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意外だと思い聞き返すと如月雪成がニヤニヤしている。先程の笑顔とは違い明らかにからかう時の笑顔だ。
「そんなに一緒にいたのか~寂しいだろうが明日は一緒に寝てやるから我慢な」
なぜ俺が一緒に寝て欲しい前提で話してくるのだろうか…
「もういいから部屋から出ていけよ!!」
2人を追い出しドアを閉める瞬間もう一度叫んだ。
「明日も1人で寝るからな!!」
閉めたドアの向こうから「素直じゃないんだから」だの「ケチ」だの聞こえた気がしたが気のせいということにした。
1人になった部屋で兄のことを考えた。本来の佐藤翔の未来は学園追放の兄に監禁エンドだった訳だ。改めて考えると
佐藤翔の人生波乱万丈すぎない??
このまま逃げていても駄目だということは分かっている。
例えば如月雪成ならどうするだろうか…
一発殴って正気に戻れなんていうんだろうか??
如月雪ならどうするだろうか…
煽って兄に説教したりするのだろうか??
想像したら笑えてきた。
兄の事は深刻な話だし、笑い飛ばせるほど軽いものでもない。はずなんだけど…
「何で俺笑ってんだろう」
俺の中で2人の存在が日に日に大きくなっているんだと実感せざるおえない。
居ても居なくても2人のことを考えているような気がして変な感じだ。これ以上考えるのはやめようと俺は無理にでも寝ることにした。
電気を消しベッドに入るとふかふかすぎていつもの自分のベッドと違い過ぎて眠れそうにないと思ってしまったが目を閉じその考えを放棄した。
「そんなに一緒にいたのか~寂しいだろうが明日は一緒に寝てやるから我慢な」
なぜ俺が一緒に寝て欲しい前提で話してくるのだろうか…
「もういいから部屋から出ていけよ!!」
2人を追い出しドアを閉める瞬間もう一度叫んだ。
「明日も1人で寝るからな!!」
閉めたドアの向こうから「素直じゃないんだから」だの「ケチ」だの聞こえた気がしたが気のせいということにした。
1人になった部屋で兄のことを考えた。本来の佐藤翔の未来は学園追放の兄に監禁エンドだった訳だ。改めて考えると
佐藤翔の人生波乱万丈すぎない??
このまま逃げていても駄目だということは分かっている。
例えば如月雪成ならどうするだろうか…
一発殴って正気に戻れなんていうんだろうか??
如月雪ならどうするだろうか…
煽って兄に説教したりするのだろうか??
想像したら笑えてきた。
兄の事は深刻な話だし、笑い飛ばせるほど軽いものでもない。はずなんだけど…
「何で俺笑ってんだろう」
俺の中で2人の存在が日に日に大きくなっているんだと実感せざるおえない。
居ても居なくても2人のことを考えているような気がして変な感じだ。これ以上考えるのはやめようと俺は無理にでも寝ることにした。
電気を消しベッドに入るとふかふかすぎていつもの自分のベッドと違い過ぎて眠れそうにないと思ってしまったが目を閉じその考えを放棄した。
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