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第三章
5話 海を渡る船
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海を渡る為に港へと来ていた。
大きな船が何隻も停泊していて、乗組員はみんな朝黒くて体格が
よかった。
「すいません、メーザス領地へはどれに乗ればいけますか?」
「おい、お前らだけで行くのか?やめとけ、やめとけ。あんな場所
行くもんじゃない。」
「どうしてですか?」
「お前ら知らないで行くのか?全く~、あそこはこの港の対岸にあ
る地域でメーザスが治める地域だ、魔族領の最南端と言われてい
るんだ。村々が点在していて、広さだけは広大だな」
「それで、そこに行く船はないんですか?」
ケイルが何度も聞くので、男はため息を漏らした。
「だから~聞いってか?あそこに出る船はねーよ!誰が好き好んで魔
族領になんか…」
「そうですか、ないんですね。では、船を売ってくれる人を知ってい
ますか?」
「おいおい、自分たちで行く気か?正気じゃねーよ?」
ここではこれ以上、話を聞けなかった。
誰に聞いても同じ反応が帰ってきた。
「本当に誰もが腰抜けなのね」
「イリア、みんな行きたがらないっていうし、そんなにひどい場所な
のかな?」
「そんな事はないと思うけど…人間と魔族が共存している場所のはず
よ?」
「なら、なんでこんなにも否定的なんだ?」
「さぁ~ね」
まずは船を調達しない事にはどうしようもなかった。
飛んで行こうにも休憩出来る場所がなければ、意味がない。
いつもはジャンプの勢いに風魔法を乗せて何度も地面に足をついて、
蹴り上げるように飛ぶ。
しかし、海の上ではそうもいかない。
これにはイリアもどうしようもなかった。
確かに結界を足場に行けばなんとか行けなくもないかもしれないが、
途中で休憩は必要だ。
しかもイリアだけではない。
ケイルも一緒となると結構な距離があるのはキツイらしい。
「いっそ、船でも作るか!」
「そんな事できる訳ないでしょ…」
「それもそうだよな~」
まずは目先の島に渡らないとどうしようもないが船が出ないんじゃ
仕方がない。
「あの~船ならあります」
「そう、船があればな~…って今なんて!」
振り向くとそこにはまだ幼い少年が立っていた。
「いや、私たちが欲しいのはこの大きな海を渡る船なのよ?子供用
のじゃないのよ~?」
「大丈夫です、船はちゃんとしたやつです。手入れもしてます…で
も…乗り手がいないんです」
「乗り手って…?」
「事情を聞いてもいいかな?」
ケイルが聞くと、彼は頷いて答えてくれた。
彼に案内されるように船の倉庫まで来ると、大きくて立派な船が眠っ
ていた。
「これが君に船かい?」
「うん、僕のじゃなくて父ちゃんのなんだ。」
「そう、お父さんは今どこに?」
少年は俯くと首を振った。
「僕のせいで殺されちゃったんだ…」
「事情を話してくれないか?」
「う…うん」
少年はネリウスというらしい。メーザス領で生まれたらしい。
彼の両親はこの港を通じてメーザス領との交易を行っていたと
いう。
ある日、積荷に混ざって魔族がこの港に入り込んだらしい。
ここは人間の領地で、魔族の侵入を許してはいなかった。
無断で侵入したとして捕らえられ、すぐに処刑されたらしい。
そこで、メーザス領地への行き来をしていたネリウスの父がわざと
連れてきたとあらぬ疑いをかけられて重い刑に処せられたのだ。
そして、帰ってきたら父親はボロボロになっていて、生きているの
も不思議なくらいだったらしい。
しかし、村の人は薬も売らず、医師も来てくれなかったらしい。
その後すぐに亡くなったという。
一人残されたネリウスは向こうに母親がいるのに一人で戻れなくな
