乙女ゲームの隠れチートモブ〜誰も知らないキャラを転生者は知っていた。〜

浅木永利 アサキエイリ

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一章5幕 王族と舞踏会、そして子爵級魔族

5話 誰がために?俺は愛する人のために

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72王の大悪魔、、浅木永利が俺に教えたあいつらの名称だ。こいつらゲームのキャラに紛れてやがったのかと何度も思った。

「へぇ?知ってるんだ。俺の事。もしかしてファンかな?」

「悪いけどコアなファンじゃなければ、お前らの敵だよ。」

自作の最高傑作で1番性能を注ぎ込んだ最強の神刀 ディスティニー。そして月詠の力を神化していない状態でも扱うことが出来る王刀 魔国。
この2つは一つ一つでは悪魔への効力が低いが、ふたつ合わせることで、ある力を得る。
神魔統一 業ノ太刀。鋩両刃造のような形をした武器。武器のスキルは悪魔特攻、悪魔攻撃吸収、魔法無効、物理無効、ノックバック無効、再生無効。もちろん月詠の力もあるため、支配無効もある。なんの問題もなし。そう思っていた。

「【全知】【法則原子支配】力法無視」

力の上下関係はスキル、能力で決まる。
一番下から、スキル、〇〇支配。例えで言うなら、身体強化というスキルや、色彩支配などだな。そして〇〇〇〇支配。これは法則原子支配などが入る。そしてその上に1つ。これらの1000倍の差があると言われる力が、この世に10個。【全知】【全能】【全治】【全力】【全理】【全壊】【全滅】【全霊】【全法】そして全てを司る【全部】。
刹那、僕の身体が宙に浮かんだ。

「くっそ!聞いてねぇぞ!だいたいそりゃ神しか使えねぇって永利が、、」

『全てを司る者は神か、その神を殺し、その力を奪い取った略奪者だ。』

刹那、思い出したのは永利が俺に言った言葉。

「お前、、神殺しでもしたのか?、、いや、下のクラスの悪魔にそんな力はねぇはずだ、、となると、、お前、、やっぱり女神の手先か?」

結論はこうだ。あのクソ女神が他の神を殺して、その力を悪魔に渡した。

「本当に、、ぶっ飛んだクソ女神だな。」

中指を立て、悪魔に対し、もう一度神魔統一 業ノ太刀を構える。

「女神は、、お前を、、必ず消すぞ。」

掠れた声で、その悪魔は呟く。

「潰せるもんなら潰してみやがれ、、こっちはいつでも全面戦争を仕掛けるつもりだ、、かかってこいや!」

神魔統一 業ノ太刀を悪魔に一突きし、すぐに離れると、刀の結合を解くと、神刀ディスティニーに魔力を込める。

「霊流ーーー天下統一」

刹那、僕は雷の如き速さで剣を上段から相手を切り裂き、最大限に痛みが出るように振り切る。

「いっったいね!【全知】【色彩支配】桃知」

だがそれを悪魔は同じ形で綺麗に受け止める。それはまるで鏡のように同じ動きで攻撃を止められた。

「うざいなぁ!霊流ーーー威風堂々!!!」

本来なら刀身がブレるだけだが、これも進化し、斬撃が何重にもなり、放たれる。

「ほらまだまだ行くよ~?【全知】《罪徳有無支配》レヴィアタン」

「?!《罪徳有無支配》サタン!!」

刹那、斬撃は水のレーザーによって消し去られ、俺の闇のレーザーで何とか相殺をする。

「、、だが今ので何となくわかった。お前の力は全て見切った。」

神刀を左手に構え、右手で星神魔法 ブラックホールを発動する。そして意識させないように、自分の推理を相手に教える。

「お前の【全知】は今この小さなフィールドにいる全ての知識分しか持っていないんだな。だから霊流が放てた。要はお前は俺の記憶を見ることが出来る。その証拠にお前は俺と同じ歩き方、、まぁ暗殺者の歩法を使っているんだ。これは俺が独自で編み出した歩法だから誰かが知っているはずがない。だからお前の弱点はない、、と考えたが、、唯一お前を倒すことが出来る方法が俺にもある。お前は過去の情報しか知りえない。要は、、俺が今考えていることは分からないってことだ。故に、、今新しく作れば、お前は対処のすべが無いって事だろ?」

その推理に悪魔は初めて動揺した。

「まあそうだけど、、だからどうしたの?そんな一瞬で考えたやつも、、僕ならすぐに対処出来ると思うよ?一撃で片付けれないでしょ?諦めなよ!」

明らかに焦る悪魔。俺はそれにニヤついて、

「ま、それもこれでわかるっしょ?

霊流 奥義    盛者必衰の理
              星神魔法   ブラックホール
   合成永術  彗霊!!」

刹那、悪魔に無数の切り傷が出来、そして、細切れになり、崩れていった。

「はぁ、、はぁ、、悪魔一体にこのザマ、、俺もまだまだだな、、」

苦笑いして、反省会をしようとした瞬間、後ろから殺気を感じた。すぐ様警戒し、距離をとると、先程細切れにした悪魔が異形の形で再生しようとしていた。

「おいおい、、さっきのくそデブもそうだったが、、お前、流石にきめぇぜ?」

異形となった悪魔に対し、瀕死の俺。第2形態に入った相手に対し、俺が出来るのは短期決戦、、

「くっそが、、コンテニュー出来ねぇクソゲーとかまじでおもんな、、一か八か、、」

俺は悪魔相手に一度も舐めプとか全力を尽くさなかったわけじゃない、、ただそれをするのが最善の手ではなかったと思ったからしなかった、と先に言っておこう。

「《法則原子支配》《全知全能原神支配》《罪徳有無支配》《時元空元素支配》、、さぁ最終決戦だ、、ここからは本気で行くよ。、、残念だけど、僕は全てを凌駕する。複合能力神煉。《天神化》~全背理神~」

あらゆる能力の究極まで至った全ての神を否定する全背理神。

「さて、、、神と成った俺にお前は勝てるかな?」

神術 千魔一閃。悪魔をただ殺すために放たれたその神速の居合切りは、広範囲攻撃を凝縮したもののため、一撃で悪魔は塵と化した。

「、、やっと、、終わったか。」

これで72王の大悪魔は残り70体となった。
まだこの後いる敵に苦笑いしながらも、とりあえずこの疲れを取るために、彼はその場で寝るのであった。
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