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第二章
12話 希望の光
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話をまとめると結局は、ケイルが自分で回復魔法と、強化バフ、速度
バフを掛けれるようになるというのが条件になった。
どれをするにも、まずは必要な工程が全身に魔力を通わせるというのが
必須だった。
さっきまでやっていた事を一瞬でやれなければ生き残れないという。
「これ、なんで消えるんだよ~」
「こればっかりは慣れないと無理ね」
「ケイルは生活魔法はできるんだから、コツさえ掴めばできるわよ」
「コツかぁ~…はぁ、確かにいつもイリアに頼りっぱなしだもんな~」
少し休むと、毎日繰り返すようにやっている。
今も手の中にあるはずの魔力が全身にいき届く前に霧散したのだった。
「だぁぁっーーー!また消えたぁぁぁーーー!」
「ふふふっ、お兄ちゃんって結構不器用だったんだね~、なんでも器用
にこなしてるイメージあったけどな~」
「それは向こうの世界でだろ?そりゃ~圭子にいいところ見せたかった
しな~、頑張りもするだろ?」
「そうなの?」
「そうだよ!」
どんな時でも圭子の前でだけはできる兄を演じたかった。
だからどんな努力だってして来た。
でも、この世界では情けないところばかり晒してしまっている。
これでは、兄としてのメンツに関わる。
「私は…ケイルがいてよかったかな…」
「ん?」
「ずっと一人だったから、誰かと一緒に…こんな風に話せるって嬉しい
んだよ?」
「前に師匠がいたって言っただろ?どうなったんだ?」
「…それは」
何か言いたく無さそうだったので、それ以上は聞かなかった。
イリアも言わないという事は、きっと言いたく無いのだろう。
一週間。
ギルドの依頼を1日置きにして、ずっと宿屋に籠って魔力循環だけをして
いた。
外には出ないので髪も銀色に戻っており、食事もギルド依頼もイリアだ
けで受け取りに行っていた。
「なんでできないんだよ~…もうちょっとでなにか掴めそうなんだけど
な~」
疲れて寝転がると天井を眺めながら指先だけに集中する。
ここまでは出来る。
そのあとが問題なのだ。
「いっそ入れ物でもあればな~」
(魔力をどこかに一旦保存でもできれば、それを循環させれば…入れ物
かぁ~)
そういえば魔力を貯めれる石の話を昔リーさんから聞いたことがあった。
7歳の誕生日のあの日、魔法の恩恵を受けれないと知ったあの日の朝にリー
さんがくれたプレゼント。
それは、ケイルの瞳の色と同じ真っ赤な石だった。
いつも大事に首にかけていたが、これを鑑定した時に魔力を一時的に貯める
効果があったのだ。
それを思い出すと、手の中に握りしめるとそこに集中する。
温かい感触が手の中に広がった。
いつもは霧散してしまう魔力が今も安定してそこに存在する。
それを一気に全身へと張り巡らせる。
「よし!」
身体の全身に行き渡ると身体が軽くなるのを実感した。
側にあった机を軽く叩くと、バキバキッといって壊れてしまった。
強化もスピードもかかっている。
あとは持続時間だけだった。
イリアが戻る前に、どのくらい持続するかを検証したのだった。
「ただいま~」
「おかえり~、イリア、やったよ!ついに自分でバフかけれたよ!」
「そっか、なら時間を測らないとね」
「それも大丈夫!さっきから測ってた。最初は10分くらいで、次が9分く
らいだったかな~」
何度もかければその分、時間も減っていく。かけた本人の込めた魔力次第
でどうにでも変わりそうだった。
「なら、次は回復魔法だけど…これは怪我してそこを治す方がいいわね」
そういうと、おもむろにナイフを取り出すと自分の腕の当てた。
「ちょっと、何をやってるんだよ!」
慌てて止めるとイリアは不思議そうに見て来た。
「どうしてって、まずは怪我しないと…でしょ?」
「でしょじゃないよ、なら、俺が自分で…」
「自分が怪我したら、集中できないでしょ?」
「それでも、イリアが怪我してた方がよっぽど集中できないよ!」
断固としてケイルはこれを認めなかった。
結局、ケイル自身が軽く皮膚を切って、それを治すという事になった。
怪我は大きくても小さくてもやる事は一緒なのだ。
「いい?よく見ててね?さっきの魔力を集める行為は一緒で、その後は
この怪我してる部分に膜を作る感じでそこだけの時間を切り取る感じ
で…どう?分かる?」
いつも治してもらっている立場で考えた事もなかったが、誰でもできる
と言われた時は本当に驚いた。
途中までの過程はできているので、あとは応用だけだったのだ。
「これってさ~、この応用で攻撃魔法もできたりする?」
「それは無理でしょうね…だって一気に出せる魔力量が違うもん。ケイル
はさっきまでの魔法でゆっくり練っていく事はできても、一気に放出す
るような魔法は向いてないわ。それには元々の魔力保有量が足りないの」
「…やっぱりかぁ~」
少し期待した自分を恥じた。
