4 / 4
Tow Truths
しおりを挟む
【理乃目線】「んー。」まず、手紙と写真の事は置いといて、スタッフに話を聞く事にした。
「皆さん、どうしたんですか?そんな、慌てて?」
「新島さんがいないんです!」
「新島さんがいない!?ただ休んでるだけじゃなくて?」
「そうなんです!最初は私達もただ休んでいるだけだろうなって思ってたんです。でも、休む時はいつも連絡くださるから少し心配になって、新島さんの家に確認しにいったんです。ほら、私、新島さん家に近いから。でも、居なかったんです。家ごと。」
「家ごとですか?そんな事があるんですか?」
「そんなんですよ!私も何回も見直しました。でも、やっぱり無いんですよ。だから、おかしいなって思って、近所の人にも聞いたんですよ。でも、そんな人は知らないって。おかしくないですか。理乃さん達も一緒に新島さん家には、行った事ありますよね。」
「確かに、研究する時に行きましたね。」
「でも、その家が無くなっていたんですよ。新島さんと共に。」
「でも、本当にそんな事があるんですかね?」
「「あるんですよ!」」スタッフが声を揃えて言う。
「そんな、バカな事がある訳ないって、みんなで見に行ったですから。でも、どうしても新島さんや理乃さんが居ないと出来ない研究が合ったんですよ。でも、理乃さんはオーストラリアでマノヘトロームを探しに行ってましたからね。だから、どうにかしてでも新島さんに会う必要があったんですよ。でも、やっぱりおかしいなって思って、一応、市役所に行って国籍を確認したんですよ。そしたら、なんて言われたと思います?そんな人は日本には、いません。要するに、そんな人は存在しないって言われたんですよ。一体、どういう事何ですか!」
「それは、おかしいですね。だから、落ち着きがなかったんですね。それで、この手紙と写真は何ですか?」
「あー、それですか。すっかり、忘れてました。それは、新島さんのデスクの引き出しに入っていたんですよ。なんか、ヒントになる物はないかなって探したんですよ。でも、結局、忙しくて見る事が出来なかったんですよ。あ!そうだ!じゃあ、理乃さん。その手紙を拝読してもらえますか?」
「拝読ですか?まあ、良いですよ。じゃあ、読みます。 理乃さん、紀くん、そして研究所のスタッフの皆さんへ この手紙を読んでいるという事は、私がもうそこには、居ないというのという事ですかね。あー、こういう手紙の始まり方、昔からずっと書いてみたかったんですよね。あ、すいません。そんな事より、心配をさせてしまってごめんなさい。私は今、上の世界にいます。まあ、詳しい事はアフライ研究を成功させて、私は上の世界で待っているので、その時に話させてもらいます。あなた方なら、絶対に成功させる事ができると私は心より思っています。新島より」
「まあ、良く分からないですけど、とにかくアフライ研究を成功させて、上の世界にこいって事ですね。上の世界って、死後の世界?って事は、新島は死んでしまったって事ですかね?」
「そうなのかも、知れないね。でも、まずはアフライ研究を成功されないとね!ん?まって、追記が裏に書いてある。」
「え!なんて、書いてありますか?」
「んー、えっとね。 この手紙に同封してある写真は、紀くんに見せてください。理乃さんももしかしたら分かるかもしれないけど…。そして、紀くんは輝魅くんと会って、優女さんを救って上げて下さい。 だって!どういう事かな?新島さんは輝魅くんや優女さんの事を知っているのかな?新島さんって一体何者なんだろう?って、そんな事よりこの写真、何か分かる?なんか、誰かがキスしている写真だけど。これが、何だって話だけど…。」そう、紀に聞くと紀は走ってどこかに行ってしまった。どうしたんだろう。でも、この写真って。もしかして、あの人?
【美希目線】あー、そういえば、あの方って一体誰なんだって事だよね。あの方っていうのは、私の命の恩人の理乃さんのお父さんの事だよ。そんな、命の恩人に出会える日が来るなんてね!
「あの?私の事って覚えているでしょうか?」まあ、そんな覚えている訳ないか。
「うーん、いつ出会ったかな?」
「あのー、私、あなたに助けられたんです。でも、その所為で…。」
「え!もしかしてあの時、車の前に立っていた少女があなただったんですか?」
「そうなんです。私はあなたに助けられたんです。ありがとうございますた!」
「いや…、実は違うんですよ。」
「え!どういう事ですか?」
「実は、あの時、殺されたんですよ。」
「殺されたって…?」
「そうなんですよ。知らない人に車が来ている時に押し出されたんですよ。その時に偶然、あなたにぶつかって。だから、助かったんだと思います。だから、決して助けた訳ではないんです。」
「そう…だったんですか…。でも、一体誰がそんな事を。」
「それが、全く知らない人だったんてすよ。だから、何が目的で殺したのか」
「でも、あなたのおかげで命を救われたのには、変わりません。まあ、私も殺されてしまったんですけどね。全く、知らない人にね。もし、その人が同じだったら、面白いですね。まあ、そんな事はないと思いますけどね」
【紀目線】うそだろ!何で、俺のお母さんが写ってるんだよ!しかも、俺のお父さんじゃない知らない男とキスしてるし。しかも、何で新島さんがこんなの持ってるんだ?そんな事を考えていると、知らない間に研究所を出て、逃げだしていた。頭が整理出来ずにパニックになってしまっていたのかもしれない。でもまず、新島さんの言葉を信じて輝魅に会ってみるしかないのか。
そして、輝魅に電話して会いに行った。
「急に呼びだして、どうしたんだよ。」
「まあ、俺も良く分かんないんだけど、このキスしてる写真なんだけど、何か気づく事ってある?」
「え!この男の人って、美希のお父さんじゃない?」
「え!そうなの?」
「そうだよ。多分。何回か合った事あるからね。でも、このキスしてる女の人って、どこかで会った事があるような…。…あ!佐藤先生だ!中学校の時の担任の。って事は、この2人は不倫してたって事なのか!」
「そうなんだよ。実は、佐藤先生って、俺の母親なんだ。」
「え!紀のお母さんが佐藤先生って事?しかも、お母さんが不倫しているって事なのか!」
「そうだよ。許せないよな。まあ、一応、俺も不倫はしていたけどな。」
「いや、それは、紀が悪いんじゃなくて、美希の母親が悪いんだよ。不倫夫婦って事か。」
「そうだね。確か、あの美希の親達って、もう離婚したらしいよ。」
「あー、そうだったんだね。まあ、そりゃあ、上手くいかないわ。」
「そうだねー。あ!そういえば、この写真を使って、優女さんを救って上げてって、俺の友達がいっていたんだけど、どういう事か分かる?」
「うーん、優女さんを助ける方法?そうだなー。あ!美希の父親を脅せば?」
「美希の父親を脅す?それって、何の意味があるの?」
「それはねー、美希の父親って絶対に手術を失敗しない医者っていう、めちゃくちゃ有名な医者なんよ。だから、それを使って優女さんを手術で成功させようぜ」
「なるほどね。この写真で美希の父親を脅して、手術をさせるって事ね。それだったら、無料で出来そうだ!」
という事で、美希のお父さんを脅しに行った。
【理乃目線】もしかして、中学校の時の佐藤先生?懐かしいなー。嫌いだった覚えがあるね。でも、このキスをしている男の人って、佐藤先生の旦那さんかなー。まあ、そんな事より、紀はちゃんと輝魅くんに会って、良く分からないけど、優女さんを救ってあげていると良いな。まあ、私はアフライ研究をいつもより気合いを出して進めていくぞ!そう決意して、作業に取り掛かった。
【輝魅目線】紀と共に、美希の父親がいる病院に訪れた。そしたら、初めから機嫌が悪いようだった。
「急に呼び出して、一体何の話があるって、いうんだよ。美希とも別れたくせに。私は忙しいんだ。早く話を済ませてくれ」
「そんな事をおっしゃって、本当に良いんですかね~?この写真を見たらそんな事を言えなくなってしまうかもしれませんよ」
「ふん!どうせくだらない写真だろ。ほら、見せてみろよ!」鼻につくような話し方で返してきた。だから、不倫している写真を見せて、黙らせようとした。
「この写真。分かりますかね?このあなたがキスをしている人ってあなたの奥さんではないですよね。出会った事があるから分かるんですよねー。この写真をネットで拡散したらどうなるでしょうねー」
「た、ただの合成だろ!そんなの誰も信じないぞ」
「まあ、ただの合成だとしても、良く出来てるんで、すぐに炎上してあなたは、一気にどん底に落ちるでしょうね」
「そ、そんな事をして、何の恨みだ!条件は何なんだ!」
「条件はですねー、多重人格だという優女さんを助けて欲しいんですよ。実力が天才的なあなたなら、きっとできる事でしょ。お願いしますよ。まあ、もちろん、無料でですけどね」
「無料でか!ク…」
「自分の事を守るためなら安いんじゃないですか?」
「ク、クソゥ!分かったよ!分かった。無料でその人を助けてあげるよ。だから、連れてこい!」少し、涙目になりながら、渋々オッケーをくれた。
「流石です!ありがとうございます!」そう言って、優女さんを探す事にした。
「でも、そういえば優女さんってどこにいるんだろう?しかも、今は美久かも知れないなぁ。それだったらまずいぞ」そう、紀に聞く。
「いや、多分、今は久美だから多分大丈夫だと思う。ちょっと電話するわ」そう言って、紀が電話して会いに行った。
「何ですか?急に病院に呼び出して!」
「まあ、落ち着いて。ちょっと、手術するだけだから」
「手、手術!え!私、今から手術するんですか?」
「ま、まあ、す、すぐに終わるから。落ち着いて」そう紀が言って、無理矢理、手術をさせる事に成功した。
「後は、成功をする事を祈るのみだ!」
「そうだね。手術が終わるまでまとう」
それから、待つ事、2時間後。手術中の電気が消えた。手術が完了したようだ。緊張して心臓が動いているのが良く分かる。そして、美希の父親が出てきた。
「今回の手術…。成功しました!」
そう言うと、俺達はお互いに顔を見合わせて喜び合った。
「良かったね!」
「うん!」
「今回は、脅すような事をしてしまって、申し訳ありませんでした。でも、本当に手術を成功させてくださり、ありがとうございました。これで、心残りがなくなりました。」そう美希の父親に感謝を伝えて、紀と近くのカフェにいって話をした。
「あの、最後に美希の父親に言っていた言葉って本当?」
「それって、どう言う事?」
「やっぱり、まだ心残りがあるんじゃない?そう、美希に会いたいんじゃないの?」
「いや、美希って、もう死んじゃってるんだよ。そんな、会いたくても会える訳ないじゃん」
「いやそれが、会えるかも知れないんだよ。俺の奥さんが今、何をしているか分かる?」
「え、何?分かんない」
「実は、死後の世界に行く研究をしているだ。それで、必要な物質が揃って、それを後は組み立てるだけなんだ。」
「まあ、そんな簡単じゃないんじゃない?」
「そりゃあ、確かにそうだね。でも、もし、死後の世界に行く機械が完成したら乗る?」
「当たり前さ!」
「でも、失敗したら、死んでしまう可能性もあるんだよ。しかも、死んでしまう可能性の方が高いと思うけど…」
「でも、俺は美希に会うためなら、命を犠牲にしても構わない。あの人も連れていかないか。」
「あの人って?」
「美結の旦那さんの希充だよ。」
「あー、美結も死んでしまったからね。きっと、会いたいだろうね。」
そう言って、希充を誘いに行き、希充ももし完成したら着いて行く事に決まった。
【理乃目線】 《3年後》
こんなに早くできるなんてね。ついに、アフライ研究が成功し、機械が完成した。嬉しいなー。ただし、これに乗ってしまって、失敗してしまうと100%の確率で死んでしまうだろう。この機械に乗る、私、紀、輝魅くん、希充くんの命を背負って私は絶対に失敗をしてはいけない。スタッフと共に最後の確認を終えた私は、皆んなに「準備は良いですか?」と聞いて、出発の準備をする。
「3.2.1.ポチッ」エンジンのスイッチを押す。すると、物凄い速さで動き出した。頭がぼんやりしていつの間にか皆んなと共に眠っていた。睡眠ガスを出して意識を少しでも減らすためにね。
「ん、んん?」目を開けるとそこには明るい世界が待っていた。
「ここが死後の世界?」
意外と明るかった。他のみんなを起こして皆んなで喜びあった。
「これって、成功だよね!」
「「うん!」」
「「「やったーー!」」」
この日をどれだけ待ち望んでいた事か。私は嬉しくなって、涙が溢れていた。
「大丈夫か?」
声が聞こえた。この声ってもしかして!?