ったらしいのだった。
「それなら、俺らと一緒に行こうぜ!」
「そうね、船を貸してもらえるなら、渡るのも問題ないわね」
「でも…僕じゃ動かせないんだ。動かし方はわかるけど、父ちゃん
じゃないと…力がなくて…」
「それなら俺たちに任せろ。」
ネリウスは嬉しそうに戻れる事を喜んでくれた。
「なら、今から行くか?」
「そうね、急いだ方がいいわね!これはそのまま海まで持っていけ
ばいいのかしら?」
「大丈夫、これはね、下に板を敷いて動かすから…」
ネイウスはテキパキと倉庫の扉を全開にして船を止めてあるストッ
パーを外した。
ゆっくりと傾き、下に敷いてある板の上に乗ると滑り出す。
傾斜で動き出すと、海へと入っていく。
「おい!そこで何をしている!?」
「おじさん…」
「こらっ!ネリウスお前、俺の船で何しようとしてるんだ!」
「違う!これは父ちゃんの船だ!」
「あいつは死んだんだ!だから俺がお前と船を引き取ったんだろう
が!この恩知らずが!」
さっきの向こう岸には船は出ないと言っていた人だった。
いきなり拳を振り上げるとネリウスへと降り下ろそうとしていた。
ケイルはすぐに腕を掴むと止めにかかった。
「貴方は彼の父親のものを奪ったんですか!」
「よそもんが口を出すな!このガキを面倒見てやってるんだ、船く
らいもらってもいいだろ?それにガキには何もできないだろ?」
「そうじゃないだろ?なんで彼の父親を助けなかったんだ?見殺し
にしたんじゃないのか?家に戻った時はボロボロでも息はあった
はずだ。もしちゃんと介抱していれば助かったんじゃないのか?
違うか?」
「それは…自業自得だからなっ!あんな奴、死んでも仕方ないんだ…」
聞いていて胸くそ悪く思ったが、その通りだったらしい。
「父ちゃんを見殺しに…したのか?」
小さかったネリウスには理解できなかっただろう。
それでも、この痩せ細った少年を見れば、しっかり面倒を見ているよ
うには見えなかった。
大きな船が何隻も停泊していて、乗組員はみんな朝黒くて体格が
よかった。
「すいません、メーザス領地へはどれに乗ればいけますか?」
「おい、お前らだけで行くのか?やめとけ、やめとけ。あんな場所
行くもんじゃない。」
「どうしてですか?」
「お前ら知らないで行くのか?全く~、あそこはこの港の対岸にあ
る地域でメーザスが治める地域だ、魔族領の最南端と言われてい
るんだ。村々が点在していて、広さだけは広大だな」
「それで、そこに行く船はないんですか?」
ケイルが何度も聞くので、男はため息を漏らした。
「だから~聞いってか?あそこに出る船はねーよ!誰が好き好んで魔
族領になんか…」
「そうですか、ないんですね。では、船を売ってくれる人を知ってい
ますか?」
「おいおい、自分たちで行く気か?正気じゃねーよ?」
ここではこれ以上、話を聞けなかった。
誰に聞いても同じ反応が帰ってきた。
「本当に誰もが腰抜けなのね」
「イリア、みんな行きたがらないっていうし、そんなにひどい場所な
のかな?」
「そんな事はないと思うけど…人間と魔族が共存している場所のはず
よ?」
「なら、なんでこんなにも否定的なんだ?」
「さぁ~ね」
まずは船を調達しない事にはどうしようもなかった。
飛んで行こうにも休憩出来る場所がなければ、意味がない。
いつもはジャンプの勢いに風魔法を乗せて何度も地面に足をついて、
蹴り上げるように飛ぶ。
しかし、海の上ではそうもいかない。
これにはイリアもどうしようもなかった。
確かに結界を足場に行けばなんとか行けなくもないかもしれないが、
途中で休憩は必要だ。
しかもイリアだけではない。
ケイルも一緒となると結構な距離があるのはキツイらしい。
「いっそ、船でも作るか!」
「そんな事できる訳ないでしょ…」
