地下格闘技で調子に乗ってたら、上司が現れた件

hage

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毎週金曜日は定時ダッシュを決める。
岡村佑都は某広告代理店入社三年目のサラリーマンだ。
中高大と野球に心血を注ぎ、体を鍛え上げてきた。
社会人になってからは筋トレにハマった。
だがスポーツで生きてきた佑都には、体を作り見せるだけでは満足できなかった。
どうして鍛え上げた肉体を使わずに満足できる?
努力して手に入れた筋肉の力を示したい。
激務でもおさえられない欲望。
格闘技のジムにも通ったが、ルールと審判がうっとうしい。
もっと、何にも縛られることなく自分の全てをぶちまけたい。
それは性欲のようなものだった。
支配欲。
征服欲。
人一倍男性ホルモンの強い佑都は終始イライラとその余ったパワーを持て余していた。
そんな時SNSで見つけたのが、地下格闘技の動画だった。
観客はそんなに多くないし、リングがあるのもどこか荒れた、暗い剥き出しのスペースだった。
だがそこではルール無用のぶつかり合いが行われていた。
派手さはない。
ただただ男と男が相手が立ち上がれなくなるまで殴りつける。
これだ、と思い、勢いで参加した。
初戦は流石に緊張した。
だが対戦相手を見て拍子抜けした。
そこそこ鍛えてはいるが、相対すると迫力がない。
元々大柄だった佑都は野球で鍛えたどっしりとした下半身に加え、ウエイトトレーニングでずっしりとした筋肉を付けた85kgに達していた。
技術も何もなく、パワーでガードの上から殴りつけ、タックルを喰らわしマウンドで殴りまくる。
腫れ上がる相手の顔。
相手を易々と持ち上げる己のパワー。
興奮した。
それは人生で最も生々しい興奮だった。
地下格闘技ではレイプも可能だ。
対戦前は、人前でんなことできるか、と思っていたが、俺に殴られて顔が変形し涙目で許しを乞う相手を見て、かつてないほど勃起した。
ブルンッ!とパンツを脱いで痛いほど立った逸物を露わにすると、おおー、とリングを見上げる男達から賛嘆の声があった。
佑都は仲間内でデカさで負けたことのない巨根だった。
グイッ!と強引に泣いて嫌がる相手に咥えさせ、ガツガツと力任せにイラマチオをする。
おごっ、おぶ、と漏れる汚い喘ぎも興奮を萎えさせはしない。

「…ッ、出るッ!!」

ビュクッ!ビュッ!
と金玉が空っぽになるような太く強い射精。
女とやるより気持ち良かった。

佑都が地下格闘技にハマった瞬間だった。

それから毎週足を運び、相手をぶちのめす。
観客に筋肉やモノのデカさを褒められることでモチベーションがあがり、筋トレの強度を上げ、海外のサプリメントにも手を出した。
ハードなトレーニングに日中の集中力が落ち、仕事のパフォーマンスは下がったが、もはや佑都にとってはどうでも良いことだった。

今日も早足でオフィスを抜け出ようとしたところ、背後から「あ、岡村」と呼び止められた。
イラついて振り返ると部長の進藤だった。
平社員の佑都は直接話すことはおろか、近くに寄ることも滅多にない。
そんな進藤がよりによって急いでいる今やってくる。
佑都は舌打ちしたい思いだった。
地下を知る前の、体育会系に染まっていた佑都ならすぐさま駆け寄ってへりくだっていたが、もうそんなことには興味がない。

「なんですか」

顔だけ振り向く佑都に、カツ、カツ、と高級そうな革靴の音を鳴らしながら進藤が近付いてくる。
近付かれて初めて、強烈な違和感に襲われる。
スタイルの良さに誤魔化されていたが、進藤は日本人離れした長身と肩幅の広さを誇っていた。
10代早々に身長180cmに到達していた佑都には、他人に見下ろされる経験など数えるほどしかなかった。
ズン、と目の前に立たれる。

