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【モミジの章③】ゲーム内生活14日目【AWO、WBO】配信2日目
162_AWO配信!_決着
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一度水の中に逃げ込んだ私は、お姉ちゃんと合流して先に氷の中に埋まった足元から攻略する。
「こっちの下半身は凍ってないんだ?」
「そうなんだよね」
「|◉〻◉)どうしたらいいですかね?」
「ちなみにしたから氷は壊せない感じだった?」
「|ー〻ー)水中からじゃ無理っぽいですね」
水中か。
まだ氷はフィールドを覆い切ってない。
なら。
私はお姉ちゃん達にグミを噛むように言った。
そして一人で氷の上に上がり、水中と氷上を隔てる氷の板にミント水をプシュッと吹き付ける。
すると世界が反転する。
固まりきってない氷の隙間から、天井に向かって水が流れ落ちていった。
:ちょ、何してんの?
:いや、攻略的には正解
:これが正解なの?
:ボスの下半身が出てきたね
:残った部分が水中に埋まっちゃった
:これで地震攻撃を封じちゃったねぇ
「パッキング解除! リノちゃん!」
「うん」
:なんかボス可哀想になってきたな
:足をバタバタさせて何もできない
:攻撃のメイン動作は両手と胴体だから
:あー
:リノちゃんの刀がガーディアンのお腹に突き刺さってー?
:モミジちゃんがミント水をひと吹き
:あれ、吹き飛ばないぞ?
:単純に胴体は頑丈ってだけじゃないのか?
「じゃあ、足首から行ってみよう!」
「ミルちゃん……」
「それは外道というか」
「あんだよー、一番重心が軽くて重力に逆らえない部分だよ? もし立ちあがろうとしても満足に立てない重要な部分だ。先に両手を切り飛ばしたリノっち達が言えるのかよー」
「飛ばしたのはハヤちゃんだし」
「ねー?」
なんてこと!
リノちゃんが私に責任を押し付けるようにモミジちゃんと意気投合している。
ならばここは……
「いいね! その提案のった!」
「ハヤちゃん!?」
「本当にやってしまっていいのかしら?」
いまだに弱点を晒して無様にひっくり返ってるガーディアンに同情する二人。
「むしろこれを残して猛攻撃にさらされて全滅してもいいの? 後ちょっとで謎が解けるかもしれないのに、外道かもしれないという方法でおめおめと引っ込んで今までの冒険を無かったことにするの?」
「そういう言い方をされてしまうのは少しずるいというか」
「やっぱりやろう!」
「リノさん?」
「少し躊躇したけど、自分の浅い考えで友達を失うのは嫌だし」
「わかりました。私も恥を凌ぎましょう」
:そんな覚悟決めるところだった?
:人によっては外道だもんよ
:さっきのハヤテちゃんはとっくにそういう覚悟決めてたな
:どこでそんな覚悟を?
:多分生産台借りパクした時には
:あー
:まじでこの状態のボスに攻撃与えるのは躊躇するよな
:|◉〻◉)犬神家!
:なんだ今の
:なんだ今の
またも少しギスりかけたけど。
私たちは足首を中心に、ふくらはぎ、膝、太ももの順に地下に向けて切り飛ばしていった。
消滅したのを確認してから、
「耐久50%ダウン」
「よーし! ひっくり返すよー。ミルちゃん達地上勢は一旦パッキングね」
「オッケー」
「わかりましたわ」
「よろぴく」
:ほぼダルマやん
:飛行できるミルちゃんごとパッキングするのは?
「安全に水中を通るからです」
:なるほど
:普通水中は安全でもなんでもないけどな
:そうじゃん
ハヤテG:うちの孫は二人共ハーフマリナーなので
:水陸両用ってか
:まさかここで生きてくるとは
:あの足残しておくと、耐久割った時に水中にも攻撃してきて面倒だったんだよな
:そうなの?
そういう情報は一切バラしてくれないんだから、困っちゃうよね。変なところでスパルタというか。
氷ごと一回転させたフィールドでは、ほとんど足場は水場と化していた。
足を先に始末したことで、氷結させる能力の大半を失ったのだろう。
しかし頭が残ってるおかげで、残った氷を氷のブロックとして飛ばしてくる。
やってることは土のガーディアンと同じなら!
