72 / 92
第三章
8話 先代魔王
しおりを挟む
真っ直ぐに駆け抜けると、目の前に大きな泉が見えて来た。
が、いきなり止まることができずにそのまま突っ込んでいった。
イリアはというと、フワッとケイルの背中から飛び降りると地面
に着地した。
ケイルだけが着水して大きな水飛沫をあげた。
「大丈夫?」
「ブハッ…マジで死ぬかと思ったぁ~、早く言えって」
「仕方ないじゃん。もうすぐだよって言ったよ?それに目的も目
の前だったし~?」
「え…目の前?」
きょろきょろと探すと、そこにはツノが生えた、青い肌の老人が
いただけだった。
「あの~すいません。この辺ですごい魔力を放つ魔物って…いま
せん、か?」
「それは私の事を言っているのですかな?」
「えーっと、そういう意味では…」
いくら探しても、魔物らしき物はない。
ということはイリアが言っていたA級クラスの魔石の持ち主とい
うのは…
目の前の紳士なのだろう。
「イリア…なんか話が違わないか?魔物って言ってなかったか?」
「魔族も、魔物も一緒じゃない?」
「違うだろ」
小声で話していると、向こうから近づいて来た。
「魔物と魔族を一緒にされるとは…誠に不愉快ですね~」
「あ…いや、これには事情があって…」
「いいじゃない?もう老いぼれには退場して貰えばさっ!」
「えぇっ、ちょっと、それ、失礼じゃ…」
「えーーー、でも、向こうは殺る気満々だよ?」
「待って!俺達は戦いに来たわけではっ…」
「甘いね…それでも勇者かい?」
「えっ…」
目の前まで距離を詰められると一気に腰の剣が抜かれ、振り下ろさ
れていた。
早いなんてもんじゃない。避けきれない!!
「うわぁっーーー!」
一気に横から吹き飛ばされると再び水の中のダイブしていた。
あれはイリアの魔法だった。
強化魔法がかかっているから思いっきり吹き飛ばしたのだろう。
目の前で繰り広げられる戦いは目で追うのもやっとで、参加するなど
無理に思えた。
それほどまでに、イリアとの戦闘力の差があるのだと実感させられた。
今ケイルにできることは、ただ相手の弱点を見る事だけだった。
力の差があればあるほど、見える情報は少ない。
それでもやるしかない。
「鑑定!」
…ブライブ
…ブライブ
…ブライブ、先代魔王。今は引退して余生を…
「えっ、魔王!?」
「そこの青年よ、私が誰か知っているのか?」
突然手が止まると話しかけて来た。
正確には手を止めたのではない。
ただ魔法の威力が拮抗しているだけだ。
「ブライブさん…」
「ほぉ~、では、私が魔王だとなぜ思った?」
威圧感のある声で言われるとビクッと腰が引けてしまう。
自分ではまだ敵わない相手と対峙するとこんな感じなのだろう。
「いえ…あの…先代魔王と言うことは…引退なさったのですか?」
「これは面白い。代替わりも知っているのか?なら、なぜ私を狙って
来た?勇者は今の魔王を殺すように神に言われた存在だろう?」
この老人、いやブライブという魔王はケイルの言葉に興味があるよう
だった。
「よそみしてんじゃないわよ!」
「いいのか?私が本気を出せば足手纏いの彼はすぐに死ぬぞ?」
「なっ!死なせる訳ないでしょ!この老いぼれがぁぁぁーーー!」
一気に魔力が増大すると辺り一面が燃え上がる。
「ちょっ、イリア待って!」
「全く血が上ると判断力を失うタイプじゃな」
「えっ…」
いきなり横から聞こえて来た声に驚くと首根っこを捕まれひょいっと、
いとも簡単に持ち上げられた。
「まずはお嬢ちゃんは頭を冷やしてこい。その間こいつを預かっておく
とするかの。」
「えぇ…ちょっ…」
何かを言う前に、今見てる景色が一気に変わって、どこかの庭へと降ろ
された。
「あれ?俺って…攫われてる?」
「そうじゃな、人質じゃな」
「困ります!早く戻らないとネリウスのお母さんが…」
元魔王は焦るケイルに落ち着くように諭す。
それから事情を説明するように言ったのだった。
「ハーフだけがかかる病気みたいで、魔力が枯渇ししまったらしいんです。
このままでは…だからお願いです、Aランク級の魔物の魔石がいるんで。」
「それは分かったがのう、どうしてそなたが魔族なんかの為に動く必要があ
るんじゃ?他っておけばいいじゃろ?」
「ほかっておく?じゃ~ネリウスはたった一人になってしまう。そんなの…」
「関係ないじゃろ?結局は他人じゃろ?」
この元魔王の言うことは正しいのかもしれない。
誰も彼も救う事はできまい。それでも…俺は…
「それでも…俺は、ネリウスに笑顔でいて欲しい。俺はイリアがいるから一人
じゃなけど、ネリウスはまだ幼い…大事にしてくれる大人が必要なんです」
「ふむ…」
「お願いします、ここから出して下さい」
ケイルはただ、今は頼む事しかできなかった。
が、いきなり止まることができずにそのまま突っ込んでいった。
イリアはというと、フワッとケイルの背中から飛び降りると地面
に着地した。
ケイルだけが着水して大きな水飛沫をあげた。
「大丈夫?」
「ブハッ…マジで死ぬかと思ったぁ~、早く言えって」
「仕方ないじゃん。もうすぐだよって言ったよ?それに目的も目
の前だったし~?」
「え…目の前?」
きょろきょろと探すと、そこにはツノが生えた、青い肌の老人が
いただけだった。
「あの~すいません。この辺ですごい魔力を放つ魔物って…いま
せん、か?」
「それは私の事を言っているのですかな?」
「えーっと、そういう意味では…」
いくら探しても、魔物らしき物はない。
ということはイリアが言っていたA級クラスの魔石の持ち主とい
うのは…
目の前の紳士なのだろう。
「イリア…なんか話が違わないか?魔物って言ってなかったか?」
「魔族も、魔物も一緒じゃない?」
「違うだろ」
小声で話していると、向こうから近づいて来た。
「魔物と魔族を一緒にされるとは…誠に不愉快ですね~」
「あ…いや、これには事情があって…」
「いいじゃない?もう老いぼれには退場して貰えばさっ!」
「えぇっ、ちょっと、それ、失礼じゃ…」
「えーーー、でも、向こうは殺る気満々だよ?」
「待って!俺達は戦いに来たわけではっ…」
「甘いね…それでも勇者かい?」
「えっ…」
目の前まで距離を詰められると一気に腰の剣が抜かれ、振り下ろさ
れていた。
早いなんてもんじゃない。避けきれない!!
「うわぁっーーー!」
一気に横から吹き飛ばされると再び水の中のダイブしていた。
あれはイリアの魔法だった。
強化魔法がかかっているから思いっきり吹き飛ばしたのだろう。
目の前で繰り広げられる戦いは目で追うのもやっとで、参加するなど
無理に思えた。
それほどまでに、イリアとの戦闘力の差があるのだと実感させられた。
今ケイルにできることは、ただ相手の弱点を見る事だけだった。
力の差があればあるほど、見える情報は少ない。
それでもやるしかない。
「鑑定!」
…ブライブ
…ブライブ
…ブライブ、先代魔王。今は引退して余生を…
「えっ、魔王!?」
「そこの青年よ、私が誰か知っているのか?」
突然手が止まると話しかけて来た。
正確には手を止めたのではない。
ただ魔法の威力が拮抗しているだけだ。
「ブライブさん…」
「ほぉ~、では、私が魔王だとなぜ思った?」
威圧感のある声で言われるとビクッと腰が引けてしまう。
自分ではまだ敵わない相手と対峙するとこんな感じなのだろう。
「いえ…あの…先代魔王と言うことは…引退なさったのですか?」
「これは面白い。代替わりも知っているのか?なら、なぜ私を狙って
来た?勇者は今の魔王を殺すように神に言われた存在だろう?」
この老人、いやブライブという魔王はケイルの言葉に興味があるよう
だった。
「よそみしてんじゃないわよ!」
「いいのか?私が本気を出せば足手纏いの彼はすぐに死ぬぞ?」
「なっ!死なせる訳ないでしょ!この老いぼれがぁぁぁーーー!」
一気に魔力が増大すると辺り一面が燃え上がる。
「ちょっ、イリア待って!」
「全く血が上ると判断力を失うタイプじゃな」
「えっ…」
いきなり横から聞こえて来た声に驚くと首根っこを捕まれひょいっと、
いとも簡単に持ち上げられた。
「まずはお嬢ちゃんは頭を冷やしてこい。その間こいつを預かっておく
とするかの。」
「えぇ…ちょっ…」
何かを言う前に、今見てる景色が一気に変わって、どこかの庭へと降ろ
された。
「あれ?俺って…攫われてる?」
「そうじゃな、人質じゃな」
「困ります!早く戻らないとネリウスのお母さんが…」
元魔王は焦るケイルに落ち着くように諭す。
それから事情を説明するように言ったのだった。
「ハーフだけがかかる病気みたいで、魔力が枯渇ししまったらしいんです。
このままでは…だからお願いです、Aランク級の魔物の魔石がいるんで。」
「それは分かったがのう、どうしてそなたが魔族なんかの為に動く必要があ
るんじゃ?他っておけばいいじゃろ?」
「ほかっておく?じゃ~ネリウスはたった一人になってしまう。そんなの…」
「関係ないじゃろ?結局は他人じゃろ?」
この元魔王の言うことは正しいのかもしれない。
誰も彼も救う事はできまい。それでも…俺は…
「それでも…俺は、ネリウスに笑顔でいて欲しい。俺はイリアがいるから一人
じゃなけど、ネリウスはまだ幼い…大事にしてくれる大人が必要なんです」
「ふむ…」
「お願いします、ここから出して下さい」
ケイルはただ、今は頼む事しかできなかった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ブラック企業でポイントを極めた俺、異世界で最強の農民になります
はぶさん
ファンタジー
ブラック企業で心をすり減らし過労死した俺が、異世界で手にしたのは『ポイント』を貯めてあらゆるものと交換できるスキルだった。
「今度こそ、誰にも搾取されないスローライフを送る!」
そう誓い、辺境の村で農業を始めたはずが、飢饉に苦しむ人々を見過ごせない。前世の知識とポイントで交換した現代の調味料で「奇跡のプリン」を生み出し、村を救った功績は、やがて王都の知るところとなる。
これは、ポイント稼ぎに執着する元社畜が、温かい食卓を夢見るうちに、うっかり世界の謎と巨大な悪意に立ち向かってしまう物語。最強農民の異世界改革、ここに開幕!
毎日二話更新できるよう頑張ります!
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる