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35話 早くしろ
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去勢、それは子供ができない様に動物にするモノで人間がするものじゃない。
「部長もその綺麗な会長が死ぬのは嫌でしょ?だったら玉取るだけで済むなら
安いもんだよね?顔も傷つけないし?」
「ダメだろ!彼を傷つけさせるわけないだろ!」
流石にさっきまでの力を目の前の青山が持っていると思うと少し怖くなったが、
今はそれどころじゃない。
彼を守れるのは自分だけだという思いが、青山から一歩も引かなかった理由だ
った。
「嫌だ。絶対にさせない!」
睨み合う中で、池下だけが何を言っているかわからない。
「あのさ~去勢ってどういう意味?」
「言葉のままだぞ?こいつの玉を使えなくするんだ。」
「それは…男としてだめだろ?青山冗談だろ?」
青山はため息を吐くと、テントを出せと言って来る。
「なんで…こんなところに?」
死体が転がるそばでテントを貼る意味が分からない。
畑野にはすぐに理由が分かると池下が持っている荷物からテントを出す。
「おい、今はそんな時じゃ…」
「このままじゃ下山もできないだろ?だからだよ。」
「何を言って?」
「まぁ、今だけ言うこと聞いてくれよ!俺を信じてさ?」
言われたままにテントを張ると畑野は恵を抱えて中に入る。
続いて入ろうとした池下を青山が捕まえると水筒を渡した。
「コレで水組んできてくれる?もちろんここを真っ直ぐに降りたところ
に川が流れてるから」
「なんで俺が?…まぁいい。」
反論しようとしたがすぐに断念し降りていく。
その間にテントの中では恵を揺すって起こすと畑野は自分の性器を扱き
出す。
匂いに釣られたのかぱちっと目が開いた。
「裕也…?」
「起きれるか?」
「うん…でも、ここは?」
「まずは傷を治せるか?」
取り出されたイチモツを目にすると、すぐに舐めてきた。
くすぐったい様な仕草に畑野の声が漏れる。
外には青山がいると思うと緊張が走る。
最初は舐めていただけの恵だったが、今はしゃぶりつく様に必死で吸い
上げていく。
痛みからか遠慮がちだった行動がだ、今は楽になったのか欲情した目で
見上げてくる。
自らズボンを脱ぐと畑野の上に乗りかかってきた。
自然と濡れ始めた孔をさっきまで舐めていた場所にあてがうとゆっくり
と腰を落としていく。
「ぁんっ…気持ちいいっ…」
ゆっくりとヒダが絡みつき畑野を受け入れていく。
腰が上下すると中も収縮して搾り取り始める。
ナカに出されれば、歓喜で身震いする。
肌も綺麗になって多少の傷も塞がる。
これがインキュバスというモノなのだろう。
見ている畑野自身が見惚れてしまうほどだった。
が、こうしてもいられない。
外には青山が聞き耳を立てているからだ。
「もう、治ったならいいだろ?終わりにしよう」
「何でだよ?なんかすっごくお腹空いてるんだ~もっとほしい」
キスをせがまれ、身を屈める。
すると後ろからテントに入ってきた人物がいた。
「部長もその綺麗な会長が死ぬのは嫌でしょ?だったら玉取るだけで済むなら
安いもんだよね?顔も傷つけないし?」
「ダメだろ!彼を傷つけさせるわけないだろ!」
流石にさっきまでの力を目の前の青山が持っていると思うと少し怖くなったが、
今はそれどころじゃない。
彼を守れるのは自分だけだという思いが、青山から一歩も引かなかった理由だ
った。
「嫌だ。絶対にさせない!」
睨み合う中で、池下だけが何を言っているかわからない。
「あのさ~去勢ってどういう意味?」
「言葉のままだぞ?こいつの玉を使えなくするんだ。」
「それは…男としてだめだろ?青山冗談だろ?」
青山はため息を吐くと、テントを出せと言って来る。
「なんで…こんなところに?」
死体が転がるそばでテントを貼る意味が分からない。
畑野にはすぐに理由が分かると池下が持っている荷物からテントを出す。
「おい、今はそんな時じゃ…」
「このままじゃ下山もできないだろ?だからだよ。」
「何を言って?」
「まぁ、今だけ言うこと聞いてくれよ!俺を信じてさ?」
言われたままにテントを張ると畑野は恵を抱えて中に入る。
続いて入ろうとした池下を青山が捕まえると水筒を渡した。
「コレで水組んできてくれる?もちろんここを真っ直ぐに降りたところ
に川が流れてるから」
「なんで俺が?…まぁいい。」
反論しようとしたがすぐに断念し降りていく。
その間にテントの中では恵を揺すって起こすと畑野は自分の性器を扱き
出す。
匂いに釣られたのかぱちっと目が開いた。
「裕也…?」
「起きれるか?」
「うん…でも、ここは?」
「まずは傷を治せるか?」
取り出されたイチモツを目にすると、すぐに舐めてきた。
くすぐったい様な仕草に畑野の声が漏れる。
外には青山がいると思うと緊張が走る。
最初は舐めていただけの恵だったが、今はしゃぶりつく様に必死で吸い
上げていく。
痛みからか遠慮がちだった行動がだ、今は楽になったのか欲情した目で
見上げてくる。
自らズボンを脱ぐと畑野の上に乗りかかってきた。
自然と濡れ始めた孔をさっきまで舐めていた場所にあてがうとゆっくり
と腰を落としていく。
「ぁんっ…気持ちいいっ…」
ゆっくりとヒダが絡みつき畑野を受け入れていく。
腰が上下すると中も収縮して搾り取り始める。
ナカに出されれば、歓喜で身震いする。
肌も綺麗になって多少の傷も塞がる。
これがインキュバスというモノなのだろう。
見ている畑野自身が見惚れてしまうほどだった。
が、こうしてもいられない。
外には青山が聞き耳を立てているからだ。
「もう、治ったならいいだろ?終わりにしよう」
「何でだよ?なんかすっごくお腹空いてるんだ~もっとほしい」
キスをせがまれ、身を屈める。
すると後ろからテントに入ってきた人物がいた。
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