「最近どうだ?
ちょっと前まで大きな話やってただろ」

地下格闘技に出会う前の話だ。
大きいだけに困難が多く、今は対応を考えるのがめんどくさい。

「難しいんでゆっくり進めてます」

早くリングに立ちたい。
この筋肉で相手をぶちのめしたい。

「そうか。
まあ困ったらいつでも行ってくれ」

進藤はそう言うと、ぽん、と立派な手を肩に置き、あっさりと去っていった。

勤務時間中にやれ、クソ野郎が。

その日は苛立ちのまま相手をいつもより激烈にぶちのめした。
顔を踏み付け歯をへし折ってやった。
ばきり、と砕けるあの感触!
佑都の熱は高まるばかりだった。
毎日定時になった瞬間、会社を飛び出す。
時間を食う難しい案件は、全て他人に流す。
課長に呼び出されたが、ひょろガリ眼鏡のじじいに言われて何が響くというのか。
俺が殴れば一発で肝臓を潰し、腕1本で吊し上げてやれる。
反抗的な目つきと威圧的な態度に、課長は説教を続けられなくなりあっさりと話が終わる。
ふん、と鼻を鳴らして席に戻ろうとすると、遠くから圧のある視線を感じた。
ちらっ、と目をやると進藤だった。
机から立ち上がり、こっちに向かってくるようだ。
舌打ちする。

「外出てきまーす」

予定はなかったが、勝手に外出する。

手を抜けば抜くほど仕事は楽になる。
文句を言いに来た他部署の人間も、佑都と相対すると風船が萎むようにトーンダウンし、課長の元に向かう。
所詮、男は力だ。
自分より明らかに強い男に楯突くことなどできはしない。
昼は自前のプロテイン、鶏肉、ブロッコリー。
どんどん戦いのために洗練された生活、体になっていく。
佑都は満足だった。

金曜日。
いつも通り定時になった瞬間席を立ち、エレベーターに乗る。
閉まるボタンを連打し、誰も乗せない。
ロビーフロアに付き、飛び出ようとしたところ、壁のような大柄な男にぶち当たり吹っ飛ばされた。
ドタッ!!!
85kg越えの佑都が足を浮かせるほど跳ね飛ばした男は、果たして進藤だった。
ダーグブルーの高級スーツに、30cmはありそうな巨大な黒光りする革靴。
ブチッ、と佑都の中で何かが切れた。

「申し訳ない…って岡村か。お前また…」

普段にこやかな進藤が軽く眉をひそめて助け起こそうと腕を伸ばす。
最近の佑都の傍若無人ぶりが伝わっていることは明らかだった。
だが最早そんなことは佑都の眼中にない。
バシッ!と進藤の腕を払う。

「仕事の話は業務中にしてくれますか!」

そう吐き捨てるように言うと、答えも聴かず進藤の脇をすり抜けて足音荒く歩み去る。
残された進藤はガシガシと頭をかいた。

「もう駄目だな、あいつは」


地下格闘技にマネージャーのようなそんなたいしたものはいないが、世話人くらいはいる。
世話人は一見、眼鏡に中肉中背の一般人、実際は男がぶちのめされるのを見て興奮する変態だった。
そんな普段は寡黙な世話人、山根が珍しく話しかけてきた。

「岡村さん、保険入ってますか」
「は?」

殺伐とした控室に合わぬ妙な問いかけが宙に浮く。

「なに?勧誘?」
「いえ。今日の相手が急遽変更になったんですが…」
「ふーん」

誰だろうと関係ない。
思い切りぶちのめす。

「昔よく来てた人なんですが……ちょっと…むちゃくちゃな人で」
「はっ、なに?俺が負けるってこと?」

佑都が剣呑な声で言う。
パイプ椅子から立ち上がり山根に詰め寄る。
佑都は既に着替えを済ませその猛々しい肉体を露わにしている。
山根は軽く身を引き、ぐっ、と言葉を飲んだ。

