2 / 6
永遠の接吻
しおりを挟む
あの日の事は、今でも忘れられない。美希とは、幼い頃からの幼馴染で仲が良かった。
だから、中学一年生の時に付き合い初めた。
それからもずっと、一緒になるはずだったなのに…。あんな事になるなんて。
あんな事って何?だって?それは…。いや、そんな事より先に美希との思い出を話すよ。
美希との思い出は、たくさんあるけど、何が良いかな?
え!?初めてキスをした時の話の方が良い?
しょうがないなぁ。分かったよ。俺と美希の初めてのキスは、中学生2年生の時だった。
このキスは俺にとって、初めてのキスだった。
いつもは元気が良い美希だったのだが、その日は元気がなかった。話を聞いてみると、美希が友達と喧嘩してしまったらしい。
だから、俺は慰める代わりに体育館の裏に呼び出して、そっとキスをした。美希は少しびっくりしていたが、ちょっとは元気になったみたいだ。
そして、「ありがとう!」とだけ言ってどこかにいってしまった。
まあ、美希との初めてのキスの話はこんな感じかな?他の思い出の話は何が良い?
え!?もう良いって?早く、あの事の話をしてだって!?
分かった。分かったよ。話すよ。
あの事っていうのは、中学3年生の卒業式の帰り道に起きた事なんだけど。
単刀直入に言うと、美希が交通事故にあってしまったんだよ…。
運良く、身体に致命傷は負わなかったらしいんだけど、事故の時に頭を地面に強くぶつけてしまって、記憶を失ってしまったんだ…。
家族の事は何とか覚えているらしいけど、俺達の事はもう覚えていなくて、俺もだけど美希も悲しんでいるらしいんだ。
どう、分かった?もう、最悪だよ。
数ヶ月後…。
あれから、美希は無事退院したが、もっと世界で私みたいに悲しんでいる人を助けたいという思いでオーストラリアに留学した。
その時に、親友の紀に、こう言われた。
「輝魅は彼女の事、追いかけなくて良いのかよ!」
だから、俺は決心した。美希の事を追いかける事を。
そして、オーストラリアに着いてから、美希の事を探した。
それから、1週間が経ったが、美希はなかなか見つからなかった。
俺は、出来る限り、いろんな所を周ったはずだ。でも、美希が見つかる事はなかった。
[まあ、当たり前かー]
しょうがないな。
[もう、流石に明日には帰ろうかな]
そう思って、俺はホテルに戻った。
そして次の日、日本に帰るため、荷物を持って外に出た。すると、美希がホテルのすぐ近くの公園で寒そうに立っていたのだ。
こんな、偶然があるんだろうか!
俺は、持っていた荷物を放り投げて、自然と美希の所に向かっていき、キスをしていた。
なぜだろう、美希は俺の事を知らないはずなのにキスを嫌がる事はなかった。
それから、これをきっかけに俺らは、付き合う事になった。
これで、本当は2回目だね!
それから、幸せな日々があっという間に過ぎて、10年が経った、ある日、事件は起きた。
オーストラリアで美希が始めた小さな病院に向かう途中に、美希の母親と紀がキスをしている所を見てしまったのだ。
[もしかして、不倫をしている!?]
そんな、驚きが心を走った。
その後に、紀に話しかけられたが、俺は無視をした。あんなやつとは、もう親友なんかじゃない!
その時、俺はふと思った。
”自分の母親が不倫をしていたら、一体どうなるだろう?”と。
そしたら、美希の悲しそうな頭が浮かんできた。
俺は猛ダッシュで美希の所に駆けつけ、接吻をした。
「もう絶対に悲しい思いはさせないよ。…美希」
それから5年が経った今も、俺達の”本当の接吻”は続いている。
だから、中学一年生の時に付き合い初めた。
それからもずっと、一緒になるはずだったなのに…。あんな事になるなんて。
あんな事って何?だって?それは…。いや、そんな事より先に美希との思い出を話すよ。
美希との思い出は、たくさんあるけど、何が良いかな?
え!?初めてキスをした時の話の方が良い?
しょうがないなぁ。分かったよ。俺と美希の初めてのキスは、中学生2年生の時だった。
このキスは俺にとって、初めてのキスだった。
いつもは元気が良い美希だったのだが、その日は元気がなかった。話を聞いてみると、美希が友達と喧嘩してしまったらしい。
だから、俺は慰める代わりに体育館の裏に呼び出して、そっとキスをした。美希は少しびっくりしていたが、ちょっとは元気になったみたいだ。
そして、「ありがとう!」とだけ言ってどこかにいってしまった。
まあ、美希との初めてのキスの話はこんな感じかな?他の思い出の話は何が良い?
え!?もう良いって?早く、あの事の話をしてだって!?
分かった。分かったよ。話すよ。
あの事っていうのは、中学3年生の卒業式の帰り道に起きた事なんだけど。
単刀直入に言うと、美希が交通事故にあってしまったんだよ…。
運良く、身体に致命傷は負わなかったらしいんだけど、事故の時に頭を地面に強くぶつけてしまって、記憶を失ってしまったんだ…。
家族の事は何とか覚えているらしいけど、俺達の事はもう覚えていなくて、俺もだけど美希も悲しんでいるらしいんだ。
どう、分かった?もう、最悪だよ。
数ヶ月後…。
あれから、美希は無事退院したが、もっと世界で私みたいに悲しんでいる人を助けたいという思いでオーストラリアに留学した。
その時に、親友の紀に、こう言われた。
「輝魅は彼女の事、追いかけなくて良いのかよ!」
だから、俺は決心した。美希の事を追いかける事を。
そして、オーストラリアに着いてから、美希の事を探した。
それから、1週間が経ったが、美希はなかなか見つからなかった。
俺は、出来る限り、いろんな所を周ったはずだ。でも、美希が見つかる事はなかった。
[まあ、当たり前かー]
しょうがないな。
[もう、流石に明日には帰ろうかな]
そう思って、俺はホテルに戻った。
そして次の日、日本に帰るため、荷物を持って外に出た。すると、美希がホテルのすぐ近くの公園で寒そうに立っていたのだ。
こんな、偶然があるんだろうか!
俺は、持っていた荷物を放り投げて、自然と美希の所に向かっていき、キスをしていた。
なぜだろう、美希は俺の事を知らないはずなのにキスを嫌がる事はなかった。
それから、これをきっかけに俺らは、付き合う事になった。
これで、本当は2回目だね!
それから、幸せな日々があっという間に過ぎて、10年が経った、ある日、事件は起きた。
オーストラリアで美希が始めた小さな病院に向かう途中に、美希の母親と紀がキスをしている所を見てしまったのだ。
[もしかして、不倫をしている!?]
そんな、驚きが心を走った。
その後に、紀に話しかけられたが、俺は無視をした。あんなやつとは、もう親友なんかじゃない!
その時、俺はふと思った。
”自分の母親が不倫をしていたら、一体どうなるだろう?”と。
そしたら、美希の悲しそうな頭が浮かんできた。
俺は猛ダッシュで美希の所に駆けつけ、接吻をした。
「もう絶対に悲しい思いはさせないよ。…美希」
それから5年が経った今も、俺達の”本当の接吻”は続いている。
応援ありがとうございます!
10
お気に入りに追加
3
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる