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第五十六話 魔王の覚醒
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今まで違和感しかない声に、女の身体は嫌で仕方がなかった。
でも、今は違う。
下もちゃんとついているし、声も低い。
そして何より聞き覚えのある声だったのだ。
「椎名…椎名…俺、今どうなってる?」
「春…でいいんだよな?」
椎名も半信半疑のようでお互いに抱きしめ合った。
魔法で氷を作り表面を少し溶かして鏡のように綺麗にすると、自分の姿が
映し出された。
「俺の身体…なんだよな…」
「あぁ、春がいればもうどうだっていいよ。」
「でも、勇者なんだろ?ちゃんと魔王倒して一緒に帰ろうぜ?」
「…春、その事なんだが…ステータスオープン」
椎名がステータスを見せると職業のところが消えて、勇者の文字が斜線で元
勇者になっていた。
「マジかよ…なら、武器って使えないのか?」
「あぁ、コレなら…もう反応しないな…。普通の剣としては使えるがスキル
が出ないんだ、それと切れ味も悪い」
「そっかぁ~、俺のはどーなってんだ~ステータスオープン」
春樹が自分のステータスを開くと横から椎名が覗き込んだ。
レベル158(+25) 矢田春樹
職業:魔王(覚醒済み)
スキル:魅了
魔物の意思疎通
他にもスキルがいくつか並んでいた。
言葉を失う春樹に対して椎名は平然と見ている。
「これって何かの間違い…だよな?」
「何言ってんだ?前からこんなだろ?やっとレベルと名前が文字化けしなく
なったのにどうしたんだ?」
「えっ…文字化け?職業の所も?」
「読めるのか?」
「いや…読めない…かな」
見たくなかった。
これでは一緒に魔王討伐ではなくて倒されるべき魔王が自分なんて言えるは
ずもなかった。
しかも文字化けして読めなくなってる?
椎名の説明では初めての時はステータスすら出なかったらしい。
この前やっとステータスが出るようになったけど、全てが文字化けして読め
なかったらしい。
今はやっとレベルと名前だけ見えるようになったいう。
このまま全部見えるようになったら椎名との関係は一体どうなってしまうの
だろう?
いくら勇者じゃなくなったと言っても、いつかは魔王を倒すべく強くなって
いくのだろう。
天野もきっとレベル上げに奔走している筈だ。
なら、俺はこのままここにいてもいいのだろうか?
「椎名…あのさ…」
「春が生きてて本当によかった…もう絶対に死なせないから。俺の側からい
なくならないでくれ。」
今までこんな切羽詰まった椎名なんて見た事なかった。
それも全て春樹が死んだのが原因なのだろう。
ここまでにあった事をかいつまんで話してくれた。
勇者である事を放棄したので、称号が消えたのかもしれない。
もし、ナル山の地下都市ベルンに向かって剣を直したらまた称号は戻るの
だろうか?
そうなったら、春樹は椎名と戦えるのだろうか?
帰る方法は勇者が魔王を倒した時、もしくは魔王に全てを滅ぼされ死んだ
時はどうなってしまうのだろうか?
魔王にはレベル上限はない。
それに括弧で付け加えられたプラスは女の春樹で上げた分のレベルポイント
だった。
「春…もういなくならないよな?」
「あぁ、もちろん。それに俺のがレベル高くなってるしな…」
「言われてみればそうだな…でも、よかった。このまま一緒に居られるなら
どこにいても俺はいいと思うんだ」
「それは…戻らないって事か?」
「あぁ…こうやって春が生きててくれれば、世界が滅んだとしても構わない」
春樹が魔王なのだから春樹が滅ぼそうとしない限りは滅びないと思うのだが…
「椎名…こっち向いて?」
見つめ合うとどちらからともなく唇を重ねた。
鼻に抜ける声を感じながら何度も求めた。
リップ音をたてながら離れるとお互い下半身が膨れ上がっている事には気づいた。
「ははっ…エッチ…」
「春…抱いても…いい?」
「宿屋に戻らね~か?外ではちょっとな…それにお金もたんまりあるだろう?明日
はずっと一緒にいよう?」
春樹の熱を感じるように強く抱きしめるとお互い立ち上がる。
宿屋へと戻ると騒がしくなっていた。
「そういえば…忘れてた…」
「ん?」
「春に毒を盛った奴がいて…殺したんだった。」
子供の胴体が上下に真っ二つになっていたらしく大量の血が吹き飛んでいた。
勇者天野と聖女がその場をいなしていたらしいがまだ綺麗に片付けられてはいな
かった。
戻ってくるとすぐに奥の階段を通って上の階に上がった。
多分忙しそうにしていたので気づいてはいないだろう。
「あいつら仲良さそうだな…」
「春っ…早く」
「あぁ…」
部屋に着くとどちらともなくベッドへと倒れ込んでいた。
「本当にいいんだな?」
「椎名ってそんなに俺の事信じられない?女の時は毎晩抱いてたくせに…」
「そ…それは…」
「男の俺じゃ嫌だ?」
「違う!…//////」
真っ赤になって行く椎名を揶揄うのをやめると自分から服を脱ぎ始めた。
「いいよ。椎名となら…抱かれてもいいって思ってるから」
椎名の顔を上げさせると自分を見るようにさせた。