「……私は警告しました」

ガンッ!!!と佑都が拳を壁に叩きつけた。
ビリビリと空気を震わす衝撃。

「…まずお前に俺の強さを教えてやろうか」

佑都がそう言うと、山根がはっきり蔑む目をした。

「それ、リング上で同じこと言えたらいいですね」

言い捨てると山根はくるりと踵を返して早足で去って行った。
ドガッ!!!!!と編み上げブーツを履いた脚でドアを蹴る。
鉄板のドアがメコォッ…と凹む。
佑都は最早トレーニングだけで満足できず、薬物にも手を出して肉体を強化している。
どんな大男が出てこようがただ負けるなんてことは、あり得ない。


簡易な花道。
シンプルなリング。
今日は妙に客が多かった。
そして興奮している。
佑都がリングに向かう途中でも更に客が入るのが見えた。
対戦相手はまだ出てきていない。
かんに障る。
通常、後から出てくる方がメイン扱いだ。
ドッ!と逞しい腕をロープにかけ、一気に体を引き上げる。
リングに登場した佑都に拍手が鳴る。
やはりいつもと様子が違う。
最近じゃ人気ファイターとなった佑都だが、今日自分に向けられている注意はそういう類いのものじゃない。

これから試験にかけるモルモットを見る目。

わーっ!!!!!

歓声がわき上がる。
対戦相手が現れたのだ。

佑都は思わず二度見した。

リングから見下ろす形だが、男の異様に分厚い筋肉、規格外の上背がわかった。
びりびりと距離を置いても伝わってくる威圧感。
ズシッ、ズシッ、と歩みは律動的だがその肉体の重量感が伝わってくる。
黒い革のパンツは恐ろしい程発達した腿の筋肉でバツバツにはっていた。
外国人のようなスタイルの良さだが、肌の色は日本人のそれだった。
硬そうな髪質の漆黒の短髪。

「前から化け物だったけど、更に進化してるな…」
「筋肉すっげ……佑都死ぬな」
「たりまえだろ。拓人のパンチ見たことあるか?マジで大砲だぞ」
「体重差エッグ……拓人の腕、佑都の脚より余裕で太いじゃん」
「あ~今日も公開レイプやってくんねぇかなぁ!あの最強雄チンポ拝みてぇよ!!!」
「初見時腕かと思ったわ拓人のチンコ」

観客の興奮した声が耳に入ってくる。
誰もが佑都がぶちのめされる事が決定事項のように話している。
拓人と呼ばれた相手が、グィィッ!!!とロープを掴んだ。
ワイヤーの入ったロープが引き千切られんばかりに伸びる。
片腕でそのままリングをひっくり返しそうなパワー。
男の怪力にキャンバスが傾き、佑都は思わず腰を落として踏ん張った。
脚をかけ、グンッ!!!と身軽に跳び上がった相手が、巨大なブーツを履いた脚で、ドガァッ!!!!!とリングに降り立つ。
ドンッ!!!!!
はっきりと男の重みにリングが揺れ、佑都はフラついた。

デカい。

同じリングに立つと如実にそれが明らかになる。
体の全ての作りが佑都の倍太く、大きく作られているようだった。
佑都の背丈は男の肩までしか届かないだろう。
肩幅は二回り以上大きく、幾重にも筋肉が盛り上がる極太の腕は下手すると佑都のウエスト程もある。
極厚の広背筋に脇が締まらず、ジャングルのような濃い腋毛が露わになっている。
鎖骨下から爆発的に隆起する顔面よりデカい、ギッシリと詰まった樽のような大胸筋。
鋼球のような肩。
胸の筋肉が陰を落とす腹は、ボッコボコに一つ一つがレンガ大に隆起している。
メギメギと複雑に隆起する凶悪な紡錘形を描く暴力的な質量の大腿四頭筋。
脚一本で佑都の筋肉量を凌駕するような重量感。
腰の位置は佑都の鳩尾近くにありそうだった。
最早違う次元に到達した究極の雄の肉体。
みなぎる相手の存在感に呆気なく潰されるような圧を感じる。
その見たこともない筋肉ボディーに釘付けになっていた佑都の目がようやっと顔に向く。
がっしりとした顎。
太く通った鼻筋。
意志の強そうなくっきりした目に、長い眉。
男は雄として完璧に成熟した30代後半か40頃に見えた。
肉体はこれ以上ないほどエネルギッシュにみなぎり、若者などまとめて跳ね飛ばし押し潰すようだった。
圧倒されていた佑都に、ニヤッと笑う相手の表情を見てようやく現実と結びついていく。
そして思わずあんぐりと口が開いた。

