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13 愛して…
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次の日の1時間目から体育の授業が入っていて大輔を睨むと
腰の痛みを痛感させられた。
「おい、最近大輔変わったんじゃねーか?」
「分かるかぁー?へへへっ、俺もう童貞卒業したからさ~」
「なんだよ!彼女できたのか?」
「まぁ~セフレみたいな感じだけどな~はははっ。」
あれほど言うなって言ったのに、デレデレしながら話している。
俺はため息を吐きながら身体の不調のが問題だった。
「これで、童貞なのは稔だけなんじゃねーか?」
「あぁ、そうだな。俺はいいよ。本当に好きな人が出来た時で」
「マジか!真面目だね~」
童貞を守りたいと思う人はあまりいないだろう。
俺だって、守りたくて守っているわけではない。
代わりに処女ではないのだから、変わらないと言えるだろう。
俺以外にも根暗の西野翔も童貞と揶揄われていた。
「童貞が悪い訳じゃないだろ?俺は愛情のないセックスはしたくな
いから。」
それだけ言うと、体育館に整列した。
大輔が童貞を卒業したと聞いて授業中だと言うのに色めきだってい
た。
「おい、その彼女とはセフレなのか?可愛いのか?」
「まぁ~な。連続でずっとヤってたんだけど~そしたらゴム使いき
っちまってさ~」
「…ん?何回やったんだよ?」
「ん~?何回だろう?10回までは数えてたんだけど…」
「…お前さ~、よく相手してくれたよな~。」
「なんで?やらないのか?」
「普通そこまで付き合ってくれる女はいねーよ。」
同級生に言われて大輔は不思議そうに首を傾げた。
「気持ちいいならやるだろ?普通じゃねーの?」
「それは男側の意見な!女の中ってそんなに擦ってたら腫れて痛く
なってくるんだよ。もう二度とやらせてくれねーぞ?俺知らねー」
「嘘だろ!マジか。」
大輔は愕然としてこっちを振り向いた。
素知らぬ顔でかわすと授業に集中した。
あの馬鹿…こっち見るなよ。
しつこく質問されていたが、まぁ男で童貞捨てたとは口が裂けても言
わないだろう。
逆に西野翔からの視線が合うと仲間というような眼差しが向けられた。
授業、授業。
お前ら今は授業中だぞ!私語を慎めよ。
先生も睨んでいたが、さして注意もしない。
絶対成績に減点入るぞ、きっと。
授業を終えると教室で着替えて移動教室になる。
大輔は今も質問責めにされながらも顔を真っ赤にしながら話していた。
俺はそれを横目に素通りすると先に教室をでた。
「あのっ…和泉くん…」
俺は振り返ると西野が珍しく話かけてきていた。
「なに?」
ぶっきらぼうに答えてしまうのはいつもの癖だ。
「あの、次の授業横に座ってもいい?」
「別に席は決まってないだろう?勝手にすれば~?」
「あのね、僕も和泉くんと一緒で、やっぱり好きな人とした方がいい
って思うんだ~!あの人達はバカにするけど好きでもないのに身体
を許す女なんて最低だよね~」
「…」
それは俺への嫌味か?
誰にでも身体を許すと?別に気持ち良さを求めても、人の温もりを求
めてもいいだろ?
「それは人の価値観の違いじゃないか?別にそれを非難する権利はな
いだろ?」
「あ、そうだね。ごめん…」
「別に…」
「なんか、和泉くんって大人びてるよね~。他の人と違って話やすい
や…と、友達になってくれないかな?」
「…」
なんでこんな価値観の違う奴と?
嫌に決まってるだろ?
凝り固まった奴の考えは俺にとってはイラつく。
そんな時、後ろから大輔達がきて俺の肩に腕を乗せると引っ張られた。
「なーに話してるの?」
「別に…そういえばいいのかよ?大輔のセフレの話し。」
「そーなんだよ~聞いてくれよ~こいつの女、こいつの絶倫について
いけるほどのビッチで、しかも可愛いって言うんだ!紹介して欲し
いよな~!」
「そうだな?是非とも見てみたいもんだな?」
俺は大輔を睨みつけると罰が悪そうに頭をガリガリと掻いていた。
昼は屋上でご飯を食べると大輔が謝って来ていた。
「ごめんって!でも、稔だなんて絶対に言わないからさ~」
「当たり前だ!そんな事言ったらこの口をもっと開くように裂いてや
るからな!」
申し訳なさそうに項垂れながらご飯を口に運ぶ。
「今日さぁ~部活があって~…そのあと少しいいか?」
「はぁ~?昨日の今日だぞ?」
「そうなんだけど…一回だけ…いや、5回だけ…な?」
「増えてんじゃん!嫌だ。今日ずっと辛いんだからな!」
「そうなのか?大丈夫か?」
「誰のせいだよ!…ってお前なんで膨らんでんだよ?」
「あれ…?昨日の思い出したら…勝手に…。」
勝手にって…こんなところでおっ勃ててんじゃねーよ!
まだ午後の授業があるっていうのにこいつは…。
「なぁ~家でやったみたいにフェラしてくれないかな?」
「はぁ~?お前食事中に…お前の精液の味の飯なんてごめんだ!」
「頼むって!な?」
またもや土下座をかましてくる友人に頭が痛くなった。
こいつは土下座すればなんでもしてもらえると思っているのか?
「食べ終わったら…」
「マジか!やったー♪」
食事を早めに駆け込むと休憩時間が終わる前にと別館のトイレへと
駆け込んだ。
腰の痛みを痛感させられた。
「おい、最近大輔変わったんじゃねーか?」
「分かるかぁー?へへへっ、俺もう童貞卒業したからさ~」
「なんだよ!彼女できたのか?」
「まぁ~セフレみたいな感じだけどな~はははっ。」
あれほど言うなって言ったのに、デレデレしながら話している。
俺はため息を吐きながら身体の不調のが問題だった。
「これで、童貞なのは稔だけなんじゃねーか?」
「あぁ、そうだな。俺はいいよ。本当に好きな人が出来た時で」
「マジか!真面目だね~」
童貞を守りたいと思う人はあまりいないだろう。
俺だって、守りたくて守っているわけではない。
代わりに処女ではないのだから、変わらないと言えるだろう。
俺以外にも根暗の西野翔も童貞と揶揄われていた。
「童貞が悪い訳じゃないだろ?俺は愛情のないセックスはしたくな
いから。」
それだけ言うと、体育館に整列した。
大輔が童貞を卒業したと聞いて授業中だと言うのに色めきだってい
た。
「おい、その彼女とはセフレなのか?可愛いのか?」
「まぁ~な。連続でずっとヤってたんだけど~そしたらゴム使いき
っちまってさ~」
「…ん?何回やったんだよ?」
「ん~?何回だろう?10回までは数えてたんだけど…」
「…お前さ~、よく相手してくれたよな~。」
「なんで?やらないのか?」
「普通そこまで付き合ってくれる女はいねーよ。」
同級生に言われて大輔は不思議そうに首を傾げた。
「気持ちいいならやるだろ?普通じゃねーの?」
「それは男側の意見な!女の中ってそんなに擦ってたら腫れて痛く
なってくるんだよ。もう二度とやらせてくれねーぞ?俺知らねー」
「嘘だろ!マジか。」
大輔は愕然としてこっちを振り向いた。
素知らぬ顔でかわすと授業に集中した。
あの馬鹿…こっち見るなよ。
しつこく質問されていたが、まぁ男で童貞捨てたとは口が裂けても言
わないだろう。
逆に西野翔からの視線が合うと仲間というような眼差しが向けられた。
授業、授業。
お前ら今は授業中だぞ!私語を慎めよ。
先生も睨んでいたが、さして注意もしない。
絶対成績に減点入るぞ、きっと。
授業を終えると教室で着替えて移動教室になる。
大輔は今も質問責めにされながらも顔を真っ赤にしながら話していた。
俺はそれを横目に素通りすると先に教室をでた。
「あのっ…和泉くん…」
俺は振り返ると西野が珍しく話かけてきていた。
「なに?」
ぶっきらぼうに答えてしまうのはいつもの癖だ。
「あの、次の授業横に座ってもいい?」
「別に席は決まってないだろう?勝手にすれば~?」
「あのね、僕も和泉くんと一緒で、やっぱり好きな人とした方がいい
って思うんだ~!あの人達はバカにするけど好きでもないのに身体
を許す女なんて最低だよね~」
「…」
それは俺への嫌味か?
誰にでも身体を許すと?別に気持ち良さを求めても、人の温もりを求
めてもいいだろ?
「それは人の価値観の違いじゃないか?別にそれを非難する権利はな
いだろ?」
「あ、そうだね。ごめん…」
「別に…」
「なんか、和泉くんって大人びてるよね~。他の人と違って話やすい
や…と、友達になってくれないかな?」
「…」
なんでこんな価値観の違う奴と?
嫌に決まってるだろ?
凝り固まった奴の考えは俺にとってはイラつく。
そんな時、後ろから大輔達がきて俺の肩に腕を乗せると引っ張られた。
「なーに話してるの?」
「別に…そういえばいいのかよ?大輔のセフレの話し。」
「そーなんだよ~聞いてくれよ~こいつの女、こいつの絶倫について
いけるほどのビッチで、しかも可愛いって言うんだ!紹介して欲し
いよな~!」
「そうだな?是非とも見てみたいもんだな?」
俺は大輔を睨みつけると罰が悪そうに頭をガリガリと掻いていた。
昼は屋上でご飯を食べると大輔が謝って来ていた。
「ごめんって!でも、稔だなんて絶対に言わないからさ~」
「当たり前だ!そんな事言ったらこの口をもっと開くように裂いてや
るからな!」
申し訳なさそうに項垂れながらご飯を口に運ぶ。
「今日さぁ~部活があって~…そのあと少しいいか?」
「はぁ~?昨日の今日だぞ?」
「そうなんだけど…一回だけ…いや、5回だけ…な?」
「増えてんじゃん!嫌だ。今日ずっと辛いんだからな!」
「そうなのか?大丈夫か?」
「誰のせいだよ!…ってお前なんで膨らんでんだよ?」
「あれ…?昨日の思い出したら…勝手に…。」
勝手にって…こんなところでおっ勃ててんじゃねーよ!
まだ午後の授業があるっていうのにこいつは…。
「なぁ~家でやったみたいにフェラしてくれないかな?」
「はぁ~?お前食事中に…お前の精液の味の飯なんてごめんだ!」
「頼むって!な?」
またもや土下座をかましてくる友人に頭が痛くなった。
こいつは土下座すればなんでもしてもらえると思っているのか?
「食べ終わったら…」
「マジか!やったー♪」
食事を早めに駆け込むと休憩時間が終わる前にと別館のトイレへと
駆け込んだ。
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