もっと、俺を見ろよと言わんばかりに抱きしめてやる。
でも、今は違う。
下もちゃんとついているし、声も低い。
そして何より聞き覚えのある声だったのだ。
「椎名…椎名…俺、今どうなってる?」
「春…でいいんだよな?」
椎名も半信半疑のようでお互いに抱きしめ合った。
魔法で氷を作り表面を少し溶かして鏡のように綺麗にすると、自分の姿が
映し出された。
「俺の身体…なんだよな…」
「あぁ、春がいればもうどうだっていいよ。」
「でも、勇者なんだろ?ちゃんと魔王倒して一緒に帰ろうぜ?」
「…春、その事なんだが…ステータスオープン」
椎名がステータスを見せると職業のところが消えて、勇者の文字が斜線で元
勇者になっていた。
「マジかよ…なら、武器って使えないのか?」
「あぁ、コレなら…もう反応しないな…。普通の剣としては使えるがスキル
が出ないんだ、それと切れ味も悪い」
「そっかぁ~、俺のはどーなってんだ~ステータスオープン」
春樹が自分のステータスを開くと横から椎名が覗き込んだ。
レベル158(+25) 矢田春樹
職業:魔王(覚醒済み)
スキル:魅了
魔物の意思疎通
他にもスキルがいくつか並んでいた。
言葉を失う春樹に対して椎名は平然と見ている。
「これって何かの間違い…だよな?」
「何言ってんだ?前からこんなだろ?やっとレベルと名前が文字化けしなく
なったのにどうしたんだ?」
「えっ…文字化け?職業の所も?」
「読めるのか?」
「いや…読めない…かな」
見たくなかった。
これでは一緒に魔王討伐ではなくて倒されるべき魔王が自分なんて言えるは
ずもなかった。
しかも文字化けして読めなくなってる?
椎名の説明では初めての時はステータスすら出なかったらしい。
この前やっとステータスが出るようになったけど、全てが文字化けして読め
なかったらしい。
今はやっとレベルと名前だけ見えるようになったいう。
このまま全部見えるようになったら椎名との関係は一体どうなってしまうの
だろう?
いくら勇者じゃなくなったと言っても、いつかは魔王を倒すべく強くなって
いくのだろう。
天野もきっとレベル上げに奔走している筈だ。
なら、俺はこのままここにいてもいいのだろうか?
「椎名…あのさ…」
「春が生きてて本当によかった…もう絶対に死なせないから。俺の側からい
なくならないでくれ。」
今までこんな切羽詰まった椎名なんて見た事なかった。
それも全て春樹が死んだのが原因なのだろう。
ここまでにあった事をかいつまんで話してくれた。
勇者である事を放棄したので、称号が消えたのかもしれない。
もし、ナル山の地下都市ベルンに向かって剣を直したらまた称号は戻るの
だろうか?
そうなったら、春樹は椎名と戦えるのだろうか?
帰る方法は勇者が魔王を倒した時、もしくは魔王に全てを滅ぼされ死んだ
時はどうなってしまうのだろうか?
魔王にはレベル上限はない。
それに括弧で付け加えられたプラスは女の春樹で上げた分のレベルポイント
だった。
「春…もういなくならないよな?」
「あぁ、もちろん。それに俺のがレベル高くなってるしな…」
「言われてみればそうだな…でも、よかった。このまま一緒に居られるなら
どこにいても俺はいいと思うんだ」
「それは…戻らないって事か?」
「あぁ…こうやって春が生きててくれれば、世界が滅んだとしても構わない」
春樹が魔王なのだから春樹が滅ぼそうとしない限りは滅びないと思うのだが…
「椎名…こっち向いて?」
見つめ合うとどちらからともなく唇を重ねた。
鼻に抜ける声を感じながら何度も求めた。
リップ音をたてながら離れるとお互い下半身が膨れ上がっている事には気づいた。
「ははっ…エッチ…」
「春…抱いても…いい?」
「宿屋に戻らね~か?外ではちょっとな…それにお金もたんまりあるだろう?明日
はずっと一緒にいよう?」
春樹の熱を感じるように強く抱きしめるとお互い立ち上がる。
宿屋へと戻ると騒がしくなっていた。
「そういえば…忘れてた…」
「ん?」
「春に毒を盛った奴がいて…殺したんだった。」
子供の胴体が上下に真っ二つになっていたらしく大量の血が吹き飛んでいた。
勇者天野と聖女がその場をいなしていたらしいがまだ綺麗に片付けられてはいな
かった。
戻ってくるとすぐに奥の階段を通って上の階に上がった。
多分忙しそうにしていたので気づいてはいないだろう。
「あいつら仲良さそうだな…」
「春っ…早く」
「あぁ…」
部屋に着くとどちらともなくベッドへと倒れ込んでいた。
「本当にいいんだな?」
「椎名ってそんなに俺の事信じられない?女の時は毎晩抱いてたくせに…」
「そ…それは…」
「男の俺じゃ嫌だ?」
「違う!…//////」
真っ赤になって行く椎名を揶揄うのをやめると自分から服を脱ぎ始めた。
「いいよ。椎名となら…抱かれてもいいって思ってるから」
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もっと、俺を見ろよと言わんばかりに抱きしめてやる。
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