「それもそうだよな~」
まずは目先の島に渡らないとどうしようもないが船が出ないんじゃ
仕方がない。
「あの~船ならあります」
「そう、船があればな~…って今なんて!」
振り向くとそこにはまだ幼い少年が立っていた。
「いや、私たちが欲しいのはこの大きな海を渡る船なのよ?子供用
のじゃないのよ~?」
「大丈夫です、船はちゃんとしたやつです。手入れもしてます…で
も…乗り手がいないんです」
「乗り手って…?」
「事情を聞いてもいいかな?」
ケイルが聞くと、彼は頷いて答えてくれた。
彼に案内されるように船の倉庫まで来ると、大きくて立派な船が眠っ
ていた。
「これが君に船かい?」
「うん、僕のじゃなくて父ちゃんのなんだ。」
「そう、お父さんは今どこに?」
少年は俯くと首を振った。
「僕のせいで殺されちゃったんだ…」
「事情を話してくれないか?」
「う…うん」
少年はネリウスというらしい。メーザス領で生まれたらしい。
彼の両親はこの港を通じてメーザス領との交易を行っていたと
いう。
ある日、積荷に混ざって魔族がこの港に入り込んだらしい。
ここは人間の領地で、魔族の侵入を許してはいなかった。
無断で侵入したとして捕らえられ、すぐに処刑されたらしい。
そこで、メーザス領地への行き来をしていたネリウスの父がわざと
連れてきたとあらぬ疑いをかけられて重い刑に処せられたのだ。
そして、帰ってきたら父親はボロボロになっていて、生きているの
も不思議なくらいだったらしい。
しかし、村の人は薬も売らず、医師も来てくれなかったらしい。
その後すぐに亡くなったという。
一人残されたネリウスは向こうに母親がいるのに一人で戻れなくな
ったらしいのだった。
「それなら、俺らと一緒に行こうぜ!」
「そうね、船を貸してもらえるなら、渡るのも問題ないわね」
「でも…僕じゃ動かせないんだ。動かし方はわかるけど、父ちゃん
じゃないと…力がなくて…」
「それなら俺たちに任せろ。」
ネリウスは嬉しそうに戻れる事を喜んでくれた。
「なら、今から行くか?」
「そうね、急いだ方がいいわね!これはそのまま海まで持っていけ
ばいいのかしら?」
「大丈夫、これはね、下に板を敷いて動かすから…」
ネイウスはテキパキと倉庫の扉を全開にして船を止めてあるストッ
パーを外した。
ゆっくりと傾き、下に敷いてある板の上に乗ると滑り出す。
傾斜で動き出すと、海へと入っていく。
「おい!そこで何をしている!?」
「おじさん…」
「こらっ!ネリウスお前、俺の船で何しようとしてるんだ!」
「違う!これは父ちゃんの船だ!」
「あいつは死んだんだ!だから俺がお前と船を引き取ったんだろう
が!この恩知らずが!」
さっきの向こう岸には船は出ないと言っていた人だった。
いきなり拳を振り上げるとネリウスへと降り下ろそうとしていた。
ケイルはすぐに腕を掴むと止めにかかった。
「貴方は彼の父親のものを奪ったんですか!」
「よそもんが口を出すな!このガキを面倒見てやってるんだ、船く
らいもらってもいいだろ?それにガキには何もできないだろ?」
「そうじゃないだろ?なんで彼の父親を助けなかったんだ?見殺し
にしたんじゃないのか?家に戻った時はボロボロでも息はあった
はずだ。もしちゃんと介抱していれば助かったんじゃないのか?
違うか?」
「それは…自業自得だからなっ!あんな奴、死んでも仕方ないんだ…」
聞いていて胸くそ悪く思ったが、その通りだったらしい。
「父ちゃんを見殺しに…したのか?」
小さかったネリウスには理解できなかっただろう。
それでも、この痩せ細った少年を見れば、しっかり面倒を見ているよ
うには見えなかった。
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