「久しぶりだなぁ」
やっぱりそうだ!この声は、
「お父さん!久しぶりー!」
また嬉しくなって涙が出た。この懐かしくて温かい声は自分のお父さんであるとすぐに気づいた。
「ごめんな。急に居なくなったりして…。辛かったよな。でも、良い仲間ができているじゃないか。上の世界から気になってずっと見ていたんだぞ。だから、きっと、会える事を信じてたぞ!」
「うん!この皆んなのおかげで、今があるのかも知れないね!」
「でも、会えて良かったね!」
そう紀が言ってくれた。
【美希目線】
「ボワン!」
なんだ?今の地響きは、気になって地響きが起きた方へ近づいた。「え!あれって?輝魅?ん、理乃さんも?何で?」私は輝魅の方へ向かった。そしたら、
「美希!ごめんな。反省していたんだな。気づかなくってごめんな。」と謝ってきた。謝らないのは、私の方なのに。
「そんな。私が全て悪いのに。謝らないでよ。そんな事より、記憶がないって嘘なんてついてごめんね。」
「そんなの全然気にしてないから大丈夫だよ。」そう言って、抱きつきあった。そして、接吻をした。何年ぶりだろうか。久しぶりだなぁ。思わず涙をこぼした。
【希充目線】
ん、もしかして、ここが死後の世界?早く、美結を探さないと。「美結ー!」そう呼ぶと、美結らしき人が振り向いてこっちにむかってきた。そして、抱き合った。何で、こうなってしまったんだろうな。あれから、幸せに過ごすはずだったのに。そう、考えると涙が溢れ出した。
【理乃目線】
父親と再会した後、美希とも再会を果たして、喋りあった。そして、何時間か経過して、元の世界に戻ろうとした。もう少し、この世界にもいたかったけど、この世界に入ればいるほど、元の世界とのズレが大きくなってしまう。そして、機械を起動する準備をしたが、ある事を思い出した。[上の世界で待っているので]これって確か、新島さんの手紙の内容にあったなぁ。でも、新島さんらしき人はこの数時間で見つからなかったし、どうしようかなぁ。そんな事を考えていると私以外の周りの時が止まった。そう、焦っていると、声が聞こえてきた。
「これで、時間へのズレを気にする必要はありません。こっちへ来てください」
「え!」
この声って、「新島さん?」
とにかく、声が聞こえる方へ向かった。
すると、そこには、新島さ…
「ん、え、ん、誰?」
新島さんじゃない!一体この人は?
【理乃の父親・視点】
「ドン!」
見ず知らずの女の子とぶつかった。この瞬間で人生は、大きく変わってしまったのだ。この時、この女の子とぶつかっていなかったら。…今はどうなっていたんだろうな。この後、その女の子に突き出された。そして…、死んだ。まあ、そのおかげで助かった命もあったんだけどね。でも、その後、暗闇の世界に閉じ込められた。すると、地面にヒビが入って、現実の世界を覗く事が出来た。何年も気が済むまで覗いた。理乃が結婚するまでね。その間、理乃はいじめたりもしたが、たくさんの仲間をもって、死後の世界に行く事を挑戦していた。ただ、理乃の事をいじめていた犯人が分からなかった。現実の世界で深い関わりがある人の顔しか、はっきり見れないようだ。
その犯人が分かっていたら、絶対に許さないけどな!
