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5話 憧れの人に触れられて ※R18
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「アディ… ベッドの中では、デスチーノと呼びなさい」
小さな赤い唇の横にも、デスチーノはキスを落とす。
「あ… その呼び方覚えていたのですね?」
幼い頃、母にしか呼ばれたことの無い名前で呼ばれ、アデレッソスの心から緊張がふるふると解けて行く。
「幼かった君が、木に登ったまま下りられなくなって、伯爵夫人が半狂乱で君の名を呼んでいたからね… とても印象に残っている」
「デスチーノ様…」
<猫を下ろそうと登ったら、今度は僕自身が木から下りれなくなって… 偶然、義姉に会いに来ていたデスチーノ様が僕に気付いて、顔や腕に木の枝で引っかけた傷をたくさん作りながら、僕を助けてくれた>
その時、アデレッソスは初めての恋を知ったのだ。
「あの時のことを覚えてくれていたなんて… すごく嬉しい! デスチーノ…」
「もう一度だアディ… 名前を呼ぶ練習だ」
「デスチーノ…」
暖かい唇がアデレッソスの小さな唇を包み込むが、すぐに離れて行く…
物足りないなぁと思っていると、再びデスチーノのキスが戻って来た。
<ああ… これがデスチーノの唇! なんて暖かくて柔らかい… わああああっ! デスチーノのフェロモンが… ああ…>
「んんっ… んんっ… んんっ… うんんっ…」
<頭の中が…デスチーノの唇と濃厚なフェロモンで蕩けてしまいそう… ああ…すごく強い… 濃厚で強い…フェロモン…!>
今度は唇を強く吸われて、カァッ… と身体を熱くさせていると、肉厚な舌がアデレッソスの口内に滑り込み、小さな舌と絡み合う。
密やかに唇が鳴り… デスチーノのキスにアデレッソスが夢中になるほど、唇の音は淫らな音色へと変化して行く。
チュッ… チュッ… チュク…ッ… チュッ…
「んんんっ…! ふうっ… んんっ…んっ…! ううっ…ふうっ…!」
クチュ…クチュ…チュク…ッ…チュ…チュ… チュヂュ…チュク…ッ…
ドキドキと肋骨の内側で跳ねる、アデレッソスの心臓をなだめるように…
剣で鍛えられた、ゴツゴツとしたデスチーノの掌が、薄い胸をゆっくりと撫で、つんっ… と尖った二つの小さな蕾を硬い掌でこりこりとこすり刺激する。
唇を唇で塞がれたまま、アデレッソスは薄い胸を硬い掌に押し付けるように小柄な身体を反らした。
小さな唇を開放し、デスチーノはニヤリと笑い自分の掌に押し付けられた、赤い乳首を唇で撫でてから、吸い付いた。
ヂュチュ… ヂュッ… ヂュチュ… ヂュク…
「あああっ! ああっ! デスチーノ、ああっ! ああいや、デスチーノ…ああっんんんっ―――っ…!」
<ああっ、どうしよう!! ダメェ、もうあれが出ちゃう! デスチーノより先に出しちゃうなんて、ダメだよ!! 出ちゃう! ああ出ちゃうぅ!! ダメェ~っ!!!>
「やあああああっ―――っ…!!!」
甲高い叫び声を上げ、小さな性器からぴゅっ… と精液が吹き出し、アデレッソスの平らなお腹に飛び散った。
「アディ、可愛いなぁ… そんなに気持ち良かったか?」
キスと乳首への愛撫だけでイッ… てしまい、全身真っ赤に染めた小柄な身体を、熱を帯びたデスチーノの、暗く光るスミレ色の瞳が見下ろした。
「ああ、ごめんなさい… あなたよりも先に出してしまうなんて… こんな、はしたない… ううっ…はしたない! せっかく機会を貰ったのに」
<どうしよう!! 恥ずかしいよぉ…!! ああっ、こんな失敗するなんて! 僕は!!>
涙声でアデレッソスは本気で悔み、小さな掌で顔を隠した。
