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訳あり王子と秘密の恋人 第一部 第一章
7.改めまして
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一晩睡眠と言うインターバルを挟んだのと、夕方にはバッシュに会えるというお楽しみがあるおかげで、エリオットの機嫌はまずまず回復していた。
「エリオットさま、ゴードン教授がおいでになりました」
イェオリに呼ばれ、ぎりぎりまで手直ししていたレポートを共有フォルダに保存して、ラップトップをタブレットに持ち替える。
「どんな様子だった?」
「少々、緊張なさっておいでのようです」
いつも通り細身のスリーピースと丸襟のシャツで固めたイェオリは、混じりけのない黒い瞳でほほ笑んだ。
「グリズリーみたいな人だろ?」
「エリオットさまが仰るので、どのような方かと思ってはおりましたが」
遠回しにエリオットの言葉を肯定したイェオリと連れ立って、面会場所であるライブラリーへ向かう。
以前から過保護だとナサニエルに呆れられていた侍従たちだが、二度目のヘクターの事件からこちら、隙あらばエリオットについて歩くようになった。バッシュが来ているときはさすがに遠慮してくれているけれど、きょうのように外部からの来客にはふたりが同室に控える徹底ぶり。
筆頭侍従であるベイカーの方針なのか、それより上の指示なのかは知らないが、一応は国の優先警護対象に指定されている身としては、彼らの警戒ラインが引き下げられるのを大人しく待つしかない。気軽なフラットでの生活が恋しくとも、プライバシーが制限されるのはエリオットが受け入れるべき事項のひとつだ。
ただ代わりに、いい方向への変化もあった。
エリオットが公務に復帰するにあたり、当然だが王宮に『殿下』がふたりいることになる。サイラスの妻となったミシェルは『妃殿下』なのでいいとして、今後兄弟がそろうとややこしいことこの上ない。「よろしいですか殿下」と呼びかけられてふたりが振り向く、なんて状況が目に見えるということになり、王宮侍従たちはプロトコルを少し変更した。
私的な場所に限り、エリオットを名前で呼んでくれるようになったのだ。もちろん、兄のことも「サイラスさま」と。
伝統より合理性を選択したわけだ。素晴らしい。
ライブラリーに到着すると、イェオリが扉を開ける。
「エリオット王子です」
中で待機していた侍従が告げた。
ソファセットから、よく日に焼けた大柄な男性が立ち上がる。夏らしくノーネクタイ、フィールドワークで鍛えた体にちょっとシャツが窮屈そうだ。整えてはいるが、収まりきらないブラウンの髪が毛皮のように見える。
「ようこそ、ゴードン教授」
「殿下」
彼はエリオットが歩み寄るあいだにジャケットのボタンを留めて、ひげに埋まりそうな会釈をした。
「お招きいただき光栄です」
エリオットの交友関係が極端に狭いことは、ナサニエルの指摘の通りだ。正確に言うなら、継続的な付き合いがあったのは、ナサニエルと、そしてゴードンだけ。
貴族階級のナサニエルがエリオットの出自や事情をすべて承知していた一方で、一般人であるゴードンのほうには明言を避けてきた。だから王子として顔を合わせるのは、きょうが初めてだ。
「作法は、これで問題ありませんか? 学会でもジャケットを着ることのほうが少なく、このような場でのご挨拶は不慣れでして。先ほどお付きの方から教わったばかりなのです」
「大丈夫、完ぺきでした」
いや、このおっさんジャケットより先に、ひげを気にするべきだろ。
サンタクロースのようなひげに視線が行ったのに気付いたのか、ゴードンは茶目っ気たっぷりにウィンクした。
「これを剃ってしまったら、わたしだと気付かれないのではないかと心配で」
「それで休み明けには、そのひげで王子に会ったと学生に自慢するんでしょう」
「バレましたか」
軽い会話で互いに緊張をほぐしたところへ、さきに室内で待機していた侍従──金ぶちめがねのフランツがカートからお茶を運んで来た。
ティーカップとお茶菓子を挟んで、エリオットとゴードンは向かい合う。
「いただいたお話では、デファイリア・グレイの論文をお書きになりたいとのことでしたね」
「はい。せっかく長いあいだ研究してきたものなので、形にしないのはもったいないと」
そう言ったのは、バッシュだ。
デファイリア・グレイという植物とエリオットの関わりは、バッシュ抜きには語れない。
エリオットは幼いころ、王宮の庭園で綿あめみたいなふわふわな金髪の、アニーと言う名の少女に恋をした。いつもひとりで本を読んでいる、おとぎ話のお姫さまみたいな少女に笑ってほしくて、毎日一本ずつ花をプレゼントし、プロポーズまでした初恋だ。
『アニーの一番好きな花をあげるから、結婚してください』
花で一生を釣ろうとする幼児に、アニーが望んだのが『ガラスの花』だった。
当然、ものを知らない幼児には見つけられるはずもなく、アニーが箱庭を去って初恋とデファイリア・グレイは過去の思い出になるかと思われた。
正式な学名も形も知らない花と「再会」したのは、叔父の事件のあと。人間不信になって引きこもったヘインズの屋敷で開いた、新しい図鑑にその神秘的な写真が載っていた。
デファイリア・グレイ。東アジアからロシア、アメリカの一部に生息する山岳植物で、水分を含むと白い花びらがガラスのように透明になる、魔法のような花。
以来、デファイリア・グレイの栽培と改良が、エリオットのライフワークになる。ゴードンとの出会いも、栽培について教えてくれる専門家を探した結果だ。
何年もかけて交配を続け、環境の違うシルヴァーナでも開花する品種を作り出すことに成功したころには、エリオットは成人し、引きこもっていた屋敷からも出てひとり暮らしができるほどになっていた。けれどエリオットの生活が安定するのと反対に、花の改良はかんばしくなかった。交配を重ねるうちに、デファイリア・グレイ最大の特徴である、花びらが透ける性質が発現しにくくなっていたのだ。
王子の責任から目を逸らし続ける生活にも、限界がチラつく花の改良にも行き詰まっていた。そんなとき、サイラスの差金で現れたのが、アレクシア・バッシュ──アニーだった。
そんなバカなと思うだろうが、エリオットだってひっくり返るほど驚いた。きっと王子として生まれるには不完全なまま、この世に創り出したきりその存在を忘れていた神さまが、いまになってようやく思い出したエリオットに贈ったギフトだ。
そして初恋の相手を女の子だと勘違いしていたことに気付いたときには、分厚い胸板をスーツに包んだ偉丈夫に、新しい恋をしていた。
それからいろいろと──本当にいろいろとあって、はじめてバッシュの肌に触れた翌朝、シルヴァーナの首都ではまず見られないはずの霧が世界を真っ白に染め、花壇に植えたデファイリア・グレイは、その花弁を透ガラスのような透明に変えた。
夢のような光景を、エリオットはふたりだけが知っていればいいと思っていたのだけれど、バッシュはそうではなかったらしい。
最後のピースが自然現象によるものだとしても、いままでエリオットが続けて来た研究の上にある偶然なのだから、それまでの努力を形として残すべきだと。
あまりに熱心に主張するものだから、ちょっとほだされた。
まぁ、ちょうど時間もあったしな。
「ただ、わたしは論文などを書いた経験がないので、教授にご協力いただければと」
好々爺としたゴードンは、親愛のにじんだ眼差しでエリオットを見つめた。
「もちろんお受けします。あの花の研究を一番楽しみにしていたのは、わたしですから」
グリーンで植物が描かれたヘレンドのカップをわきへ避け、エリオットは持参したタブレットをゴードンの前に置いた。
「エリオットさま、ゴードン教授がおいでになりました」
イェオリに呼ばれ、ぎりぎりまで手直ししていたレポートを共有フォルダに保存して、ラップトップをタブレットに持ち替える。
「どんな様子だった?」
「少々、緊張なさっておいでのようです」
いつも通り細身のスリーピースと丸襟のシャツで固めたイェオリは、混じりけのない黒い瞳でほほ笑んだ。
「グリズリーみたいな人だろ?」
「エリオットさまが仰るので、どのような方かと思ってはおりましたが」
遠回しにエリオットの言葉を肯定したイェオリと連れ立って、面会場所であるライブラリーへ向かう。
以前から過保護だとナサニエルに呆れられていた侍従たちだが、二度目のヘクターの事件からこちら、隙あらばエリオットについて歩くようになった。バッシュが来ているときはさすがに遠慮してくれているけれど、きょうのように外部からの来客にはふたりが同室に控える徹底ぶり。
筆頭侍従であるベイカーの方針なのか、それより上の指示なのかは知らないが、一応は国の優先警護対象に指定されている身としては、彼らの警戒ラインが引き下げられるのを大人しく待つしかない。気軽なフラットでの生活が恋しくとも、プライバシーが制限されるのはエリオットが受け入れるべき事項のひとつだ。
ただ代わりに、いい方向への変化もあった。
エリオットが公務に復帰するにあたり、当然だが王宮に『殿下』がふたりいることになる。サイラスの妻となったミシェルは『妃殿下』なのでいいとして、今後兄弟がそろうとややこしいことこの上ない。「よろしいですか殿下」と呼びかけられてふたりが振り向く、なんて状況が目に見えるということになり、王宮侍従たちはプロトコルを少し変更した。
私的な場所に限り、エリオットを名前で呼んでくれるようになったのだ。もちろん、兄のことも「サイラスさま」と。
伝統より合理性を選択したわけだ。素晴らしい。
ライブラリーに到着すると、イェオリが扉を開ける。
「エリオット王子です」
中で待機していた侍従が告げた。
ソファセットから、よく日に焼けた大柄な男性が立ち上がる。夏らしくノーネクタイ、フィールドワークで鍛えた体にちょっとシャツが窮屈そうだ。整えてはいるが、収まりきらないブラウンの髪が毛皮のように見える。
