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10、『無限の水牙』3
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「へへへ、ボロい仕事でしたね、先輩!」
「あ~そうだなぁ、全くチョロすぎて万が一の用意も全部無駄になっちまった」
「コイツら帰ったらどうします?」
「男は体掻っ捌いて臓器売っ払って、女の方はロリコンの変態貴族にでも売れば良いじゃねぇか?」
「なるほど妙案ですね、さすが先輩!!」
「だろ?、ヒャハハ!!!!」
「貴方達、相当趣味悪いね……」
「いやいや、趣味が良いと……あ?」
馬に乗って、仲間達と今日の獲物の処遇を談笑しながら走っていたら、聞き覚えのない女の声が聞こえた、その声の方へ振り返ると怒りに満ちた二対の瞳があった。
『発心皮膚武器展開、魔硬化工程完了砲身鉄拳制裁』
相手が振り返った瞬間に腕を砲身化させ相手を殴り飛ばすリフィル。
「ガハッッーー?!!」
「な、なんだテメェ!!」
『砲身鉄拳追射撃』
反撃しようとしているもう一人の方には砲弾をお見舞いし意識を奪う。
「ううぅ……」
「…………ルーガス、この子達頼むよ」
「わかった………全くイキナリ飛び出して行きやがって……びっくりしたっての……」
ボロボロと涙をこぼす子供達をルーガスに預ける私
「………燃えてきた」
泣いている小さい男の子と女の子を一瞥した後、鋼鉄の竜人は一言呟いた。
「ク、クソが!くらえ!!」
万が一の時に備えていた爆弾に手早く火をつけ、五、六個リフィルに投げつける。
『詠唱省略、非致死性化、全武器早撃乱射』
投げられた瞬間にリフィルは全身から武器や砲弾を撃ち返す。
爆弾を狙うもその殆どが外れる、しかし、その弾幕はもはや面の攻撃に近い、数撃ちゃ当たるの理屈でぶっ放して、柔らかく加工した武器達で爆弾全てを押し返す。
「なっーー、バカなッーー!!?!」
流石にビリヤードの玉のように弾いた爆弾を敵にピンポイントで当たるのは不可能、だが、そこからは爆弾の利点、ある程度近くに落とせばあとは勝手に爆発してダメージを与えてくれる。
驚愕の声は爆発音にかき消された。
「武器は考えて使いな、だから逆に利用されるんだよ、残るは一人」
「ヒッーー、そ、そうだ、まだ俺にはこれがある!!」
巻物を開くと魔法陣が書いてあり、光り輝いたと思ったらそこにはワイバーンが出てきた、どうやら召喚系のアイテムだったらしい……ワイバーンといえばBーの魔物、オーガ以上の身体能力、魔力を帯びた咆哮はあらゆる物を吹き飛ばす威力、少々面倒臭い相手と言える。
「どうだ!!ドラゴンよりは低位だがそれでも人の手に余る魔物だ!!お前如きでは倒すのは無理だろう!!」
「………へぇ………ワイバーン……ね」
「キシャァァァーーー」
『発疹皮膚武器展開、魔硬化工程完了、砲弾装填、砲身鉄拳制裁』
巨大な砲身で殴りかかるもワイバーンは腕でガードする。
『砲身鉄拳追射撃』
「ッッーー、グルルルル」
そのままいつも通り追撃するも、腕には大してダメージが見られない、砲撃の反動で後退、ワイバーンの反撃を回避する。
「結構硬いね、でも、『詠唱省略、全武器早撃乱射』」
多種多様な武器を一斉に放つ、しかし砲身鉄拳制裁が効かなかった相手に効かなかった、相手はさっきと同じように腕で顔を守る………しかしそれこそが彼女の狙いだった。
「これも防げるかな?、『回転式杭銃砲身』」
「ッッーーグガッーー」
今度は腕が巨大な杭打ち機へと変貌する、守りの腕に杭を接射するリフィル、それは頭ごと貫通した。
「なんだ、思ったより柔らかいな」
「な、ば、ば、バカな、なんなんだお前は!!」
「リフィル・ペンドラゴン」
「ーーー?!!、ま、まさかお前が勇者パーティーの八つ裂き乱射竜か??!!」
「………結構有名なんだね私」
リフィルは相手を殴り飛ばして気絶させる。
「ちょ、ちょっとあんまり派手に魔力を使わないでくれ………」
「あ、ごめん、いくら使っても底がない感じがして……つい」
リフィルが連続して大技を使用できたのは、ルーガスが魔力を供給しているからである……まぁ、保有している魔力量がかなりあるルーガスとっては微々たる消費だが、それでもバカスカ使われると少し焦る、謝罪するリフィル。