そして、理乃が結婚をした。もし、あの時に死んでいなかったら理乃の結婚を拝むことが出来たのかな。そんな事を考えていると目の前が光に包まれて明るい世界にやってきた。多分、理乃が結婚して、自分への後悔がなくなったんだと思う。後悔がずっと残っていると永遠にこの暗闇の世界にいるって事なのかな。それは、最悪だなあ。それから、何年かが経って、理乃との再会を果たした。なんだかんだで、意外と良い人生だったのかもしれないね。
【理乃目線】
「一体誰なんですか?」
「ごめんなさいね。戸惑わせてしまいましたよね。今から、私の事を説明します」
「でも、時間が」
「だから、それは大丈夫ですよ。時間は、止めてあるんですから。ズレは、発生しません。」
「あなた、一体何者なの。」
「まあ、一旦落ち着いて聞いてください。簡単に言いますと私は新島でもありこの世の世界の神、”アマテラス″でもあります。」
「え!アマテラスってあの?」
「そうでございます。まあ、そんなに大きな力は持ってませんけどね。」
【アマテラス(新島さん)目線】私はこの世界を守るためにダーク・アマテラスの暴走を止める必要がありました。しかし、私の力はもう限界に近かったのです。でも、私は最後の力を振り絞って、暴走を止める事を決意しました。多分、これで私の役目は最後でしょう。この後の世界は後継者の方に託す事にしましょう。そして、暴走を止めるための作戦を考えました。まず私が新島、まあ私の仮の姿ですね。そんな新島なんて人は存在しないんですけどね。まあ、国籍を確認しない限りバレる事はないでしょう。だから、私は人間である新島に化けて人間世界に潜みました。そして、次にダーク・アマテラスをどうするかという問題ですね。でも、それはあの人に任せる事にしました。そう、あの人とは美希の父親の事ですね。あの人の技術は只者ではありません。まあ、いわゆる天才というやつですね。そんな彼の技術があれば、ダーク・アマテラスの多重人格も治って事態はすぐに治まる事でしょう。え!それだけ?簡単すぎでしょって、今、思いましたね。しかし、実はとても難しい事だったんです。あの美希の父親というのは、非常に性格が皮肉れていたのです。だから、助けてください何ていったら無理な事でしょう。ゆえに、多重人格を治すなんて、今までに聞いた事のない治療ですからね。莫大なお金が必要でした。そこで、どうしようかと迷いました。そしたら、美希の父親が不倫をしているという事が分かりました。これは、使うほかないですよね。この絶対に手術を失敗しないという男に不倫の写真を押さえて脅したらどうでしょう。何がなんでもその人の事を救うしかなくなるでしょう。だから、私は彼が不倫相手とキスをしている所を写真に押さえました。少し、興奮してしまって、音を立ててしまいましたが、多分、大丈夫ですかね。まあ、神にもそんなミスはするんですよ。誰だってね。まあ、そんな話より、いつ脅すかという話なんですよね。でも、脅すとなると私の役目は終わり、消えてしまう。別にいつ消えても変わらないと思いましたよね。でも、ダメなんです。私はもう1人救いたい人がいました。もう1人というか、この後起きる世界の危機を守るためですね。それは、理乃さんです。理乃さんは小さい頃に父親が亡くなっているです。そう、ダーク・アマテラスに理乃さんの父親は殺されたのです。そして、理乃さんは死後の世界に行く機械を作るそうです。でも、それだと、失敗してしまい、理乃さんや紀さんなどの計り知れないほどの大勢の命が亡くなってしまうんです。そして、そのエネルギーは物凄く地球自体にヒビが入って割れていってしまうんです。そして、遂には地球全てが滅亡してしまうんです。そのなぜ、そんな事を知っているのか?ってそれは、まあ、私も一応、神なんでね。未来ぐらいは見えるんですよ。まあ、見るのにも力は使うんですけどね。この限られた少ない力で覗いた結果がそうだったんです。だから、どうにかしてでも研究をやめさせないとだめなんです。いや、逆に成功させても良いですね。でも、成功させるなんて、また、難しい事になりますね。でも、理乃さんの思いを考えてやっぱり成功させるべきですね。その為には、私が研究に参加する必要があります。でも、どうすれば。私は今、東京の高校でただ時間潰しをしているんですけど。あれ、あの子は。紀くんですかね。紀くんと仲良くなれば、簡単に研究に参加出来るかもしれない。そう考えました。なぜなら、紀くんと理乃さんは結婚して2人で研究をしますからね。でも、その時に私の事を紀くんが覚えてくれていたら、私は研究に参加する事ができる。どうでしょう。うん、大丈夫でした。未来を覗いてみたら、私は研究室でしっかり研究をしていましたね。ほら、何年かが経ち、紀くんから電話がかかってきました。もちろん、研究の誘いでした。それから、私は研究に全てを捧げ出来る限りの事はしました。これで、研究は成功する事でしょう。あれ、そういえば、私とした事がなんて事をしてしまったんでしょう。研究に必死になって、ダーク・アマテラスの存在を忘れていました。だから、すぐに取り掛かろうとしました。もう、研究は成功する未来は見えていたんでね。でも、もう一つの未来が見えたんです。私がダーク・アマテラスを止められずに再び暴走しだす未来が。一体どうすれば…。何時間も考えました。私じゃ止められないなら誰が止めれば。なんで、こんな事になってしまったんでしょう。私はダーク・アマテラスを止めるために現実の世界にやってきたと言うのに。私が研究をしている間にまた何人かの人が殺されてしまった。なんとかしてでも、この世界を救わなければ、「あ!」この方法ならもしかして。私はある方法をおもいつました。でも、この方法は本当に上手くいかないと失敗してしまいます。なぜなら、私は動かずに紀くん達を動かす方法だったんです。それは、私の研究の引き出しに手紙と写真を残したんです。「じゃあ、後は頼みましたよ。」そう言って、私は力が尽きて消えてしまいました。それで、今に至ると。そう言って理乃さんに説明しました。理乃さんはポカーンとしていて、話を聞いていました。まあ、現実味があまりないですからね。でもこれで、理乃さんに伝える事が出来たし、これで、一応、一件落着ですね。そして、時を進めて、理乃さん達を元の世界まで見送りました。また、いつか、お会いましょう。全ての人の願いが叶いましたし、ハッピーエンドですかね。 end…?
