間違って村娘が勇者パーティーにいます

秋元智也

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第五十七話 地下都市ベイル

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男の身体での交わりは初めてだった。
普通に酷使しない筋肉に入れる場所じゃないところを押し広げられる
感覚は未だに慣れなかった。

その為、十分に時間を使って慣らされたせいもあってか明け方まで前戯
だけで春樹だけイカされ続けたせいもあってかどこもかしこも性感帯に
でもなったかのように感じてしまう。

昼までずっとお互いを求め続け、昼を回った頃には疲れ果てて眠ってい
たのだった。
この世界に避妊具なんてあるはずもなく春樹が起きた時には中からドロッ
と垂れてくるモノにあわてて力を込めて出てくるのを止めたくらいだった。

椎名はぐっすりと眠っている。
きっと今日の夜も求めてくるだろう。
このままずっと、一緒にいて…ずっとセックス付けの日々でも構わないかも
と思いながらも、どこかではこのままではダメだと思っているのだ。

服を着ると下に降りると井戸の水で身体を洗った。
奥まで掻き出すとスッキリした身体で部屋へと戻った。

「春っ!どこに行ってたんだ?どこも怪我はないか?」
「外で洗ってた…ほらっ、昨日ここにたっぷり出しただろう?」
「そ…それは…//////」
「いいよ、気持ちよかったし。まだここ柔らかいからいつでもいいよ?飯
 食ったら…第二ラウンドするか?」
「身体は大丈夫なのか?」

にっこりと微笑むとわざと抱きついてキスを交わす。
食事を終えると早速とばかりに求められた。

春樹は魔王の覚醒体になってからは身体が軽く感じた。
元々持っていたイベントリも使えるようになって多くのスキルが手に入っ
ていた。

「明日はさ~ドワーフの地下都市に行こうぜ?」
「なんでだ?もう用はないだろ?」
「俺が見てみたいんだ♪」
「なら、行こう」

単純な椎名に感謝しながら策を練っていく。
もう一度勇者として立ち上がる為に…。

魔王に対して挑んでくれるように。
そして…元の世界へと帰る為に…。

スキル幻惑と魅了はこれ以上ないくらいにありがたいスキルだと思う。
これから椎名にする事を考えると心が痛くないとは言えないけど、これが
最善なのだと信じる事にした。

朝早くに出発すると地下都市に行くべくまずはナル山へと向かった。
今の二人ならその辺に湧く魔物など雑魚同然に倒せる。

「本当にチート級に強いんだな?」
「それは春もだろ?」
「まぁ~これなら簡単にいけそうだな~」
「でも、わざわざドワーフの街なんか行かなくても…」
「こんな世界にきたんだからいろんな種族に会いに行くのもいいだろ?
 そのついでに剣も直せるなら打ち直してもらおうぜ?もう、勇者じゃ
 ないんだろう?なら俺と何もをしてても自由って事だろ?」

春樹が言うと嬉しそうに椎名は頷くと春樹の腰に腕を回してくる。

「ヤバい…春をすぐにでも抱きたい…ここで脱がして入れたい」
「おいっ…さっきまで戦ってた場所で興奮すんなって…」

周りには倒した魔物の残骸が転がっていた。
いつ、また襲われるかも分からない場所で無防備な事は出来ない。

「だったら早く街に行って宿でも取らないとな?」
「うんっ…ちょっとだけ…ちゅっちゅっ…」

キスを数回すると春樹を味わうように舐めると首筋に赤い鬱血を残した。

「さぁ、早く行こう」

満足したかのように歩き出す。
春樹の方が中途半端に触れられたせいで身体が疼いてたまらない。
顔を真っ赤に染めると八つ当たりのように魔物を倒していった。
ナル山には数多くの魔物が生息していたが、ふたりの敵ではなかった。

地図に記されている道を進むと崩れた炭坑が見えてきた。

「ここを行くのか?地図ではここで合ってるな~崩れないよな?」
「今にも崩れそうだけど…こんなところでは戦いたくないな~」

地図を持つ椎名の肩に顔を近づけるとわざと身体をピッタリとくっつけて
煽ってやる。
さっきのお返しとばかりに意地悪っぽく笑うと春樹は駆け出していた。

「早いもん勝ちな!勝った人の言うことを一日聞くってのはどーだ?」
「おっ…おい!」

椎名の返事も聞かず前を駆け出している。
振り向かない、多分後ろを走ってきているはずだから…。

奥まで行ったところで開けた空間へと出た。
鍾乳洞で作られた地下都市。
そこはドワーフの街と呼ばれた場所だった。

建物はどれも芸術的に作られていて、見ていて飽きない。

「すげ~~~!」
「春っ…もう、ずるいって…」
「へへへっ…俺の勝ち!だな?明日一日中俺に付き合えよ!」

そう言うと春樹は悪戯っぽい笑みを浮かべた。
地下都市ベイルに入るとエクスカリバーを修繕してくれる職人を探した。
もちろん剣を見せると自分の手に負えないと断られる事が多かった。

「それは俺には直せん。奥のボロ屋に住んでるダイナに頼んだらどうかのう。」
「ダイナ?その人は腕がいいのか?」
「昔は…だがな、今は酒に溺れてもう腕が鈍ってなけりゃいいがな~」

何があったか知らないが、昔はそれなりに腕のいい職人だったらしい。言われた
小屋へと行くと蜘蛛の巣だらけの部屋の片隅で酒瓶を片手に眠る人影があった。

「ダイナさーん」
「ふごごごごっ…すぅ~~~、ふごごごごっ…」
「起きないな~…ならっ!」

近くにあったフライパンを手に持つと、カンッカンッカンッ!
と大きな音を立てた。
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