「し、進藤…部長…?」
「よう」

その、正面に立つだけで体が震え出すようなバルクマッチョの大男は、信じられないことに部長の進藤だった。
確かに規格外の体格を誇っていたが、裸で向かい合うとこんな……こんな……。

「な、なんでここに…」
「なんでって…。
そろそろお仕置きが必要かと思ってな」

そう言って進藤がうっそりと笑う。
普段の面倒見の良い進藤の面影はまるでない。

「駄目だろ?仕事の手ぇ抜いちゃ。」

進藤がドシッ、ズシッ、と全身の筋肉をメギメギッ!!!ゴギュッ!!!!と音がするほど盛り上げながら近付いてくる。
その凄まじい迫力に思わず佑都は後退した。

「今日は、もう二度とリングに上がる気なくさせてやるくらい、ぶちのめしてやるからな」

進藤が白い歯を見せて笑い、その凶悪なパワーが見て取れる、極太の二の腕の筋肉をゴギュゥッッ!!!と猛々しく盛り上がらせ、拳を打ち付ける。
その太さは佑都の腿より余裕で太い。
超弩級の筋肉サイボーグ。
ドシッ、とキャンバスを凹ませるような重量感で進藤がゆっくりと近づいてきた。

「いやーでも運が悪かったなぁ岡村」

2mの長身から進藤がニタリと笑いながら佑都を見下ろす。

「な、なんでですか」

佑都が必死で睨み上げながら言うと、進藤は威圧するようにドゥンッ!と佑都の倍ほどの厚み、筋肉量を誇るバツンバツンにはち切れんばかりの大胸筋を跳ね上げた。
その巨体が作り出す影にすっぽりと覆われる程の体格差。
佑都は85kg程度の仕上がりだが、進藤の極厚のバルクマッスルボディーは余裕で150kg以上ありそうだ。
倍近い重量差。

「まさかお前、俺とやって無事にリング降りられると思ってんのか?」

メギッ…ビギッ…と全身の筋肉が興奮を抑えきれないように肥大し始める。
佑都の全身がすっぽり進藤の陰に覆われる。

「ちょうど嫁さん田舎帰ってて溜まってたんだよ」

そう言って、ボクサーパンツにずっしりと引き伸ばす巨大なチンコをさする。
佑都は思わず目を剥いた。
ソフトボールのように丸々と肥大したした亀頭に、ブリブリに張り詰めたペットボトルのような極太の竿。

「お前の腹、俺のザーメンでぱんっぱんにしてやる」

ムンッ、とズル剥けカリ高の亀頭が膨らみ、ボクサーが引き伸ばされる。
進藤が歯を剥いて笑った。
佑都は目が離せなかった。
太い。デカい。
戦慄するほどだった。
ボッコリとした亀頭は腰幅を飛び出すまである。
傲然と見下ろしていた進藤が、ふいとリングサイドを見た。

「始めて良いか?ゴング鳴るんだっけ?」

完璧に雄として成熟した進藤の肉体をうっとりと眺めていた山根が我にかえったように、あ、いやでももういつでもどうぞ!、とはきはきと答えた。

「だそうだ。やるか?」

そう言って進藤がボキ、ボキと太い首を鳴らす。
増していく圧力に佑都は潰されそうだった。
実際見上げるような上背なのだ。
これ以上ない密度で極限まで肥大し盛り上がった筋肉体が押し潰すような威圧感を放つ。
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