「皆さん、どうしたんですか?そんな、慌てて?」
「新島さんがいないんです!」
「新島さんがいない!?ただ休んでるだけじゃなくて?」
「そうなんです!最初は私達もただ休んでいるだけだろうなって思ってたんです。でも、休む時はいつも連絡くださるから少し心配になって、新島さんの家に確認しにいったんです。ほら、私、新島さん家に近いから。でも、居なかったんです。家ごと。」
「家ごとですか?そんな事があるんですか?」
「そんなんですよ!私も何回も見直しました。でも、やっぱり無いんですよ。だから、おかしいなって思って、近所の人にも聞いたんですよ。でも、そんな人は知らないって。おかしくないですか。理乃さん達も一緒に新島さん家には、行った事ありますよね。」
「確かに、研究する時に行きましたね。」
「でも、その家が無くなっていたんですよ。新島さんと共に。」
「でも、本当にそんな事があるんですかね?」
「「あるんですよ!」」スタッフが声を揃えて言う。
「そんな、バカな事がある訳ないって、みんなで見に行ったですから。でも、どうしても新島さんや理乃さんが居ないと出来ない研究が合ったんですよ。でも、理乃さんはオーストラリアでマノヘトロームを探しに行ってましたからね。だから、どうにかしてでも新島さんに会う必要があったんですよ。でも、やっぱりおかしいなって思って、一応、市役所に行って国籍を確認したんですよ。そしたら、なんて言われたと思います?そんな人は日本には、いません。要するに、そんな人は存在しないって言われたんですよ。一体、どういう事何ですか!」
「それは、おかしいですね。だから、落ち着きがなかったんですね。それで、この手紙と写真は何ですか?」
「あー、それですか。すっかり、忘れてました。それは、新島さんのデスクの引き出しに入っていたんですよ。なんか、ヒントになる物はないかなって探したんですよ。でも、結局、忙しくて見る事が出来なかったんですよ。あ!そうだ!じゃあ、理乃さん。その手紙を拝読してもらえますか?」
「拝読ですか?まあ、良いですよ。じゃあ、読みます。 理乃さん、紀くん、そして研究所のスタッフの皆さんへ この手紙を読んでいるという事は、私がもうそこには、居ないというのという事ですかね。あー、こういう手紙の始まり方、昔からずっと書いてみたかったんですよね。あ、すいません。そんな事より、心配をさせてしまってごめんなさい。私は今、上の世界にいます。まあ、詳しい事はアフライ研究を成功させて、私は上の世界で待っているので、その時に話させてもらいます。あなた方なら、絶対に成功させる事ができると私は心より思っています。新島より」
「まあ、良く分からないですけど、とにかくアフライ研究を成功させて、上の世界にこいって事ですね。上の世界って、死後の世界?って事は、新島は死んでしまったって事ですかね?」
「そうなのかも、知れないね。でも、まずはアフライ研究を成功されないとね!ん?まって、追記が裏に書いてある。」
「え!なんて、書いてありますか?」
「んー、えっとね。 この手紙に同封してある写真は、紀くんに見せてください。理乃さんももしかしたら分かるかもしれないけど…。そして、紀くんは輝魅くんと会って、優女さんを救って上げて下さい。 だって!どういう事かな?新島さんは輝魅くんや優女さんの事を知っているのかな?新島さんって一体何者なんだろう?って、そんな事よりこの写真、何か分かる?なんか、誰かがキスしている写真だけど。これが、何だって話だけど…。」そう、紀に聞くと紀は走ってどこかに行ってしまった。どうしたんだろう。でも、この写真って。もしかして、あの人?
【美希目線】あー、そういえば、あの方って一体誰なんだって事だよね。あの方っていうのは、私の命の恩人の理乃さんのお父さんの事だよ。そんな、命の恩人に出会える日が来るなんてね!
「あの?私の事って覚えているでしょうか?」まあ、そんな覚えている訳ないか。
「うーん、いつ出会ったかな?」
「あのー、私、あなたに助けられたんです。でも、その所為で…。」
「え!もしかしてあの時、車の前に立っていた少女があなただったんですか?」
「そうなんです。私はあなたに助けられたんです。ありがとうございますた!」
「いや…、実は違うんですよ。」
「え!どういう事ですか?」
「実は、あの時、殺されたんですよ。」
「殺されたって…?」
「そうなんですよ。知らない人に車が来ている時に押し出されたんですよ。その時に偶然、あなたにぶつかって。だから、助かったんだと思います。だから、決して助けた訳ではないんです。」
「そう…だったんですか…。でも、一体誰がそんな事を。」
「それが、全く知らない人だったんてすよ。だから、何が目的で殺したのか」
「でも、あなたのおかげで命を救われたのには、変わりません。まあ、私も殺されてしまったんですけどね。全く、知らない人にね。もし、その人が同じだったら、面白いですね。まあ、そんな事はないと思いますけどね」
【紀目線】うそだろ!何で、俺のお母さんが写ってるんだよ!しかも、俺のお父さんじゃない知らない男とキスしてるし。しかも、何で新島さんがこんなの持ってるんだ?そんな事を考えていると、知らない間に研究所を出て、逃げだしていた。頭が整理出来ずにパニックになってしまっていたのかもしれない。でもまず、新島さんの言葉を信じて輝魅に会ってみるしかないのか。
そして、輝魅に電話して会いに行った。
「急に呼びだして、どうしたんだよ。」
「まあ、俺も良く分かんないんだけど、このキスしてる写真なんだけど、何か気づく事ってある?」
「え!この男の人って、美希のお父さんじゃない?」
「え!そうなの?」
「そうだよ。多分。何回か合った事あるからね。でも、このキスしてる女の人って、どこかで会った事があるような…。…あ!佐藤先生だ!中学校の時の担任の。って事は、この2人は不倫してたって事なのか!」
「そうなんだよ。実は、佐藤先生って、俺の母親なんだ。」
「え!紀のお母さんが佐藤先生って事?しかも、お母さんが不倫しているって事なのか!」
「そうだよ。許せないよな。まあ、一応、俺も不倫はしていたけどな。」
「いや、それは、紀が悪いんじゃなくて、美希の母親が悪いんだよ。不倫夫婦って事か。」