やっぱり異世界で、魔法があるのだから思いっきり放ってみたいと思うの
は、男として正常だと思う。
一瞬で期待は打ち砕かれたのだった。
バフを掛けれるようになるというのが条件になった。
どれをするにも、まずは必要な工程が全身に魔力を通わせるというのが
必須だった。
さっきまでやっていた事を一瞬でやれなければ生き残れないという。
「これ、なんで消えるんだよ~」
「こればっかりは慣れないと無理ね」
「ケイルは生活魔法はできるんだから、コツさえ掴めばできるわよ」
「コツかぁ~…はぁ、確かにいつもイリアに頼りっぱなしだもんな~」
少し休むと、毎日繰り返すようにやっている。
今も手の中にあるはずの魔力が全身にいき届く前に霧散したのだった。
「だぁぁっーーー!また消えたぁぁぁーーー!」
「ふふふっ、お兄ちゃんって結構不器用だったんだね~、なんでも器用
にこなしてるイメージあったけどな~」
「それは向こうの世界でだろ?そりゃ~圭子にいいところ見せたかった
しな~、頑張りもするだろ?」
「そうなの?」
「そうだよ!」
どんな時でも圭子の前でだけはできる兄を演じたかった。
だからどんな努力だってして来た。
でも、この世界では情けないところばかり晒してしまっている。
これでは、兄としてのメンツに関わる。
「私は…ケイルがいてよかったかな…」
「ん?」
「ずっと一人だったから、誰かと一緒に…こんな風に話せるって嬉しい
んだよ?」
「前に師匠がいたって言っただろ?どうなったんだ?」
「…それは」
何か言いたく無さそうだったので、それ以上は聞かなかった。
イリアも言わないという事は、きっと言いたく無いのだろう。
一週間。
ギルドの依頼を1日置きにして、ずっと宿屋に籠って魔力循環だけをして
いた。
外には出ないので髪も銀色に戻っており、食事もギルド依頼もイリアだ
けで受け取りに行っていた。
「なんでできないんだよ~…もうちょっとでなにか掴めそうなんだけど
な~」
疲れて寝転がると天井を眺めながら指先だけに集中する。
ここまでは出来る。
そのあとが問題なのだ。
「いっそ入れ物でもあればな~」
(魔力をどこかに一旦保存でもできれば、それを循環させれば…入れ物
かぁ~)
そういえば魔力を貯めれる石の話を昔リーさんから聞いたことがあった。
7歳の誕生日のあの日、魔法の恩恵を受けれないと知ったあの日の朝にリー
さんがくれたプレゼント。
それは、ケイルの瞳の色と同じ真っ赤な石だった。
いつも大事に首にかけていたが、これを鑑定した時に魔力を一時的に貯める
効果があったのだ。
それを思い出すと、手の中に握りしめるとそこに集中する。
温かい感触が手の中に広がった。
いつもは霧散してしまう魔力が今も安定してそこに存在する。
それを一気に全身へと張り巡らせる。
「よし!」
身体の全身に行き渡ると身体が軽くなるのを実感した。
側にあった机を軽く叩くと、バキバキッといって壊れてしまった。
強化もスピードもかかっている。
あとは持続時間だけだった。
イリアが戻る前に、どのくらい持続するかを検証したのだった。
「ただいま~」
「おかえり~、イリア、やったよ!ついに自分でバフかけれたよ!」
「そっか、なら時間を測らないとね」
「それも大丈夫!さっきから測ってた。最初は10分くらいで、次が9分く
らいだったかな~」
何度もかければその分、時間も減っていく。かけた本人の込めた魔力次第
でどうにでも変わりそうだった。
「なら、次は回復魔法だけど…これは怪我してそこを治す方がいいわね」
そういうと、おもむろにナイフを取り出すと自分の腕の当てた。
「ちょっと、何をやってるんだよ!」
慌てて止めるとイリアは不思議そうに見て来た。
「どうしてって、まずは怪我しないと…でしょ?」
「でしょじゃないよ、なら、俺が自分で…」
「自分が怪我したら、集中できないでしょ?」
「それでも、イリアが怪我してた方がよっぽど集中できないよ!」
断固としてケイルはこれを認めなかった。
結局、ケイル自身が軽く皮膚を切って、それを治すという事になった。
怪我は大きくても小さくてもやる事は一緒なのだ。
「いい?よく見ててね?さっきの魔力を集める行為は一緒で、その後は
この怪我してる部分に膜を作る感じでそこだけの時間を切り取る感じ
で…どう?分かる?」
いつも治してもらっている立場で考えた事もなかったが、誰でもできる
と言われた時は本当に驚いた。
途中までの過程はできているので、あとは応用だけだったのだ。
「これってさ~、この応用で攻撃魔法もできたりする?」
「それは無理でしょうね…だって一気に出せる魔力量が違うもん。ケイル
はさっきまでの魔法でゆっくり練っていく事はできても、一気に放出す
るような魔法は向いてないわ。それには元々の魔力保有量が足りないの」
「…やっぱりかぁ~」
少し期待した自分を恥じた。
やっぱり異世界で、魔法があるのだから思いっきり放ってみたいと思うの
は、男として正常だと思う。
一瞬で期待は打ち砕かれたのだった。
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