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二章
(2)食材探しの旅(ムーンスレイ大陸編)
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港町での出会いは、素材だけに限らなかった。
中でも非常に特徴的な三人組は、他国の勇者だと言う。
どうも国からの指示でこっちの国と合同訓練でもしませんか? そんな書類を持ってきたのだそうだ。
へぇ、国ってきちんと機能してるところもあるんだな。
全部が全部ドラグネスみたいなところだと思ってたわ。
そう言ったら使節団の一人、狐耳のロリっ子であるノヴァが「あの国だけは例外じゃ」と流暢なお婆ちゃん言葉を操って説明してくれた。
ロリはロリでものじゃロリとは随分と意識高いな!
「坊主、説明は終わった。酒だ酒だ宴だ!」
もう一人の大男はシグルド。
アリエルがアイスジャンキーなら、こっちはアルコールジャンキー。
チンピラのような風貌だが、こう見えて傭兵団の一員なんだって。その実力は、一度三神との対戦で見たが、ありゃうちのクラスメイトは簡単にのされるぞ?
ステータスの高さだけじゃねぇ、大人の熟練度がアホみたいに高い。
まさにプロフェッショナルって奴だ。
本人があまりにも酒酒うるさいので、目の錯覚だったかな? ってなるのが玉に瑕だな。自分で自分の評価落としてんだよね、このオッサン。
「オッサン、そうやってすぐ自分の要求を始めるのやめろよな。一緒にいるアタシまで恥ずいんだが?」
「うるせーチビ! 誰がお前の飯代稼いでやってると思ってんだ」
「オッサンじゃねぇのだけは確かだよ」
「何だとー?」
もう一人の同行者はシリス。こっちは正真正銘のロリだ。
なんとこの中でも最年少らしく、まだ小学校に通っていてもおかしくない年齢。
でも世界は広く、アリエルの様に家族から愛されなかったうちの一人。
戦火に家や家族を焼かれ、シグルドのおっさんに世話になってるそうだ。育ての親って奴?
俺だったらごめん被りたいところだ。
年が近いと言うのもあって、アリエルはシリスに対してお姉さん風をビュービュー吹かして接してた。
と、言うのも俺たちにムーンスレイ大陸に渡ってこちら側の同意書を手渡してもらいたいとの王命が出たのだ。
クラスメイトからの欲望が半分以上を締めるのはナイショな?
仕入れた海産物がガチャを通って新鮮な刺身やカニクリームコロッケを出してから特に情緒不安定になったところはある。
米がねぇから、ワンチャンそっちの大陸にあったら仕入れてこいとのお達しだ。
ムーンスレイ帝国へは徒歩で行けない為船がいる。
船に乗るなんて元の世界でも滅多にない事だから行く前からワクワクが大きいんだ。
冒険者ギルドにも少し仕事を休む旨を出したら寂しがられた。
あれ、嘘泣きだよとは薫談。
見抜いてやるなよ、あんなんでも年齢不詳、無職の俺たちに仕事を斡旋してくれた恩はあるんだ。
「そんな恩はそっこー返したでしょ? 常に絆されてると骨までしゃぶり尽くされるよ? あれはそう言う目だ」
やけにギルド側に強い不信感を持つ薫は、日に日にやさぐれて言ってる様に思う。杜若さんの『精神安定』があるから平穏無事でいられるが、なかったら速攻闇落ちしてそうで怖い。
そんなわけで船旅が始まる。
キラキラと光る水平線。
船を丸ごと包み込む様な巨大な魚影。
でっけータコとの遭遇だ。
「ヒャッハーーーたこ焼きパーティーじゃー!!」
日本食に飢えた俺たちは船員達がドン引きする凶暴さを見せつけて、静かな船旅を楽しく彩った。
「坊主、酒だ酒。宴にゃ酒が欠かせねぇ!」
「あんた、自分が飲みたいだけでしょ」
俺たちがたこ焼きに舌鼓を打ってる横で、酒盛りを始めたいと一人騒ぐ大男。これだからアル中は困るんだ。
仕方なく度数の強い酒、ウィスキーっつーの?
