53 / 114
51話 発情2 ※R18
しおりを挟む
窓の外は夜の闇がうすくなり、東の空がほのかに明るかった。
「ふぅ… んんっ… んんっ…!」
中断していた、おたがいの舌をからめ合って吸う、濃厚で情熱的なキスをクチュッ… チュプッ… クチュチュッ… チュクッ… と2人で競争するみたいにして、くりかえし… くりかえし… 夜明け前の部屋に響かせる。
ようやく気持ちが通じて、アルセの願いはかなえられた。
キスの合間に、かたくてザラザラとしたエスパーダの荒れた手で… ソファに横たわったアルセは胸をなでられ、2つの小さなつぼみを、ツンッ… と尖らせる。
ふいにアルセの唇から、エスパーダの唇が離れた。
「んんっ? エスパーダ様…?」
どうしてキスを止めちゃうの? 僕はもっとしたいのに…?!
不満そうにアルセが名前を呼ぶと…… エスパーダの唇はアルセの耳に移動して、キュッ… と甘噛みした後で、ヒソヒソと熱っぽく囁いた。
「私の妻になる人は… 何もかも可愛いすぎて… どこを最初に愛せば良いか、迷ってしまうよ?!」
言葉と一緒に熱い息を、びんかんな耳に感じながら、アルセはビクッ… ビクッ… と背中を震わせて、エスパーダの囁きを聞きおえると……
「//////////…ふうっ!!」
可愛いすぎるだなんて…! エスパーダ様ったら、言いすぎです!! だって僕は従弟のムゲーテと違って、小柄でもないし… 身体もオメガらしくないし…! ああっ恥ずかしいぃ…… もう、エスパーダ様はさっきから、僕に気をつかいすぎだと思う!!
エスパーダに『可愛い』と何度も言われ、すべてお世辞だと思い込んでいるアルセは… エスパーダのほめ言葉に劣等感を刺激され、恥ずかしさで顔を真っ赤にする。
「君は本当に可愛いなっ… アルセ…!」
もちろんエスパーダは本気で言っている。
最初にどこを愛すか(愛撫をするか)迷うとと言いながら… エスパーダはチュクッ… チュク…ッ… チュチュ… と真っすぐアルセの乳首に吸い付いた。
「ああっ…! エスパーダ様っ… くすぐったいよぉ?! あっひゃあっ…… んんっ…んんっ… あっ…?!」
わぁ…… やだ、 やっ… くすぐったいぃぃ… エスパーダ様ぁ?!
「ふふふっ… そう言ってられるのも、今だけさ… 発情したオメガは、身体じゅうが感じやすくなるから…」
エスパーダはニヤリと笑う。
最初はくすぐったくて、クスクスと笑っていたアルセだが… 小さな乳首がヂクッ… と痛むほど、甘噛みと言うには強過ぎる噛みかたを何度かされて驚く。
今度はヂュチュッ…! ヂュチュッ…! と強く吸われたり… ピチャピチャと、舌先で乳首を転がすように、なめられるうちに……
「やぁっ… あんっ… はああっ… やぁんんっ…! エスパーダ様ぁあっ…! ああっんんっ…!!」
いつの間にか、アルセは甘い声で鳴かされていた。
「…気に入ったか?」
「あっ… エスパーダ様ぁ! エスパーダ様ぁ! ああっん… やぁんぅ… ううっああっ…!!」
そんなアルセを…
時々、乳首から顔を上げて、エスパーダはうっとりと見つめて、ポソポソとつぶやく。
「可愛いすぎて… 私は死にそうだよ、アルセ…」
「ふぅ… んんっ… んんっ…!」
中断していた、おたがいの舌をからめ合って吸う、濃厚で情熱的なキスをクチュッ… チュプッ… クチュチュッ… チュクッ… と2人で競争するみたいにして、くりかえし… くりかえし… 夜明け前の部屋に響かせる。
ようやく気持ちが通じて、アルセの願いはかなえられた。
キスの合間に、かたくてザラザラとしたエスパーダの荒れた手で… ソファに横たわったアルセは胸をなでられ、2つの小さなつぼみを、ツンッ… と尖らせる。
ふいにアルセの唇から、エスパーダの唇が離れた。
「んんっ? エスパーダ様…?」
どうしてキスを止めちゃうの? 僕はもっとしたいのに…?!
不満そうにアルセが名前を呼ぶと…… エスパーダの唇はアルセの耳に移動して、キュッ… と甘噛みした後で、ヒソヒソと熱っぽく囁いた。
「私の妻になる人は… 何もかも可愛いすぎて… どこを最初に愛せば良いか、迷ってしまうよ?!」
言葉と一緒に熱い息を、びんかんな耳に感じながら、アルセはビクッ… ビクッ… と背中を震わせて、エスパーダの囁きを聞きおえると……
「//////////…ふうっ!!」
可愛いすぎるだなんて…! エスパーダ様ったら、言いすぎです!! だって僕は従弟のムゲーテと違って、小柄でもないし… 身体もオメガらしくないし…! ああっ恥ずかしいぃ…… もう、エスパーダ様はさっきから、僕に気をつかいすぎだと思う!!