「そうだね。確か、あの美希の親達って、もう離婚したらしいよ。」
「あー、そうだったんだね。まあ、そりゃあ、上手くいかないわ。」
「そうだねー。あ!そういえば、この写真を使って、優女さんを救って上げてって、俺の友達がいっていたんだけど、どういう事か分かる?」
「うーん、優女さんを助ける方法?そうだなー。あ!美希の父親を脅せば?」
「美希の父親を脅す?それって、何の意味があるの?」
「それはねー、美希の父親って絶対に手術を失敗しない医者っていう、めちゃくちゃ有名な医者なんよ。だから、それを使って優女さんを手術で成功させようぜ」
「なるほどね。この写真で美希の父親を脅して、手術をさせるって事ね。それだったら、無料で出来そうだ!」
という事で、美希のお父さんを脅しに行った。
【理乃目線】もしかして、中学校の時の佐藤先生?懐かしいなー。嫌いだった覚えがあるね。でも、このキスをしている男の人って、佐藤先生の旦那さんかなー。まあ、そんな事より、紀はちゃんと輝魅くんに会って、良く分からないけど、優女さんを救ってあげていると良いな。まあ、私はアフライ研究をいつもより気合いを出して進めていくぞ!そう決意して、作業に取り掛かった。
【輝魅目線】紀と共に、美希の父親がいる病院に訪れた。そしたら、初めから機嫌が悪いようだった。
「急に呼び出して、一体何の話があるって、いうんだよ。美希とも別れたくせに。私は忙しいんだ。早く話を済ませてくれ」
「そんな事をおっしゃって、本当に良いんですかね~?この写真を見たらそんな事を言えなくなってしまうかもしれませんよ」
「ふん!どうせくだらない写真だろ。ほら、見せてみろよ!」鼻につくような話し方で返してきた。だから、不倫している写真を見せて、黙らせようとした。
「この写真。分かりますかね?このあなたがキスをしている人ってあなたの奥さんではないですよね。出会った事があるから分かるんですよねー。この写真をネットで拡散したらどうなるでしょうねー」
「た、ただの合成だろ!そんなの誰も信じないぞ」
「まあ、ただの合成だとしても、良く出来てるんで、すぐに炎上してあなたは、一気にどん底に落ちるでしょうね」
「そ、そんな事をして、何の恨みだ!条件は何なんだ!」
「条件はですねー、多重人格だという優女さんを助けて欲しいんですよ。実力が天才的なあなたなら、きっとできる事でしょ。お願いしますよ。まあ、もちろん、無料でですけどね」
「無料でか!ク…」
「自分の事を守るためなら安いんじゃないですか?」
「ク、クソゥ!分かったよ!分かった。無料でその人を助けてあげるよ。だから、連れてこい!」少し、涙目になりながら、渋々オッケーをくれた。
「流石です!ありがとうございます!」そう言って、優女さんを探す事にした。
「でも、そういえば優女さんってどこにいるんだろう?しかも、今は美久かも知れないなぁ。それだったらまずいぞ」そう、紀に聞く。
「いや、多分、今は久美だから多分大丈夫だと思う。ちょっと電話するわ」そう言って、紀が電話して会いに行った。
「何ですか?急に病院に呼び出して!」
「まあ、落ち着いて。ちょっと、手術するだけだから」
「手、手術!え!私、今から手術するんですか?」
「ま、まあ、す、すぐに終わるから。落ち着いて」そう紀が言って、無理矢理、手術をさせる事に成功した。
「後は、成功をする事を祈るのみだ!」
「そうだね。手術が終わるまでまとう」
それから、待つ事、2時間後。手術中の電気が消えた。手術が完了したようだ。緊張して心臓が動いているのが良く分かる。そして、美希の父親が出てきた。
「今回の手術…。成功しました!」
そう言うと、俺達はお互いに顔を見合わせて喜び合った。
「良かったね!」
「うん!」
「今回は、脅すような事をしてしまって、申し訳ありませんでした。でも、本当に手術を成功させてくださり、ありがとうございました。これで、心残りがなくなりました。」そう美希の父親に感謝を伝えて、紀と近くのカフェにいって話をした。
「あの、最後に美希の父親に言っていた言葉って本当?」
「それって、どう言う事?」
「やっぱり、まだ心残りがあるんじゃない?そう、美希に会いたいんじゃないの?」
「いや、美希って、もう死んじゃってるんだよ。そんな、会いたくても会える訳ないじゃん」
「いやそれが、会えるかも知れないんだよ。俺の奥さんが今、何をしているか分かる?」
「え、何?分かんない」
「実は、死後の世界に行く研究をしているだ。それで、必要な物質が揃って、それを後は組み立てるだけなんだ。」
「まあ、そんな簡単じゃないんじゃない?」
「そりゃあ、確かにそうだね。でも、もし、死後の世界に行く機械が完成したら乗る?」
「当たり前さ!」
「でも、失敗したら、死んでしまう可能性もあるんだよ。しかも、死んでしまう可能性の方が高いと思うけど…」
「でも、俺は美希に会うためなら、命を犠牲にしても構わない。あの人も連れていかないか。」
「あの人って?」
「美結の旦那さんの希充だよ。」
「あー、美結も死んでしまったからね。きっと、会いたいだろうね。」
そう言って、希充を誘いに行き、希充ももし完成したら着いて行く事に決まった。
【理乃目線】 《3年後》
こんなに早くできるなんてね。ついに、アフライ研究が成功し、機械が完成した。嬉しいなー。ただし、これに乗ってしまって、失敗してしまうと100%の確率で死んでしまうだろう。この機械に乗る、私、紀、輝魅くん、希充くんの命を背負って私は絶対に失敗をしてはいけない。スタッフと共に最後の確認を終えた私は、皆んなに「準備は良いですか?」と聞いて、出発の準備をする。
「3.2.1.ポチッ」エンジンのスイッチを押す。すると、物凄い速さで動き出した。頭がぼんやりしていつの間にか皆んなと共に眠っていた。睡眠ガスを出して意識を少しでも減らすためにね。
「ん、んん?」目を開けるとそこには明るい世界が待っていた。
「ここが死後の世界?」
意外と明るかった。他のみんなを起こして皆んなで喜びあった。
「これって、成功だよね!」
「「うん!」」
「「「やったーー!」」」
この日をどれだけ待ち望んでいた事か。私は嬉しくなって、涙が溢れていた。
「大丈夫か?」
声が聞こえた。この声ってもしかして!?
