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14、二人目
しおりを挟む「なっっーーー、何でお前がここにいるんだ?!!、もうちょっと遅いって言ってただろ?」
「運良く予定より早くこれたんだ……まぁ、君にとっては不運だろうけど」
どうやらレクスの知り合いらしい、不意に出てきた男の人と揉めている。
「え、えと、誰なのその人?」
「うん?、ああ、コイツはーーームグッッッッ??!!」
「自己紹介ぐらい自分でするよ」
見知らぬ男の正体をレクスに聞くが、男はレクスの口を止める。
「さて………僕は誰でしょう?」
「え?」
………自己紹介をすると言っておきながらいきなり始まる人名当てクイズ……とりあえず言動から私の知り合いでもあるようなので、今わかる情報から絞り込んでいこう……短めの銀髪、眼の色は、瞼を糸のように細く閉じているのでわからない、全体的に顔は整っており、身長は高く、レクスより頭一つほど大きい、レクスのように手足が細く、程よく鍛えられている、足が長く、自然と頼りたくなるような……。
「ーーー!!、も、もしかして………ロイにぃ?、ロベルト・ルイフォード?」
「当たり………久しぶりだね、リレちゃん」
子供の頃、友達の中でもいつも落ち着いていて、みんなの頼りになっていた兄貴分、ロイ。
「懐かし~、え、じゃあロイ兄もこの学院に通うの?」
「そうだよ、リレちゃんと同じクラスさ、まだ手続きが済んでないから、クラス加入するのは後数日かかるけどね」
「そうなの?!、やった!!!」
兄貴分と言っても、私達より半年ぐらい先に生まれているだけで、年は同じなので、学年は同じだ、けど、クラスまで同じとは思わなかった。
「………一歩リードってところかな?」
「へ、何が?」
口元に右手を当てて、上品に微笑しながら訳のわからない事を呟くロイ、疑問をぶつけるが、答えてくれず、ちょいちょいと逆側の手で何処かを指差す。
「………俺には気づかなかったのに………ロイにはすぐに気がつくんだな……」
「ーーーあ、いや、その、だ、だってレクスは最初だったからわかんなかったっていうか、その……」
「ブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツ」
指し示された方へ視線を向けると、部屋の隅で疼くまり、体育座りでいじけてるレクスがいた、私は慌ててフォローするが、レクスは落ち込み続ける、真っ黒い影を彼の周りに幻視する。
「……というか、二人共、結構良い時間だけど、もう支度しないとやばいんじゃない?」
「ーーあ」
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