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第二章
16話 同業者
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昼になると、門が閉まった。
全員が揃ったのだろう。
「今からここにいる諸君にはお互い戦ってもらう。そして鐘が鳴った時に
その場に残ったものの中で、相手の番号を10個以上持っていた者は次へ
と進んでもらう。では、開始!」
簡単な説明が終わると、一斉に視線がこっちに向いた気がした。
屈強な男達の視線は、ケイルや、ノック、ナシスのような細く、若者から
潰して行こうと言っているように思えた。
「なら、軽く暴れるかな~」
ケイルが言うと剣を抜かずに拳をかまえた。
イリアに教えられた通り、腕力、スピードを上げるバフを自分にかけた。
一気に地面を蹴ると目の前の男の下に入り込むと腹へと拳を叩き込んだ。
軽く握ったはずなのだが一気に壁に激突して動かなくなった。
「あれ?そんなに強く殴ったかな?」
「おい、お前…」
ノックの驚く顔が見えたが、無視して次に取り掛かった。
あっという間に10分のバフは切れたが、そのうちに周りにいた人は全員が
気を失ったままぴくりともしなくなった。
遠くから見ていた人も、その様子を見る限り近づいて来る事は無くなった。
「えーっと、番号、番号~」
「お、お前すげーな!」
親しげに話してくるノックとナシスはもうケイルをバカにはしない。
一緒に番号を回収すると、あっという間の3人とも10枚以上を手にれた。
「俺たち戦わずに済んだな…」
「そうだね、まさかケイルがこんなに強いなんて思わなかったよ。それに
腰に剣を持ってるのに、拳で殴るなんてね」
「あぁ、これなら…切ったら殺しそうだったしな…」
さっきの勢いで剣を持たれたら、あっという間にこのあたりは血の海にな
しそうな気がした。
「いつもは何をしてるんだ?」
「僕は、魔物を狩ってたかな…人間相手ってあまりした事ないんだ」
「貴族のボンボンかと思ったが、違うんだな?」
「あぁ、そうだな…」
昔は王族だったが、今はもう違う。
戻りたいとも思っていない。
いつか最強になって、イリアと一緒に楽しく暮らせればいいと思っている。
そんな3人がおしゃべりを始めたところに命知らずな男が現れた。
3人を見下ろすように立つと、目の前で中指をした上に突き上げた。
「痛い思いをしたくなかったらその番号を全部よこしなっ!」
「はぁ?おっさん、馬鹿じゃねーの?渡すわけねーだろ?」
「なら、俺に倒されたいんだな?」
「話の分からねー奴だな~」
ノックが立ち上がると一緒にナシスも立ち上がった。
ケイルもと思うと、ノックに止められた。
「お前は休んどけ、俺らで倒すから」
「うん、僕たちの戦いも見てて」
二人は倒す気満々でいるが、相手も同じ気持ちなのだろう。
「おい、おい、俺を倒すつもりでいるのか?俺はギルドに頼まれて来てん
だぜ?」
自信満々で言っている事はケイルには何の事かすぐに理解できた。
自分と一緒なのだと。
冒険者なのだ。
だから、こんな試験簡単に受かる人間なのだ。
「ノック、ナシス、ちょっといい?」
「ん?」
「なに?」
「まぁまぁ、少しじっとしてて。」
バフをかける為に彼らの肩に触れると魔力を一気に通す。
イリアのように離れている相手にバフをかけるなんて事はできないが、触
れていれば、自分にかけるようにできるのだ。
「えっ、なにこれ…」
「嘘だろ、身体に力が溢れる感じがするぜ」
「ほらっ、そんなに長くは続かないよ?」
「おう、一瞬で終わらせるぜ」
「ありがとう、ケイル。」
ノックは一気に距離を詰めていく。
ナシスも負けてはいない。
焦るのは男の方だった。
速さもさる事ながら剣も重い。
ただ受けようと思ったが急遽受け流した。
しかし、それは不正解。
強化された腕力には避けるのが正解。
受ければ受けるほどに体力も消耗するし、剣も持たなくなる。
ほらっ、もうボロボロだ。次受け流したらきっと折れる。
ケイルが思った通り、男の剣は見事に折れてしまった。
その間にも後ろからナシスが迫る。
「待った!俺の負けだ!」
「やった~、俺らの勝ち~」
「うん」
ノックが嬉しそうに言うと、隣でナシスがホッと胸を撫で下ろした。
ケイルが男に近づくと手を差し伸べた。
「ほら、番号だしなよ?」
「チッ…まじかよ、こんなガキに…」
悔しそうに呟きながら番号を放り投げた。
「僕もギルドからの依頼なんだよ?同業者は少ない方がいいでしょ?邪魔
しないでよ」
小声でいうと気まずそうに頭を書きながら出て行った。
最後に捨て台詞をぼそっと零すとそれ以来誰も近寄って来る人はいなかった。
そして鐘が鳴り響いてそこまでの合図がかかったのだった。
全員が揃ったのだろう。
「今からここにいる諸君にはお互い戦ってもらう。そして鐘が鳴った時に
その場に残ったものの中で、相手の番号を10個以上持っていた者は次へ
と進んでもらう。では、開始!」