「久しぶりだなぁ」
やっぱりそうだ!この声は、
「お父さん!久しぶりー!」
また嬉しくなって涙が出た。この懐かしくて温かい声は自分のお父さんであるとすぐに気づいた。
「ごめんな。急に居なくなったりして…。辛かったよな。でも、良い仲間ができているじゃないか。上の世界から気になってずっと見ていたんだぞ。だから、きっと、会える事を信じてたぞ!」
「うん!この皆んなのおかげで、今があるのかも知れないね!」
「でも、会えて良かったね!」
そう紀が言ってくれた。
【美希目線】
「ボワン!」
なんだ?今の地響きは、気になって地響きが起きた方へ近づいた。「え!あれって?輝魅?ん、理乃さんも?何で?」私は輝魅の方へ向かった。そしたら、
「美希!ごめんな。反省していたんだな。気づかなくってごめんな。」と謝ってきた。謝らないのは、私の方なのに。
「そんな。私が全て悪いのに。謝らないでよ。そんな事より、記憶がないって嘘なんてついてごめんね。」
「そんなの全然気にしてないから大丈夫だよ。」そう言って、抱きつきあった。そして、接吻をした。何年ぶりだろうか。久しぶりだなぁ。思わず涙をこぼした。
【希充目線】
ん、もしかして、ここが死後の世界?早く、美結を探さないと。「美結ー!」そう呼ぶと、美結らしき人が振り向いてこっちにむかってきた。そして、抱き合った。何で、こうなってしまったんだろうな。あれから、幸せに過ごすはずだったのに。そう、考えると涙が溢れ出した。
【理乃目線】
父親と再会した後、美希とも再会を果たして、喋りあった。そして、何時間か経過して、元の世界に戻ろうとした。もう少し、この世界にもいたかったけど、この世界に入ればいるほど、元の世界とのズレが大きくなってしまう。そして、機械を起動する準備をしたが、ある事を思い出した。[上の世界で待っているので]これって確か、新島さんの手紙の内容にあったなぁ。でも、新島さんらしき人はこの数時間で見つからなかったし、どうしようかなぁ。そんな事を考えていると私以外の周りの時が止まった。そう、焦っていると、声が聞こえてきた。
「これで、時間へのズレを気にする必要はありません。こっちへ来てください」
「え!」
この声って、「新島さん?」
とにかく、声が聞こえる方へ向かった。
すると、そこには、新島さ…
「ん、え、ん、誰?」
新島さんじゃない!一体この人は?
【理乃の父親・視点】
「ドン!」
見ず知らずの女の子とぶつかった。この瞬間で人生は、大きく変わってしまったのだ。この時、この女の子とぶつかっていなかったら。…今はどうなっていたんだろうな。この後、その女の子に突き出された。そして…、死んだ。まあ、そのおかげで助かった命もあったんだけどね。でも、その後、暗闇の世界に閉じ込められた。すると、地面にヒビが入って、現実の世界を覗く事が出来た。何年も気が済むまで覗いた。理乃が結婚するまでね。その間、理乃はいじめたりもしたが、たくさんの仲間をもって、死後の世界に行く事を挑戦していた。ただ、理乃の事をいじめていた犯人が分からなかった。現実の世界で深い関わりがある人の顔しか、はっきり見れないようだ。
その犯人が分かっていたら、絶対に許さないけどな!
そして、理乃が結婚をした。もし、あの時に死んでいなかったら理乃の結婚を拝むことが出来たのかな。そんな事を考えていると目の前が光に包まれて明るい世界にやってきた。多分、理乃が結婚して、自分への後悔がなくなったんだと思う。後悔がずっと残っていると永遠にこの暗闇の世界にいるって事なのかな。それは、最悪だなあ。それから、何年かが経って、理乃との再会を果たした。なんだかんだで、意外と良い人生だったのかもしれないね。
【理乃目線】
「一体誰なんですか?」
「ごめんなさいね。戸惑わせてしまいましたよね。今から、私の事を説明します」
「でも、時間が」
「だから、それは大丈夫ですよ。時間は、止めてあるんですから。ズレは、発生しません。」
「あなた、一体何者なの。」
「まあ、一旦落ち着いて聞いてください。簡単に言いますと私は新島でもありこの世の世界の神、”アマテラス″でもあります。」
「え!アマテラスってあの?」
「そうでございます。まあ、そんなに大きな力は持ってませんけどね。」
【アマテラス(新島さん)目線】私はこの世界を守るためにダーク・アマテラスの暴走を止める必要がありました。しかし、私の力はもう限界に近かったのです。でも、私は最後の力を振り絞って、暴走を止める事を決意しました。多分、これで私の役目は最後でしょう。この後の世界は後継者の方に託す事にしましょう。そして、暴走を止めるための作戦を考えました。まず私が新島、まあ私の仮の姿ですね。そんな新島なんて人は存在しないんですけどね。まあ、国籍を確認しない限りバレる事はないでしょう。だから、私は人間である新島に化けて人間世界に潜みました。そして、次にダーク・アマテラスをどうするかという問題ですね。でも、それはあの人に任せる事にしました。そう、あの人とは美希の父親の事ですね。あの人の技術は只者ではありません。まあ、いわゆる天才というやつですね。そんな彼の技術があれば、ダーク・アマテラスの多重人格も治って事態はすぐに治まる事でしょう。え!それだけ?簡単すぎでしょって、今、思いましたね。しかし、実はとても難しい事だったんです。あの美希の父親というのは、非常に性格が皮肉れていたのです。だから、助けてください何ていったら無理な事でしょう。ゆえに、多重人格を治すなんて、今までに聞いた事のない治療ですからね。莫大なお金が必要でした。そこで、どうしようかと迷いました。そしたら、美希の父親が不倫をしているという事が分かりました。これは、使うほかないですよね。この絶対に手術を失敗しないという男に不倫の写真を押さえて脅したらどうでしょう。何がなんでもその人の事を救うしかなくなるでしょう。だから、私は彼が不倫相手とキスをしている所を写真に押さえました。