エスパーダに『可愛い』と何度も言われ、すべてお世辞だと思い込んでいるアルセは… エスパーダのほめ言葉に劣等感を刺激され、恥ずかしさで顔を真っ赤にする。
「君は本当に可愛いなっ… アルセ…!」
もちろんエスパーダは本気で言っている。
最初にどこを愛すか(愛撫をするか)迷うとと言いながら… エスパーダはチュクッ… チュク…ッ… チュチュ… と真っすぐアルセの乳首に吸い付いた。
「ああっ…! エスパーダ様っ… くすぐったいよぉ?! あっひゃあっ…… んんっ…んんっ… あっ…?!」
わぁ…… やだ、 やっ… くすぐったいぃぃ… エスパーダ様ぁ?!
「ふふふっ… そう言ってられるのも、今だけさ… 発情したオメガは、身体じゅうが感じやすくなるから…」
エスパーダはニヤリと笑う。
最初はくすぐったくて、クスクスと笑っていたアルセだが… 小さな乳首がヂクッ… と痛むほど、甘噛みと言うには強過ぎる噛みかたを何度かされて驚く。
今度はヂュチュッ…! ヂュチュッ…! と強く吸われたり… ピチャピチャと、舌先で乳首を転がすように、なめられるうちに……
「やぁっ… あんっ… はああっ… やぁんんっ…! エスパーダ様ぁあっ…! ああっんんっ…!!」
いつの間にか、アルセは甘い声で鳴かされていた。
「…気に入ったか?」
「あっ… エスパーダ様ぁ! エスパーダ様ぁ! ああっん… やぁんぅ… ううっああっ…!!」
そんなアルセを…
時々、乳首から顔を上げて、エスパーダはうっとりと見つめて、ポソポソとつぶやく。
「可愛いすぎて… 私は死にそうだよ、アルセ…」
39
あなたにおすすめの小説
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
番解除した僕等の末路【完結済・短編】
藍生らぱん
BL
都市伝説だと思っていた「運命の番」に出逢った。
番になって数日後、「番解除」された事を悟った。
「番解除」されたΩは、二度と他のαと番になることができない。
けれど余命宣告を受けていた僕にとっては都合が良かった。
運命じゃない人
万里
BL
旭は、7年間連れ添った相手から突然別れを告げられる。「運命の番に出会ったんだ」と語る彼の言葉は、旭の心を深く傷つけた。積み重ねた日々も未来の約束も、その一言で崩れ去り、番を解消される。残された部屋には彼の痕跡はなく、孤独と喪失感だけが残った。
理解しようと努めるも、涙は止まらず、食事も眠りもままならない。やがて「番に捨てられたΩは死ぬ」という言葉が頭を支配し、旭は絶望の中で自らの手首を切る。意識が遠のき、次に目覚めたのは病院のベッドの上だった。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
殿下に婚約終了と言われたので城を出ようとしたら、何かおかしいんですが!?
krm
BL
「俺達の婚約は今日で終わりにする」
突然の婚約終了宣言。心がぐしゃぐしゃになった僕は、荷物を抱えて城を出る決意をした。
なのに、何故か殿下が追いかけてきて――いやいやいや、どういうこと!?
全力すれ違いラブコメファンタジーBL!
支部の企画投稿用に書いたショートショートです。前後編二話完結です。
もう殺されるのはゴメンなので婚約破棄します!
めがねあざらし
BL
婚約者に見向きもされないまま誘拐され、殺されたΩ・イライアス。
目覚めた彼は、侯爵家と婚約する“あの”直前に戻っていた。
二度と同じ運命はたどりたくない。
家族のために婚約は受け入れるが、なんとか相手に嫌われて破談を狙うことに決める。
だが目の前に現れた侯爵・アルバートは、前世とはまるで別人のように優しく、異様に距離が近くて――。
もう一度君に会えたなら、愛してると言わせてくれるだろうか
まんまる
BL
王太子であるテオバルトは、婚約者の公爵家三男のリアンを蔑ろにして、男爵令嬢のミランジュと常に行動を共にしている。
そんな時、ミランジュがリアンの差し金で酷い目にあったと泣きついて来た。
テオバルトはリアンの弁解も聞かず、一方的に責めてしまう。
そしてその日の夜、テオバルトの元に訃報が届く。
大人になりきれない王太子テオバルト×無口で一途な公爵家三男リアン
ハッピーエンドかどうかは読んでからのお楽しみという事で。
テオバルドとリアンの息子の第一王子のお話を《もう一度君に会えたなら~2》として上げました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる