Connect Story No.4-光闇物語

モア神

文字の大きさ
3 / 4

真実…すなわち希望?

しおりを挟む
【輝魅目線】
「そうか、もう、そんなにも時間が経っていたのか。」
理乃が刑務所から出るらしい。あれから、もう一年半も経ったのか。辛くて苦い思い出を塗り替えないといけないな。そう思って、俺は向かう準備をした。
【美久目線】そういえば、何で美希がオーストラリアにいるのかが分かったのかだって?それは、分かんないね。まあ、野生の勘っていうやつかな?…でも確か、オーストラリアに行くって誰かから聞いたような…。そんな訳はないか!
【紀目線】「そうなんだよ。久しぶりに会えるなぁ。え!輝魅も来てくれるって?ありがとな!」そう言って、電話を切る。でも、本当にこの日をずっと待っていたからなぁ。
【理乃目線】なんで、美希が殺されている事を知っているのかだって?それは…、私は見てしまっただよ。美希がナイフを刺されて死んでいる所を。恐怖だった…?そう、思ったかもしれないが、私は怒りの方が先に出てしまった。そんな事を考えていると、誰かがこっちに向かってきた。「ん?あれは…。」そう、輝魅くんと紀が向かって来ていたのだ。
「久しぶりだなぁ。」そう、輝魅くんが切り出す。
「そうだね。私の事を捕まえてありがとうね。でもそんな事より、皆んなに話さないといけない事があるんだ。」そう言って、美希が殺されてしまった事を話した。
【輝魅目線】オーストラリアに着くと、紀が空港で待っててくれた。「久しぶりだなぁ。」とお互いに言いあった。そして、一緒に美希に会いに行く事になった。そしたら、あんな事を言われるなんて。みきが殺された…。いや、全然悲しくないよ。だって、あいつは俺を騙したんだからね。でも、目は涙で一杯だった。なんでだろうね?悲しくないはずなのに。そして、ふとあいつの顔が思い浮かぶ。
【理乃目線】
「輝魅くん。大丈夫?やっぱり、辛いよね。」
「いや、あいつの事はもう大嫌いだから。大丈夫。」
「でもね、実は違うんだ。私も数時間前までは、美希の事は大嫌いだった。でも、美希は私が刑務所から出てきた時に必死に謝ってくれたの。土下座をしてまでだよ。」
「「あの美希が土下座を?」」
「そう、あの美希が。だからね、きっと、美希もめちゃくちゃ反省してるんだと思う。でも…まさか、その直後に殺されてしまうなんて…。」
「そうだったのか。美希は反省していたのだな。でも、何で記憶喪失のふりをしていたんだろう。」
「それは、私にまた命を狙われないためなんだって。しかも、今ではその嘘をついていた事にも後悔してるらしいよ。」
「そうだったんだね。ただ俺の頭が整理出来てなかっただけだったから、分からなかったんだな。」
「でも、そんな美希を今さら、誰が殺すよんな事をするんだ?」そう、紀が聞いた。
【輝魅目線】まさか、また、あいつが?どんだけ、殺したら気が済むんだよ。あいつが刑務所から出た次の日に美希が殺された?でもなんで、美希がオーストラリアに行ったって分かったんだろう。もしかして、多重人格を使って、誰かに聞いた?
【理乃目線】
「1人、怪しい人がいるだ。それは、美久だ。」そう、輝魅くんが答える。
「「美久って?」」
「美久は、美結を殺した犯人だよ。」
「え!」嘘でしょ。美結って殺されてしまったの?私が刑務所にいる間、何があったんだよ。
「そうか、理乃は知らなかったんだね。紀は知ってたでしょ。」
「うん。まあ。美結が死んでしまったって事はね。でも、みくって誰?」
「そうだよ!そのみくってやつは誰なんだよ!」悲しみより怒りが先に出る。そして、輝魅くんの説明が始まる。美久は、美結の双子のお姉ちゃんで、久美でも優女っていう人でもある多重人格者で。一気に色んな有り得ないような説明が入ってきて、頭の中が整理出来ない。横を見て見ても、紀は大パニックのようだった。そして、輝魅くんがこう言う。
「でも、一つだけ、分からないだ。何で、美希がオーストラリアにいるのが分かったのか」
確かにそれは、そうだ。すると、紀が思いついたようにこう言う。
【紀目線】《1日前》
携帯電話が鳴った。誰か、分からなかったが電話に出てみると聞き覚えのある声だった。そう、中学生の時に一緒だった久美だった。久美は目元がクリっとしていて、中学生の時に一度だけ、一目惚れしていた覚えがある。まあ、告白は失敗しちゃったけどね。そんな事より、どんな話だったかというと、同窓会を開きたいという話だった。だから、美希や同級生の電話番号を知らないかという事だった。美希の電話番号は知らなかったが、他の同級生の電話番号は知っていた。でも、どうにか美希の電話番号が分からないのかと聞いてきた。そしたら、一年半前に美希にオーストラリアで出会った事を思いだし、オーストラリアにいるから探してみるねと言ったのだ。
という出来事を理乃たちに教えた。
【久美目線】
「うーん」
何か最近、よく分からない所にいる事が多い。昔も少しはそういう事は合ったが、ここ最近は特に酷い。しかも、記憶が飛ぶ事も良くあるし、いつの間にか1年が経っていたりして。悪い夢も見るしね。人を殺す夢とかね。そんな日々が続くなか、久しぶりに同級生の皆んなに会いたいなと思った。だから、私が主催の同窓会を開く事にした。で、中学校に行き、同級生の電話帳を借りて、1人ずつ電話をかけていった。だけど、あのみきの家の電話だけ、繋がらなかった。多分、電話番号が変わったのだろう。だから、中学生から付き合っていた輝魅くんに電話をかけたが、どうやら電話番号を消してしまったらしい。うーんと、悩んでいたが、片っ端から電話をかけていき、みきの電話番号を知っている人を探した。そしたら、遂に知っている人?というか、みきの居る場所を知っている人がいたのだ。でも、オーストラリアに居るらしく、出会えるかどうかは、分からないけどね。ちなみに何でそんな、昔いじめられてたみきにこだわるかは、同窓会であって確かめたかったんだよ。人は記憶を失うと性格が変わるっていう事を。性格が変わった美希ならまた友達になれるかもしれないな。まあ、無理か。
【理乃目線】紀の話が終わった。
「「なるほどねー!」」
「久美に美希の居場所を教えた事で、久美から美久に伝わったんだ!これで、多重人格だという証明もできたな!」
「そうだね!」
「確か、俺も久美に美希の電話番号、聞かれたような気がするなぁ。まあ、その時は美希の電話番号を消しちゃっていたけどね。でも、これで美久が居場所を知っていた事は分かったね」
「でも、これからどうするの?美久を捕まえるの?無期懲役で?」
「うーん、それだと、優女が可哀想なんだよなぁ。他に何か良い方法はないかなぁ?」
「そうだねー。でも、私達は死後の世界に行く機械を作るのを成功させて、絶対に美希達に会ってみせる!」
そう言って私達は、マノヘトロームを沢山持って、日本に帰った。そして、研究に戻ると、慌てた様子の50人のスタッフが出迎えた。
それと…この手紙と写真は何だ?


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

幼馴染

ざっく
恋愛
私にはすごくよくできた幼馴染がいる。格好良くて優しくて。だけど、彼らはもう一人の幼馴染の女の子に夢中なのだ。私だって、もう彼らの世話をさせられるのはうんざりした。

~春の国~片足の不自由な王妃様

クラゲ散歩
恋愛
春の暖かい陽気の中。色鮮やかな花が咲き乱れ。蝶が二人を祝福してるように。 春の国の王太子ジーク=スノーフレーク=スプリング(22)と侯爵令嬢ローズマリー=ローバー(18)が、丘の上にある小さな教会で愛を誓い。女神の祝福を受け夫婦になった。 街中を馬車で移動中。二人はずっと笑顔だった。 それを見た者は、相思相愛だと思っただろう。 しかし〜ここまでくるまでに、王太子が裏で動いていたのを知っているのはごくわずか。 花嫁は〜その笑顔の下でなにを思っているのだろうか??

貴方の側にずっと

麻実
恋愛
夫の不倫をきっかけに、妻は自分の気持ちと向き合うことになる。 本当に好きな人に逢えた時・・・

盗み聞き

凛子
恋愛
あ、そういうこと。

悪役令嬢として断罪された聖女様は復讐する

青の雀
恋愛
公爵令嬢のマリアベルーナは、厳しい母の躾により、完ぺきな淑女として生まれ育つ。 両親は政略結婚で、父は母以外の女性を囲っていた。 母の死後1年も経たないうちに、その愛人を公爵家に入れ、同い年のリリアーヌが異母妹となった。 リリアーヌは、自分こそが公爵家の一人娘だと言わんばかりにわが物顔で振る舞いマリアベルーナに迷惑をかける。 マリアベルーナには、5歳の頃より婚約者がいて、第1王子のレオンハルト殿下も、次第にリリアーヌに魅了されてしまい、ついには婚約破棄されてしまう。 すべてを失ったマリアベルーナは悲しみのあまり、修道院へ自ら行く。 修道院で聖女様に覚醒して…… 大慌てになるレオンハルトと公爵家の人々は、なんとかマリアベルーナに戻ってきてもらおうとあの手この手を画策するが マリアベルーナを巡って、各国で戦争が起こるかもしれない 完ぺきな淑女の上に、完ぺきなボディライン、完ぺきなお妃教育を持った聖女様は、自由に羽ばたいていく 今回も短編です 誰と結ばれるかは、ご想像にお任せします♡

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

お父さんのお嫁さんに私はなる

色部耀
恋愛
お父さんのお嫁さんになるという約束……。私は今夜それを叶える――。

姉の引き立て役の私は

ぴぴみ
恋愛
 アリアには完璧な姉がいる。姉は美人で頭も良くてみんなに好かれてる。 「どうしたら、お姉様のようになれるの?」 「ならなくていいのよ。あなたは、そのままでいいの」  姉は優しい。でもあるとき気づいて─

処理中です...