大海サバイバル! チートな船で俺TUEEE な旅を満喫します

彩世幻夜

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第六章

巻き添えはご免なんですが。

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 ……まぁ。この世界に辿り着いてしまった原因を作ったのがこの神様ではなく、むしろ阻止しようとした末の事故と言うなら、彼ばかり責めるのはお門違いと言うものなんだろう。

 「勿論、事故とはいえ済まないと思っている。だからこそあまりこの世界の者達と関わらずに済みそうな能力を授け、サポート役に精霊を遣わしたんだけど……」

 そう、だけどその点については文句を言いたい。

 「それは、幼い精霊に甘い顔をした神様の責任ですわね」
 「ええ、確かに自らの力不足を弁えず、自信たっぷりに志願したのはこの子ですけれど」
 「可愛いからとデレデレして安易に任せてしまったのは間違いなく神様の責任ですもの」
 「結局フィーネをやるなら最初からフィーネをやればいいものを」
 「水の末にはまだ早いと忠告したのも聞かずに……」

 しかし、私が何か言う前に、次から次へと精霊さんたちから非難の言葉を矢の雨の如く受けて撃沈する神は、私をして哀れさえ誘う撃沈ぶりであった。

 「う……、ごめんなさいごめんなさい。……けど、ね? 過度にこの世界のひと等と関われとは言わないけど、その、出来ればやって欲しい事があって、呼んだんだよ」

 曰く。
 私を自分達の呼んた勇者だか聖女以下略だと思い、追手を差し向けた国は一つじゃなく、いっぱいあるそうで。

 「けど、念の為と再びの召喚を試みようとしてる国も幾つかあってね……?」

 まだ以前の傷も癒えきっていない中でさらなる無茶をすればどうなるか……。

 「間違いなくこの世界は潰れて無くなるよ」

 その場合、この世界に存在する魂は世界と共に無に帰すと言う。

 勝手なこの世界の者達がどうなろうと私は知ったこっちゃない、そう言いたいのに。

 「今や君もこの世界の者だ」
 この世界が潰れれば、私も一緒に巻き添えで潰れてしまうらしい。

 「だからね。今ある国がどうなろうと私は関与しないし君に神界から罰を下すこともしない。とにかく召喚を妨害さえしてくれれば」

 「それ、万が一私が捕まったりした場合の救済は?」

 「……世界が潰れる前に殺される様な事があれば、魂のまま地球に返して、そこで新たな転生をさせる事は出来るけど、その場合も元の潮谷晴海としてではなく、新たな両親の元、全くの別人としての生になるね」

 だけど、死んで魂だけにならない限り、精霊の助力と船チート以外の救済策は無いそうで。

 「改めて、申し訳御座いません。この世界をどうぞよろしくお願いします!」

 ……そろそろこの神様の土下座も見飽きてきたんだけど。

 「ふ、ふざけんなー!」
 私は思わず全力で叫んでしまったのだった。
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