簡単な説明が終わると、一斉に視線がこっちに向いた気がした。
屈強な男達の視線は、ケイルや、ノック、ナシスのような細く、若者から
潰して行こうと言っているように思えた。
「なら、軽く暴れるかな~」
ケイルが言うと剣を抜かずに拳をかまえた。
イリアに教えられた通り、腕力、スピードを上げるバフを自分にかけた。
一気に地面を蹴ると目の前の男の下に入り込むと腹へと拳を叩き込んだ。
軽く握ったはずなのだが一気に壁に激突して動かなくなった。
「あれ?そんなに強く殴ったかな?」
「おい、お前…」
ノックの驚く顔が見えたが、無視して次に取り掛かった。
あっという間に10分のバフは切れたが、そのうちに周りにいた人は全員が
気を失ったままぴくりともしなくなった。
遠くから見ていた人も、その様子を見る限り近づいて来る事は無くなった。
「えーっと、番号、番号~」
「お、お前すげーな!」
親しげに話してくるノックとナシスはもうケイルをバカにはしない。
一緒に番号を回収すると、あっという間の3人とも10枚以上を手にれた。
「俺たち戦わずに済んだな…」
「そうだね、まさかケイルがこんなに強いなんて思わなかったよ。それに
腰に剣を持ってるのに、拳で殴るなんてね」
「あぁ、これなら…切ったら殺しそうだったしな…」
さっきの勢いで剣を持たれたら、あっという間にこのあたりは血の海にな
しそうな気がした。
「いつもは何をしてるんだ?」
「僕は、魔物を狩ってたかな…人間相手ってあまりした事ないんだ」
「貴族のボンボンかと思ったが、違うんだな?」
「あぁ、そうだな…」
昔は王族だったが、今はもう違う。
戻りたいとも思っていない。
いつか最強になって、イリアと一緒に楽しく暮らせればいいと思っている。
そんな3人がおしゃべりを始めたところに命知らずな男が現れた。
3人を見下ろすように立つと、目の前で中指をした上に突き上げた。
「痛い思いをしたくなかったらその番号を全部よこしなっ!」
「はぁ?おっさん、馬鹿じゃねーの?渡すわけねーだろ?」
「なら、俺に倒されたいんだな?」
「話の分からねー奴だな~」
ノックが立ち上がると一緒にナシスも立ち上がった。
ケイルもと思うと、ノックに止められた。
「お前は休んどけ、俺らで倒すから」
「うん、僕たちの戦いも見てて」
二人は倒す気満々でいるが、相手も同じ気持ちなのだろう。
「おい、おい、俺を倒すつもりでいるのか?俺はギルドに頼まれて来てん
だぜ?」
自信満々で言っている事はケイルには何の事かすぐに理解できた。
自分と一緒なのだと。
冒険者なのだ。
だから、こんな試験簡単に受かる人間なのだ。
「ノック、ナシス、ちょっといい?」
「ん?」
「なに?」
「まぁまぁ、少しじっとしてて。」
バフをかける為に彼らの肩に触れると魔力を一気に通す。
イリアのように離れている相手にバフをかけるなんて事はできないが、触
れていれば、自分にかけるようにできるのだ。
「えっ、なにこれ…」
「嘘だろ、身体に力が溢れる感じがするぜ」
「ほらっ、そんなに長くは続かないよ?」
「おう、一瞬で終わらせるぜ」
「ありがとう、ケイル。」
ノックは一気に距離を詰めていく。
ナシスも負けてはいない。
焦るのは男の方だった。
速さもさる事ながら剣も重い。
ただ受けようと思ったが急遽受け流した。
しかし、それは不正解。
強化された腕力には避けるのが正解。
受ければ受けるほどに体力も消耗するし、剣も持たなくなる。
ほらっ、もうボロボロだ。次受け流したらきっと折れる。
ケイルが思った通り、男の剣は見事に折れてしまった。
その間にも後ろからナシスが迫る。
「待った!俺の負けだ!」
「やった~、俺らの勝ち~」
「うん」
ノックが嬉しそうに言うと、隣でナシスがホッと胸を撫で下ろした。
ケイルが男に近づくと手を差し伸べた。
「ほら、番号だしなよ?」
「チッ…まじかよ、こんなガキに…」
悔しそうに呟きながら番号を放り投げた。
「僕もギルドからの依頼なんだよ?同業者は少ない方がいいでしょ?邪魔
しないでよ」
小声でいうと気まずそうに頭を書きながら出て行った。
最後に捨て台詞をぼそっと零すとそれ以来誰も近寄って来る人はいなかった。
そして鐘が鳴り響いてそこまでの合図がかかったのだった。
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ご購入はこちらから:
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楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
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アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
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