28 / 228
【ハヤテの章②】ゲーム内生活9日目【AWO】
27_魚人の寝床
しおりを挟む
レッシャ:|◉〻◉)ここから先は深海種族しか入れないから気をつけてね
トキ :他の子連れてると無理?
ハヤテ :種族限定の場所なんだ?
レッシャ:|ー〻ー)水中で呼吸できないと、窒息しちゃうからね
つまり空気などは一切ないのだろう。
ミルモ :へー、そうなん?
トキ :ミルっちは随分余裕そうだね
ハヤテ :パッキングしてるからね
トキ :お弁当の中の空気を吸ってる?
ミルモ :特にSTが減ってる感じはしないかな?
ハヤテ :へー
かもしれないねって話をしながら街の中へ。
列車君の顔が広いおかげで、今回は顔パスだった。
次は専用のアクセサリーを装着してからくることを勧められたね。
アベレージで1000ぐらいの貝殻でできたイヤリングだった。
ちょっと「いあいあ」とか聞こえるけど、きっと気のせい。
レッシャ:|◉〻◉)僕はここで宿を取ってる暮らしているよ
トキ :宿……
ハヤテ :お姉ちゃん……言いたいことはわかるけど
トキ :だって! 気になるじゃん
レッシャ:|ー〻ー)まぁわかるよ、でもお魚的な宿だからね、あまり期待されてもね
ちょっと悲しそうな顔をしながら、列車君は宿を案内してくれる。
魚ってベッドで寝るのか?
そんな違和感を喉元まで出しかけて必死に飲み込んでいた。
案内されたのは、巨大なワカメだった。
うん、魚的。
てっきりカクレクマノミが隠れるようなイソギンチャクを想像してたけど、結構物理的みたいだ。
トキ :これでどうやって寝るの?
レッシャ:|ー〻ー)実際に寝てみるね
ハヤテ :お姉ちゃん、シャッターチャンスだよ!
トキ :そうじゃん!
ミルモ :あたしも見たいからぜひ撮って
一応二窓で観れるけど、どうしてもパーティリーダーの私目線になっちゃうからね。
多角的にみる場合は、どうしても他人視点が必要になってくる。
お姉ちゃんの腕の見せ所だった。
トキ :あたしのカメラワークが火を吹く時が来たか?
火を吹かせたら壊れちゃうからやめて。
でも、リノちゃんだってこんな面白い光景絶対に見たいに決まってる。
魚人がどんなふうに寝てるかって案外知らないだろうし。
パシャリ。
そこには海藻に包まって寝るサハギンたちの姿があった。
本当にこれで眠れるんだ?
謎は深まるばかりである。
ハヤテ :これ、私も寝れたり?
トキ :お、やってみる?
レッシャ:|◉〻◉)一応代金は払ってね?
こんな粗末な寝床でもきちんと代金の支払いが行われてるらしい。
まぁ、どんな形であろうとも、宿という形式を取ってるんならそれが普通か。
ハヤテ :お金、どれくらいあれば大丈夫ですかね?
レッシャ:|ー〻ー)アベレージ100もあれば平気だよ。あと背鰭がある人推奨なところあるから
つまりワカメに背鰭を引っ掛けて包まると?
うん、まぁハーフマリナー向けじゃないことは薄々勘付いてた。
ハヤテ :でもやってみます
レッシャ:|>〻<)止めないよ。何事も挑戦だ
トキ :これこそシャッターチャンスだよね?
ミルモ :みたいみたいみたい!
これぞ撮れ高。
私は代金を払い、意を決してワカメ包まりチャレンジを敢行した!
ハヤテ :ハッ!
ぐるぐるぐるぐる!
トキ :うまいうまい
レッシャ:|◎〻◎)あとは背鰭でワカメを縫い止めて
ハヤテ :背鰭、なーい!
バラッとワカメが解けて、私は雑に放り投げられた。
トキ :ハヤテちゃーーん!
レッシャ:|◎〻◎)だ、誰か!
ミルモ :撮った? 撮った?
