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45話 突然の変化
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畑野には恵に聞きたい事があった。
それをこの機に聞こうか迷いながら視線を泳がせると、恵は真っ直ぐに見つめてきて
畑野の迷いを察したのだった。
「何か言いたい事でもあるのか?隠し事はこの際やめよう?」
「あぁ、なんというか…この前去勢話が出た時に…もう精液を飲まなくていいのかっ
て聞いてただろ?やっぱり…男のを咥えるのは嫌だったのかなって思って…いや、
そうだよな!俺もそれは…思うかなって…」
「…嫌だけど…嫌じゃない…誰でもいいわけでもない」
「…っ」
「裕也のは平気…だよ?でも、これから裕也が居なくなったらって思うと、別の人と
しないと生きていけないって思ったら…嫌だなって」
「恵くん…」
「それに…デートとかしたいし…なのに必ずしなきゃってなんかさ身体が目当てみた
いだから嫌だなって思って…俺だって普通に好きな人と恋愛楽しみたいって…」
「それ、いいな!今度デートしよう!今まで待ち合わせしてもセックスだけだったし
俺も恵くんと一緒に遊びに行きたいし、色んなところへ行きたいな!」
言ってみてよかったと心から思った。
こんなに嬉しい事を言われるとは思わなかったから恵は抱きついたまま顔を擦りつ
けた。
お腹の辺りに硬いものが触れてきて、ハッと下を眺めた。
さっき散々していたというのに、もう大きくなってきていた。
「裕也…これ…」
「いや、気にしないでくれ…えーっと、自然現象ってやつだ。恵に触れるとどうし
てもな…はははっ」
「口でいいなら、しようか?もう後ろ使うの散々やったせいか擦れて痛いんだよね」
「前はそんな事言わなかったよな?やっぱり何か変わったのか?」
「分からない…でも、前みたいにはできないかも?」
口に咥えると舌で動かし扱いてやる。
上手いせいかあっという間に口の中に吐き出していた。
ごっくんと嚥下すると、恵の顔が少し微妙な顔をした。
「どうした?」
「…生臭いし、苦い…」
「そりゃ~そうだろう?あれ?それって…」
「いつもは甘くて美味しかったのに…味覚まで変わってるかも」
「ちょっと青山を呼んでみるか?」
「…」
恵にとっては睾丸を知らないうちに切り取られた経験しかないのであまりいい顔は
できないが、頼りにはなるらしかった。
部屋にあげるとさっきまでの精の独特の匂いが残っていた。
「あなた達さっきまでやってたんでしょ?少しは換気をしてから呼んで欲しいんで
すけど?まぁ、いい。変化はさっき聞いただけですか?」
「あぁ」
「なら、精液の提出と唾液も摂って調べましょう。」
「なっ…なんでっ…」
「分かった、恵くんいいか?」
小さな器を出すとそこに入れるように言われた。
渋々だが恵は隣の部屋へと行くと無理矢理出そうとした。
それをこの機に聞こうか迷いながら視線を泳がせると、恵は真っ直ぐに見つめてきて
畑野の迷いを察したのだった。
「何か言いたい事でもあるのか?隠し事はこの際やめよう?」
「あぁ、なんというか…この前去勢話が出た時に…もう精液を飲まなくていいのかっ
て聞いてただろ?やっぱり…男のを咥えるのは嫌だったのかなって思って…いや、
そうだよな!俺もそれは…思うかなって…」
「…嫌だけど…嫌じゃない…誰でもいいわけでもない」
「…っ」
「裕也のは平気…だよ?でも、これから裕也が居なくなったらって思うと、別の人と
しないと生きていけないって思ったら…嫌だなって」
「恵くん…」
「それに…デートとかしたいし…なのに必ずしなきゃってなんかさ身体が目当てみた
いだから嫌だなって思って…俺だって普通に好きな人と恋愛楽しみたいって…」
「それ、いいな!今度デートしよう!今まで待ち合わせしてもセックスだけだったし
俺も恵くんと一緒に遊びに行きたいし、色んなところへ行きたいな!」
言ってみてよかったと心から思った。
こんなに嬉しい事を言われるとは思わなかったから恵は抱きついたまま顔を擦りつ
けた。
お腹の辺りに硬いものが触れてきて、ハッと下を眺めた。
さっき散々していたというのに、もう大きくなってきていた。
「裕也…これ…」
「いや、気にしないでくれ…えーっと、自然現象ってやつだ。恵に触れるとどうし
てもな…はははっ」
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「前はそんな事言わなかったよな?やっぱり何か変わったのか?」
「分からない…でも、前みたいにはできないかも?」
口に咥えると舌で動かし扱いてやる。
上手いせいかあっという間に口の中に吐き出していた。
ごっくんと嚥下すると、恵の顔が少し微妙な顔をした。
「どうした?」
「…生臭いし、苦い…」
「そりゃ~そうだろう?あれ?それって…」
「いつもは甘くて美味しかったのに…味覚まで変わってるかも」
「ちょっと青山を呼んでみるか?」
「…」
恵にとっては睾丸を知らないうちに切り取られた経験しかないのであまりいい顔は
できないが、頼りにはなるらしかった。
部屋にあげるとさっきまでの精の独特の匂いが残っていた。
「あなた達さっきまでやってたんでしょ?少しは換気をしてから呼んで欲しいんで
すけど?まぁ、いい。変化はさっき聞いただけですか?」
「あぁ」
「なら、精液の提出と唾液も摂って調べましょう。」
「なっ…なんでっ…」
「分かった、恵くんいいか?」
小さな器を出すとそこに入れるように言われた。
渋々だが恵は隣の部屋へと行くと無理矢理出そうとした。
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