「お姉ちゃん、いつものやってげて」
「ミュージックスタート!」
「合奏!」
「からのー『疾風のキューブ』」
残りの足場を寄せ集めて、リノちゃん達の着陸地点を設定する。
「パッキング解放」
「またブロック退治?」
「今度は足場が制限されていますわ?」
「みんなグミ噛んで! それで振り落とされないはず!」
「そういうこと!」
お姉ちゃんのブロック運転術は正直行って荒い。
もしサウンドの荒波に耐えきれないときは噛むのをやめてくれたらいいし。
けど代わりの足場はないんだよねぇ。
「私はひとまず天井に退避します」
あ、モミジちゃんが逃げた。
「|◉〻◉)僕は水中で戦いますね」
水中の氷ブロックを浮かせる係に率先して行ったレイちゃん。
よかったね、リノちゃん。足場ができるよ!
「え、あたしはカメラマンだから別に戦いには行かないよ?」
ミルちゃんは特に戦闘に参加する意義を見せない。
まぁね。その代わり耐久チェックだけはよろしく頼むよ。
「じゃあ、あたし達は飛んで来る飛来物を浮かせる作業に戻るから」
お姉ちゃんは私と一緒にフェードアウト。
「|◉〻◉)ノ僕は足場を水中から打ち上げます」
レイちゃんは水中にちゃぷんと引っ込んで。
「私は天井から浮かび上がったブロックをガーディアンに向けて打ち返すとしましょう」
リノちゃんを守ると言ったモミジちゃんは一足先に天井で待機している。
孤軍奮闘をせざるを得なくなったリノちゃんは、フヨフヨ浮いてるミルちゃんを人質にして足場の少ないブロックを渡ってガーディアンに突っ込んだ。
「あたしも巻き添えーーーー!?」
「つべこべ言わない!」
:どんまい、ミルモちゃん涙拭けよ
:ここにきて、まさかの拉致である
:合奏効果でフィールド全体に効果出すんじゃないっけ?
:抜けていいの?
:そうじゃん
:あ、その効果、一度発動したら戦闘終了するまでかかりっぱなしだから
:何ぃ!?
:今までズルしてサボってたのか!?
:許せねぇ!
:リノちゃん、たくさん振り回してやってくれ!
「最初からそのつもり! スプレー用意しといて」
「あ、そういう役回り?」
:モミジちゃんが早々に放棄したからな
「そういうこと!」
:リノちゃん、壁や天井を足場にしてぐんぐんガーディアンと距離を詰める!
:はっや!
:レイちゃんが氷の塊を水中から打ち出した!
:トキちゃんとハヤテちゃんの周囲でそれがゆっくり浮き沈みしたぁ!?
「いきましてよ」
:モミジちゃんが振りかぶるー?
:腰の入った綺麗なスイングからクリーンヒットした氷のブロックがー?
:リノちゃんの行手を遮るように現れた氷の壁を打ち砕いたー
:あれ、モミジちゃんいなかったらこれ立ち往生してた?
:その可能性はだいぶある
:最初はバラバラだったのに
:ここにきて噛み合うとかある!?
「ホームラン、でしょうか?」
:ホームスタンドぶっ壊しといてホームランは無理ある
:次は場外狙っていけ
「あらいけませんわ。今度こそホームランを取って見せましょう。レイさん、おかわりをお願いしますわ」
「|◉〻◉)ヘイ、パース」
「次は本体を狙っていきましょうか。ここ!」
:腰の入ったいいスイング!
:これ、経験者じゃないと出せない動きだよね?
:お嬢様なのに野球の経験が!?
:対極にあるスポーツじゃんか!
「斬!」
:灼熱キューブの効果で弱った場所にー?
:腕にグミを噛んで張り付いてたミルモちゃんがミント水を噴霧
:脱出した場所に息をつかせぬ氷ブロックの攻撃!
:これはたまらない!
「耐久30%まで減少!」
「いい感じ。ガーディアンの動きも単調になってきたね」
:まずいぞ、ハヤテちゃん達が狙われてる!
