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2人の変態発言に耳を塞ぎたくなる。
まだ言い合いをしている2人を横目に俺はベッドに座り込む。あくびをしていると急に2人の視線が俺に向いた。
「佐藤どう思う??」
「僕の方がいいよね??」
「俺だろう!?」
「……??何が??」
話を聞いておらず何を聞かれているのか分からない。分かっていても答えたくないけれど…
「聞いてなかったの~??」
如月雪が頬を膨らましながら文句を言う。
頬を膨らまして怒っていいのは華奢な可愛い女の子と相場で決まっている。全く可愛く無い。
「佐藤はダボっとした服かピチッとした服かどっちがいい??」
「…え??」
何故俺に聞く…
聞いてどうするんだ…??
「どっちがいい~??」
如月雪が詰め寄る。
「言ったらどうなる??」
「……言ってもらうだけだよ??」
少し沈黙してから答えた雪に違和感を感じた。
言ってもらうだけなんて嘘に決まっている。どうせ「好きなら着てよ」なんて言うに違いない。
「どっちがいい??」
再度質問され少し考えて俺は答えた。
「標準サイズの服がいい」
もっともな答えを言ったのに如月雪はまた頬を膨らませた。納得いかないらしい。
「…2択なのにそれ以外を言うなんて反則だ!!」
だから頬を膨らませるのは可愛い女の子限定なんだよと思いつつ雪から視線を逸らす。
まだ言い合いをしている2人を横目に俺はベッドに座り込む。あくびをしていると急に2人の視線が俺に向いた。
「佐藤どう思う??」
「僕の方がいいよね??」
「俺だろう!?」
「……??何が??」
話を聞いておらず何を聞かれているのか分からない。分かっていても答えたくないけれど…
「聞いてなかったの~??」
如月雪が頬を膨らましながら文句を言う。
頬を膨らまして怒っていいのは華奢な可愛い女の子と相場で決まっている。全く可愛く無い。
「佐藤はダボっとした服かピチッとした服かどっちがいい??」
「…え??」
何故俺に聞く…
聞いてどうするんだ…??
「どっちがいい~??」
如月雪が詰め寄る。
「言ったらどうなる??」
「……言ってもらうだけだよ??」
少し沈黙してから答えた雪に違和感を感じた。
言ってもらうだけなんて嘘に決まっている。どうせ「好きなら着てよ」なんて言うに違いない。
「どっちがいい??」
再度質問され少し考えて俺は答えた。
「標準サイズの服がいい」
もっともな答えを言ったのに如月雪はまた頬を膨らませた。納得いかないらしい。
「…2択なのにそれ以外を言うなんて反則だ!!」
だから頬を膨らませるのは可愛い女の子限定なんだよと思いつつ雪から視線を逸らす。
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