嘆くアデレッソスの動揺ぶりに…
デスチーノはとても嫌な、嫌な… 違和感を感じていた。
小さな赤い唇の横にも、デスチーノはキスを落とす。
「あ… その呼び方覚えていたのですね?」
幼い頃、母にしか呼ばれたことの無い名前で呼ばれ、アデレッソスの心から緊張がふるふると解けて行く。
「幼かった君が、木に登ったまま下りられなくなって、伯爵夫人が半狂乱で君の名を呼んでいたからね… とても印象に残っている」
「デスチーノ様…」
<猫を下ろそうと登ったら、今度は僕自身が木から下りれなくなって… 偶然、義姉に会いに来ていたデスチーノ様が僕に気付いて、顔や腕に木の枝で引っかけた傷をたくさん作りながら、僕を助けてくれた>
その時、アデレッソスは初めての恋を知ったのだ。
「あの時のことを覚えてくれていたなんて… すごく嬉しい! デスチーノ…」
「もう一度だアディ… 名前を呼ぶ練習だ」
「デスチーノ…」
暖かい唇がアデレッソスの小さな唇を包み込むが、すぐに離れて行く…
物足りないなぁと思っていると、再びデスチーノのキスが戻って来た。
<ああ… これがデスチーノの唇! なんて暖かくて柔らかい… わああああっ! デスチーノのフェロモンが… ああ…>
「んんっ… んんっ… んんっ… うんんっ…」
<頭の中が…デスチーノの唇と濃厚なフェロモンで蕩けてしまいそう… ああ…すごく強い… 濃厚で強い…フェロモン…!>
今度は唇を強く吸われて、カァッ… と身体を熱くさせていると、肉厚な舌がアデレッソスの口内に滑り込み、小さな舌と絡み合う。
密やかに唇が鳴り… デスチーノのキスにアデレッソスが夢中になるほど、唇の音は淫らな音色へと変化して行く。
チュッ… チュッ… チュク…ッ… チュッ…
「んんんっ…! ふうっ… んんっ…んっ…! ううっ…ふうっ…!」
クチュ…クチュ…チュク…ッ…チュ…チュ… チュヂュ…チュク…ッ…
ドキドキと肋骨の内側で跳ねる、アデレッソスの心臓をなだめるように…
剣で鍛えられた、ゴツゴツとしたデスチーノの掌が、薄い胸をゆっくりと撫で、つんっ… と尖った二つの小さな蕾を硬い掌でこりこりとこすり刺激する。
唇を唇で塞がれたまま、アデレッソスは薄い胸を硬い掌に押し付けるように小柄な身体を反らした。
小さな唇を開放し、デスチーノはニヤリと笑い自分の掌に押し付けられた、赤い乳首を唇で撫でてから、吸い付いた。
ヂュチュ… ヂュッ… ヂュチュ… ヂュク…
「あああっ! ああっ! デスチーノ、ああっ! ああいや、デスチーノ…ああっんんんっ―――っ…!」
<ああっ、どうしよう!! ダメェ、もうあれが出ちゃう! デスチーノより先に出しちゃうなんて、ダメだよ!! 出ちゃう! ああ出ちゃうぅ!! ダメェ~っ!!!>
「やあああああっ―――っ…!!!」
甲高い叫び声を上げ、小さな性器からぴゅっ… と精液が吹き出し、アデレッソスの平らなお腹に飛び散った。
「アディ、可愛いなぁ… そんなに気持ち良かったか?」
キスと乳首への愛撫だけでイッ… てしまい、全身真っ赤に染めた小柄な身体を、熱を帯びたデスチーノの、暗く光るスミレ色の瞳が見下ろした。
「ああ、ごめんなさい… あなたよりも先に出してしまうなんて… こんな、はしたない… ううっ…はしたない! せっかく機会を貰ったのに」
<どうしよう!! 恥ずかしいよぉ…!! ああっ、こんな失敗するなんて! 僕は!!>
涙声でアデレッソスは本気で悔み、小さな掌で顔を隠した。
嘆くアデレッソスの動揺ぶりに…
デスチーノはとても嫌な、嫌な… 違和感を感じていた。
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