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第百○四話 夢の中へ〜斉藤楓〜別れ
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周りの見ている人も、いつもの事なので離れて巻き込まれないように机を
移動させて中央だけ開ける。
あとはお互い取っ組み合いになるまでそうかからなかった。
男女といえどそこまで体格差はないせいか一進一退を繰り返していた。
チャイムが鳴って先生が来た事で、一時中断となった。
「おい、そこ!斉藤、武藤!お前ら廊下に立っとれ!」
「げっ!」
「マジか!」
二人は先生に気づかなかったのか、呼ばれて気がついた。
二人仲良く廊下に立つと気まずそうにしていた。
「お前らって仲がいいよな~」
武藤に親友が話かけて来たが、あえて無視した。
「本当に玲華ちゃん、どーしたんだよ?」
こっそり小声で聞いてくるあたり、気になっているらしかった。
「本当に知らないわよ…何かあったのかな…連絡ないのって初めてだし」
「このまま学校抜けて、家に行こうぜ?」
「何言ってんのよ!そんな事したら…」
「心配じゃねーの?どーせ怒られんだし、俺ら二人ならいいだろ?一緒に怒
られよーぜ?」
ニイっと笑う樹に楓は少しホッとした気がした。
確かに気になっているから、早く学校が終わって欲しかったし、自分で抜け
出す勇気もなかったからだ。
樹が一緒なら、怒られる時も一緒だ。
一人じゃないのは心強い。
「仕方ないわね、こっそりいくわよ?」
「おう!そうこなくっちゃな!」
授業中にもかかわらずゆっくりと廊下を抜け出して下駄箱まで走る。
あとは靴に履き替えて玲華の家へと向かった。
「何か聞いてないのか?」
「昨日はあんまり電話できなかったのよ、久しぶりに単身赴任のお父さんが
帰ってくるって言ってたし。夜中まで電話してたら流石にね~?」
「お前らって、どんだけ話す事あるんだよ?」
「あんたに言われたくないわ!女の子は色々あるのよ!男子には分からない
に決まってるじゃん!えーっと、ここだね!」
一軒家の前で止まるとそこには表札が出ていて、玲華の家である事を知る。
「へ~こんな近かったんだな~」
「あんた知らなかったの?なら、連れて来なきゃよかった…」
「って、お前だって一人で心細かっただろ?」
「そんな事ないもん!煩いな~もう、帰っていいよ!」
「いや、俺も付いてってやるって、な?」
喧嘩越しになるが、今はグッと我慢するとインターホンを鳴らす。
一向に返事がない。
「あれ?いないのかな?」
「そんな訳ねーだろ?ほらっ、カーテン閉まってるけど電気ついてね?」
樹が言う通り二階の部屋の電気が付いてるようにも見える。
「ここから見て見えるあんたって…ちょっと引くわ~」
「なんだ~それ!ほら、もっと鳴らせって」
何度も鳴らしてみたが全く反応がなかった。
仕方ないので玄関のドアを回すと鍵はかけられていなかった。
「空いてるじゃん?」
「うそっ…玲華~入るよー!」
中に顔を突っ込むと声をかけてみた。
しかし何の反応もなかった。
玄関上がり、二階の玲華の部屋へといくと部屋をノックしても返事はない。
いつも遊びに来ているので慣れてはいるけど、後ろに樹がいるので易々と
部屋のドアを開けるわけにはいかない。
「玲華~開けるよー?」
返事もないけど、いつものように気軽に開けるとそこにはベッドの上に赤黒い
血痕と共に横たわる玲華の姿があった。
「れ…れいか…きっ…うぐっ!」
「しっ…静かに…」
悲鳴をあげようとした瞬間、後ろから口を塞がれた。
「黙ってろって、これって誰かいたらやばいんじゃね?」
樹の言おうとしている事に気づくと、一旦頷き言葉を飲み込む。
「もう、大丈夫か?一旦出ようぜ、警察呼ばないと!」
「うん…」
樹と共に階段を降りようとして一階で物音がしたのに気づいた。
「誰かいるのかも…。部屋に戻るぞ!」
樹に手を引かれ玲華の部屋へ戻ると鍵をかけた。
携帯で警察を呼ぶが、手が震えて声も上手く出ない。
代わりに樹が出て、ここの住所は楓が話した。
しばらくしてサイレンが聞こえてくると、玄関でゴソゴソと音がして、誰か
が出て行った。
二階の窓かから眺めながら警察の到着でやっと助かった事を知った。
一階には玲華の母親が亡くなっていたらしい。
包丁で滅多刺しになっており、原型を止めていなかったらしい。
玲華は心臓にひとつきで絶命したという。
涙が止まらなかった。
そんな楓を樹はしばらく側にいてついていてくれた。
早く、動け!動いて!