それを渡したらニコニコしながら自室に篭った。
あれ? 騒ぐんじゃねーの。
よくわからんやっちゃなぁ、とりあえずアル中は撃退した。
残されたメンバーでたこ焼きパーティーを開催した。
超盛り上がった。
中でも非常に特徴的な三人組は、他国の勇者だと言う。
どうも国からの指示でこっちの国と合同訓練でもしませんか? そんな書類を持ってきたのだそうだ。
へぇ、国ってきちんと機能してるところもあるんだな。
全部が全部ドラグネスみたいなところだと思ってたわ。
そう言ったら使節団の一人、狐耳のロリっ子であるノヴァが「あの国だけは例外じゃ」と流暢なお婆ちゃん言葉を操って説明してくれた。
ロリはロリでものじゃロリとは随分と意識高いな!
「坊主、説明は終わった。酒だ酒だ宴だ!」
もう一人の大男はシグルド。
アリエルがアイスジャンキーなら、こっちはアルコールジャンキー。
チンピラのような風貌だが、こう見えて傭兵団の一員なんだって。その実力は、一度三神との対戦で見たが、ありゃうちのクラスメイトは簡単にのされるぞ?
ステータスの高さだけじゃねぇ、大人の熟練度がアホみたいに高い。
まさにプロフェッショナルって奴だ。
本人があまりにも酒酒うるさいので、目の錯覚だったかな? ってなるのが玉に瑕だな。自分で自分の評価落としてんだよね、このオッサン。
「オッサン、そうやってすぐ自分の要求を始めるのやめろよな。一緒にいるアタシまで恥ずいんだが?」
「うるせーチビ! 誰がお前の飯代稼いでやってると思ってんだ」
「オッサンじゃねぇのだけは確かだよ」
「何だとー?」
もう一人の同行者はシリス。こっちは正真正銘のロリだ。
なんとこの中でも最年少らしく、まだ小学校に通っていてもおかしくない年齢。
でも世界は広く、アリエルの様に家族から愛されなかったうちの一人。
戦火に家や家族を焼かれ、シグルドのおっさんに世話になってるそうだ。育ての親って奴?
俺だったらごめん被りたいところだ。
年が近いと言うのもあって、アリエルはシリスに対してお姉さん風をビュービュー吹かして接してた。
と、言うのも俺たちにムーンスレイ大陸に渡ってこちら側の同意書を手渡してもらいたいとの王命が出たのだ。
クラスメイトからの欲望が半分以上を締めるのはナイショな?
仕入れた海産物がガチャを通って新鮮な刺身やカニクリームコロッケを出してから特に情緒不安定になったところはある。
米がねぇから、ワンチャンそっちの大陸にあったら仕入れてこいとのお達しだ。
ムーンスレイ帝国へは徒歩で行けない為船がいる。
船に乗るなんて元の世界でも滅多にない事だから行く前からワクワクが大きいんだ。
冒険者ギルドにも少し仕事を休む旨を出したら寂しがられた。
あれ、嘘泣きだよとは薫談。
見抜いてやるなよ、あんなんでも年齢不詳、無職の俺たちに仕事を斡旋してくれた恩はあるんだ。
「そんな恩はそっこー返したでしょ? 常に絆されてると骨までしゃぶり尽くされるよ? あれはそう言う目だ」
やけにギルド側に強い不信感を持つ薫は、日に日にやさぐれて言ってる様に思う。杜若さんの『精神安定』があるから平穏無事でいられるが、なかったら速攻闇落ちしてそうで怖い。
そんなわけで船旅が始まる。
キラキラと光る水平線。
船を丸ごと包み込む様な巨大な魚影。
でっけータコとの遭遇だ。
「ヒャッハーーーたこ焼きパーティーじゃー!!」
日本食に飢えた俺たちは船員達がドン引きする凶暴さを見せつけて、静かな船旅を楽しく彩った。
「坊主、酒だ酒。宴にゃ酒が欠かせねぇ!」
「あんた、自分が飲みたいだけでしょ」
俺たちがたこ焼きに舌鼓を打ってる横で、酒盛りを始めたいと一人騒ぐ大男。これだからアル中は困るんだ。
仕方なく度数の強い酒、ウィスキーっつーの?
それを渡したらニコニコしながら自室に篭った。
あれ? 騒ぐんじゃねーの。
よくわからんやっちゃなぁ、とりあえずアル中は撃退した。
残されたメンバーでたこ焼きパーティーを開催した。
超盛り上がった。
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