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49話 離れたくない
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寝顔を見るのは始めてだろうか?
セックス中でも体力で畑野が疲れてダレる事はあっても、恵はいつも
ピンピンしていたし、少し物足りなさそうにしている雰囲気もあった。
だが、それも前までの事で最近ではよく息切れする事の方が多かった。
力は相変わらず強いみたいだが、前までと比べると格段に弱くなった
と本人も言っていた。
無限の体力が人並みになったと思えばいいと言っていたが、こうやって
身体を重ねると乱れた分、畑野の体力が尽きる前に恵の方が持たないら
しかった。
「恵くーん!…仕方ないな…掻き出さないと困るのは恵だし…」
自分に言い聞かせるように抱き上げると床にポタポタッと白濁色の液体
が太腿を伝って溢れ落ちて行く。
未だにこの光景が慣れなかった。
人間なら普通の事だったのだが、元がインキュバスなせいか尻の中に飲
み込む機能はないのだ。
「後で片付ければいいか…」
そのまま風呂場へと運ぶとゆっくりと壁にもたれかける。
お湯を溜めながら、タオルで泡をたてながらゆっくりと恵を見るが、本当
に綺麗な顔立ちをしていた。
男と分かっていても、抱きたいと思えるほどに引き締まった身体も、ぷっ
くりと膨らんでいる可愛い乳首も、弾力があって肌触りのいい胸筋も、全
てが愛おしく思える。
もし、あの時恵を見つけたとき、手を引いて逃げなかったら?
あの時、無視して通り過ぎていたら、こんな関係にはならなかっただろう。
でも、実際はあの時、初めて男のナカの気持ちよさを知った。
そして、フェラされる事の気持ちよさも思い知らされたのだった。
どっぷりと溢れ出る精液をお湯で流しながらさっきまで入れていた孔をクニ
クニと解すとすぐに中が濡れてくる。
そこに自分のを入れると再びナカのヒダが絡みついてくるように、絞り取ら
れそうになる。
そこをしっかり我慢して奥を激しく突く。
すると奥の方が緩み、中から溢れ出てきた。
そのまま外に出すと、射精していた。
「あっぶね~。また中に出すところだった~」
タオルで全身洗うと抱き上げて湯舟に浸かる。
心地いい温もりと、重みを抱き締めながら切り取られた場所を執拗に撫でる。
切った後は少し中にしこりがあるような感じではあるが、まじまじと眺めて
も、傷ひとつなかった。
初めから睾丸などなかったかのようにすべすべな肌触りだった。
いつしか、一緒にいるのが心地よく思えていた。
何があっても離したくない。
こんなに嫉妬してくれる可愛い恋人を傷つけたくないと思うようになった。
セックス中でも体力で畑野が疲れてダレる事はあっても、恵はいつも
ピンピンしていたし、少し物足りなさそうにしている雰囲気もあった。
だが、それも前までの事で最近ではよく息切れする事の方が多かった。
力は相変わらず強いみたいだが、前までと比べると格段に弱くなった
と本人も言っていた。
無限の体力が人並みになったと思えばいいと言っていたが、こうやって
身体を重ねると乱れた分、畑野の体力が尽きる前に恵の方が持たないら
しかった。
「恵くーん!…仕方ないな…掻き出さないと困るのは恵だし…」
自分に言い聞かせるように抱き上げると床にポタポタッと白濁色の液体
が太腿を伝って溢れ落ちて行く。
未だにこの光景が慣れなかった。
人間なら普通の事だったのだが、元がインキュバスなせいか尻の中に飲
み込む機能はないのだ。
「後で片付ければいいか…」
そのまま風呂場へと運ぶとゆっくりと壁にもたれかける。
お湯を溜めながら、タオルで泡をたてながらゆっくりと恵を見るが、本当
に綺麗な顔立ちをしていた。
男と分かっていても、抱きたいと思えるほどに引き締まった身体も、ぷっ
くりと膨らんでいる可愛い乳首も、弾力があって肌触りのいい胸筋も、全
てが愛おしく思える。
もし、あの時恵を見つけたとき、手を引いて逃げなかったら?
あの時、無視して通り過ぎていたら、こんな関係にはならなかっただろう。
でも、実際はあの時、初めて男のナカの気持ちよさを知った。
そして、フェラされる事の気持ちよさも思い知らされたのだった。
どっぷりと溢れ出る精液をお湯で流しながらさっきまで入れていた孔をクニ
クニと解すとすぐに中が濡れてくる。
そこに自分のを入れると再びナカのヒダが絡みついてくるように、絞り取ら
れそうになる。
そこをしっかり我慢して奥を激しく突く。
すると奥の方が緩み、中から溢れ出てきた。
そのまま外に出すと、射精していた。
「あっぶね~。また中に出すところだった~」
タオルで全身洗うと抱き上げて湯舟に浸かる。
心地いい温もりと、重みを抱き締めながら切り取られた場所を執拗に撫でる。
切った後は少し中にしこりがあるような感じではあるが、まじまじと眺めて
も、傷ひとつなかった。
初めから睾丸などなかったかのようにすべすべな肌触りだった。
いつしか、一緒にいるのが心地よく思えていた。
何があっても離したくない。
こんなに嫉妬してくれる可愛い恋人を傷つけたくないと思うようになった。
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