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71話 逢引き3 ※R18
しおりを挟む一人で眠るには大き過ぎる、パダムのベッドの上で、アイルはグッタリと水色の瞳を閉じて、ハァ… ハァ… と荒い呼吸で、足りない空気を補っていると…
「悪いな… アイル、我慢できそうにないんだ…」
パダムは荒い呼吸で、アイルの耳元で囁くとキュッとそのまま耳を甘噛みし、耳の形を舌先で確かめるように撫でて行く。
「…パ…ダム様?」
瞼を開き、パダムの紅く美しい瞳を、ボンヤリと見上げると…
少し前までパダムが味わっていた、アイルの秘密の花びらに硬い楔が押し当てられる。
「ああっ…」
紅い瞳を欲望で光らせながら、パダムもアイルを見つめた。
「嫌か?」
小さなアイルの唇を奪いながら、パダムは熱くなった楔を、蜜が溢れる、花びらに擦り付けた。
「あああんっ…!! ああんっ…やっああんっ…!」
ジンジンと疼いていたアイルの下腹は、パダムに花びらを楔で擦られ…
ソコから蕩けそうな、甘い快楽が溢れ出した。
「アイル… 嫌か?」
もう一度、尋ねられ、アイルは嫌では無いと、口で言うのが恥かしくて…
パダムの首に華奢な腕を回し、ギュッとしがみ付いた。
「アイル…っ!」
恥ずかしくて何も言えず、赤い顔でしがみつくアイルの気持ちを察して…
「っくう…! アイル…っ アイル…っ!!」
深く… 深く… 深く…
アイルの奥に、パダムの楔が打ち込まれる。
久しぶりに受け入れた、アイルの花びらの奥は…
パダムの大きさに、上手く馴染めず、ギチギチと締め付けてしまう。
「うううっ…待って! パダ…ム様!! お…お腹の…中…いっぱい…で…苦しいっ…!」
広い胸をアイルはトントンと、小さな掌で叩いて、パダムに訴えた。
「ううう…っ…! アイル…っ…?!」
ピタリと動きを止め、パダムは…
ハァッ… ハァッ… と苦しそうに、眉間にシワを寄せて、汗をポタポタとアイルの胸に落とした。
「…辛いか? アイル…」
「少し…づつ… 動いて… パダ…ム様… スゴク、大きい…から… お腹の中か…ら… パダム様が飛び…出し…そうで…怖い…」
アイルの唇を吸いながら、パダムは苦笑を浮かべた。
「そうか… 怖かったか? 久しぶりだったからな…」
「…は…い」
今更だが、アイルは自分がとても恥ずかしいコトを、たくさん言ってしまったと気付き、真っ赤になる。
その愛らしい自分の恋人の姿に、パダムの顔を緩みっぱなしだった。
オークの大群を、蹴散らした人物と、同じとはとても思えない程…
パダムは甘い顔で笑った。
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