レンズに映るのは裸の君

秋元智也

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乱れる華

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両手足を鎖に繋がれ宙ずり状態で後ろの蕾を弄られ前のぺニスには細い金属の棒がぎっしりと詰まっている。ぺニスの根本には射精管理用のリングが嵌められている。
それから今まさに男性形をしたディルドがそこにあてがわれようとしていた。
傘の部分をゆっくりとローションで濡らし蕾に押し付ける。
「やっ・・・無理だ、痛い・・・やめてくれっ」
怖くなったのか騒ぎだしたがそんなことは気にしない。
ぐいっと押し込むと、すんなりと傘の部分を飲み込んだ。
中でぐいぐいと掻き回すといい反応が帰ってきた。
「あんっ・・・はぁ、はぁ、ああっ・・・いやあああ」
奥まで行けそうと思うと一気にねじ込んだ。
『ほーら。しっかり食わえ込んだね。実に美味しそうに食べるね?』
すると手の鎖を緩めて下げられると足だけが持ち上げられている格好になった。
これでは穴に突き刺さったままのディルドだけがピクピクと痙攣し刺激を求めて腰が動いてしまう。
自分の体に混乱しているのが手にとるように分かる。
今、彼は自分の感情に抗っているのだ。
尿道を穿つ棒も肛門に突き刺さるディルドも嫌な筈なのに体は求めている。
そう、もっと強い刺激を。そんなことは自分からは言い出せないし、言わなくていいと言っていた。
しかし、心のどこかでもっと激しく出し入れして欲しい、イカセテ欲しいと思っているのも事実だ。
頭の中がおかしくなるほど刺激を求める自分に嫌気がする。
そんな事を考えている彼の心を覗きながらディルドをわざと、ゆっくりと出し入れする。
足を吊られているので丁度いい高さに突き刺さったものをゆっくりとかき回し抜く寸前まで持っていって、一気に奥へと押し込んだ。
「ひゃあっ、あんっ、あっ、あっ、」
ぺニスはパンパンに膨れ上がっていた。根本にはリングがはまっているためそれ以上出すことは出来ない。亀頭にはまった棒を取り出すと先走りが溢れてきた。
「はあっ・・んっ・・んっ・・はうっ」
まるで取ってほしくなかったかのような未練な悲鳴が聞こえてくる。
変わりに、もうちょっと太くて凹凸がついているものを取り出すとゆっくりとそこに入れていった。
「ひゃああああっ、イイッ・・・イイッ・・・あんっ」
奥に入れると乳首の電源をMAXにして入れた。
「ああああああああーーーー」
鎖をガシャガシャと揺らしながらのけ反ったり、痙攣したりしていた。
一旦電源を切ると乳首から取り外した。足も緩めて床に寝かすとぐったりと横たえていた。
そこでディルトに繋がっているホースの先についている空気入れにて手をやるとしゅこ、しゅこ、しゅこ。
と空気を少しずついれ始めた。
するとそれに気づいたのか彼は起き上がると両手の拘束具で繋がれているにもかかわらず起き上がってディルドを抜こうとする。
そんなことはさせないと一気に空気を入れる。
すると一気に大きさを増したディルドが周りを圧迫してお腹を押さえた。
「もう、やめてくれ。これ以上は耐えられない、壊れるっ」
『こんなに感じているのにかい?』
そう言ってぺニスを持ち上げるとさっき乳首に着いていたものをぺニスの先に押しあてて電源を入れた。
「つっ・・・ひゃあっ・・・んっ・んっ・っっっ」
言葉より言葉にならない悲鳴を上げてそのまま気を失ってしまった。
拘束を外すとそっとベットに運ぶと拘束具をはめ直しベットの上にある滑車にくくりつける。
起きたら持ち上げるようにしておいた。足の方は外して長めの棒を取り出すと膝の裏でロープで固定した。
それからディルドを一旦外すと下着を脱がし、真っ赤な組紐も取り出すとぺニスの周りを通して体全体を緊縛して固定する。いつみても縛られている姿は格別だった。
白い肌に朱色の組紐はとても似合っていた。
しっかりとほどけないように縛ると大きく玉を結ぶとそれを蕾に押し込んだ。
体をよじれば他が締め付けられて動かせば動かすほどに刺激が身体中に駆け巡る。
よく考えられた結びかたであった。目覚める前にと乳首に新しい鈴をくくりつけた。
今度は糸の先に鈴を付け、乳首に何重にも巻き付けてあるだけである。
動く度に涼やかな音がなり可愛いとおもった。
