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2章 縁、開店!または、珍客万来
お客様は人類最高戦力です
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「ちゅかれた……」
畳の上でぐったりしている。あの後、何とか宥めて、お土産を持たせて帰らせた。なんか、王妃様と王女様、ついでに王子様まで目が本気だったが、気のせいという事にしたい。
「お疲れ様ですと言いたい所ですが、しばらくしたら、またお客様ですね」
奥の店員部屋からお昼を食べて出てきたフェリア殿の言葉が突き刺さる。うん、でも、次は分別ある大人が相手だから、こんな疲れはないだろう、うん。
「でも、王女様、ものすごい本気でしたね。存外、本気で話進むんじゃないですか?」
「無い無い。それより、次のお客様だな」
言いつつ、アレだが、無い………よね?あの、フェリア殿、無いよね?的な視線から目を逸らすの止めてもらえます?ええ………?
「剣聖、賢者、聖女だっけ?あれ?そういえば、勇者の仲間って勇者の世界に帰ったんだろう?その3人はそっちに行こうとしなかったのか?」
「その考えもあったようですが、結局、こちらの世界に残る事を決めたと聞いてます」
シャルロット殿が考え込んでいる。そら、最終決戦に同行し、命を懸けて道を紡いだ人達が勇者に同行せずに残っていれば謎も残るか。いや、なんか、彼女の顔はそういう事とは違うような……
「そういえば、その3人。特に賢者は男の老人なのか?」
老人が居る場合は少し色々考えなければならない。温度とかお菓子とか、気遣う部分が多すぎる。
「あれ?言ってませんでしたっけ?3人共女性です。しかも、若いです。25超えますけど」
「ほわっつ?」
あ………(察し)になるほど、色々分かってしまった。その上で、自分は、知りたくないが知っておかねばならない事をいくつか質問する事にした。うぅ………やだなあ……
「こちらの世界に残ったのは彼女等の決断なのだな?」
「はい」
シャルロット殿や、この時点で目ぇ逸らさないで、お願いしますから……
「では………最終決戦前まではついて行く気満々だったのだな?」
「そう聞いてますね―」
あー、もう察しついているが、次だ、次!
「でも、最終決戦後はついて行かなかったんだな?」
「はい」
うん、目を逸らした時点で決まったな。決まっちゃったね。でも、次の質問にも答えてもらおうか?
「勇者パーティの構成は?」
「幼馴染みの姉妹が1組戦士と僧侶で、年上の近所のお姉さんが1人です」
はい!決定ぃいいいいいいいい!要するに、ついて行かなかったではなく、ついて行けなくなったのだ。しかも、年齢は15が成人に対し、勇者の為に戦い明け暮れて25歳。うっわ、そんな状態って涙しか出ねえ………
「最後………獣退治の成果は?」
「年間トップ3です………」
フェリア殿も察しが付いたのだろうすっごい顔になっている。勇者としても、悪気などきっとなかったのだろう。たまたま、愛する対象がより近い所に居ただけで……あ、目が無いけど、涙出てきそう。
「う~む……仕方ない、少し趣旨を変更しよう、フェリア殿」
「はい?」
当初の茶を楽しむだけという目的から外れはするが、荒れた心のままはよろしくない。次の時間まで後半刻。どこまで出来るかは分からないが、頑張ってみよう、うん。
「お待ちしておりました、剣聖 瑠璃様、賢者 レイ様、聖女 ユリエル様。加えて、ギルドマスター エンデ様。本日は予定していた趣向を少し変えさせて頂きます。こちらへどうぞ」
本来は茶室作成で作った奥に案内するのだが、今回は従業員室というか即興の更衣室に案内する。もちろん、そこに居るのはフェリア殿、サポートにシャルロット殿である。
「うん?今回は美味い茶が飲めると聞いていたのですが?」
「はい。そうですが、少し今回は趣向を変えまして……女性としての魅力を高める衣類と、茶道の作法についてもお教えしようかと……」
ピクリと3人とも小さく動いた。つまり、こちらの意図が分かっている。一瞬の思案後、頷いてくださる。うむ、下手すりゃ、俺、ズンバラリンだったね………
「それでは、お1人様づつ、フェリア殿が着つけていきますので、終わりましたら奥の方へどうぞ」
まあ、ここからが初めての着物の地獄の幕開けなのだがね。扉閉めた後から蛙が潰れたような声は聞こえていないのですよ?ホントダヨ?