必死に考えていても震える身体は自由にならなかった。
地面へと転がる樹を目の前に、必死で何か訴えている。
声が耳に届いた時には包丁を持った男が前まで来ていた。
「に…げろ…ッ…にげろーっ!」
「ひぃっ…ぃ…やっ…」
腕を掴まれるともう、終わったと思った。
その瞬間光に包まれていて、痛みが胸を貫くと同時に意識が消えていた。
次の見たのは石壁に囲まれた王宮の地下だった。
横には生きている樹が横たわっていた。
「ねぇ~起きてよ!樹ってば~」
「んっ?…あれ…?俺、生きてる?」
さっき刺された場所を触って見るが、傷跡は一切なかった。
移動させて中央だけ開ける。
あとはお互い取っ組み合いになるまでそうかからなかった。
男女といえどそこまで体格差はないせいか一進一退を繰り返していた。
チャイムが鳴って先生が来た事で、一時中断となった。
「おい、そこ!斉藤、武藤!お前ら廊下に立っとれ!」
「げっ!」
「マジか!」
二人は先生に気づかなかったのか、呼ばれて気がついた。
二人仲良く廊下に立つと気まずそうにしていた。
「お前らって仲がいいよな~」
武藤に親友が話かけて来たが、あえて無視した。
「本当に玲華ちゃん、どーしたんだよ?」
こっそり小声で聞いてくるあたり、気になっているらしかった。
「本当に知らないわよ…何かあったのかな…連絡ないのって初めてだし」
「このまま学校抜けて、家に行こうぜ?」
「何言ってんのよ!そんな事したら…」
「心配じゃねーの?どーせ怒られんだし、俺ら二人ならいいだろ?一緒に怒
られよーぜ?」
ニイっと笑う樹に楓は少しホッとした気がした。
確かに気になっているから、早く学校が終わって欲しかったし、自分で抜け
出す勇気もなかったからだ。
樹が一緒なら、怒られる時も一緒だ。
一人じゃないのは心強い。
「仕方ないわね、こっそりいくわよ?」
「おう!そうこなくっちゃな!」
授業中にもかかわらずゆっくりと廊下を抜け出して下駄箱まで走る。
あとは靴に履き替えて玲華の家へと向かった。
「何か聞いてないのか?」
「昨日はあんまり電話できなかったのよ、久しぶりに単身赴任のお父さんが
帰ってくるって言ってたし。夜中まで電話してたら流石にね~?」
「お前らって、どんだけ話す事あるんだよ?」
「あんたに言われたくないわ!女の子は色々あるのよ!男子には分からない
に決まってるじゃん!えーっと、ここだね!」
一軒家の前で止まるとそこには表札が出ていて、玲華の家である事を知る。
「へ~こんな近かったんだな~」
「あんた知らなかったの?なら、連れて来なきゃよかった…」
「って、お前だって一人で心細かっただろ?」
「そんな事ないもん!煩いな~もう、帰っていいよ!」
「いや、俺も付いてってやるって、な?」
喧嘩越しになるが、今はグッと我慢するとインターホンを鳴らす。
一向に返事がない。
「あれ?いないのかな?」
「そんな訳ねーだろ?ほらっ、カーテン閉まってるけど電気ついてね?」
樹が言う通り二階の部屋の電気が付いてるようにも見える。
「ここから見て見えるあんたって…ちょっと引くわ~」
「なんだ~それ!ほら、もっと鳴らせって」
何度も鳴らしてみたが全く反応がなかった。
仕方ないので玄関のドアを回すと鍵はかけられていなかった。
「空いてるじゃん?」
「うそっ…玲華~入るよー!」
中に顔を突っ込むと声をかけてみた。
しかし何の反応もなかった。
玄関上がり、二階の玲華の部屋へといくと部屋をノックしても返事はない。
いつも遊びに来ているので慣れてはいるけど、後ろに樹がいるので易々と
部屋のドアを開けるわけにはいかない。
「玲華~開けるよー?」
返事もないけど、いつものように気軽に開けるとそこにはベッドの上に赤黒い
血痕と共に横たわる玲華の姿があった。
「れ…れいか…きっ…うぐっ!」
「しっ…静かに…」
悲鳴をあげようとした瞬間、後ろから口を塞がれた。
「黙ってろって、これって誰かいたらやばいんじゃね?」
樹の言おうとしている事に気づくと、一旦頷き言葉を飲み込む。
「もう、大丈夫か?一旦出ようぜ、警察呼ばないと!」
「うん…」
樹と共に階段を降りようとして一階で物音がしたのに気づいた。
「誰かいるのかも…。部屋に戻るぞ!」
樹に手を引かれ玲華の部屋へ戻ると鍵をかけた。
携帯で警察を呼ぶが、手が震えて声も上手く出ない。
代わりに樹が出て、ここの住所は楓が話した。
しばらくしてサイレンが聞こえてくると、玄関でゴソゴソと音がして、誰か
が出て行った。
二階の窓かから眺めながら警察の到着でやっと助かった事を知った。
一階には玲華の母親が亡くなっていたらしい。
包丁で滅多刺しになっており、原型を止めていなかったらしい。
玲華は心臓にひとつきで絶命したという。
涙が止まらなかった。
そんな楓を樹はしばらく側にいてついていてくれた。
早く、動け!動いて!
必死に考えていても震える身体は自由にならなかった。
地面へと転がる樹を目の前に、必死で何か訴えている。
声が耳に届いた時には包丁を持った男が前まで来ていた。
「に…げろ…ッ…にげろーっ!」
「ひぃっ…ぃ…やっ…」
腕を掴まれるともう、終わったと思った。
その瞬間光に包まれていて、痛みが胸を貫くと同時に意識が消えていた。
次の見たのは石壁に囲まれた王宮の地下だった。
横には生きている樹が横たわっていた。
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