:でも、そもそもそこら一体に風のキューブ効果で飛来物が静止するんだよな
:あっ
:そうやん
:一見無防備なのに遠距離攻撃無効なのずるいって
「ぬはははー、あたし達姉妹の力は無敵!」
「あ、お返しするね」
:ハヤテちゃん、ここで重力のキューブ付与
:草
:これ弱点に見えて磐石の布陣やんけ
:投げてきた氷の礫全部跳ね返されてるやん
:氷のガーディアン涙拭けよ
「あら、次の狙いは私ですか?」
:そして動き回るリノちゃんは捉えられないからモミジちゃんに攻撃目標がー?
:でもその子スラッガーなんだよね
:全部打ち返したー
:その寸前にリノちゃんが灼熱キューブで切り付ける
:ミルモちゃんも抜かりなくミント水を振りかけてー?
:跳ね返ってきた礫がクリーンヒット!
:これはたまらなーい!
「耐久残り10%」
「|◉〻◉)ヘイ、パース」
「あら、ここは最後私がいただきましてよ」
水中からレイちゃんが氷のブロックを打ち上げる。
それの真芯を捉えたモミジちゃんのスイングが氷のガーディアンにクリーンヒット!
「まだ!」
「あら」
先にリノちゃんが斬りつけておかなかったのもあって、耐久は減ってない。
「|◉〻◉)さっきのでおしまいです」
「まあ」
「|◉〻◉)なので僕が飛び出します」
「でしたら痛くないように返しますわね」
「|>〻<)お願いします」
ピュン、とレイちゃんが水面から出てきて。
それをモミジちゃんが氷のガーディアンに向けて送りつける。
「斬」
「|>〻<)アバーーーーー! さよなら!」
爆発四散。
レイちゃんは光になった。
「レイちゃーーーん!」
爆発音の後には静寂。
そしてチャポン、と水面に浮き上がったのは水中用スーツを脱ぎ捨てたレイちゃんだった。
「|◉〻◉)ノ呼びました?」
「レイちゃん、よかった」
レイちゃんは無事だった。
じゃあ、さっき飛び込んで行ったレイちゃんはなんだったのか?
疑問は残るばかりである。
報酬は氷結のキューブ
水を凍らせて足場にしたり、土を凍らせてブロックにしたり、光を屈折させる効果があるらしい。
しかしラストアタックを決めたレイちゃんはすでに水のキューブ持ち。
手が空いてるのはミルちゃんとモミジちゃんだけだった。
「こっちの下半身は凍ってないんだ?」
「そうなんだよね」
「|◉〻◉)どうしたらいいですかね?」
「ちなみにしたから氷は壊せない感じだった?」
「|ー〻ー)水中からじゃ無理っぽいですね」
水中か。
まだ氷はフィールドを覆い切ってない。
なら。
私はお姉ちゃん達にグミを噛むように言った。
そして一人で氷の上に上がり、水中と氷上を隔てる氷の板にミント水をプシュッと吹き付ける。
すると世界が反転する。
固まりきってない氷の隙間から、天井に向かって水が流れ落ちていった。
:ちょ、何してんの?
:いや、攻略的には正解
:これが正解なの?
:ボスの下半身が出てきたね
:残った部分が水中に埋まっちゃった
:これで地震攻撃を封じちゃったねぇ
「パッキング解除! リノちゃん!」
「うん」
:なんかボス可哀想になってきたな
:足をバタバタさせて何もできない
:攻撃のメイン動作は両手と胴体だから
:あー
:リノちゃんの刀がガーディアンのお腹に突き刺さってー?
:モミジちゃんがミント水をひと吹き
:あれ、吹き飛ばないぞ?
:単純に胴体は頑丈ってだけじゃないのか?
「じゃあ、足首から行ってみよう!」
「ミルちゃん……」
「それは外道というか」
「あんだよー、一番重心が軽くて重力に逆らえない部分だよ? もし立ちあがろうとしても満足に立てない重要な部分だ。先に両手を切り飛ばしたリノっち達が言えるのかよー」
「飛ばしたのはハヤちゃんだし」
「ねー?」
なんてこと!