少し、興奮してしまって、音を立ててしまいましたが、多分、大丈夫ですかね。まあ、神にもそんなミスはするんですよ。誰だってね。まあ、そんな話より、いつ脅すかという話なんですよね。でも、脅すとなると私の役目は終わり、消えてしまう。別にいつ消えても変わらないと思いましたよね。でも、ダメなんです。私はもう1人救いたい人がいました。もう1人というか、この後起きる世界の危機を守るためですね。それは、理乃さんです。理乃さんは小さい頃に父親が亡くなっているです。そう、ダーク・アマテラスに理乃さんの父親は殺されたのです。そして、理乃さんは死後の世界に行く機械を作るそうです。でも、それだと、失敗してしまい、理乃さんや紀さんなどの計り知れないほどの大勢の命が亡くなってしまうんです。そして、そのエネルギーは物凄く地球自体にヒビが入って割れていってしまうんです。そして、遂には地球全てが滅亡してしまうんです。そのなぜ、そんな事を知っているのか?ってそれは、まあ、私も一応、神なんでね。未来ぐらいは見えるんですよ。まあ、見るのにも力は使うんですけどね。この限られた少ない力で覗いた結果がそうだったんです。だから、どうにかしてでも研究をやめさせないとだめなんです。いや、逆に成功させても良いですね。でも、成功させるなんて、また、難しい事になりますね。でも、理乃さんの思いを考えてやっぱり成功させるべきですね。その為には、私が研究に参加する必要があります。でも、どうすれば。私は今、東京の高校でただ時間潰しをしているんですけど。あれ、あの子は。紀くんですかね。紀くんと仲良くなれば、簡単に研究に参加出来るかもしれない。そう考えました。なぜなら、紀くんと理乃さんは結婚して2人で研究をしますからね。でも、その時に私の事を紀くんが覚えてくれていたら、私は研究に参加する事ができる。どうでしょう。うん、大丈夫でした。未来を覗いてみたら、私は研究室でしっかり研究をしていましたね。ほら、何年かが経ち、紀くんから電話がかかってきました。もちろん、研究の誘いでした。それから、私は研究に全てを捧げ出来る限りの事はしました。これで、研究は成功する事でしょう。あれ、そういえば、私とした事がなんて事をしてしまったんでしょう。研究に必死になって、ダーク・アマテラスの存在を忘れていました。だから、すぐに取り掛かろうとしました。もう、研究は成功する未来は見えていたんでね。でも、もう一つの未来が見えたんです。私がダーク・アマテラスを止められずに再び暴走しだす未来が。一体どうすれば…。何時間も考えました。私じゃ止められないなら誰が止めれば。なんで、こんな事になってしまったんでしょう。私はダーク・アマテラスを止めるために現実の世界にやってきたと言うのに。私が研究をしている間にまた何人かの人が殺されてしまった。なんとかしてでも、この世界を救わなければ、「あ!」この方法ならもしかして。私はある方法をおもいつました。でも、この方法は本当に上手くいかないと失敗してしまいます。なぜなら、私は動かずに紀くん達を動かす方法だったんです。それは、私の研究の引き出しに手紙と写真を残したんです。「じゃあ、後は頼みましたよ。」そう言って、私は力が尽きて消えてしまいました。それで、今に至ると。そう言って理乃さんに説明しました。理乃さんはポカーンとしていて、話を聞いていました。まあ、現実味があまりないですからね。でもこれで、理乃さんに伝える事が出来たし、これで、一応、一件落着ですね。そして、時を進めて、理乃さん達を元の世界まで見送りました。また、いつか、お会いましょう。全ての人の願いが叶いましたし、ハッピーエンドですかね。 end…?
20
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
~春の国~片足の不自由な王妃様
クラゲ散歩
恋愛
春の暖かい陽気の中。色鮮やかな花が咲き乱れ。蝶が二人を祝福してるように。
春の国の王太子ジーク=スノーフレーク=スプリング(22)と侯爵令嬢ローズマリー=ローバー(18)が、丘の上にある小さな教会で愛を誓い。女神の祝福を受け夫婦になった。
街中を馬車で移動中。二人はずっと笑顔だった。
それを見た者は、相思相愛だと思っただろう。
しかし〜ここまでくるまでに、王太子が裏で動いていたのを知っているのはごくわずか。
花嫁は〜その笑顔の下でなにを思っているのだろうか??
悪役令嬢として断罪された聖女様は復讐する
青の雀
恋愛
公爵令嬢のマリアベルーナは、厳しい母の躾により、完ぺきな淑女として生まれ育つ。
両親は政略結婚で、父は母以外の女性を囲っていた。
母の死後1年も経たないうちに、その愛人を公爵家に入れ、同い年のリリアーヌが異母妹となった。
リリアーヌは、自分こそが公爵家の一人娘だと言わんばかりにわが物顔で振る舞いマリアベルーナに迷惑をかける。
マリアベルーナには、5歳の頃より婚約者がいて、第1王子のレオンハルト殿下も、次第にリリアーヌに魅了されてしまい、ついには婚約破棄されてしまう。
すべてを失ったマリアベルーナは悲しみのあまり、修道院へ自ら行く。
修道院で聖女様に覚醒して……
大慌てになるレオンハルトと公爵家の人々は、なんとかマリアベルーナに戻ってきてもらおうとあの手この手を画策するが
マリアベルーナを巡って、各国で戦争が起こるかもしれない
完ぺきな淑女の上に、完ぺきなボディライン、完ぺきなお妃教育を持った聖女様は、自由に羽ばたいていく
今回も短編です
誰と結ばれるかは、ご想像にお任せします♡
姉の引き立て役の私は
ぴぴみ
恋愛
アリアには完璧な姉がいる。姉は美人で頭も良くてみんなに好かれてる。
「どうしたら、お姉様のようになれるの?」
「ならなくていいのよ。あなたは、そのままでいいの」
姉は優しい。でもあるとき気づいて─
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる