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第四十四話 氷竜
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岩が入り組んだ場所に着地すると、上から天野と聖女が一緒に降りて
来ていた。
その後からメイアも着地した。
「ここまでは無事に降りれたな…あとは奥に…」
ゴオオオオオオォォォーーー。
奥から腹に響く低音が鳴り響いて来ていた。
「この音は…?」
「わからない…だが、ここにはボスしかいないはずなんだが…」
メイアの話を信じるなら、この音の正体は…一つしかない。
ゆっくりと進んでいくと水晶に包まれた空間に出た。
その奥の青い岩が上下しているのが見えた。
それは岩ではなく、生物なのだ。
あまりにも巨大で、それが身体の一部分でしかないと言う事を実感する
と身震いした。
(本当に俺達、勝てるのか?)
「絶対に勝つぞ、春が俺を信じてくれるなら絶対に勝つ。そうだろう?」
椎名に言われると、勝てるような気がして来た。
「そうだな…勝ったら朝までつきやってやるよ。俺の絶倫くん…」
小声で言うと椎名はやる気満々で駆け出していた。
「皆さん行きますよぉ~」
「椎名くんに先手は任せるとするかなっと!」
天野は近くの岩に登ると矢をつがえる。
椎名が一発目を殴った瞬間に合わせてどんどん打ち始めた。
狙うは目!
どんな生物も目は保護しようがない。
いくら鱗で覆われていても、目だけはそうじゃないからだ。
椎名に氷竜の視線が行った時を狙って打った矢がかろうじて片目に
命中した。
尻尾を振り回すと辺り一帯を薙ぎ払い始めた。
聖女の光のシャワーを浴びながらダメージが溜まって行く。
春樹はこっそりと隠れながら近づくと椎名に回復をかけて行く。
一方的に殴れる訳ではなく、爪が何度も皮膚を引き裂いていた。
身体に傷が増える度に回復を入れて行く。
傷は癒えても血は消えるわけではない。
服も赤黒く染まって行く。
目に矢が命中するとヘイトが天野へと向かった。
村人のメイアはと言うと壁をナイフを使って器用によじ登ると何かを探し
ているようだった。
氷竜の身体が光りだすとダメージが効かなくなった。
少し距離を置くと逃げに徹する。
そのうちに春樹は奥の小部屋へと向かう。
そこは氷竜の真後ろに当たる場所で、死角になっていた。
「みんなーー!衝撃に備えて!!」
天野と聖女はメイアと共に入り口へと急いで走って行く。
春樹は椎名に声をかけると小部屋へ来るように叫んだ。
今から入り口までは距離がありすぎて走っていたら間に合わない。
天野が距離を取ったことでヘイトが椎名へと返ってくる。
避けながらも小部屋を目指す。
「急げ!」
滑り込むと壁の一部が爆発して赤いどろどろの溶岩が降って来た。
一瞬で灼熱の洞窟へと変わってしまった。
「これっ、椎名っ!」
冷石を投げると受け取り握り潰すと身体の周りに膜ができた。
これで灼熱地獄からは解放される。
フェンにも同じように冷石を割る。
「あとは、収まったらすぐに攻撃しないと…」
「なっ…ここで戦うのか?」
氷竜の光る身体は一気に光が消えて溶岩によるダメージが入っていた。
だが、氷竜の周りだけが溶岩が固まりその周りを取り囲むように真っ赤な
溶岩地帯になってしまった。
入り口までは戻った天野は側まで近づけない。
唯一小部屋に逃げ込んだ春樹と椎名だけが後ろから気づかれずに近づける
立場にあった。
「行ってくる…」
「あぁ、気を付けろよ…」
小部屋を出ると駆け出していく。
確かに攻撃は当たるしHPも減っては行くがそれでも減りが遅い。
このままではまた無敵になる方が早いだろう。
春樹の攻撃魔法はそこまで強くない。
だから外から攻撃しても意味がない。
せめて直接中に攻撃できたら…。
「そうだ…竜の逆鱗!確か竜の顎の下に一枚だけ逆さに生えている鱗がある
って聞いた事がある。えーっと。」
鑑定に望遠を合わせると戦って動き回る竜の顎の下あたりがピカッと光った。
逆さに生えているせいで角度が変わると水晶に反射して光ったのだろう。
場所は分かったがどうやって攻撃しようかと考えると首の真下にバリアを整形
した。
それも取り囲むようにいくつか作る。
すると椎名を追って向きを変えようとしておもいっきり自分からぶつかって来た。
ぶつかった事で、首の周りを取り囲むモノに気づいたようだった。
何度もぶつかるとバリアにヒビが生じる。
そんな事は構わない。
自分からぶつかっている部分が大事だった。
そう、丁度逆鱗部分が衝突しているのだ。
何度もぶつけると椎名から視線が外れる。
今のうちにと回復をかけると椎名に首元と伝えた。
バリアの角度を少しずつ変えると何度目かの衝突で逆鱗の鱗が剥がれた。
人間の力では剥ぎ取れないが竜が自らの力で削いでくれればなんとかできる。
落ちて行く鱗をイベントリにしまうと椎名が一気にソコを貫く。
ダメージが一気に入るがまだ足りない。
残り20%、ここまで来ると時間の問題だった。
無敵になる前に倒さないと。
すると懐にいたフェンが飛び出すと一気に大きくなり竜と大差ないくらいに巨大化
すると逆鱗のあった場所に噛みつき炎を放った。
一気にHPを削り切り氷竜はその場に倒れ込むと振動が足元を伝った。
来ていた。
その後からメイアも着地した。
「ここまでは無事に降りれたな…あとは奥に…」
ゴオオオオオオォォォーーー。
奥から腹に響く低音が鳴り響いて来ていた。
「この音は…?」
「わからない…だが、ここにはボスしかいないはずなんだが…」
メイアの話を信じるなら、この音の正体は…一つしかない。
ゆっくりと進んでいくと水晶に包まれた空間に出た。
その奥の青い岩が上下しているのが見えた。
それは岩ではなく、生物なのだ。
あまりにも巨大で、それが身体の一部分でしかないと言う事を実感する
と身震いした。
(本当に俺達、勝てるのか?)
「絶対に勝つぞ、春が俺を信じてくれるなら絶対に勝つ。そうだろう?」
椎名に言われると、勝てるような気がして来た。
「そうだな…勝ったら朝までつきやってやるよ。俺の絶倫くん…」
小声で言うと椎名はやる気満々で駆け出していた。
「皆さん行きますよぉ~」
「椎名くんに先手は任せるとするかなっと!」
天野は近くの岩に登ると矢をつがえる。
椎名が一発目を殴った瞬間に合わせてどんどん打ち始めた。
狙うは目!
どんな生物も目は保護しようがない。
いくら鱗で覆われていても、目だけはそうじゃないからだ。
椎名に氷竜の視線が行った時を狙って打った矢がかろうじて片目に
命中した。
尻尾を振り回すと辺り一帯を薙ぎ払い始めた。
聖女の光のシャワーを浴びながらダメージが溜まって行く。
春樹はこっそりと隠れながら近づくと椎名に回復をかけて行く。
一方的に殴れる訳ではなく、爪が何度も皮膚を引き裂いていた。
身体に傷が増える度に回復を入れて行く。
傷は癒えても血は消えるわけではない。
服も赤黒く染まって行く。
目に矢が命中するとヘイトが天野へと向かった。
村人のメイアはと言うと壁をナイフを使って器用によじ登ると何かを探し
ているようだった。
氷竜の身体が光りだすとダメージが効かなくなった。
少し距離を置くと逃げに徹する。
そのうちに春樹は奥の小部屋へと向かう。
そこは氷竜の真後ろに当たる場所で、死角になっていた。
「みんなーー!衝撃に備えて!!」
天野と聖女はメイアと共に入り口へと急いで走って行く。
春樹は椎名に声をかけると小部屋へ来るように叫んだ。
今から入り口までは距離がありすぎて走っていたら間に合わない。
天野が距離を取ったことでヘイトが椎名へと返ってくる。
避けながらも小部屋を目指す。
「急げ!」
滑り込むと壁の一部が爆発して赤いどろどろの溶岩が降って来た。
一瞬で灼熱の洞窟へと変わってしまった。
「これっ、椎名っ!」
冷石を投げると受け取り握り潰すと身体の周りに膜ができた。
これで灼熱地獄からは解放される。
フェンにも同じように冷石を割る。
「あとは、収まったらすぐに攻撃しないと…」
「なっ…ここで戦うのか?」
氷竜の光る身体は一気に光が消えて溶岩によるダメージが入っていた。
だが、氷竜の周りだけが溶岩が固まりその周りを取り囲むように真っ赤な
溶岩地帯になってしまった。
入り口までは戻った天野は側まで近づけない。
唯一小部屋に逃げ込んだ春樹と椎名だけが後ろから気づかれずに近づける
立場にあった。
「行ってくる…」
「あぁ、気を付けろよ…」
小部屋を出ると駆け出していく。
確かに攻撃は当たるしHPも減っては行くがそれでも減りが遅い。
このままではまた無敵になる方が早いだろう。
春樹の攻撃魔法はそこまで強くない。
だから外から攻撃しても意味がない。
せめて直接中に攻撃できたら…。
「そうだ…竜の逆鱗!確か竜の顎の下に一枚だけ逆さに生えている鱗がある
って聞いた事がある。えーっと。」
鑑定に望遠を合わせると戦って動き回る竜の顎の下あたりがピカッと光った。
逆さに生えているせいで角度が変わると水晶に反射して光ったのだろう。
場所は分かったがどうやって攻撃しようかと考えると首の真下にバリアを整形
した。
それも取り囲むようにいくつか作る。
すると椎名を追って向きを変えようとしておもいっきり自分からぶつかって来た。
ぶつかった事で、首の周りを取り囲むモノに気づいたようだった。
何度もぶつかるとバリアにヒビが生じる。
そんな事は構わない。
自分からぶつかっている部分が大事だった。
そう、丁度逆鱗部分が衝突しているのだ。
何度もぶつけると椎名から視線が外れる。
今のうちにと回復をかけると椎名に首元と伝えた。
バリアの角度を少しずつ変えると何度目かの衝突で逆鱗の鱗が剥がれた。
人間の力では剥ぎ取れないが竜が自らの力で削いでくれればなんとかできる。
落ちて行く鱗をイベントリにしまうと椎名が一気にソコを貫く。
ダメージが一気に入るがまだ足りない。
残り20%、ここまで来ると時間の問題だった。
無敵になる前に倒さないと。
すると懐にいたフェンが飛び出すと一気に大きくなり竜と大差ないくらいに巨大化
すると逆鱗のあった場所に噛みつき炎を放った。
一気にHPを削り切り氷竜はその場に倒れ込むと振動が足元を伝った。
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