「「「きつい……」」」
まあ、そうなりますよね~。エンデ殿は着ていないが3人は着物の帯のきつさにぐったりしている。で、今何しているかというと、3人それぞれの長い髪を結い合わせているのだ。やっと、瑠璃殿、レイ殿の髪を終え、ユリエル殿の髪をもう少しで終える所だ。
「直に慣れてくると思います。私の故郷では女性は当たり前のように着ていましたからね。はい、結構です」
さて、終えてしまうと、エンデ殿もほう?という顔をしている。まあ、元々の、素材が良いから、余計にそう感じるのも無理ない事だ。そして、姿見用の鏡をシャルロット殿が持ってくると、3人にそちらを向くように手で案内してみる。
「こ、これは……」
「え?えええええ?!」
「これが私?!」
それぞれ、紫陽花、桜、蓮の模様が付いた着物であるが、黒、赤、金の髪の毛を結い合わせる事で上げた為に、年齢相応………げふげふ、年齢に適した色気を持った女性がそこに居たのだから。驚くのは無理もない事だと思う。
「はい、それでは。奥の方へ。茶道の真髄をお教えしましょう。会得出来れば、男性からの求婚数が上がるかもしれませんよ?」
ウン。ウソハイッテナイヨ、タブンネー。ちょっと、初心者にはきついだけで、きついだけで……
「あばばばばばばばばばば……剣でモンスターを追い回すよりきつい……」
「す、座ってるだけなのに………」
「これが茶道………あ、足が痺れてきました……」
まあ、正座状態が続くんだが、実は密かに足をモゾモゾさせたりすれば効果あるんですけどね。教えていない。だって、気づいたら、初心者は耐えかねて、すぐやろうとするからね、仕方ないな。
「慣れて来れば、微動だにせず、茶を待てるんですけどね」
「「「超人か!!!」」」
まあ、うちの元主とか尾張のうつけ殿とかそうですけどね~。後、茶人は大抵慣れてしまうそうで、ホント、あの正座で茶を飲んでから、慣れ以外で即動けるような訓練ってどうすればいいんだろうな?と思いつつ、3人の前に茶が入った茶器を置く。ちなみに、エンデ殿は勘が働いたのか、カウンター席でシャルロット殿と今後の販売について話し合っている。やりおるのう……
「それでは、まずは茶器の見た目を楽しみ、飲む前にこのように茶器を軽く回転させてから飲みます。飲む際はあまり音を立てないように飲むのが大事ですね。簡単に見えますか?では、やってみましょう」
3人とも難しくなさそうと顔に出ていたが、コレがいかに難しいか、すぐに知る事になるだろう。何故なら……
「ぐがががががが……正座で背筋をピンとしたまま飲むのが辛い…」
「あ、足を崩してはいけないのですか?」
「た、大変、美味しゅうございまし、あばばばばば……」
茶道の基本、正座地獄を動く=刺激するという事だからな。うん。軽く地獄だろうね。
「それでは、次は茶菓子です。本日は和三盆糖を使った砂糖菓子になります」
地獄の中の仏でも感じたのか、3人の顔がパァアアと輝くが。甘い、バカ甘である。この小さな砂糖菓子には茶菓子を食べる為の全てが込められているのだ。
「それでは、これを食べる際はこぼれないように菓子をつまむ方とは逆の手に一緒に添えたこちらの紙を手の平に添え、欠片などがこぼれないように食べます。勿論、正座で」
「「「慈悲は?」」」
「ありません」
今、きっと、自分の顔に表情があれば、とても爽やかに笑っているだろう。元茶器として、茶道を教えるからには妥協は出来ない。
「「「OH MY GOD」」」
「あ、勿論ですが、今日一日で体が覚えきれる訳ないので、数日、特訓しましょうね」
「「「 マ ジ で ? 」」」
3人に色んな意味で絶望が見て取れた。だが、しかし、このチャキ!絶対に妥協はせんッッッ!
「この届けはココでよろしいかしら?」
「は、はい!瑠璃様、レイ様、ユリエル様……ですよね?」
「ええ、何か問題がありましたかしら?」
「い、いえ!確かに婚姻届け、受理しました!」
「……は?いや、確かにあの3人は最近どんどん綺麗になってたけどよぉ?!」
「え?マジで?あの3人が結婚……?」
「祝いエールだ!食堂に祝いエールを用意させろぉ!」
「うっそだろ!ギルド依頼やってる場合じゃねえ!相手は誰だ?!」
「なんか、かなり評判が良い貴族や王族に見初められたらしいぞ!」
「宴じゃ!宴を開けェええええええ!」
「と、大騒ぎでしたよ」
シャルロット殿から報告を聞くが、実は不思議でも何でもない。元々、素材は良い上に、勇者に尽くす為の心を相手に尽くせば、自ずと良い出会いがあるだろうとは思っていた。
その上、知名度では勇者並に良いのだから、相手に悪いのはギルドやその他の伝手が弾くだろうし、出会いの場もセッティングしてくれるだろう。
単純に言えば、心の余裕さえ出来てしまえば、誰もが振り向く美少女……は言い過ぎか、美女なのだ。相手も沢山居ようというものだ。
「まあ、良かったんじゃない?」
うん、良かったんだけど……
「何してんです、ギルドマスター殿?」
「わ、私も頑張ればッッッ!」
うん、気持ちは痛いほどわかるけど………ギルド最高責任者が連日、茶道の練習に来ちゃダメだろ、帰って仕事しなさい。
『いやぁああああああああ!絶対嫁き遅れなんて言わさないんだからぁああああああ!』
知らんがな………
畳の上でぐったりしている。あの後、何とか宥めて、お土産を持たせて帰らせた。なんか、王妃様と王女様、ついでに王子様まで目が本気だったが、気のせいという事にしたい。
「お疲れ様ですと言いたい所ですが、しばらくしたら、またお客様ですね」
奥の店員部屋からお昼を食べて出てきたフェリア殿の言葉が突き刺さる。うん、でも、次は分別ある大人が相手だから、こんな疲れはないだろう、うん。
「でも、王女様、ものすごい本気でしたね。存外、本気で話進むんじゃないですか?」
「無い無い。それより、次のお客様だな」
言いつつ、アレだが、無い………よね?あの、フェリア殿、無いよね?的な視線から目を逸らすの止めてもらえます?ええ………?
「剣聖、賢者、聖女だっけ?あれ?そういえば、勇者の仲間って勇者の世界に帰ったんだろう?その3人はそっちに行こうとしなかったのか?」
「その考えもあったようですが、結局、こちらの世界に残る事を決めたと聞いてます」
シャルロット殿が考え込んでいる。そら、最終決戦に同行し、命を懸けて道を紡いだ人達が勇者に同行せずに残っていれば謎も残るか。いや、なんか、彼女の顔はそういう事とは違うような……
「そういえば、その3人。特に賢者は男の老人なのか?」
老人が居る場合は少し色々考えなければならない。温度とかお菓子とか、気遣う部分が多すぎる。
「あれ?言ってませんでしたっけ?3人共女性です。しかも、若いです。25超えますけど」
「ほわっつ?」
あ………(察し)になるほど、色々分かってしまった。その上で、自分は、知りたくないが知っておかねばならない事をいくつか質問する事にした。うぅ………やだなあ……
「こちらの世界に残ったのは彼女等の決断なのだな?」
「はい」
シャルロット殿や、この時点で目ぇ逸らさないで、お願いしますから……
「では………最終決戦前まではついて行く気満々だったのだな?」
「そう聞いてますね―」
あー、もう察しついているが、次だ、次!
