爆発したら、転生してた~元○○の転生記~

鑑定漢

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2章 縁、開店!または、珍客万来

縁、開店準備中!

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うん、自分は伝手に優秀な人を派遣よろしくとは言ったよ、言ったけどさあ……

「王より管理業務を任命されました、フェリアと申します」

うん、なんか紹介状に元メイドとか書いてるし、若いけど、あの王様が派遣してくれた人だ。信頼に値するだろう。で、自分が困惑してるのは……

「ギルドより派遣されました、金銭及び予約管理を担当します、シャーリーです」

「何してんの、シャルロット殿?」

こっちである。受付嬢であるシャルロット殿が担当してくれるなら、ありがたいのだが、この人、長年の職場から離れるのに満面の笑顔である。

「あ、やっぱりバレました?」

「バレバレです。良いのですか?受付の仕事辞めてしまって……」

「大丈夫です。というか、ギルドの意向なんですよね。確定的にチャキさんと繋がりを持ちたいというマスターの意向なんです、おそらくですが、フェリアさんもそうでは?」

「そうですね。恐らく今日にでもこの店近辺は重要巡回ルートに入っていると思いますわ」

わあい、王様の伝手万歳!巡回ルートの変更まで出来るのね……にしても、シャルロット殿の笑顔、まさか……

「茶菓子……」

(ギクッ!!)

「帰りのお土産……」

((ギクギクッ!!))

おい、シャルロット殿だけの弾丸かと思いきや、フェリア殿にも当たったぞ……いや、まあ、手伝ってくれた人には労うつもりではあったけど……

「はあ、まあ、いいです。どの道、持ち帰り用に包むつもりでしたし」

実際、茶道に使うお菓子は大半が日持ちしないものである。大体が当日が期限であることが多いのである。理由はさまざまであるが、大きな理由としては一期一会、その日出会ったからこそ、その日に最高のおもてなしをするというのが大きいのだろう。

「まあ、出ればの話なので。では、早速、明日開店させる店の概要をお話しする」

ぱぁああと笑顔でうなずくシャルロット殿と、ほっとした顔でうなずくフェリア殿。多分、後者は王様辺りに頼まれたんだろうなあ。余分、出るようにしないとダメそうだな……そう思いつつも説明を開始する。

「まず当店は予約制となる。そして、1日のお客様受付は2組まで。人数もしばらくは5~6人までとしたい」

「いささか、1日の受付数が少ないのでは?」

シャルロット殿の提案なので、彼女からの意見はないが、フェリア殿は質問してくる。まあ、当然の意見でもある。

「ええ、自分も朝昼晩と受け付けようと思ってたのですが、まず、茶道は1回1回が恐ろしく時間がかかるんです。その上ですね……王様を歓待した素晴らしい何かを経験したい!て人、どれぐらい来ると思います?」

「ああ……」

そう、下手に王様が大量報酬を渡す程感動してしまった……のがまず大きくなってしまったのである。要は話題が話題を呼び過ぎてしまったのである。開店準備中もチラチラと見られる視線が非常に多かったのだ。
そして、それが大量の客を呼び、一気に詰め込まれた場合どうなるかは想像は難しくないだろう。さすがに、店開いて初日から今は3人しかいない店員で働き詰めは勘弁である。
人数もまた、考えての事である。10人とか20人とか来る恐れがあるかもというシャルロット殿の意見を取り入れたのだ。ギルドではすでに自分の事は大いに噂になっており、すでにあり得る?ではなくあり得ると断言出来るほどになっているらしい。
一方で、ジーク王が全盛期のように快活に職務を行うようになり、更に、以前の最中をギルドマスターが多少とはいえ配った事で貴族からの関心も集めてしまっていると、シャルロット殿を通して報告されたからだ。

「更に将来的には庶民にも広めたいが、しばらくはギルド、又は王様の紹介状を持つ者のみを客としたい」

「大変賢明な判断と存じます」

これもまた、シャルロット殿やギルドマスターとの相談の上で決めた事だった。今の状態でまず、紹介状など無しで受け付ければどうなるかは目に見えてしまっている。将来的には無くても受け付けるつもりではあるが、今は、判断材料と信頼できる筋の紹介でしか判断出来ない。

「また、茶道中はカーテンを閉める事を義務付ける。これは覗き見の防止という意味もあるが、お客様が不愉快にならないようにという意味合いもある。また、将来的にはこの義務も終了する可能性があるが、しばらくは続けると思ってほしい」

まあ、半分建前、半分事実な部分もあるのだが、建前の部分は為だ。一応、このスキルを持ってるのは自分だけと思いたいが、模倣で始めて、勝手に弟子を名乗り、遠くの国で商売する。こうなると、自分の責任にもなるし、遠くでは自分もどうにも出来ないからだ。茶道を広めはしたいが、茶道を騙る者が出ては本末転倒である。まずはじっくり腰を据えて小さくでも広めていこうと思う。

「フェリア殿にはすまないが、この後、王城に登城して、茶道時間中に警備を回して欲しい旨を伝えてほしい」

「承知いたしました」

大袈裟かもしれないが、窓を割ったり、魔法を使ったりする者が現れるかもしれない。最悪は殴りこむ馬鹿が居る可能性である。その為に荒事に慣れている警備兵。それも王御自らの命令なら不心得者は居ないだろう。

「それと、料金だが、1名に付き、銀貨一枚とする」

「それは安くありませんか?」

「ほぼ元手がゼロなのもあるが、将来的にはもう少し安くするつもりであるし、まだ先の話だが、茶道スキルで作った訳ではない茶器や茶道具を店のカウンターで売るつもりだ」

銀貨は庶民からすればお高いが、今回、しばらくの間の紹介者が紹介者である。安く見えるだろう。また、茶器を作る轆轤や良質な土、窯などが必要になる為、先の話になるが、そちらの作成物を別収入にするつもりである。
ぶっちゃけた話、料金はお客様の御心一つと思っていたが、こちらは王妃様に止められた。おそらく超高額な報酬になり、目敏い者達に目を付けられかねないと言われたからだ。そこで、安いようで高い銀貨に落ち着いたという訳だ。

「それと、2人には帰りのお客様の身体検査をお願いしたい。分かった事だが茶室作成及び、茶道で出た物は茶菓子が持ち帰れる他、茶器以外の小物も持ち帰れてしまうことが判明している」

「なるほど、その辺りは来客された時に説明が必要ですね。王やギルドの紹介を疑う訳ではありませんが、許可された物以外の持ち帰りは禁止すべきですね」

「ギルドから、探知できるアイテムを持ってきましょう。この後、マスターの許可を取りに行ってきます」

そう、王やギルドの紹介に万一は無いとは思うが、これはさせてもらいたい。飾るならまだ良い方で、市場に流されでもしたら、どういうトラブルを呼び込むことになるか分からない。女性2人をお預かりしてる以上はその万が一も避けたいのだ。

「後は、今の所は伝達事項は無い。開店まであと数日、よろしくお願いする」

「「お願いします!」」

実はまだ、欲しい物があったが、アレはあるか分からないし、自分も作れる気がしないので情報を地道に集めていくしかない。スキルで出来るようになったりしないかな~。な~んちゃ…………


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て…………………て…………ファッ?!
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