それと、ぺニスのカサの部分を組紐で縛ると滑車の鎖と連動させておいた。
ぺニスだけ引き上げられるようにだ。そこにはもうひとつ細工をする。プラスチックのカップを取り付けれるように準備だけしておく。
瞼が震えてきた、そろそろ目覚めるだろう。ゆっくりと目覚めを待っていた。
彼は目を覚ますと自分の状況を悟った。
全身に巻かれた赤い紐。暴れてみたが、その度に体を刺激されたように締め付けや快感が沸き上がってきてぺニスは持ち上がり、苦しげに先走りを垂らす。思い通りにイケない辛さに狂いそうになっていた。
完全に目覚めたのを確認すると滑車を動かし始めた。最初は何が起こるかわからなかったがぺニスの先に付けられた紐がぐいっと引っ張られ体は重くてしかも紐が巻かれているせいで起き上がるのも一苦労であった。なのにぺニスは段々と持ち上がっていく。
「ダメっ・・・やめてくれっ、とれるっ」
『だったら状態を起こせばいい。さぁ。』
起こしたくても動けば乳首に紐はこすれ、ぺニスの両サイドは締め付けられる。そして動く度に蕾の中に入れられている玉が刺激を与える。これでは動けない。
『早くしないと一生使い物にならなくなるぞ?イイのか?』
睨み付けると全身に力を振り絞って体を起こす。
「はぁっ・・・んっ・・・あんっ・・」
どうにか膝立ちになると、やっと滑車を引き上げるのをやめた。
そして外すと今度は腕を一気に持ち上げられた。
一気に襲う快感に耐えると今度はぺニスの先にプラスチックのカップを取り付けられた。そしてそこにはビー玉が一個、また一個と次々に入っていく。
段々と重みがかかってきた。目をぎゅっと瞑ると痛みに耐えていた。下に重力で引っ張られしかし、紐に締め付けられる快感に従い持ち上がろうとする。その反比例した状態で耐えていると、いきなり後ろになにかがあてがわれていた。
気付いたときには一気に中へと入ってきて、その圧迫感で内蔵をも持ち上がる感覚がした。
「んんんっ・・・はぁんっ・・・あっ・・あっ・・あっ・・」
入ったと思うと何度も抜き差しされてその度に体は反応した。
ー 気持ちがイイ。俺は変態なのか?こんなことされて気持ちがイイなんて・・・でも、もっと。もっと。ぐちゃぐちゃにしてー
心では素直なのに、口には出せない。しかし、表情にはすっかり出ていて。
快楽に染まったうっとりとした眼差しで次の刺激を待ち望んでいた。
さっきから心を覗きっぱなしだったからか、自分の方もタチ始めていることに始めて自覚した。
「こんなこと、初めてだ」
しかし、そんなことは彼の耳には届かない。
ぺニスにつけたカップを外すと尿道をの異物も一気に取り出した。
「ひゃうっ・・・ううっ」
亀頭は暫くひくひくと大きく口を開けていたが次第にしまっていった。後ろのディルトも取り外し膝立ちになったまま足を開かせ膝裏に繋いである棒を持ち上げた。今もなおひくついている蕾を開くと両手で左右に開いていく。
「いやっ、まってっ・・・それ以上わっ・・・んっ・」
前立腺を刺激しながらもっと、そしてもっとと開いていく。左右に3本ずつ指が入り次は4本づつ。そしてビニール手袋をしている手がそのまま入りそうなほど開いていく。するとそのまま手を肛門の中へと突っ込んだ。中を扱きハチャメチャに動かす。
強すぎる刺激が彼の体を支配する。もう、これ以上ないくらいに体の自由も効かない。ただの快楽を貪る人形のようにピクピクと全身を痙攣させていた。口からは止まることない悲鳴と唾液が流れるつづけ、目は思いっきり見開かれていた。
一旦止めると、前に回り腕がしっかり入っていることを彼には見せつけた。
愕然としていて言葉も出なかった。ただ、喘ぎ声だけが部屋に響き、くちゅくちゅという卑猥な音が耳に届くだけだった。
声も掠れてきた頃、いったん抜くと。ペットボトルにストローを差し込むと彼に飲ませた。
彼は何の疑いもなく飲み干した。
そこにはちゃんと媚薬が混ぜ込まれていた。
そんなことも知らずに飲み干した後で違和感に気づいた。
体の中から、そう、特に後ろのさっきもてあそばれた場所が疼いて仕方がないのだ。
なにかがおかしいと。しかし、そんな考えも段々と薄れていって、触られることに喜びを感じていた。
決して抗えない快楽への喜びだった。
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