「でも、最終決戦後はついて行かなかったんだな?」
「はい」
うん、目を逸らした時点で決まったな。決まっちゃったね。でも、次の質問にも答えてもらおうか?
「勇者パーティの構成は?」
「幼馴染みの姉妹が1組戦士と僧侶で、年上の近所のお姉さんが1人です」
はい!決定ぃいいいいいいいい!要するに、ついて行かなかったではなく、ついて行けなくなったのだ。しかも、年齢は15が成人に対し、勇者の為に戦い明け暮れて25歳。うっわ、そんな状態って涙しか出ねえ………
「最後………獣退治の成果は?」
「年間トップ3です………」
フェリア殿も察しが付いたのだろうすっごい顔になっている。勇者としても、悪気などきっとなかったのだろう。たまたま、愛する対象がより近い所に居ただけで……あ、目が無いけど、涙出てきそう。
「う~む……仕方ない、少し趣旨を変更しよう、フェリア殿」
「はい?」
当初の茶を楽しむだけという目的から外れはするが、荒れた心のままはよろしくない。次の時間まで後半刻。どこまで出来るかは分からないが、頑張ってみよう、うん。
「お待ちしておりました、剣聖 瑠璃様、賢者 レイ様、聖女 ユリエル様。加えて、ギルドマスター エンデ様。本日は予定していた趣向を少し変えさせて頂きます。こちらへどうぞ」
本来は茶室作成で作った奥に案内するのだが、今回は従業員室というか即興の更衣室に案内する。もちろん、そこに居るのはフェリア殿、サポートにシャルロット殿である。
「うん?今回は美味い茶が飲めると聞いていたのですが?」
「はい。そうですが、少し今回は趣向を変えまして……女性としての魅力を高める衣類と、茶道の作法についてもお教えしようかと……」
ピクリと3人とも小さく動いた。つまり、こちらの意図が分かっている。一瞬の思案後、頷いてくださる。うむ、下手すりゃ、俺、ズンバラリンだったね………
「それでは、お1人様づつ、フェリア殿が着つけていきますので、終わりましたら奥の方へどうぞ」
まあ、ここからが初めての着物の地獄の幕開けなのだがね。扉閉めた後から蛙が潰れたような声は聞こえていないのですよ?ホントダヨ?
「「「きつい……」」」
まあ、そうなりますよね~。エンデ殿は着ていないが3人は着物の帯のきつさにぐったりしている。で、今何しているかというと、3人それぞれの長い髪を結い合わせているのだ。やっと、瑠璃殿、レイ殿の髪を終え、ユリエル殿の髪をもう少しで終える所だ。
「直に慣れてくると思います。私の故郷では女性は当たり前のように着ていましたからね。はい、結構です」
さて、終えてしまうと、エンデ殿もほう?という顔をしている。まあ、元々の、素材が良いから、余計にそう感じるのも無理ない事だ。そして、姿見用の鏡をシャルロット殿が持ってくると、3人にそちらを向くように手で案内してみる。
「こ、これは……」
「え?えええええ?!」
「これが私?!」
それぞれ、紫陽花、桜、蓮の模様が付いた着物であるが、黒、赤、金の髪の毛を結い合わせる事で上げた為に、年齢相応………げふげふ、年齢に適した色気を持った女性がそこに居たのだから。驚くのは無理もない事だと思う。
「はい、それでは。奥の方へ。茶道の真髄をお教えしましょう。会得出来れば、男性からの求婚数が上がるかもしれませんよ?」
ウン。ウソハイッテナイヨ、タブンネー。ちょっと、初心者にはきついだけで、きついだけで……
「あばばばばばばばばばば……剣でモンスターを追い回すよりきつい……」
「す、座ってるだけなのに………」
「これが茶道………あ、足が痺れてきました……」
まあ、正座状態が続くんだが、実は密かに足をモゾモゾさせたりすれば効果あるんですけどね。教えていない。だって、気づいたら、初心者は耐えかねて、すぐやろうとするからね、仕方ないな。