トキ :ハヤテちゃんが吹っ飛ぶところまで含めて連写した
ミルモ :ナイス
ナイスじゃないよ。酷い目にあった。
海中でそのまま漂って、くるりんと宙返りをしてからみんなのところへ戻ってくる。
体を張った芸である。
ハヤテ :これでリノちゃんにたくさん土産話ができるね
トキ :むしろこれで満足できるのか、ちょっと不安
ミルモ :わかる。前回がそれこそ大盤振る舞いだったし
さっきまでやる気なさそうだったお姉ちゃんたちは、随分とやる気になっていた。
やっぱり一回面白い出来事を体験しちゃうと、ここで引くっていう感覚はどこかへ行っちゃうそうだ。
ミルちゃんも巻き込んで、普通に水の街を練り歩くことを提案する。
私もちょっとだけ気になってたから、今から楽しみだ。
トキ :他の子連れてると無理?
ハヤテ :種族限定の場所なんだ?
レッシャ:|ー〻ー)水中で呼吸できないと、窒息しちゃうからね
つまり空気などは一切ないのだろう。
ミルモ :へー、そうなん?
トキ :ミルっちは随分余裕そうだね
ハヤテ :パッキングしてるからね
トキ :お弁当の中の空気を吸ってる?
ミルモ :特にSTが減ってる感じはしないかな?
ハヤテ :へー
かもしれないねって話をしながら街の中へ。
列車君の顔が広いおかげで、今回は顔パスだった。
次は専用のアクセサリーを装着してからくることを勧められたね。
アベレージで1000ぐらいの貝殻でできたイヤリングだった。
ちょっと「いあいあ」とか聞こえるけど、きっと気のせい。
レッシャ:|◉〻◉)僕はここで宿を取ってる暮らしているよ
トキ :宿……
ハヤテ :お姉ちゃん……言いたいことはわかるけど
トキ :だって! 気になるじゃん
レッシャ:|ー〻ー)まぁわかるよ、でもお魚的な宿だからね、あまり期待されてもね
ちょっと悲しそうな顔をしながら、列車君は宿を案内してくれる。
魚ってベッドで寝るのか?
そんな違和感を喉元まで出しかけて必死に飲み込んでいた。
案内されたのは、巨大なワカメだった。
うん、魚的。
てっきりカクレクマノミが隠れるようなイソギンチャクを想像してたけど、結構物理的みたいだ。
トキ :これでどうやって寝るの?
レッシャ:|ー〻ー)実際に寝てみるね
ハヤテ :お姉ちゃん、シャッターチャンスだよ!
トキ :そうじゃん!
ミルモ :あたしも見たいからぜひ撮って
一応二窓で観れるけど、どうしてもパーティリーダーの私目線になっちゃうからね。
多角的にみる場合は、どうしても他人視点が必要になってくる。
お姉ちゃんの腕の見せ所だった。
トキ :あたしのカメラワークが火を吹く時が来たか?
火を吹かせたら壊れちゃうからやめて。
でも、リノちゃんだってこんな面白い光景絶対に見たいに決まってる。
魚人がどんなふうに寝てるかって案外知らないだろうし。
パシャリ。
そこには海藻に包まって寝るサハギンたちの姿があった。
本当にこれで眠れるんだ?
謎は深まるばかりである。
ハヤテ :これ、私も寝れたり?
トキ :お、やってみる?
レッシャ:|◉〻◉)一応代金は払ってね?
こんな粗末な寝床でもきちんと代金の支払いが行われてるらしい。
まぁ、どんな形であろうとも、宿という形式を取ってるんならそれが普通か。
ハヤテ :お金、どれくらいあれば大丈夫ですかね?
レッシャ:|ー〻ー)アベレージ100もあれば平気だよ。あと背鰭がある人推奨なところあるから
つまりワカメに背鰭を引っ掛けて包まると?
うん、まぁハーフマリナー向けじゃないことは薄々勘付いてた。
ハヤテ :でもやってみます
レッシャ:|>〻<)止めないよ。何事も挑戦だ
トキ :これこそシャッターチャンスだよね?
ミルモ :みたいみたいみたい!
これぞ撮れ高。
私は代金を払い、意を決してワカメ包まりチャレンジを敢行した!
ハヤテ :ハッ!
ぐるぐるぐるぐる!
トキ :うまいうまい
レッシャ:|◎〻◎)あとは背鰭でワカメを縫い止めて
ハヤテ :背鰭、なーい!
バラッとワカメが解けて、私は雑に放り投げられた。
トキ :ハヤテちゃーーん!
レッシャ:|◎〻◎)だ、誰か!
ミルモ :撮った? 撮った?
トキ :ハヤテちゃんが吹っ飛ぶところまで含めて連写した
ミルモ :ナイス
ナイスじゃないよ。酷い目にあった。
海中でそのまま漂って、くるりんと宙返りをしてからみんなのところへ戻ってくる。
体を張った芸である。
ハヤテ :これでリノちゃんにたくさん土産話ができるね
トキ :むしろこれで満足できるのか、ちょっと不安
ミルモ :わかる。前回がそれこそ大盤振る舞いだったし
さっきまでやる気なさそうだったお姉ちゃんたちは、随分とやる気になっていた。
やっぱり一回面白い出来事を体験しちゃうと、ここで引くっていう感覚はどこかへ行っちゃうそうだ。
ミルちゃんも巻き込んで、普通に水の街を練り歩くことを提案する。
私もちょっとだけ気になってたから、今から楽しみだ。
30
あなたにおすすめの小説
もふもふで始めるのんびり寄り道生活 便利なチートフル活用でVRMMOの世界を冒険します!
ゆるり
ファンタジー
【書籍化!】第17回ファンタジー小説大賞『癒し系ほっこり賞』受賞作です。
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『もふもふで始めるVRMMO生活 ~寄り道しながらマイペースに楽しみます~』です)
ようやくこの日がやってきた。自由度が最高と噂されてたフルダイブ型VRMMOのサービス開始日だよ。
最初の種族選択でガチャをしたらびっくり。希少種のもふもふが当たったみたい。
この幸運に全力で乗っかって、マイペースにゲームを楽しもう!
……もぐもぐ。この世界、ご飯美味しすぎでは?
***
ゲーム生活をのんびり楽しむ話。
バトルもありますが、基本はスローライフ。
主人公は羽のあるうさぎになって、愛嬌を振りまきながら、あっちへこっちへフラフラと、異世界のようなゲーム世界を満喫します。
カクヨム様でも公開しております。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
【読切短編】処刑前夜、地下牢に現れた王女は言った。「お前でなければ駄目なんだ」滅びの未来を覆す、騎士との契約
Lihito
ファンタジー
王国騎士団の副長ヴェルドは、無実の罪で投獄され、明日処刑される運命にあった。
腐敗した国に絶望し、静かに死を待つ夜。
地下牢に現れたのは、実権を持たない「傀儡」と噂されるイゾルデ王女。
彼女はヴェルドに仮死毒を渡し、こう告げた。
「死んで、私の影になれ」
彼女は知っていた。
この国が三年後に滅ぶこと。誰が裏切り者か。
そして——ヴェルドこそが、国を救うための唯一の「切り札」であることを。
これは、滅びの未来を知る孤独な王女と、一度死んで生まれ変わった騎士が、裏から国を救う「共犯」の物語。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
側妃に追放された王太子
基本二度寝
ファンタジー
「王が倒れた今、私が王の代理を務めます」
正妃は数年前になくなり、側妃の女が現在正妃の代わりを務めていた。
そして、国王が体調不良で倒れた今、側妃は貴族を集めて宣言した。
王の代理が側妃など異例の出来事だ。
「手始めに、正妃の息子、現王太子の婚約破棄と身分の剥奪を命じます」
王太子は息を吐いた。
「それが国のためなら」
貴族も大臣も側妃の手が及んでいる。
無駄に抵抗するよりも、王太子はそれに従うことにした。
ありふれた聖女のざまぁ
雨野千潤
ファンタジー
突然勇者パーティを追い出された聖女アイリス。
異世界から送られた特別な愛し子聖女の方がふさわしいとのことですが…
「…あの、もう魔王は討伐し終わったんですが」
「何を言う。王都に帰還して陛下に報告するまでが魔王討伐だ」
※設定はゆるめです。細かいことは気にしないでください。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる