもだけど椎名には恥ずかしいとこ
ばっかり見せちまってさ…」
「そんな事ねーよ。俺は…可愛いと思うぞ…今の春も俺には大事な友人だから
さ…えーっと…なんだ、アレだ」
照れて背中を向ける椎名にくっつくように抱きついた。
「それでも、気づいてくれて嬉しかった。ありがとう。それとさ~椎名って俺
の裸で興奮してる?」
「ばっ…バカ!そんなっ…しない訳が…」
戸惑うような言葉に前を見るとちゃっかり勃っているのを見て大笑いした。
「マジか~いいぜ。抜くの手伝ってやろうか?」
「その貧乳でか?」
「お?言ったな~」
お互い悪戯の延長のように性器を掴むと扱いてやる。
椎名はこれでも一応男なので、人に触られれば感じてしまうのは生理現象だと
分かってはいた。
分かってはいるが、それが可愛い子から悪戯されたら元気になってしまうのも
事実だった。
「マジで…やめてくれって…」
「なんでだよ~。気持ちいいんだろ?」
「マジで止まんなくなるからっ…」
「へっ…?」
「だから~これからずっと一緒にいるのに気まずくなるのは嫌なんだよ~」
「ぷっ…あはははっ…俺は気にしねーって。だって椎名だもん。」
「なんだよ、その理由っ…んっ!」
握り込んだ手の中に吐き出すとやっと収まった。
「じゃ~戻るか?」
「先に行っててくれ…」
「あぁ、先に出てるな…」
身体を拭くと隣の部屋へと戻っていく。
背中に当たった柔らかな感触が今も残っていて、それでなくても何度も全裸を
見せられているせいか気にしないでおこうとしているのに、その時の映像が頭
の中を駆け巡っていた。
「よ!隣の席の矢田春樹だ。よろしくな!」
「椎名桔平だ。こちらこそ。」
「部活決めた?」
「いや、運動は苦手だから…」
「ん~じゃぁ!帰宅部って訳だ!俺と一緒じゃん」
「なんだよそれ、部活じゃないだろ?」
「いいのいいの。桔平だから~きっつぁんかなーいや…ここはとっつぁ~ん!
かな?」
わざとルパン風に言って見せると爆笑された。
「やめてくれ。名前で言われるのは苦手なんだ。この名前嫌いでね」
「そうか?なら椎名って呼んでいい?苗字ってかたっ苦しいんだけどな~?」
「あぁ、すまん。矢田でいいか?」
「嫌だ!俺は名前で呼んでほしーの!な?」
少し困ると、頭をぽりぽりと掻いてからボソリと呟いた。
「なら…春樹だからハル…でいいか?」
「いいね!スッゲー親近感湧くし~そうしよ!」
そうして仲良くなるといつも一緒に登校したし、下校も一緒だった。
クラスは2年になって別れたがそれでも関係は変わらなかった。
矢田春樹はゲームが好きでよく買っては寝る間も惜しんでクリアして貸してくれた。
「これ!この前の新作だぜ!」
「もうクリアしたのか?」
「もちろん!早くやって一緒に話そうぜ~」
共通の話題には事欠かなかった。
そして3年になって受験の事もあり、ゲームは借りたままあの朝になった。
前日の夜にだいぶんとゲームに時間を使ったせいか寝不足だったのもある。
いつもと同じように春と会話してバスに乗って…そして今に至る。
背中に触れる熱が現実であることを物語っていた。
「春はさ…早く戻りたいんだよな?」
「当たり前だろ?椎名は戻りたくないのか?」
沈黙を挟むとまだ迷いがあった。
「どうだろう…向こうの世界にいても変わらないって思ってた。春に会え
ないのは寂しいけど…俺には家族といえる人間もいないし。親戚をたら
い回しにされて…やっと一人暮らしをさせてもらってるって感じだし」
「そっか~、それでも俺は帰りたいかな。椎名と一緒にさ。バカやったり
喧嘩したり、結構楽しかったからさ。」
「そっか…なら、早く帰らないとな…」
「えっ!帰れるのか?」
「えっ!知らないのか?」
驚いて振り向くと顔を見合わせた。
今まで帰れるなんて考えをするほど余裕がなかったせいか改めて考えると、
椎名に会えてから少しずつ実感が湧いてきた。
召喚されたのは勇者役の椎名であって春樹はただ巻き込まれただけ。
なら、逆に勇者が目的を果たせば一緒に帰れる?
「俺も一緒に…あ、足手まといか…荷物持ちでもなんでもやるからさ。ここに
置いていかれるのはちょっと…」
「もちろん、連れてくよ。こんなところに置いてなんておけないだろ?さっき
の事もあるし、春は俺の側にいてくれればいいから。それに俺はレベル上げ
はいらないくらいチートみたいだからさ?」
「確かにな~、でも…こう言う場合って武器が肝心だよなー?」
春はゲームだった場合で考えている。
「武器ならさっき買ったぞ?」
「あぁ、でも、それって初期装備だろ?最初の村で最高の武器って手に入る訳
ないじゃん?」
「それも…そうか」
「だからダンジョン回って探さないとな~」
見合ってから今お互い裸であった事に気づいて気まずそうに視線を逸らした。
「まぁ、アレだ…明日から近くのダンジョンから制覇してくか!」
「そうだな…さっきは…ありがとな…広場でもだけど椎名には恥ずかしいとこ
ばっかり見せちまってさ…」
「そんな事ねーよ。俺は…可愛いと思うぞ…今の春も俺には大事な友人だから
さ…えーっと…なんだ、アレだ」
照れて背中を向ける椎名にくっつくように抱きついた。
「それでも、気づいてくれて嬉しかった。ありがとう。それとさ~椎名って俺
の裸で興奮してる?」
「ばっ…バカ!そんなっ…しない訳が…」
戸惑うような言葉に前を見るとちゃっかり勃っているのを見て大笑いした。
「マジか~いいぜ。抜くの手伝ってやろうか?」
「その貧乳でか?」
「お?言ったな~」
お互い悪戯の延長のように性器を掴むと扱いてやる。
椎名はこれでも一応男なので、人に触られれば感じてしまうのは生理現象だと
分かってはいた。
分かってはいるが、それが可愛い子から悪戯されたら元気になってしまうのも
事実だった。
「マジで…やめてくれって…」
「なんでだよ~。気持ちいいんだろ?」
「マジで止まんなくなるからっ…」
「へっ…?」
「だから~これからずっと一緒にいるのに気まずくなるのは嫌なんだよ~」
「ぷっ…あはははっ…俺は気にしねーって。だって椎名だもん。」
「なんだよ、その理由っ…んっ!」
握り込んだ手の中に吐き出すとやっと収まった。
「じゃ~戻るか?」
「先に行っててくれ…」
「あぁ、先に出てるな…」
身体を拭くと隣の部屋へと戻っていく。
背中に当たった柔らかな感触が今も残っていて、それでなくても何度も全裸を
見せられているせいか気にしないでおこうとしているのに、その時の映像が頭
の中を駆け巡っていた。
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