「慣れて来れば、微動だにせず、茶を待てるんですけどね」
「「「超人か!!!」」」
まあ、うちの元主とか尾張のうつけ殿とかそうですけどね~。後、茶人は大抵慣れてしまうそうで、ホント、あの正座で茶を飲んでから、慣れ以外で即動けるような訓練ってどうすればいいんだろうな?と思いつつ、3人の前に茶が入った茶器を置く。ちなみに、エンデ殿は勘が働いたのか、カウンター席でシャルロット殿と今後の販売について話し合っている。やりおるのう……
「それでは、まずは茶器の見た目を楽しみ、飲む前にこのように茶器を軽く回転させてから飲みます。飲む際はあまり音を立てないように飲むのが大事ですね。簡単に見えますか?では、やってみましょう」
3人とも難しくなさそうと顔に出ていたが、コレがいかに難しいか、すぐに知る事になるだろう。何故なら……
「ぐがががががが……正座で背筋をピンとしたまま飲むのが辛い…」
「あ、足を崩してはいけないのですか?」
「た、大変、美味しゅうございまし、あばばばばば……」
茶道の基本、正座地獄を動く=刺激するという事だからな。うん。軽く地獄だろうね。
「それでは、次は茶菓子です。本日は和三盆糖を使った砂糖菓子になります」
地獄の中の仏でも感じたのか、3人の顔がパァアアと輝くが。甘い、バカ甘である。この小さな砂糖菓子には茶菓子を食べる為の全てが込められているのだ。
「それでは、これを食べる際はこぼれないように菓子をつまむ方とは逆の手に一緒に添えたこちらの紙を手の平に添え、欠片などがこぼれないように食べます。勿論、正座で」
「「「慈悲は?」」」
「ありません」
今、きっと、自分の顔に表情があれば、とても爽やかに笑っているだろう。元茶器として、茶道を教えるからには妥協は出来ない。
「「「OH MY GOD」」」
「あ、勿論ですが、今日一日で体が覚えきれる訳ないので、数日、特訓しましょうね」
「「「 マ ジ で ? 」」」
3人に色んな意味で絶望が見て取れた。だが、しかし、このチャキ!絶対に妥協はせんッッッ!
「この届けはココでよろしいかしら?」
「は、はい!瑠璃様、レイ様、ユリエル様……ですよね?」
「ええ、何か問題がありましたかしら?」
「い、いえ!確かに婚姻届け、受理しました!」
「……は?いや、確かにあの3人は最近どんどん綺麗になってたけどよぉ?!」
「え?マジで?あの3人が結婚……?」
「祝いエールだ!食堂に祝いエールを用意させろぉ!」
「うっそだろ!ギルド依頼やってる場合じゃねえ!相手は誰だ?!」
「なんか、かなり評判が良い貴族や王族に見初められたらしいぞ!」
「宴じゃ!宴を開けェええええええ!」
「と、大騒ぎでしたよ」
シャルロット殿から報告を聞くが、実は不思議でも何でもない。元々、素材は良い上に、勇者に尽くす為の心を相手に尽くせば、自ずと良い出会いがあるだろうとは思っていた。
その上、知名度では勇者並に良いのだから、相手に悪いのはギルドやその他の伝手が弾くだろうし、出会いの場もセッティングしてくれるだろう。
単純に言えば、心の余裕さえ出来てしまえば、誰もが振り向く美少女……は言い過ぎか、美女なのだ。相手も沢山居ようというものだ。
「まあ、良かったんじゃない?」
うん、良かったんだけど……
「何してんです、ギルドマスター殿?」
「わ、私も頑張ればッッッ!」
うん、気持ちは痛いほどわかるけど………ギルド最高責任者が連日、茶道の練習に来ちゃダメだろ、帰って仕事しなさい。
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