リノちゃんが私に責任を押し付けるようにモミジちゃんと意気投合している。
ならばここは……
「いいね! その提案のった!」
「ハヤちゃん!?」
「本当にやってしまっていいのかしら?」
いまだに弱点を晒して無様にひっくり返ってるガーディアンに同情する二人。
「むしろこれを残して猛攻撃にさらされて全滅してもいいの? 後ちょっとで謎が解けるかもしれないのに、外道かもしれないという方法でおめおめと引っ込んで今までの冒険を無かったことにするの?」
「そういう言い方をされてしまうのは少しずるいというか」
「やっぱりやろう!」
「リノさん?」
「少し躊躇したけど、自分の浅い考えで友達を失うのは嫌だし」
「わかりました。私も恥を凌ぎましょう」
:そんな覚悟決めるところだった?
:人によっては外道だもんよ
:さっきのハヤテちゃんはとっくにそういう覚悟決めてたな
:どこでそんな覚悟を?
:多分生産台借りパクした時には
:あー
:まじでこの状態のボスに攻撃与えるのは躊躇するよな
:|◉〻◉)犬神家!
:なんだ今の
:なんだ今の
またも少しギスりかけたけど。
私たちは足首を中心に、ふくらはぎ、膝、太ももの順に地下に向けて切り飛ばしていった。
消滅したのを確認してから、
「耐久50%ダウン」
「よーし! ひっくり返すよー。ミルちゃん達地上勢は一旦パッキングね」
「オッケー」
「わかりましたわ」
「よろぴく」
:ほぼダルマやん
:飛行できるミルちゃんごとパッキングするのは?
「安全に水中を通るからです」
:なるほど
:普通水中は安全でもなんでもないけどな
:そうじゃん
ハヤテG:うちの孫は二人共ハーフマリナーなので
:水陸両用ってか
:まさかここで生きてくるとは
:あの足残しておくと、耐久割った時に水中にも攻撃してきて面倒だったんだよな
:そうなの?
そういう情報は一切バラしてくれないんだから、困っちゃうよね。変なところでスパルタというか。
氷ごと一回転させたフィールドでは、ほとんど足場は水場と化していた。
足を先に始末したことで、氷結させる能力の大半を失ったのだろう。
しかし頭が残ってるおかげで、残った氷を氷のブロックとして飛ばしてくる。
やってることは土のガーディアンと同じなら!
「お姉ちゃん、いつものやってげて」
「ミュージックスタート!」
「合奏!」
「からのー『疾風のキューブ』」
残りの足場を寄せ集めて、リノちゃん達の着陸地点を設定する。
「パッキング解放」
「またブロック退治?」
「今度は足場が制限されていますわ?」
「みんなグミ噛んで! それで振り落とされないはず!」
「そういうこと!」
お姉ちゃんのブロック運転術は正直行って荒い。
もしサウンドの荒波に耐えきれないときは噛むのをやめてくれたらいいし。
けど代わりの足場はないんだよねぇ。
「私はひとまず天井に退避します」
あ、モミジちゃんが逃げた。
「|◉〻◉)僕は水中で戦いますね」
水中の氷ブロックを浮かせる係に率先して行ったレイちゃん。
よかったね、リノちゃん。足場ができるよ!
「え、あたしはカメラマンだから別に戦いには行かないよ?」
ミルちゃんは特に戦闘に参加する意義を見せない。
まぁね。その代わり耐久チェックだけはよろしく頼むよ。
「じゃあ、あたし達は飛んで来る飛来物を浮かせる作業に戻るから」
お姉ちゃんは私と一緒にフェードアウト。
「|◉〻◉)ノ僕は足場を水中から打ち上げます」
レイちゃんは水中にちゃぷんと引っ込んで。
「私は天井から浮かび上がったブロックをガーディアンに向けて打ち返すとしましょう」
リノちゃんを守ると言ったモミジちゃんは一足先に天井で待機している。
孤軍奮闘をせざるを得なくなったリノちゃんは、フヨフヨ浮いてるミルちゃんを人質にして足場の少ないブロックを渡ってガーディアンに突っ込んだ。
「あたしも巻き添えーーーー!?」
「つべこべ言わない!」
:どんまい、ミルモちゃん涙拭けよ
:ここにきて、まさかの拉致である
:合奏効果でフィールド全体に効果出すんじゃないっけ?
:抜けていいの?
:そうじゃん
:あ、その効果、一度発動したら戦闘終了するまでかかりっぱなしだから
:何ぃ!?
:今までズルしてサボってたのか!?
:許せねぇ!
:リノちゃん、たくさん振り回してやってくれ!
「最初からそのつもり! スプレー用意しといて」
「あ、そういう役回り?」
:モミジちゃんが早々に放棄したからな
「そういうこと!」
:リノちゃん、壁や天井を足場にしてぐんぐんガーディアンと距離を詰める!
:はっや!
:レイちゃんが氷の塊を水中から打ち出した!
:トキちゃんとハヤテちゃんの周囲でそれがゆっくり浮き沈みしたぁ!?
「いきましてよ」
:モミジちゃんが振りかぶるー?
:腰の入った綺麗なスイングからクリーンヒットした氷のブロックがー?
:リノちゃんの行手を遮るように現れた氷の壁を打ち砕いたー
:あれ、モミジちゃんいなかったらこれ立ち往生してた?
:その可能性はだいぶある
:最初はバラバラだったのに
:ここにきて噛み合うとかある!?
「ホームラン、でしょうか?」
:ホームスタンドぶっ壊しといてホームランは無理ある
:次は場外狙っていけ
「あらいけませんわ。今度こそホームランを取って見せましょう。レイさん、おかわりをお願いしますわ」
「|◉〻◉)ヘイ、パース」
「次は本体を狙っていきましょうか。ここ!」
:腰の入ったいいスイング!
:これ、経験者じゃないと出せない動きだよね?
:お嬢様なのに野球の経験が!?
:対極にあるスポーツじゃんか!
「斬!」
:灼熱キューブの効果で弱った場所にー?
:腕にグミを噛んで張り付いてたミルモちゃんがミント水を噴霧
:脱出した場所に息をつかせぬ氷ブロックの攻撃!
:これはたまらない!
「耐久30%まで減少!」
「いい感じ。ガーディアンの動きも単調になってきたね」
:まずいぞ、ハヤテちゃん達が狙われてる!
:でも、そもそもそこら一体に風のキューブ効果で飛来物が静止するんだよな
:あっ
:そうやん
:一見無防備なのに遠距離攻撃無効なのずるいって
「ぬはははー、あたし達姉妹の力は無敵!」
「あ、お返しするね」
:ハヤテちゃん、ここで重力のキューブ付与
:草
:これ弱点に見えて磐石の布陣やんけ
:投げてきた氷の礫全部跳ね返されてるやん
:氷のガーディアン涙拭けよ
「あら、次の狙いは私ですか?」
:そして動き回るリノちゃんは捉えられないからモミジちゃんに攻撃目標がー?
:でもその子スラッガーなんだよね
:全部打ち返したー
:その寸前にリノちゃんが灼熱キューブで切り付ける
:ミルモちゃんも抜かりなくミント水を振りかけてー?
:跳ね返ってきた礫がクリーンヒット!
:これはたまらなーい!
「耐久残り10%」
「|◉〻◉)ヘイ、パース」
「あら、ここは最後私がいただきましてよ」
水中からレイちゃんが氷のブロックを打ち上げる。
それの真芯を捉えたモミジちゃんのスイングが氷のガーディアンにクリーンヒット!
「まだ!」
「あら」
先にリノちゃんが斬りつけておかなかったのもあって、耐久は減ってない。
「|◉〻◉)さっきのでおしまいです」
「まあ」
「|◉〻◉)なので僕が飛び出します」
「でしたら痛くないように返しますわね」
「|>〻<)お願いします」
ピュン、とレイちゃんが水面から出てきて。
それをモミジちゃんが氷のガーディアンに向けて送りつける。
「斬」
「|>〻<)アバーーーーー! さよなら!」
爆発四散。
レイちゃんは光になった。
「レイちゃーーーん!」
爆発音の後には静寂。
そしてチャポン、と水面に浮き上がったのは水中用スーツを脱ぎ捨てたレイちゃんだった。
「|◉〻◉)ノ呼びました?」
「レイちゃん、よかった」
レイちゃんは無事だった。
じゃあ、さっき飛び込んで行ったレイちゃんはなんだったのか?
疑問は残るばかりである。
報酬は氷結のキューブ
水を凍らせて足場にしたり、土を凍らせてブロックにしたり、光を屈折させる効果があるらしい。
しかしラストアタックを決めたレイちゃんはすでに水のキューブ持ち。
手が空いてるのはミルちゃんとモミジちゃんだけだった。
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