「あ~そうだなぁ、全くチョロすぎて万が一の用意も全部無駄になっちまった」
「コイツら帰ったらどうします?」
「男は体掻っ捌いて臓器売っ払って、女の方はロリコンの変態貴族にでも売れば良いじゃねぇか?」
「なるほど妙案ですね、さすが先輩!!」
「だろ?、ヒャハハ!!!!」
「貴方達、相当趣味悪いね……」
「いやいや、趣味が良いと……あ?」
馬に乗って、仲間達と今日の獲物の処遇を談笑しながら走っていたら、聞き覚えのない女の声が聞こえた、その声の方へ振り返ると怒りに満ちた二対の瞳があった。
『発心皮膚武器展開、魔硬化工程完了砲身鉄拳制裁』
相手が振り返った瞬間に腕を砲身化させ相手を殴り飛ばすリフィル。
「ガハッッーー?!!」
「な、なんだテメェ!!」
『砲身鉄拳追射撃』
反撃しようとしているもう一人の方には砲弾をお見舞いし意識を奪う。
「ううぅ……」
「…………ルーガス、この子達頼むよ」
「わかった………全くイキナリ飛び出して行きやがって……びっくりしたっての……」
ボロボロと涙をこぼす子供達をルーガスに預ける私
「………燃えてきた」
泣いている小さい男の子と女の子を一瞥した後、鋼鉄の竜人は一言呟いた。
「ク、クソが!くらえ!!」
万が一の時に備えていた爆弾に手早く火をつけ、五、六個リフィルに投げつける。
『詠唱省略、非致死性化、全武器早撃乱射』
投げられた瞬間にリフィルは全身から武器や砲弾を撃ち返す。
爆弾を狙うもその殆どが外れる、しかし、その弾幕はもはや面の攻撃に近い、数撃ちゃ当たるの理屈でぶっ放して、柔らかく加工した武器達で爆弾全てを押し返す。
「なっーー、バカなッーー!!?!」
流石にビリヤードの玉のように弾いた爆弾を敵にピンポイントで当たるのは不可能、だが、そこからは爆弾の利点、ある程度近くに落とせばあとは勝手に爆発してダメージを与えてくれる。
驚愕の声は爆発音にかき消された。
「武器は考えて使いな、だから逆に利用されるんだよ、残るは一人」
「ヒッーー、そ、そうだ、まだ俺にはこれがある!!」
巻物を開くと魔法陣が書いてあり、光り輝いたと思ったらそこにはワイバーンが出てきた、どうやら召喚系のアイテムだったらしい……ワイバーンといえばBーの魔物、オーガ以上の身体能力、魔力を帯びた咆哮はあらゆる物を吹き飛ばす威力、少々面倒臭い相手と言える。
「どうだ!!ドラゴンよりは低位だがそれでも人の手に余る魔物だ!!お前如きでは倒すのは無理だろう!!」
「………へぇ………ワイバーン……ね」
「キシャァァァーーー」
『発疹皮膚武器展開、魔硬化工程完了、砲弾装填、砲身鉄拳制裁』
巨大な砲身で殴りかかるもワイバーンは腕でガードする。
『砲身鉄拳追射撃』
「ッッーー、グルルルル」
そのままいつも通り追撃するも、腕には大してダメージが見られない、砲撃の反動で後退、ワイバーンの反撃を回避する。
「結構硬いね、でも、『詠唱省略、全武器早撃乱射』」
多種多様な武器を一斉に放つ、しかし砲身鉄拳制裁が効かなかった相手に効かなかった、相手はさっきと同じように腕で顔を守る………しかしそれこそが彼女の狙いだった。
「これも防げるかな?、『回転式杭銃砲身』」
「ッッーーグガッーー」
今度は腕が巨大な杭打ち機へと変貌する、守りの腕に杭を接射するリフィル、それは頭ごと貫通した。
「なんだ、思ったより柔らかいな」
「な、ば、ば、バカな、なんなんだお前は!!」
「リフィル・ペンドラゴン」
「ーーー?!!、ま、まさかお前が勇者パーティーの八つ裂き乱射竜か??!!」
「………結構有名なんだね私」
リフィルは相手を殴り飛ばして気絶させる。
「ちょ、ちょっとあんまり派手に魔力を使わないでくれ………」
「あ、ごめん、いくら使っても底がない感じがして……つい」
リフィルが連続して大技を使用できたのは、ルーガスが魔力を供給しているからである……まぁ、保有している魔力量がかなりあるルーガスとっては微々たる消費だが、それでもバカスカ使われると少し焦る、謝罪するリフィル。
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