「ようこそ、ゴードン教授」
「殿下」
彼はエリオットが歩み寄るあいだにジャケットのボタンを留めて、ひげに埋まりそうな会釈をした。
「お招きいただき光栄です」
エリオットの交友関係が極端に狭いことは、ナサニエルの指摘の通りだ。正確に言うなら、継続的な付き合いがあったのは、ナサニエルと、そしてゴードンだけ。
貴族階級のナサニエルがエリオットの出自や事情をすべて承知していた一方で、一般人であるゴードンのほうには明言を避けてきた。だから王子として顔を合わせるのは、きょうが初めてだ。
「作法は、これで問題ありませんか? 学会でもジャケットを着ることのほうが少なく、このような場でのご挨拶は不慣れでして。先ほどお付きの方から教わったばかりなのです」
「大丈夫、完ぺきでした」
いや、このおっさんジャケットより先に、ひげを気にするべきだろ。
サンタクロースのようなひげに視線が行ったのに気付いたのか、ゴードンは茶目っ気たっぷりにウィンクした。
「これを剃ってしまったら、わたしだと気付かれないのではないかと心配で」
「それで休み明けには、そのひげで王子に会ったと学生に自慢するんでしょう」
「バレましたか」
軽い会話で互いに緊張をほぐしたところへ、さきに室内で待機していた侍従──金ぶちめがねのフランツがカートからお茶を運んで来た。
ティーカップとお茶菓子を挟んで、エリオットとゴードンは向かい合う。
「いただいたお話では、デファイリア・グレイの論文をお書きになりたいとのことでしたね」
「はい。せっかく長いあいだ研究してきたものなので、形にしないのはもったいないと」
そう言ったのは、バッシュだ。
デファイリア・グレイという植物とエリオットの関わりは、バッシュ抜きには語れない。
エリオットは幼いころ、王宮の庭園で綿あめみたいなふわふわな金髪の、アニーと言う名の少女に恋をした。いつもひとりで本を読んでいる、おとぎ話のお姫さまみたいな少女に笑ってほしくて、毎日一本ずつ花をプレゼントし、プロポーズまでした初恋だ。
『アニーの一番好きな花をあげるから、結婚してください』
花で一生を釣ろうとする幼児に、アニーが望んだのが『ガラスの花』だった。
当然、ものを知らない幼児には見つけられるはずもなく、アニーが箱庭を去って初恋とデファイリア・グレイは過去の思い出になるかと思われた。
正式な学名も形も知らない花と「再会」したのは、叔父の事件のあと。人間不信になって引きこもったヘインズの屋敷で開いた、新しい図鑑にその神秘的な写真が載っていた。
デファイリア・グレイ。東アジアからロシア、アメリカの一部に生息する山岳植物で、水分を含むと白い花びらがガラスのように透明になる、魔法のような花。
以来、デファイリア・グレイの栽培と改良が、エリオットのライフワークになる。ゴードンとの出会いも、栽培について教えてくれる専門家を探した結果だ。
何年もかけて交配を続け、環境の違うシルヴァーナでも開花する品種を作り出すことに成功したころには、エリオットは成人し、引きこもっていた屋敷からも出てひとり暮らしができるほどになっていた。けれどエリオットの生活が安定するのと反対に、花の改良はかんばしくなかった。交配を重ねるうちに、デファイリア・グレイ最大の特徴である、花びらが透ける性質が発現しにくくなっていたのだ。
王子の責任から目を逸らし続ける生活にも、限界がチラつく花の改良にも行き詰まっていた。そんなとき、サイラスの差金で現れたのが、アレクシア・バッシュ──アニーだった。
そんなバカなと思うだろうが、エリオットだってひっくり返るほど驚いた。きっと王子として生まれるには不完全なまま、この世に創り出したきりその存在を忘れていた神さまが、いまになってようやく思い出したエリオットに贈ったギフトだ。
そして初恋の相手を女の子だと勘違いしていたことに気付いたときには、分厚い胸板をスーツに包んだ偉丈夫に、新しい恋をしていた。
それからいろいろと──本当にいろいろとあって、はじめてバッシュの肌に触れた翌朝、シルヴァーナの首都ではまず見られないはずの霧が世界を真っ白に染め、花壇に植えたデファイリア・グレイは、その花弁を透ガラスのような透明に変えた。
夢のような光景を、エリオットはふたりだけが知っていればいいと思っていたのだけれど、バッシュはそうではなかったらしい。
最後のピースが自然現象によるものだとしても、いままでエリオットが続けて来た研究の上にある偶然なのだから、それまでの努力を形として残すべきだと。
あまりに熱心に主張するものだから、ちょっとほだされた。
まぁ、ちょうど時間もあったしな。
「ただ、わたしは論文などを書いた経験がないので、教授にご協力いただければと」
好々爺としたゴードンは、親愛のにじんだ眼差しでエリオットを見つめた。
「もちろんお受けします。あの花の研究を一番楽しみにしていたのは、わたしですから」
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